一護「強くてニューゲーム…だと…」
Part11
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:02:48.94 ID:hSWQpyjy0
元柳斎「何のつもりじゃ、藍染」
藍染「ここで朽木ルキアを君に殺されると私の計画に支障をきたしてしまう」
元柳斎「計画…、何を考えている藍染」
藍染「君に話す義理はない。夜一、朽木ルキアを連れて行け」
夜一「…まさか貴様に助けられるとはの」
藍染「助けたつもりはない。恩を感じているのなら後で私に朽木ルキアを差し出すことだ」
夜一「ふん、貴様が私に追いつけたならじゃがの。行くぞルキア」バッ シュン!
元柳斎「100年前浦原喜助と同時期に四楓院夜一が消えた事から考えて、今回四楓院夜一や旅禍を寄越したのは浦原喜助で間違いなかろう」
元柳斎「あやつの拠点は西流魂街。夜一を白道門で待ち伏せればよい。後でゆるりと捕らえよう」
藍染「君にそれが出来ると思うかい?破道の九十 黒棺」ガガガガガガガガ
元柳斎「九十番台の詠唱破棄か。撫斬」ズバッ ガシャァァァァン!
藍染「刀の一振りで黒棺がバラバラか。さすがは総隊長殿だ」
元柳斎「貴様程度が儂を足止め出来ると思うたか?」
藍染「足止めと言った覚えはない。君にはここで死んでもらう」
元柳斎「ほう、儂を殺すか…、大きくでたな藍染惣右助!」ゴオオ!
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:03:18.46 ID:hSWQpyjy0
元柳斎「松明!」ブオオオオオオ!!
藍染「…どうした山本元柳斎、届いていない…!なるほど、私の視界を遮るのが目的か。甘い」
元柳斎「鬼火!」ボンボンボン!!!
藍染「…やはりか。この程度で私を倒せると思うとは。総隊長の名が泣く」バッ
元柳斎「甘いわ!」ドシュッ!
藍染「ぐっ!?後ろからか…く…おのれ…」
元柳斎「終わりじゃ、藍染」
藍染「ああ、終わりだ山本元柳斎」ドシュッ
元柳斎「ぎっ!?貴様!」ドシュッ
藍染「ごふっ、…咄嗟に後ろを刺すとは。さすがは千年以上死神をしていただけはあるか…」
元柳斎「なるほど。この斬魄刀の本当の能力は催眠か。最初から皆を騙していたようじゃのお」
藍染「1度見ただけで完全催眠に気づくとはね。なら君が今刺している私は本当に私かい?」
元柳斎「腹に刺さった斬魄刀の霊圧を読み違えることなどない。終わりじゃ藍染」
???「へえ、さすがは総隊長やなあ」ガシッ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:03:54.24 ID:hSWQpyjy0
元柳斎(儂を貫いた藍染の刃を掴んだじゃと)
元柳斎「市丸ギン、何をしに来た」
藍染「ギン何を…」
市丸「堪忍してや、総隊長」ズシャズシャ
元柳斎「ぐっ…おのれ…」
藍染「がっ!…総隊長ごと私を貫いたのか…。ギン、裏切ったか」
市丸「一死をもって大悪を誅す。総隊長のお言葉通りにさせてもらうわ。死ろせ 神死槍」ブワッ
元柳斎「なにっ!?体が…」ドサッ
藍染「馬鹿な!?なんだこの能力は!…ゴハッ」ドサッ
市丸「僕の卍解、伸び縮みする時一瞬だけ塵になるんですわ。そんで刃の中には細胞を溶かし尽くす猛毒があるんや」
藍染「市…丸…」
市丸「さっき2人を刺した時刃の一欠片を体に入れたままにすればこの通りや」
市丸「ま、能力の説明したところでもう二人とも聞いてないやろうけどな」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:04:47.84 ID:hSWQpyjy0
