毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2016/11/27 スレ
Part3
75 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:36:41.898 ID:3SlKT+ak0
【THE事故物件】より
1973年に杉並区のゴミ引き受けを拒否しマスコミで大きく取り上げられた江東区夢の島騒動をご存知でしょうか?
夢の島というゴミ埋立地は整地されるまで多くの不法投棄が有りイエバエなどが発生して社会問題化しました。
この夢の島の上に高速湾岸線が通っているのですが、何年か前に見た深夜番組(トゥナイトだったかもしれません)で
肝試し心霊番組を放送していたのですがその番組を見て冷や汗をかいた話を書きます。
その番組で出た場所は夢の島公園付近の空き地で、高速道建設に多くの作業員が
空中に浮かんでいる大きな髪の長い女の生首を目撃したというものでした。
夢の島がまだゴミ処分場だった頃ですが、女性の一人暮し向けのマンションが多く建設され人気を呼んでいました。
バブルのはしりだった時代でしたので家賃10万前後の物件もすぐ埋る人気振りで空き物件を探すのに苦労したことを覚えています。
そんな中、上京して一人暮しを始めた女子大生の父親から厳しいクレームを受けました。
化け物がでる部屋を高い金で借りさせられた上娘がノイローゼになって入院したと言って怒鳴り込んできたのです。
その物件は人気物件にもかかわらず同業他社から回ってきたもので、当店が受けた時には事故物件という話を聞いておらず
こちらとしても当惑するばかりでしたが、相手方の怒り様は凄まじく裁判も辞さないという事でした。
お互いまず話し合い状況を聞きましたところ、事の始まりは娘さんが髪を洗っていた際にシャワーの音に紛れて
「ウー…」
っといった唸りのようなものが聞こえていたのだが、娘が不気味がって部屋に母親を呼んだ時に
母親が浴室を利用して湯に浸かっている時にその唸り声とともに大きな髪の長い女の顔が浴室の窓に張り付くように現れ、
そのショックで二人とも入院してしまったというのです。
その日の午後に先輩と一緒にそのマンションの部屋の様子を見てきたのですが、特におかしなところもなく
また築2年の物件で経営者も
バカな事言わないでくれ幽霊なんででやしないよ
と怒る有様でした。
その後問題となった物件は4人入居されたのですがいずれもすぐ退去されてしまいました。幽霊が出ると言って。
店内ではこれは絶対に何か有るという話になり同業他社の営業に一杯奢って話を聞き出したところ、
耳を塞ぎたくなるような事件の話が出てきました。
問題の物件は地方から出てきた学生向けのマンションで、新築時の応募で入居された女子大生が
その部屋の最初の入居者だったのですが、ダイエットブームにのって無理な減量をした為激しいリバウンドで肥満体形となってしまい、
自身の容姿でノイローゼとなり浴室の窓枠にワイヤーを巻いて首を吊り自殺しました。
突発的な自殺行動だったのか浴槽には湯が張っており入浴後に首を吊った様で、
その際に足を滑らしたのか首の肉がワイヤーで裂け血を噴出し、自重の為胴体が離れ落ちたのだが、
髪が何重かに巻いたワイヤーに絡まりその大きな顔が中にぶら下がり胴体は浴室に横たわっているという
凄惨な状況だったということをマル変を担当した警察から聞いたそうです。
この話を課長へ伝えたところ、経営者へお断りを出すか拝み屋を頼んでユニットバス交換ぐらいやってもらわないと話にならないという事になりました。
経営者側はあっさりと後者を選択しその手配もこちらに任せるという話になり、翌日の日中に拝み屋と業者を呼んで立ち会いました。
お祓いが終わり業者がユニットバスの解体を始めたのですがそこには吐き気を催すような光景が有りました。
ユニットバスの浴槽部分を外したところ、窓側の壁の浴槽があった部分に赤茶げたカビがビッシリ生えており、
またそのカビにはまるで髪が生えたように無数の髪の毛が下がっていました。
なんというか、血糊のついた頭皮としか言い様がないです。
それが壁の一面を成してました。
しかし、事情を知らない業者はただ淡々と仕事を行い新品のバスユニットと入れ替えました。
80 :cat ◆TUKUMO3rAI :2016/11/28(月) 01:45:36.730 ID:q7wfLV720
>>75
|ω・`) 自分がこの部屋に当たったと考えると、事件の後すぐに交換してもらいたいよね!
