コナン「灰原とのクリスマス!」
Part3
46 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:35:54.12 ID:eNdEq7XN0
灰原「あ………あぁ………」ブルブル
?「良い表情だなシェリー」
灰原「……ジ…………ジン………!」ブルブル
ジン「・・会いたかったぜ」
ジン「まさかお前がそんな姿になっているとは、夢にも思わなかったよ」
灰原「ど………どうして!?」ブルブル
ジン「まあ話は後だ・・・まずは・・オレの言う通りにならねえとな」
チラッ
コナン「zzz」
ジン「オレは有言実行なんだよ・・」コツコツ
チャカッ
灰原「え
灰原「やめて!!!お願い!!!!!やめt
パシュッ
47 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:36:44.07 ID:eNdEq7XN0
ガバッ!!!!!!
灰原「ハア……ハア……ハア……………」
シーン
灰原「ハァ…………ハァ…………」
>>>コナン「博士!鍋がふいてる!」
>>>阿笠「大声出すな新一っ!哀くんが起きてしまうじゃろっ!」
>>>コナン「博士だって声でけえよ!てか鍋!鍋!」
灰原「ハァ…………ハァ…………」
灰原(夢………また………)
灰原(………もう嫌…)
コンコンッ
コナン「灰原……おきてるか……?」
コナン「あ、開けるぞ……」
48 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:37:38.77 ID:eNdEq7XN0
カチャリ
灰原「ッ!」ビクッ
キィーー
灰原「…ぅ」ビクビク
コナン「ん……おきてたか…」
灰原「……」
コナン「!……すごい汗だな…熱でもあるのか」
灰原「…」
コナン「ちょっとおでこかせ」
灰原「あっ…」
49 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:38:18.01 ID:eNdEq7XN0
ピタッ
灰原「………」
コナン「……………」
コナン「……熱はないな」
コナン「すぐ着替えとってくっから。雑炊、食べなくてもいいけど、ここに置いとくからな」
タッタッ
50 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:39:12.22 ID:eNdEq7XN0
コナン「ほら、着替えろよ」
灰原「………」
コナン「ん?どうかしたか?その服気に入らなかったか?」
灰原「むこう向いててくれない」
コナン「え?あ、……わりい…//」
灰原「……」ヌギッ
コナン「…………」
灰原「……」スポッ
コナン「あのさ灰原」
コナン「今日一緒に寝てもいいか?」
51 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:40:11.28 ID:eNdEq7XN0
灰原「………あなたロリコンだったの」
コナン「バッ!バーロー!…// んなワケあるかっ!」
コナン「…まあお前の許可なくても、今日はオレはお前と寝るからな」
灰原「今の声録音したわよ」
コナン「うそっ!?」
灰原「ウソ」
コナン「……ったく。オレは今から風呂に入るけど、お前も入るか?」
灰原「あなたさっきから問題発言ばかりね」
コナン「バッ!…// 一緒に入るって意味できいたんじゃねえよっ!!」
灰原「フフ…」
コナン「……」
灰原「…そうね、汗もかいたし。あなたの後に入るわ」
コナン「そうか。じゃあ出たら呼ぶからな」
52 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:41:00.41 ID:eNdEq7XN0
チャポンっ
コナン(……)
コナン(部屋に入った時、灰原…ものすごくおびえてた……)
コナン(そこまで嫌われてしまったのだろうか……それとも……)
コナン(……)
コナン(とにかくオレは、あいつに自分の正直な気持ちを伝えるだけだ…)
コナン(それで許してもらえねぇなら……それまでだ…)
53 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:41:45.51 ID:eNdEq7XN0
地下室
灰原(……夢でよかった………のかしら…)
コンコンッ
阿笠「哀くん、入るぞい」
カチャ
灰原「博士……」
阿笠「体の具合は……特別悪いわけでもなさそうじゃな」
灰原「ええ」
阿笠「ふむ……」
阿笠「………なあ哀くん、さっき新一君から聞いたんじゃが…」
阿笠「…彼も決して本心から、あんなヒドイことを言ったんじゃないと思うぞ、」
54 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:42:40.70 ID:eNdEq7XN0
阿笠「ただ、彼はいつも哀くんに頼りっぱなしで、」
阿笠「今回も哀くんなら助けてくれるだろうと能天気に考えとったから、」
阿笠「予想外に頭に血がのぼってしまったんじゃ、きっと…」
阿笠「今回のことは、彼を許してやってくれとは言わん…ただ、」
灰原「博士カンちがいしているようだけど、別に私彼に対して怒ってなんかいないわよ」
阿笠「え?」
灰原「むしろ感謝しているくらいだわ。自分のやるべきことが…分かったもの……………」
阿笠「い、いや哀くん、だからそれは」
>>>コナン「灰原ー、風呂空いたぞー」
灰原「じゃあ私、お風呂に入ってくるから」
55 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:43:24.82 ID:eNdEq7XN0
阿笠「あ、哀くん、話はまだ」
灰原「ありがと博士。でも、心配しないで。彼とは今まで通りやってくから」
テクテク
阿笠(………新一君、本当に頼むぞっ!!)