藍染「」
市丸「っ!?」ゾクッ
市丸(なんや今の悪寒は…、藍染隊長は確かに死んだ。そもそも胴体の8割が溶けた状態で生きてるわけない)スッ
市丸(鏡花水月を触りながら確かめても魄動は止まってる。藍染隊長は『間違いなく死んだ』んや)
市丸(…それでも妙や。なんで藍染隊長は総隊長に真っ向から戦ったんや)
市丸(戦闘力なら総隊長の方が確実に上や。それに朽木ルキアをかばったのもおかしい)
市丸(流刃若火なら双極と同じようにして超高度の熱で魂魄を蒸発させることも可能かもしれん)
市丸(ならどうして藍染隊長は庇っても損しかない朽木ルキアを助け、総隊長と勝ち目の少ない戦いをしたんや)
市丸(…まるで目的そのものが『自分自身の死』みたいや)
市丸「あかん、色々考えるのは止めや。…とにかくこれで終わったんや、これで。藍染隊長の崩玉は隊長自身が持っとるはずや」
市丸「それさえ手に入れば…」
???「藍染…隊長…」
市丸「!?誰や!」クルッ
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:05:32.87 ID:hSWQpyjy0
雛森「そんな…藍染隊長が…」
市丸「…雛森ちゃんか。また面倒なタイミングで来よったなあ」
蟶ゆクク(鬨偵′繧後k縺ィ髱「蛟偵d縲ゅ%縺薙?逋ス莨上〒豌礼オカ縺励→縺?※繧ゅi縺翫°)?ス?ッ
雛森「藍染隊長!!」シュン
市丸「なっ…」
市丸(いつの間に藍染隊長の傍に!?)
雛森「そんな…魄動が無い…藍染隊長が…」
雛森「…」ブツブツブツ
蟶ゆクク(逶ョ縺ョ蜑阪〒謨ャ諢帙@縺ヲ縺滄嚏髟キ縺梧ュサ繧薙〒繧ゅ≧縺ヲ豌励′隗ヲ繧後◆繧薙°縲ゅ→縺ォ縺九¥縺輔▲縺輔→菴輔→縺九○繧薙→)
市丸「ごめんなぁ雛「縛道の七十九 九曜縛!!」バチィ!
市丸「ぐっ!?さっきブツブツ言うてたんわ鬼道の詠唱やったんか!?」
雛森「よくも藍染隊長を!!!!」スッ
市丸「待っ「破道の九十一 千手皎天汰炮!」ドドドドドドド!
市丸(二重詠唱やったんか!?副隊長の鬼道でも九十番台をゼロ距離で喰ろたらあかん!)
市丸「がっ!?無踏連刃!!」ババババババ!
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:06:04.68 ID:hSWQpyjy0
市丸「…ふう、危ないなあ」
雛森「破道の六十三 雷吼炮!」バリバリバリ!
市丸「縛道の八十一 断空」ガガガガガ
雛森「っ!弾け 飛梅!!」ボンボン!
市丸「まだまだ甘いで。舞踏」シュッ グサッ
髮帶」ョ縲後≠縺」窶ヲ縲搾セ?セ橸スサ?ッ
市丸「刃の欠片は残してへんから安心しい」
雛森「…藍染隊長」グググ
市丸「仕方ないなあ」スッ
雛森「あ…う…」ゴト
市丸「白伏や。急所は外してあるけどこれ以上動いたら血がなくなってまう」
市丸「これで邪魔は…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
市丸「この霊圧…ほんま…ついてへんなぁ」
???「雛…森…」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:06:56.31 ID:hSWQpyjy0
市丸「なあ、日番谷隊長」
日番谷「卍解 大紅蓮氷輪丸!!!」
市丸(いきなり卍解か。これは話したところでどないしようもないな)
日番谷「おおおおおおおおおおお!!!!」ギュン!
市丸(速い!)
市丸「無踏」シュン!
