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夜神月「大事な話って?」総一郎「ああ……父さんな……」

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Part2
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:29:21.24 ID:NmMZojmR0
L「“人を外見で判断するな”、そう言ったのはあなたですよ?」
総一郎「ふん。その声・容姿から考えると、男が妥当だろう?」
L「これはこれは、立派な先入観をお持ちで」
L「声の低い女性や、ずぼらな格好をした女性がいないとでも?」
総一郎「私は可能性の話をしている。妥当とはそういう意味だ」
L「つまり統計的に私を男だと判断した、ということですか?」
総一郎「ああ。人間は普通そうする。何もおかしいことではない」
L「確かにそうですが、それでは100%とは言えませんよね?」
総一郎「しつこいぞ。性別判断にそこまでの精度は必要ないだろ」
L「しかし私は今、こうして完全性を要求しているんです」
L「私が男かどうか、100%で知りたければーー」
L「私の股間を触ってみるのが一番だと思いますよ」
総一郎「……何? 股間を触るだと?」
L「はい。性別を判断するにあたってーー」
L「性器を基準にすることは、言わばスタンダードですから」

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:36:27.52 ID:NmMZojmR0
総一郎「ふん……確かに一発で分かる方法だな」
L「ええ。決定的な証拠となるはずです」
総一郎「そこまで言うなら……確かめさせてもらうぞ?」
L「……」ゴクリ
『もみもみ』
総一郎「……ふん。ほら見たことか。やはり付いてーー」
『ガシッ』
L「みなさん! この人痴漢です!!!!」
総一郎「なっ……なにぃっ……!!!?」
L「そう。本来“痴漢”というのは、このような“男”のことを指します」
L「つまりあなたは、女性を男性呼ばわりした、ということです」
L「それは故意・過失を問わず、許されることではありません」
L「紳士であるなら、今すぐ彼女に謝っていただけませんか?」
少女「……ぐすん……ひっく……」
総一郎「!!!!!」

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:37:21.64 ID:GgcO0FWq0
わけがわからないよ

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:37:24.81 ID:fCfn+aQL0
一体どこに向かってるんだよ……

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:37:31.16 ID:cf6yGczH0
なんなのこのコント


138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:39:25.85 ID:9VacW8oV0
>L「……」ゴクリ
>『もみもみ』
↑おかしいだろ

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:39:43.11 ID:lqYC2haF0
まあ正直読めてたよな
だからこそ引っかかった総一郎バカだろwwwwwww

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:41:52.95 ID:NmMZojmR0
総一郎「何で謝罪なんか……たかが言葉を間違えただけだろ!」
L「いいえ謝ってください。さもないとーー」
L「私に働いた痴漢行為に、責任を取ってもらいますよ?」
総一郎「!!!!!」
総一郎「ふざけるな! お前が触れといったんだろう!」
L「いえ。私は“触っていい”なんて一言も言ってませんよ」
L「“触ったら男かどうか分かる”、と言っただけです」
総一郎「くっ……そんなのは屁理屈だっ!!」
L「ところで少女さん、彼が私の股間に触るのを見ましたか?」
少女「……」コクリ
首を縦に振る少女。それを見て猫背男はニヤリ。
L「おほっ、これはこれは。どうします? 目撃者がいますよ?」
L「あれほど痴漢をしないと豪語していた人が痴漢ですか?」
総一郎「くっ……この下衆野郎っ……!!」
総一郎「……謝ればいいんだろ……謝ればっ……!!!」

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:46:46.95 ID:NmMZojmR0
『カチッ』
L「では、少女に謝ってください」
L「“痴漢呼ばわりしてすみませんでした”、と」
少女「……ぐすん……ひっく……」
総一郎「……痴漢呼ばわりして……すまなかった……」
『カチッ』
L「はい、結構です。少女さん、これでいいですか?」
少女「……ぐすん……」コクリ
L「良かったですね。許してもらえたようですよ?」
総一郎「……ふん。じゃあこの件はもういいだろう……」
総一郎「次は本題ーーこの女が私の尻を触ったかどうかだ」
L「ほう……あくまでこの少女が、あなたに痴漢行為をしたと?」
総一郎「ああ。そればっかりは譲れないーー」
総一郎「ーー痴漢は列記とした犯罪だからな!!」
少女「……ッ!」ビクッ