56 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:44:10.26 ID:eNdEq7XN0
チャポンっ
灰原「ふぅ……」
灰原(…特別今までとやることに変わりはないわ)
灰原(ただ……私という存在の意味を改めて確認しただけ…)
灰原(それだけのことよ……)
灰原(フ…彼じゃなく、自分が確認することになっちゃったわね)
灰原(……………そういえばアレ、どうしようかしら)
灰原(……まあ、自分用として使えばいいわよね)
灰原(今思うと…どうしてあんな物を)
灰原(いかにも彼女とかぶってしまいそうじゃない)
灰原(……何を期待してたのかしらね、私)
57 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:44:59.87 ID:eNdEq7XN0
12月24日夜
阿笠「んじゃワシはもう寝るからの。昨日からプレゼンの練習で、かなり寝不足なんじゃ」フヮァ
灰原「おやすみ博士」
コナン「灰原、オメーはまだ起きてるのか?」
灰原「ええ。誰かさんに襲われると思うと、気が気でなくて」
コナン「おい」
灰原「地下室でもう少し研究してから、眠くなったら寝るわ」
コナン「…ムリするなよ」
灰原「えぇ。あなたは?」
コナン「オレもまだちょっとやることあんだ」
灰原「………やることって何よ?」
58 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:45:38.66 ID:eNdEq7XN0
コナン「別になんだっていいだろ」
灰原「ふぅーん…なるほど。彼女とクリスマスイブの夜に、海を渡る愛を電話で語り合うってワケね。」
コナン「はあ?何言ってんだオメー?」
灰原「別にいいと思うわよ。彼女も喜ぶだろうし」テクテク
コナン「?」
59 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:46:30.32 ID:eNdEq7XN0
地下室
灰原(………どうしてあんなイヤミを、口走ってしまったのかしら)カタカタ
灰原(私はもう彼のことは………)ピタッ
灰原(彼のことは………)
《薬なんてつくってないで、恋人の一人でも作りなさいよっ!》
灰原(…お姉ちゃん)
灰原(……)ギリッ
灰原(だってしょうがないじゃないっ!!)
灰原(私のせいで、彼は好きな人と離れ離れになるハメになったのよっ!)
灰原(そんな私が………彼を…)
灰原(……ねえ教えてよお姉ちゃん、私の何が間違ってるっていうのよ)グスッ
60 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:47:28.33 ID:eNdEq7XN0
灰原(………)
灰原(もう寝よう…)
ボフッ
灰原(…でも、目をつぶってしまいたくない……)
灰原(また嫌な夢を…)
カチャリ
コナン「…よぅ……もう寝てんのか…」
灰原「……」
コナン「んじゃオレも失礼してっと」スッ
コナン「おー、あったけえ。」
61 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:48:25.49 ID:eNdEq7XN0
コナン「イットクけど、別に変なことするわけじゃねえからな」
灰原「……」
コナン「…静かに二人で話がしたくてさ」
コナン「…博士にも聞かれたくねえんだ」
灰原「……」
コナン「…灰原、今日のことは」
灰原「私やっぱりリビングで寝てくるから」スッ
コナン「待ってくれ!!」
ギュッ!
灰原「えっ」
62 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:49:21.65 ID:eNdEq7XN0
灰原「ちょっと…離してよ」
コナン「…離さない」
灰原「あなたの手冷たいんだけど」
コナン「今日のことは、許してくれとは言わねぇ」
コナン「言葉は人を傷つけるナイフだとか元太たちに説教しときながら……本当に情けねえ…」
コナン「オレが灰原を傷つけたことは、もう取り返しができない……)
灰原「……」
コナン「だからオレのことは嫌ってくれて構わない」
63 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:50:14.28 ID:eNdEq7XN0
コナン「でも……!!」
ギュッ!