日番谷「うおっ!?ぐおおおおおおお!!!!」ガガガガガガ
市丸(刀で受けおった!?刀が凍らせれてまうか。縮めんと!)ピキピキ
日番谷「…なるほどな、刀を交えてわかったぜ。この霊圧…市丸、てめえ卍解してるようだな」
日番谷「それに今の伸縮速度、それが卍解の能力ってとこか」
市丸「へえ、案外冷静なんやな。まあ能力を知ったところで勝ち目はないで…ごふっ!?!?」グサッ
日番谷「なっ…」
市丸「な…なん…や…」
雛森「…藍染隊長の…敵…」
市丸(僕の白伏をこの短時間で破ったんか)
市丸「…まあええわ…目的は達したしなあ…」ドサッ
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:07:58.54 ID:hSWQpyjy0
〜昨日 白道門付近〜
市丸「痛いなあ。僕相手に1人で突っ込んで来るなんて自分の力過信しすぎやで」
市丸「いくら一対一でもな」
一護「俺はあんたに話があってわざわざここまで吹っ飛ばしたんだ」
市丸「ほんま舐められたもんやな。聞かれた事素直に答えると思わん方がええで」
一護「音速の200倍で攻撃出来る相手に舐めてかかるわけねよ」
市丸「…へえ、僕、その事ほとんど誰にも話してないんやけど。どっから聞いたんかな」
蟶ゆクク(縺セ縺ょ?縺ェ繧薙d縺代←)
一護「時間が無え、それは話を聞けばわかる。あんたに聞きたいことはあんたの目的だ」
市丸「僕の目的…ね。そんなん分かりきったことやと思うけど」
一護「あんたは本当に藍染の仲間なのか?」
市丸「…なんや藍染隊長から聞いてた話以上に君悪い子やね、君」
市丸「ちょっと詳しく聞こか」
窶ヲ窶ヲ窶ヲ
窶ヲ窶ヲ
窶ヲ
市丸「僕が藍染隊長に殺される…なるほどおもろい話や。それに未来から来たから僕の卍解を知ってたって事か」
一護「そういうことだ。とにかく藍染に殺される前から何かおかしかった。特に俺と戦った後の藍染との会話だ」
一護「藍染は俺を食らうって言ってた。でもあんたは俺を逃がそうとしたり殺そうとした」
一護「藍染の命令を真っ向から無視してな」
市丸「なるほどなぁ。つまり君は僕が藍染を裏切るつもりなら今協力して欲しいいうことやね?」
一護「ああ、俺達も藍染からルキアを護る。目的は同じのはずだ」
市丸「…さっきから君、僕が藍染隊長を裏切る前提で話してるけどほんまにそう思ってるん?」
市丸「君が言うてるだけで僕は一言も裏切るなんて言うてないで」
一護「…!待て!」
市丸「卍 解 神死槍」
一護「なっ!?テメェ!?」
ズガアアアアアアアアアアアアン!!!
石田「何かが落ちて来たのか?」
一護「ンノヤロー!?いきなり卍解かよ!」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:08:31.37 ID:hSWQpyjy0
〜現在〜
市丸(わざわざ志波隊長にトドメ刺さへんかったんや…。崩玉の事は頼むで…)
市丸(乱菊…ごめんな…。やっぱり先に謝っとけば…)
雛森「やっ…た…」ドシャッ
日番谷「雛森!今すぐ救護詰所に連れて行くぞ!」
日番谷(…悪いな、俺が協力できるのはここまでだ。朽木は任せるぞ)シュン!
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:11:16.73 ID:hSWQpyjy0
〜旧市街地跡〜
勇音「ここは…旧市街地跡ですか?」
卯ノ花「ええ、ここなら誰も来ません。じっくりと旅禍の方の話を聞けます」
石田「話をするのは構わない。だが話が終わった後僕は朽木さんを追う」
卯ノ花「ええ、構いませんよ」
蜊ッ繝手干縲後≠縺ェ縺溘′縺昴?譎ら函縺阪※縺?l縺ー縺ァ縺吶¢縺ゥ縲搾セ?セ橸スス
勇音「え?…ガフッ!た、隊長…なん…で…」ドシャ
石田「なに!?自分の部下を…切り捨てただと!?」
卯ノ花「さあ、邪魔は消えました。これで思う存分あなたと戦えます」
石田「…全て嘘だったということか」
卯ノ花「自身の浅慮を棚に上げるべきではありません。私は話したい、話す必要があると言いましたが、話し合いを行うとは一言も言ってはいません」
石田「なるほど、となると最初から僕が狙いだったのか」
卯ノ花「そこまでわかっているのなら早く武器を構えないと…」シュン
石田「消え…」
卯ノ花「簡単に首が落ちますよ」
石田(目の前に!?まずい!)
石田「くっ!?」バッ
卯ノ花「その程度の距離を取っただけでひと呼吸おけると思うとは」シュン!