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:48:23.50 ID:/aDYjw9j0
わろたw

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:48:51.00 ID:jNNJz9w80
>>151
Lも痴漢てゆうとる

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:50:27.88 ID:NmMZojmR0
総一郎「皆さんの中に目撃者はいらっしゃいませんか!!」
総一郎「この少女が、私の尻に触る瞬間を見たという方は!!」
『……』 『……』 『……』
静まり返る車内。ただ虚しく、私の声が響くだけだった。
総一郎(くっ……目撃者はいないのか!!)
L「ところで紳士。あなたはこの少女を疑ってるようですが」
L「もし彼女が痴漢行為をしてない場合ーー」
L「あなたは、“痴漢冤罪”の罪を背負うことになりますよ?」
総一郎「ふん。そんなものは怖くも何ともない」
総一郎「現実として、痴漢行為はあったのだからな!」
L「ほう……それは残念ですね……」
総一郎「……何? 残念だと?」
L「ええ。もしあなたが少女を痴漢として追い込みーー」
L「結果として少女が何らかの罰を被ることになればーー」
L「それはすなわち、あなたが罰を受けることになりますから」

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:52:03.61 ID:9VacW8oV0
?

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:52:17.14 ID:NmMZojmR0
総一郎「ふん。意味が分からんな。私が罰を受けるだと?」
L「はい。もしあなたが少女を痴漢にしたてあげた場合ーー」
L「私は公の場で、このテープを再生しようと思っています」カチッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
L「では、少女に謝ってください」
L「“痴漢呼ばわりしてすみませんでした”、と」
少女「……ぐすん……ひっく……」
総一郎「……痴漢呼ばわりして……すまなかった……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
総一郎「!!!?」
L「この録音、改めて聞くとどうですか?」
L「あなたが“痴漢冤罪”を認める内容になってませんか?」
総一郎「くっ……いつの間にっ……!!!」
L「今時、男だろうが女だろうが、痴漢は痴漢なんですよ?」
総一郎「きさま騙したなああああああああああ!!!!」

158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:52:24.11 ID:TGGDZMOe0
これパパ完全に被害者やん

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:52:47.37 ID:kkXK8Xr70
ひ、ひでぇ…!

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:52:49.21 ID:7Lhh3yil0
これは稀にみるマジキチ

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:54:49.91 ID:9VacW8oV0
こんなことをしてLになんのメリットがあるのか

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:55:01.35 ID:PZ4Ocd9eP
ここからどうギターに繋がるのかまったく見えないのが凄い

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:55:24.01 ID:GCIQG5Pq0
これはほぼ確実にLが痴漢だな


166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:56:23.15 ID:NmMZojmR0
L「さて紳士。どうしますか?」
女性専用車両で、
少女がオヤジに痴漢をした。
L「これだけでも信じ難い話だというのにーー」
仮に認められたとしても、
あなたは冤罪行為で裁きを受ける。
L「こんな状況、私なら素直に諦めますよ?」
総一郎「くっ……!!!」
L「無駄な足掻きはやめたらどうでしょう?」
総一郎「……お前は一体、私に何の恨みがあるんだ?」
L「恨み? そんなものはありませんよ」
L「強いて言うなら……“依頼”でしょうか」
L「女性専用車両に毎日乗り続ける男を懲らしめて欲しいと」
L「ーーこの少女に頼まれましたから」
少女「……てへ♪ おじさんが悪いんだよ?」
総一郎「!!!!?」

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:57:32.44 ID:Fx2tFmUD0
真の敵は少女っ

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:57:32.52 ID:9VacW8oV0


170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:58:12.43 ID:Upki89pW0
はめられてるwwwww

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:58:20.13 ID:GCIQG5Pq0
なん…だと…?

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:58:26.76 ID:8M+78w1m0
な、なんだってー!?

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:58:54.03 ID:lXVtN21w0
なんだとおおおおおおお!!

176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 22:59:48.24 ID:7Lhh3yil0
少女おおおおおおおおおおおっっっ!!!!!!