灰原(……………)
コナン「これだけは信じてほしいんだ」
コナン「灰原、お前はオレにとって、」
コナン「命より大切な存在なんだ」
灰原(!)ドクン
64 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:51:00.43 ID:eNdEq7XN0
コナン「お前のこと、ただ工藤新一に戻るためだけの存在だなんて、そんな風には一度も思ったことはない!」
コナン「灰原はオレにとってかけがえのない、……絶対死なせちゃならねぇんだ!」
コナン「蘭とお前だけは…何があっても絶対…絶対に守るから、だから…」
灰原(………………)ドクン ドクン
コナン「どこにもいかないでくれ」
灰原(……………どうして…)
コナン「………嫌な予感がしたんだ」
65 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:51:50.02 ID:eNdEq7XN0
コナン「灰原が…急にオレの前から消えてしまう……」
コナン「自分の居場所はここじゃないとか言い出して……自分だけが全て背負って…」
灰原(………どうして………どうして)
コナン「でもそれは、絶対に違う。オメーの居場所は、間違いなくここだ…」
コナン「APTXがなければ、そして幼児化しなければ、オレは…今ごろ死んでいる」
コナン「オレと灰原は、出逢うべくして出逢ったんだ」
灰原(どうして…………!)ポロポロ
67 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:52:32.00 ID:eNdEq7XN0
コナン「オレにはお前が必要なんだ。元の姿に戻るために、江戸川コナンとして必要なんじゃない。」
コナン「工藤新一として…一人の男として必要なんだ!」
灰原(………)ポロポロ
コナン「だから…オレのことはキライでもいいから…」
コナン「ずっとそばにいてほしいんだ」
68 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:53:22.02 ID:eNdEq7XN0
灰原(………………………バカみたい)
灰原(………………本当に…………バカみたいだわ…)
灰原(こんなことで……………)
灰原(彼の優しさに触れるだけで…………………)
灰原(……全て………………ふきとんでしまう……………)
灰原(今まで悩んでいたこと…全て………)
灰原(……全て忘れてしまった………………)
灰原「あ………あぁ………」ブルブル
?「良い表情だなシェリー」
灰原「……ジ…………ジン………!」ブルブル
ジン「・・会いたかったぜ」
ジン「まさかお前がそんな姿になっているとは、夢にも思わなかったよ」
灰原「ど………どうして!?」ブルブル
ジン「まあ話は後だ・・・まずは・・オレの言う通りにならねえとな」
チラッ
コナン「zzz」
ジン「オレは有言実行なんだよ・・」コツコツ
チャカッ
灰原「え
灰原「やめて!!!お願い!!!!!やめt
パシュッ
47 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:36:44.07 ID:eNdEq7XN0
ガバッ!!!!!!
灰原「ハア……ハア……ハア……………」
シーン
灰原「ハァ…………ハァ…………」
>>>コナン「博士!鍋がふいてる!」
>>>阿笠「大声出すな新一っ!哀くんが起きてしまうじゃろっ!」
>>>コナン「博士だって声でけえよ!てか鍋!鍋!」
灰原「ハァ…………ハァ…………」
灰原(夢………また………)
灰原(………もう嫌…)
コンコンッ
コナン「灰原……おきてるか……?」
コナン「あ、開けるぞ……」
48 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:37:38.77 ID:eNdEq7XN0
カチャリ
灰原「ッ!」ビクッ
キィーー
灰原「…ぅ」ビクビク
コナン「ん……おきてたか…」
灰原「……」
コナン「!……すごい汗だな…熱でもあるのか」
灰原「…」
コナン「ちょっとおでこかせ」
灰原「あっ…」
49 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:38:18.01 ID:eNdEq7XN0
ピタッ
灰原「………」
コナン「……………」
コナン「……熱はないな」
コナン「すぐ着替えとってくっから。雑炊、食べなくてもいいけど、ここに置いとくからな」
タッタッ
50 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:39:12.22 ID:eNdEq7XN0
コナン「ほら、着替えろよ」
灰原「………」
コナン「ん?どうかしたか?その服気に入らなかったか?」
灰原「むこう向いててくれない」
コナン「え?あ、……わりい…//」
灰原「……」ヌギッ
コナン「…………」
灰原「……」スポッ
コナン「あのさ灰原」
コナン「今日一緒に寝てもいいか?」
灰原「………あなたロリコンだったの」
コナン「バッ!バーロー!…// んなワケあるかっ!」