卯ノ花「甘い」バッ
石田「…!」ゾクッ
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:12:28.04 ID:hab6yTtWo
縺、縺?※縺ェ縺輔☆縺弱k窶ヲ
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:13:25.03 ID:hSWQpyjy0
石田「銀嶺弧雀!」バババババババ!
卯ノ花「…」バババババババ
石田「なん…だと、その場から1歩も動かずに銀嶺弧雀の連射を避けきった…」
石田「ゼーレシュナイダー!<魂を切り裂く者>」
卯ノ花「…」ガシッ
石田(素手で掴んだ!?霊子のチェーンソーだぞ!)
卯ノ花「この程度の玩具で私を殺すことなどできません」
石田(このままだと僕は間違いなくこの場で殺される。なら…)スッ・・・
卯ノ花「使うのですね。完聖体を」
石田「完聖体?なんだそれは」
卯ノ花「…おや、そういえばあなたのそれは別の名前でしたね」
石田(最終形態の事を知っているのか!?それでもここで使わないと!)ゴオオオオオオオオオオオオオオオ
遏ウ逕ー縲後%繧後〒邨ゅo繧翫□縲搾セ奇セ橸スシ?ュ!
卯ノ花「ぐう!?」ガガガガガガガ
石田「やったか!?」
卯ノ花「…卍 解 皆尽」グシャァ!
石田「なんだ…あの刀は…それに最終形態の矢を潰しただと!?」
卯ノ花「そうして呆けていては勝ち目はありません」シュン!
石田(加減した矢だと効かない。指が壊れるがこの一撃に賭けるしかない!)
石田「はあああ!!!」バシュッ!!!
卯ノ花(疾い!が…私の力には届かない)ゴシャッ!
卯ノ花「さあ、此れにてお仕舞い」シュン!
石田「矢を潰し…ガフッ!くそっ…ここまでか…」ドシャ
卯ノ花「惜しかったですね、滅却師…石田雨竜」
石田(なんで…僕の名前を…それに僕でも聞いたことのない完聖体…。まさかこいつも黒崎と同じ…未来か…ら)
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:13:32.21 ID:JSyOy6E60
最初からこうなることが分かってたみたいに
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:15:53.85 ID:hSWQpyjy0
〜瀞霊廷 白道門付近〜
銀城「…追ってこねえか、月島は犠牲になったが仕方ねえ。さっさとここからずらからねえと」
???「ようやく見つけたぜ!今日も俺はツイてるみてえだ」
???「そうみたいだね一角。他の2人はいないみたいだけど」
銀城「誰だ!?」
班目「人の戦いに水差しやがったんだ。そのまま帰られると思うなよ!」
弓親「同感だね。ここで昨日の決着をつけさせてもらうよ」
銀城「はっ、なんだと思えば昨日の雑魚共じゃねえか」
銀城(こいつら程度なら霊圧を消費した今でもなんとかなりそうだ)
班目「弓親!先に俺が行くぜ!」ザッ
銀城「2人がかりじゃなくていいのか?昨日のことを忘れちまったみてえだな」
班目「そんなもん忘れちまったなァ!!感謝してやるぜ、テメェが人目を避けて逃げてきてくれたことによォ!!」
班目「いくぜ…万に1つもねえだろうが、こいつことは誰にも言うじゃねえぞ!」
班目「卍解ィ!!!」ゴオオオオオオオ!!!
銀城「なん…だと!?」
班目「龍紋鬼灯丸!!!!」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:16:38.82 ID:hSWQpyjy0
銀城(こいつが卍解だと?この程度の霊圧なら問題ねえ)ニヤ
班目「余裕じゃねえか、まあ今の状態なら仕方ねえ」
銀城「今は…か、だったらこのまま潰してやるよ!」
班目「オラァ!」ブン!
銀城「ぐっ!!がァ!!」ギン!
班目「1本防いだぐらいで油断してんじゃねえぞ!」ブン
銀城「くそっ!」ギギギギ!
銀城「ああああああああ!!!」バギィン!
銀城「ふぅ…これで…!」
銀城(さっきより霊圧が上がってるだと。この禿…なにしやがった)
班目「刃を少し砕いたぐらいでいい気になってんじゃねえ!!」ブンブンブンブン!!!
銀城「でけえもん振り回しやがって!おおおおおおおお!!!」ガキィン!!!! ズバッ!