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:02:12.35 ID:NmMZojmR0
総一郎「じゃ、じゃあやはり……私の尻を触ったのは……」
少女「うん私だよ♪ でも録音があるから訴えられないね」
総一郎「……フフ……フハハハハハハハッ!!!!」
総一郎「バカめ! そんなもの乗客が証人になってくれる!」
総一郎「お前の自白が聞けた、その時点で私の勝ちだッ!!!」
少女「何言ってるの? そんなのいるわけないでしょーー」
少女「毎日女性専用車両に乗ってくる、おじさんの味方なんて」
総一郎「……!!」
L「依頼主としては、この話は穏便に済ませて欲しいようです」
L「警視庁刑事部部長がこんな様では、世間に示しがつきませんからね」
総一郎「くっ……そこまで大事になってるのか……?」
少女「感謝してよおじさん♪ 危うくクビだったんだよ?」
総一郎「……クビ? この正義感溢れる私がか?」

196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:14:50.14 ID:NmMZojmR0
少女「うん♪ 実は私、おじさんの写真をパパに見せたの」
少女「パパ警察官だから、何とかしてくれると思ってね」
少女「そしたらパパーー」
“この写真の男が、何度も女性専用車両に乗ってくるのか?”
“クッ、なんて野郎だ。安心しろ、今すぐやめさせーーん?”
“よく見ればコイツ……刑事部の夜神じゃないか!!”
“何という警察官の恥! これは明日、緊急会議を開かねば!”
少女「ーーってな感じに、何だかすごく怒っちゃってさ」
少女「可哀想だから私が探偵さんと隠密に解決するってことで」
少女「怒り狂うパパを説得したんだよ♪」
総一郎「……そうなのか……ちなみに君のお父さんの役職は……?」
少女「んーとねぇ……警視総監……だったかな?」
総一郎「!!!!!」
少女「おじさん、感謝してよね。パパすっごく怖かったんだから」
総一郎「ああ……ありがとう……私を救ってくれて……」
総一郎「私の正義を……認めてくれて……」

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:22:49.78 ID:NmMZojmR0

◆現在://夜神家/リビング◆
総一郎「ーーというような流れで」
総一郎「警視総監の娘が私を救ってくれたのだ」
総一郎「まさにそれは、正義を貫く私へのご褒美……」
総一郎「彼女は本当に……良い子だった……」
月・粧裕・幸子『……』
……父さん……?
総一郎「だから私は、彼女のことが好きになった」
総一郎「すまないが幸子……お前よりもずっとな……」
総一郎「しかし私の正義は、不倫という行為を許さない」
総一郎「だから私は、援助交際という形を取ることで」
総一郎「自らの正義を保つことに成功したのだ」
月・粧裕・幸子『……』
……何を……言ってるの……?

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:23:41.04 ID:G/DxiBxT0
なんということでしょう

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:23:54.18 ID:sLmkY7xo0
何が何だかわからない

208 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/09(金) 23:24:09.08 ID:HDF9j9mV0
何言ってんだwwwww

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:24:19.29 ID:LGbkKC4v0
だめだこいつ・・・

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:26:42.52 ID://40UZCw0
まじで何言ってるかわかんねwww

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:26:55.33 ID:NmMZojmR0

◇回想続き://都内某所◇
総一郎「これで頼む!」
私は1万円札を10枚束ね、
彼女に向かって頭を下げる。
少女「えぇ……困るよぉ……」
総一郎「頼む! おじさん本当にーー」
総一郎「君のこと、好きになっちゃったんだ!」
少女「……でもおじさん……結婚してるんじゃないの?」
総一郎「ああ、してる……だから“援助”交際なんだ」
総一郎「断じて真剣な交際じゃない! 不倫ではないんだ!」
少女(……この人……本当に何言ってるの……?)
総一郎「くそっ……じゃあこれならどうだ!?」
私は精一杯の気持ちを込めて逆立ちをした。
路上の小石が掌に食い込んで痛い……だが乗り越えろっ!
総一郎「これが今の……私の気持ちだっっっっ!!!!」プルプル
少女(……も、もういやぁ……)グスン

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/09(金) 23:27:59.02 ID:I03wWIxw0
アホだろ

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