コナン「…まあお前の許可なくても、今日はオレはお前と寝るからな」
灰原「今の声録音したわよ」
コナン「うそっ!?」
灰原「ウソ」
コナン「……ったく。オレは今から風呂に入るけど、お前も入るか?」
灰原「あなたさっきから問題発言ばかりね」
コナン「バッ!…// 一緒に入るって意味できいたんじゃねえよっ!!」
灰原「フフ…」
コナン「……」
灰原「…そうね、汗もかいたし。あなたの後に入るわ」
コナン「そうか。じゃあ出たら呼ぶからな」
52 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:41:00.41 ID:eNdEq7XN0
チャポンっ
コナン(……)
コナン(部屋に入った時、灰原…ものすごくおびえてた……)
コナン(そこまで嫌われてしまったのだろうか……それとも……)
コナン(……)
コナン(とにかくオレは、あいつに自分の正直な気持ちを伝えるだけだ…)
コナン(それで許してもらえねぇなら……それまでだ…)
53 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:41:45.51 ID:eNdEq7XN0
地下室
灰原(……夢でよかった………のかしら…)
コンコンッ
阿笠「哀くん、入るぞい」
カチャ
灰原「博士……」
阿笠「体の具合は……特別悪いわけでもなさそうじゃな」
灰原「ええ」
阿笠「ふむ……」
阿笠「………なあ哀くん、さっき新一君から聞いたんじゃが…」
阿笠「…彼も決して本心から、あんなヒドイことを言ったんじゃないと思うぞ、」
54 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:42:40.70 ID:eNdEq7XN0
阿笠「ただ、彼はいつも哀くんに頼りっぱなしで、」
阿笠「今回も哀くんなら助けてくれるだろうと能天気に考えとったから、」
阿笠「予想外に頭に血がのぼってしまったんじゃ、きっと…」
阿笠「今回のことは、彼を許してやってくれとは言わん…ただ、」
灰原「博士カンちがいしているようだけど、別に私彼に対して怒ってなんかいないわよ」
阿笠「え?」
灰原「むしろ感謝しているくらいだわ。自分のやるべきことが…分かったもの……………」
阿笠「い、いや哀くん、だからそれは」
>>>コナン「灰原ー、風呂空いたぞー」
灰原「じゃあ私、お風呂に入ってくるから」
55 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:43:24.82 ID:eNdEq7XN0
阿笠「あ、哀くん、話はまだ」
灰原「ありがと博士。でも、心配しないで。彼とは今まで通りやってくから」
テクテク
阿笠(………新一君、本当に頼むぞっ!!)
56 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:44:10.26 ID:eNdEq7XN0
チャポンっ
灰原「ふぅ……」
灰原(…特別今までとやることに変わりはないわ)
灰原(ただ……私という存在の意味を改めて確認しただけ…)
灰原(それだけのことよ……)
灰原(フ…彼じゃなく、自分が確認することになっちゃったわね)
灰原(……………そういえばアレ、どうしようかしら)
灰原(……まあ、自分用として使えばいいわよね)
灰原(今思うと…どうしてあんな物を)
灰原(いかにも彼女とかぶってしまいそうじゃない)
灰原(……何を期待してたのかしらね、私)
57 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:44:59.87 ID:eNdEq7XN0
12月24日夜
阿笠「んじゃワシはもう寝るからの。昨日からプレゼンの練習で、かなり寝不足なんじゃ」フヮァ
灰原「おやすみ博士」
コナン「灰原、オメーはまだ起きてるのか?」
灰原「ええ。誰かさんに襲われると思うと、気が気でなくて」
コナン「おい」
灰原「地下室でもう少し研究してから、眠くなったら寝るわ」
コナン「…ムリするなよ」
灰原「えぇ。あなたは?」
コナン「オレもまだちょっとやることあんだ」
灰原「………やることって何よ?」
58 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:45:38.66 ID:eNdEq7XN0
コナン「別になんだっていいだろ」
灰原「ふぅーん…なるほど。彼女とクリスマスイブの夜に、海を渡る愛を電話で語り合うってワケね。」
コナン「はあ?何言ってんだオメー?」
灰原「別にいいと思うわよ。彼女も喜ぶだろうし」テクテク
コナン「?」
59 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:46:30.32 ID:eNdEq7XN0
地下室
灰原(………どうしてあんなイヤミを、口走ってしまったのかしら)カタカタ
灰原(私はもう彼のことは………)ピタッ
灰原(彼のことは………)
《薬なんてつくってないで、恋人の一人でも作りなさいよっ!》
灰原(…お姉ちゃん)
灰原(……)ギリッ
灰原(だってしょうがないじゃないっ!!)