班目「うおっ!?片方の鎖を切り落としやがるか!」グラッ
元柳斎「何のつもりじゃ、藍染」
藍染「ここで朽木ルキアを君に殺されると私の計画に支障をきたしてしまう」
元柳斎「計画…、何を考えている藍染」
藍染「君に話す義理はない。夜一、朽木ルキアを連れて行け」
夜一「…まさか貴様に助けられるとはの」
藍染「助けたつもりはない。恩を感じているのなら後で私に朽木ルキアを差し出すことだ」
夜一「ふん、貴様が私に追いつけたならじゃがの。行くぞルキア」バッ シュン!
元柳斎「100年前浦原喜助と同時期に四楓院夜一が消えた事から考えて、今回四楓院夜一や旅禍を寄越したのは浦原喜助で間違いなかろう」
元柳斎「あやつの拠点は西流魂街。夜一を白道門で待ち伏せればよい。後でゆるりと捕らえよう」
藍染「君にそれが出来ると思うかい?破道の九十 黒棺」ガガガガガガガガ
元柳斎「九十番台の詠唱破棄か。撫斬」ズバッ ガシャァァァァン!
藍染「刀の一振りで黒棺がバラバラか。さすがは総隊長殿だ」
元柳斎「貴様程度が儂を足止め出来ると思うたか?」
藍染「足止めと言った覚えはない。君にはここで死んでもらう」
元柳斎「ほう、儂を殺すか…、大きくでたな藍染惣右助!」ゴオオ!
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:03:18.46 ID:hSWQpyjy0
元柳斎「松明!」ブオオオオオオ!!
藍染「…どうした山本元柳斎、届いていない…!なるほど、私の視界を遮るのが目的か。甘い」
元柳斎「鬼火!」ボンボンボン!!!
藍染「…やはりか。この程度で私を倒せると思うとは。総隊長の名が泣く」バッ
元柳斎「甘いわ!」ドシュッ!
藍染「ぐっ!?後ろからか…く…おのれ…」
元柳斎「終わりじゃ、藍染」
藍染「ああ、終わりだ山本元柳斎」ドシュッ
元柳斎「ぎっ!?貴様!」ドシュッ
藍染「ごふっ、…咄嗟に後ろを刺すとは。さすがは千年以上死神をしていただけはあるか…」
元柳斎「なるほど。この斬魄刀の本当の能力は催眠か。最初から皆を騙していたようじゃのお」
藍染「1度見ただけで完全催眠に気づくとはね。なら君が今刺している私は本当に私かい?」
元柳斎「腹に刺さった斬魄刀の霊圧を読み違えることなどない。終わりじゃ藍染」
???「へえ、さすがは総隊長やなあ」ガシッ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:03:54.24 ID:hSWQpyjy0
元柳斎(儂を貫いた藍染の刃を掴んだじゃと)
元柳斎「市丸ギン、何をしに来た」
藍染「ギン何を…」
市丸「堪忍してや、総隊長」ズシャズシャ
元柳斎「ぐっ…おのれ…」
藍染「がっ!…総隊長ごと私を貫いたのか…。ギン、裏切ったか」
市丸「一死をもって大悪を誅す。総隊長のお言葉通りにさせてもらうわ。死ろせ 神死槍」ブワッ
元柳斎「なにっ!?体が…」ドサッ
藍染「馬鹿な!?なんだこの能力は!…ゴハッ」ドサッ
市丸「僕の卍解、伸び縮みする時一瞬だけ塵になるんですわ。そんで刃の中には細胞を溶かし尽くす猛毒があるんや」
藍染「市…丸…」
市丸「さっき2人を刺した時刃の一欠片を体に入れたままにすればこの通りや」
市丸「ま、能力の説明したところでもう二人とも聞いてないやろうけどな」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:04:47.84 ID:hSWQpyjy0
藍染「」
市丸「っ!?」ゾクッ
市丸(なんや今の悪寒は…、藍染隊長は確かに死んだ。そもそも胴体の8割が溶けた状態で生きてるわけない)スッ
市丸(鏡花水月を触りながら確かめても魄動は止まってる。藍染隊長は『間違いなく死んだ』んや)
市丸(…それでも妙や。なんで藍染隊長は総隊長に真っ向から戦ったんや)
市丸(戦闘力なら総隊長の方が確実に上や。それに朽木ルキアをかばったのもおかしい)
市丸(流刃若火なら双極と同じようにして超高度の熱で魂魄を蒸発させることも可能かもしれん)
市丸(ならどうして藍染隊長は庇っても損しかない朽木ルキアを助け、総隊長と勝ち目の少ない戦いをしたんや)
市丸(…まるで目的そのものが『自分自身の死』みたいや)
市丸「あかん、色々考えるのは止めや。…とにかくこれで終わったんや、これで。藍染隊長の崩玉は隊長自身が持っとるはずや」
市丸「それさえ手に入れば…」
???「藍染…隊長…」
市丸「!?誰や!」クルッ
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:05:32.87 ID:hSWQpyjy0
雛森「そんな…藍染隊長が…」
市丸「…雛森ちゃんか。また面倒なタイミングで来よったなあ」
蟶ゆクク(鬨偵′繧後k縺ィ髱「蛟偵d縲ゅ%縺薙?逋ス莨上〒豌礼オカ縺励→縺?※繧ゅi縺翫°)?ス?ッ
雛森「藍染隊長!!」シュン
市丸「なっ…」
市丸(いつの間に藍染隊長の傍に!?)