灰原(私のせいで、彼は好きな人と離れ離れになるハメになったのよっ!)
灰原(そんな私が………彼を…)
灰原(……ねえ教えてよお姉ちゃん、私の何が間違ってるっていうのよ)グスッ
60 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:47:28.33 ID:eNdEq7XN0
灰原(………)
灰原(もう寝よう…)
ボフッ
灰原(…でも、目をつぶってしまいたくない……)
灰原(また嫌な夢を…)
カチャリ
コナン「…よぅ……もう寝てんのか…」
灰原「……」
コナン「んじゃオレも失礼してっと」スッ
コナン「おー、あったけえ。」
61 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:48:25.49 ID:eNdEq7XN0
コナン「イットクけど、別に変なことするわけじゃねえからな」
灰原「……」
コナン「…静かに二人で話がしたくてさ」
コナン「…博士にも聞かれたくねえんだ」
灰原「……」
コナン「…灰原、今日のことは」
灰原「私やっぱりリビングで寝てくるから」スッ
コナン「待ってくれ!!」
ギュッ!
灰原「えっ」
62 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:49:21.65 ID:eNdEq7XN0
灰原「ちょっと…離してよ」
コナン「…離さない」
灰原「あなたの手冷たいんだけど」
コナン「今日のことは、許してくれとは言わねぇ」
コナン「言葉は人を傷つけるナイフだとか元太たちに説教しときながら……本当に情けねえ…」
コナン「オレが灰原を傷つけたことは、もう取り返しができない……)
灰原「……」
コナン「だからオレのことは嫌ってくれて構わない」
63 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:50:14.28 ID:eNdEq7XN0
コナン「でも……!!」
ギュッ!
灰原(……………)
コナン「これだけは信じてほしいんだ」
コナン「灰原、お前はオレにとって、」
コナン「命より大切な存在なんだ」
灰原(!)ドクン
64 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:51:00.43 ID:eNdEq7XN0
コナン「お前のこと、ただ工藤新一に戻るためだけの存在だなんて、そんな風には一度も思ったことはない!」
コナン「灰原はオレにとってかけがえのない、……絶対死なせちゃならねぇんだ!」
コナン「蘭とお前だけは…何があっても絶対…絶対に守るから、だから…」
灰原(………………)ドクン ドクン
コナン「どこにもいかないでくれ」
灰原(……………どうして…)
コナン「………嫌な予感がしたんだ」
65 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:51:50.02 ID:eNdEq7XN0
コナン「灰原が…急にオレの前から消えてしまう……」
コナン「自分の居場所はここじゃないとか言い出して……自分だけが全て背負って…」
灰原(………どうして………どうして)
コナン「でもそれは、絶対に違う。オメーの居場所は、間違いなくここだ…」
コナン「APTXがなければ、そして幼児化しなければ、オレは…今ごろ死んでいる」
コナン「オレと灰原は、出逢うべくして出逢ったんだ」
灰原(どうして…………!)ポロポロ
コナン「オレにはお前が必要なんだ。元の姿に戻るために、江戸川コナンとして必要なんじゃない。」
コナン「工藤新一として…一人の男として必要なんだ!」
灰原(………)ポロポロ
コナン「だから…オレのことはキライでもいいから…」
コナン「ずっとそばにいてほしいんだ」
68 : ◆WGIakejVQA :2013/12/14(土) 16:53:22.02 ID:eNdEq7XN0
灰原(………………………バカみたい)
灰原(………………本当に…………バカみたいだわ…)
灰原(こんなことで……………)
灰原(彼の優しさに触れるだけで…………………)
灰原(……全て………………ふきとんでしまう……………)
灰原(今まで悩んでいたこと…全て………)
灰原(……全て忘れてしまった………………)
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