雛森「そんな…魄動が無い…藍染隊長が…」
雛森「…」ブツブツブツ
蟶ゆクク(逶ョ縺ョ蜑阪〒謨ャ諢帙@縺ヲ縺滄嚏髟キ縺梧ュサ繧薙〒繧ゅ≧縺ヲ豌励′隗ヲ繧後◆繧薙°縲ゅ→縺ォ縺九¥縺輔▲縺輔→菴輔→縺九○繧薙→)
市丸「ごめんなぁ雛「縛道の七十九 九曜縛!!」バチィ!
市丸「ぐっ!?さっきブツブツ言うてたんわ鬼道の詠唱やったんか!?」
雛森「よくも藍染隊長を!!!!」スッ
市丸「待っ「破道の九十一 千手皎天汰炮!」ドドドドドドド!
市丸(二重詠唱やったんか!?副隊長の鬼道でも九十番台をゼロ距離で喰ろたらあかん!)
市丸「がっ!?無踏連刃!!」ババババババ!
市丸「…ふう、危ないなあ」
雛森「破道の六十三 雷吼炮!」バリバリバリ!
市丸「縛道の八十一 断空」ガガガガガ
雛森「っ!弾け 飛梅!!」ボンボン!
市丸「まだまだ甘いで。舞踏」シュッ グサッ
髮帶」ョ縲後≠縺」窶ヲ縲搾セ?セ橸スサ?ッ
市丸「刃の欠片は残してへんから安心しい」
雛森「…藍染隊長」グググ
市丸「仕方ないなあ」スッ
雛森「あ…う…」ゴト
市丸「白伏や。急所は外してあるけどこれ以上動いたら血がなくなってまう」
市丸「これで邪魔は…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
市丸「この霊圧…ほんま…ついてへんなぁ」
???「雛…森…」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:06:56.31 ID:hSWQpyjy0
市丸「なあ、日番谷隊長」
日番谷「卍解 大紅蓮氷輪丸!!!」
市丸(いきなり卍解か。これは話したところでどないしようもないな)
日番谷「おおおおおおおおおおお!!!!」ギュン!
市丸(速い!)
市丸「無踏」シュン!
日番谷「うおっ!?ぐおおおおおおお!!!!」ガガガガガガ
市丸(刀で受けおった!?刀が凍らせれてまうか。縮めんと!)ピキピキ
日番谷「…なるほどな、刀を交えてわかったぜ。この霊圧…市丸、てめえ卍解してるようだな」
日番谷「それに今の伸縮速度、それが卍解の能力ってとこか」
市丸「へえ、案外冷静なんやな。まあ能力を知ったところで勝ち目はないで…ごふっ!?!?」グサッ
日番谷「なっ…」
市丸「な…なん…や…」
雛森「…藍染隊長の…敵…」
市丸(僕の白伏をこの短時間で破ったんか)
市丸「…まあええわ…目的は達したしなあ…」ドサッ
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:07:58.54 ID:hSWQpyjy0
〜昨日 白道門付近〜
市丸「痛いなあ。僕相手に1人で突っ込んで来るなんて自分の力過信しすぎやで」
市丸「いくら一対一でもな」
一護「俺はあんたに話があってわざわざここまで吹っ飛ばしたんだ」
市丸「ほんま舐められたもんやな。聞かれた事素直に答えると思わん方がええで」
一護「音速の200倍で攻撃出来る相手に舐めてかかるわけねよ」
市丸「…へえ、僕、その事ほとんど誰にも話してないんやけど。どっから聞いたんかな」
蟶ゆクク(縺セ縺ょ?縺ェ繧薙d縺代←)
一護「時間が無え、それは話を聞けばわかる。あんたに聞きたいことはあんたの目的だ」
市丸「僕の目的…ね。そんなん分かりきったことやと思うけど」
一護「あんたは本当に藍染の仲間なのか?」
市丸「…なんや藍染隊長から聞いてた話以上に君悪い子やね、君」
市丸「ちょっと詳しく聞こか」
窶ヲ窶ヲ窶ヲ
窶ヲ窶ヲ
窶ヲ
市丸「僕が藍染隊長に殺される…なるほどおもろい話や。それに未来から来たから僕の卍解を知ってたって事か」
一護「そういうことだ。とにかく藍染に殺される前から何かおかしかった。特に俺と戦った後の藍染との会話だ」
一護「藍染は俺を食らうって言ってた。でもあんたは俺を逃がそうとしたり殺そうとした」
一護「藍染の命令を真っ向から無視してな」
市丸「なるほどなぁ。つまり君は僕が藍染を裏切るつもりなら今協力して欲しいいうことやね?」
一護「ああ、俺達も藍染からルキアを護る。目的は同じのはずだ」
市丸「…さっきから君、僕が藍染隊長を裏切る前提で話してるけどほんまにそう思ってるん?」
市丸「君が言うてるだけで僕は一言も裏切るなんて言うてないで」
一護「…!待て!」
市丸「卍 解 神死槍」
一護「なっ!?テメェ!?」
ズガアアアアアアアアアアアアン!!!
石田「何かが落ちて来たのか?」
一護「ンノヤロー!?いきなり卍解かよ!」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:08:31.37 ID:hSWQpyjy0
〜現在〜
市丸(わざわざ志波隊長にトドメ刺さへんかったんや…。崩玉の事は頼むで…)
市丸(乱菊…ごめんな…。やっぱり先に謝っとけば…)
雛森「やっ…た…」ドシャッ
日番谷「雛森!今すぐ救護詰所に連れて行くぞ!」
日番谷(…悪いな、俺が協力できるのはここまでだ。朽木は任せるぞ)シュン!
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:11:16.73 ID:hSWQpyjy0
〜旧市街地跡〜
勇音「ここは…旧市街地跡ですか?」
卯ノ花「ええ、ここなら誰も来ません。じっくりと旅禍の方の話を聞けます」
石田「話をするのは構わない。だが話が終わった後僕は朽木さんを追う」
卯ノ花「ええ、構いませんよ」
蜊ッ繝手干縲後≠縺ェ縺溘′縺昴?譎ら函縺阪※縺?l縺ー縺ァ縺吶¢縺ゥ縲搾セ?セ橸スス
勇音「え?…ガフッ!た、隊長…なん…で…」ドシャ
石田「なに!?自分の部下を…切り捨てただと!?」
卯ノ花「さあ、邪魔は消えました。これで思う存分あなたと戦えます」
石田「…全て嘘だったということか」
卯ノ花「自身の浅慮を棚に上げるべきではありません。私は話したい、話す必要があると言いましたが、話し合いを行うとは一言も言ってはいません」
石田「なるほど、となると最初から僕が狙いだったのか」
卯ノ花「そこまでわかっているのなら早く武器を構えないと…」シュン
石田「消え…」
卯ノ花「簡単に首が落ちますよ」
石田(目の前に!?まずい!)
石田「くっ!?」バッ
卯ノ花「その程度の距離を取っただけでひと呼吸おけると思うとは」シュン!
卯ノ花「甘い」バッ
石田「…!」ゾクッ
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:12:28.04 ID:hab6yTtWo
縺、縺?※縺ェ縺輔☆縺弱k窶ヲ
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:13:25.03 ID:hSWQpyjy0
石田「銀嶺弧雀!」バババババババ!
卯ノ花「…」バババババババ
石田「なん…だと、その場から1歩も動かずに銀嶺弧雀の連射を避けきった…」
石田「ゼーレシュナイダー!<魂を切り裂く者>」
卯ノ花「…」ガシッ
石田(素手で掴んだ!?霊子のチェーンソーだぞ!)
卯ノ花「この程度の玩具で私を殺すことなどできません」
石田(このままだと僕は間違いなくこの場で殺される。なら…)スッ・・・
卯ノ花「使うのですね。完聖体を」
石田「完聖体?なんだそれは」
卯ノ花「…おや、そういえばあなたのそれは別の名前でしたね」
石田(最終形態の事を知っているのか!?それでもここで使わないと!)ゴオオオオオオオオオオオオオオオ
遏ウ逕ー縲後%繧後〒邨ゅo繧翫□縲搾セ奇セ橸スシ?ュ!
卯ノ花「ぐう!?」ガガガガガガガ
石田「やったか!?」
卯ノ花「…卍 解 皆尽」グシャァ!
石田「なんだ…あの刀は…それに最終形態の矢を潰しただと!?」
卯ノ花「そうして呆けていては勝ち目はありません」シュン!
石田(加減した矢だと効かない。指が壊れるがこの一撃に賭けるしかない!)
石田「はあああ!!!」バシュッ!!!
卯ノ花(疾い!が…私の力には届かない)ゴシャッ!
卯ノ花「さあ、此れにてお仕舞い」シュン!
石田「矢を潰し…ガフッ!くそっ…ここまでか…」ドシャ
卯ノ花「惜しかったですね、滅却師…石田雨竜」
石田(なんで…僕の名前を…それに僕でも聞いたことのない完聖体…。まさかこいつも黒崎と同じ…未来か…ら)
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:13:32.21 ID:JSyOy6E60
最初からこうなることが分かってたみたいに
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:15:53.85 ID:hSWQpyjy0
〜瀞霊廷 白道門付近〜
銀城「…追ってこねえか、月島は犠牲になったが仕方ねえ。さっさとここからずらからねえと」
???「ようやく見つけたぜ!今日も俺はツイてるみてえだ」
???「そうみたいだね一角。他の2人はいないみたいだけど」
銀城「誰だ!?」
班目「人の戦いに水差しやがったんだ。そのまま帰られると思うなよ!」
弓親「同感だね。ここで昨日の決着をつけさせてもらうよ」
銀城「はっ、なんだと思えば昨日の雑魚共じゃねえか」
銀城(こいつら程度なら霊圧を消費した今でもなんとかなりそうだ)
班目「弓親!先に俺が行くぜ!」ザッ
銀城「2人がかりじゃなくていいのか?昨日のことを忘れちまったみてえだな」
班目「そんなもん忘れちまったなァ!!感謝してやるぜ、テメェが人目を避けて逃げてきてくれたことによォ!!」
班目「いくぜ…万に1つもねえだろうが、こいつことは誰にも言うじゃねえぞ!」
班目「卍解ィ!!!」ゴオオオオオオオ!!!
銀城「なん…だと!?」
班目「龍紋鬼灯丸!!!!」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/24(水) 00:16:38.82 ID:hSWQpyjy0
銀城(こいつが卍解だと?この程度の霊圧なら問題ねえ)ニヤ
班目「余裕じゃねえか、まあ今の状態なら仕方ねえ」
銀城「今は…か、だったらこのまま潰してやるよ!」
班目「オラァ!」ブン!
銀城「ぐっ!!がァ!!」ギン!
班目「1本防いだぐらいで油断してんじゃねえぞ!」ブン
銀城「くそっ!」ギギギギ!
銀城「ああああああああ!!!」バギィン!
銀城「ふぅ…これで…!」
銀城(さっきより霊圧が上がってるだと。この禿…なにしやがった)
班目「刃を少し砕いたぐらいでいい気になってんじゃねえ!!」ブンブンブンブン!!!
銀城「でけえもん振り回しやがって!おおおおおおおお!!!」ガキィン!!!! ズバッ!
班目「うおっ!?片方の鎖を切り落としやがるか!」グラッ
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