壁に頭皮とか…こわ…でも工事の人の対応が普通だったなら知らない人が見たらそこまでじゃないのかな
83 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:50:23.064 ID:3SlKT+ak0
>>80
|A-) 普通に作業してるようで実は嫌だったり…
仕事だからね…w
築浅でそんな状況だったら確実におかしいと思うはず
87 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:54:20.856 ID:3SlKT+ak0
大学時代に、友人から聞いた体験談です。
私の大学は結構な田舎でして、羽を伸ばす所がこれといってありません。
そういう事情に加え、学生の多くが車を所有していることもあり、必然と連れ立ってドライブに行くことが遊びの一つになっていました。
その夜も、私の仲間たちは、隣町の峠道まで出かけたそうです。
私自身はバイトがあったので参加しませんでした。
別に峠を攻めるわけでもなく、頂上で夜景を楽しみながら一杯飲もうというのが目的だったとか。
峠道や頂上では何もなかったのですが、問題は帰り道のことでした。
自動販売機を見つけた彼らは、飲み物が底をついていたこともあり、缶コーヒーを買うために車を路肩に停めたのです。
その時、少し先の道端に何か置いてあるのに気づきました。
外灯もろくに無く、暗くてよく見えません。
近づいてみると、それは花束とジュースの缶でした。
「ありゃ」
「来る時は目に入らなかったのにね」
とりあえず皆で手を合わせておいたそうです。
一人を除いて。
車が発進した後、中で交わされた会話はーー。
「君ら、よくあんな不気味な物の近くに立ってられるな。呆れるわ」
「不気味ってのは非道くないかい?」
「そうそう、花が捧げてあるくらいいいじゃないか」
「花はいいんだよ、花は。俺が言ってるのはランドセルのことだ」
ランドセルだって?
「ほら、花のそばに置いてあっただろう?一つだけポツンと」
「女の子用の赤いのが」
彼以外の者は、誰もそれを見ていなかったのだそうです。
「おい、冗談言うなよ。しっかりと置いてあったじゃないか」
「そっちこそ変なこと言うなよな。他には何もなかったって」
「お前ってそういうのが見える人だったっけか?」
「もし俺が見える人だとしたら、幽霊なんてこの世にいないってことだ」
その場の全員が皆、霊など見たことがない人ばかりでした。
「その俺に見えたんだから、霊関係じゃないって」
「でも」
「そう、でもお前以外のヤツには何も見えなかったじゃないか」
雰囲気が気まずくなり、皆が黙り込んでしまったそうです。
とにかく帰ろうということに意見が一致したので、即行で帰っていつも溜まり場にしている部屋で飲み直そう、とあいなりました。
この時点では、皆がこのランドセルの話題はこれで終わりだ、そう思っていたのです。ですが。
88 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:55:53.507 ID:3SlKT+ak0
車が、溜まり場にしているアパートに近づくにつれ、皆元気を取り戻し、年頃の大学生らしくHな話題などで盛り上がっていました。
しかしなぜかドライバーはアパートの駐車場に入らずに、そのまま通り過ぎてしまったのです。
「おいおい、何やってんだよ、お前の家を通り過ぎちゃったぜ」
「…ダメだ、ダメだよ、俺ン家じゃダメだ…」
「ああ?何言ってんだよ、いったい」
「ランドセルだよ」
「…何だって?」
「ランドセル背負った女の子が駐車場にいたんだ」
さすがに皆、冷水を浴びせられたような気がしました。
運転手君の話によると、駐車場の一番奥の外灯下に、赤いランドセルを背負ったおかっぱ頭の後姿が、じっと佇んでいたのだそうです。
奇妙なことに、運転手と、先ほどランドセルだけ見た友人は別人でした。
今回ランドセルの女の子が見えたのは、運転手だけなのです。
「気のせいじゃないのか。今度は俺には何も見えなかったで」
「お前はまだいい。ランドセルだけだったろ。俺は女の子付きなんだ!」
「もう一回、確認してみない?当ても無くウロウロ出来ないし」
そこで引き返して駐車場を覗いてみることにしたのですが…。
「…ダメ。まだいる。同じ所であっち向いて俯いてる」
やはり、他の友人には見えないのですが、そう言われたら気持ちが悪くて車から降りる気にはなれませんでした。
「仕方ない、狭いけど俺の家に行こうや」
「あ…なんか振り向きそう…」
「早く車出せ!」
90 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:57:20.225 ID:3SlKT+ak0
ここから彼らの眠れぬ夜が始まりました。
そう。行く先々でランドセルの女の子が待っていたのです。
それも、彼らの内の誰か一人にだけ見えるという奇妙な形で。
彼らの家には一歩も入ることができませんでした。
まだ深夜営業のファミレスが地元にできる前の話です。
こんな夜遅くに学生がたむろできる場所などありませんでした。
大学の研究室に行って過ごすか、という案も出たのですが、
「もしエレベーターの扉が開いた中に、ランドセルが見えたらどうする?」
という一言で行けなくなったそうです。
皆が皆、パニックの一歩手前みたいな状態だったと後で言っていました。
そんな彼らが最終的に選んだ避難場所は、なんと私の家でした。
バイトが終わる時間を見計らって、私を拾いに来たのです。
事情もわからずに
「徹夜で麻雀しよう」
と強引に家に連れて帰られました。
駐車場の入り口で、しつこく確認されます。
「なあ、お前の家の駐車場、何か変わったモノは見えないか?」
「例えば、赤いランドセルとか…」
「???車以外に何もないけど???」
よかったあ、と口々に言いながら皆、私の部屋へ転がり込みました。
トイレがすぐ隣なので、それも彼らにはありがたかったようです。
一人になるのを嫌がっているのが明白なので、さすがに私も不思議に思い、何があったのかを聞きました。
麻雀牌をかき混ぜながら、彼らは私に事情を説明してくれました。
(かなり本気で叩き出してやろうかと思いましたよ、ええ)
麻雀しながらも皆が怖がっているのはわかりました。
私も説明を受けてからは、結構ビビっていました。
「お前さんは拝んでいないから、多分大丈夫だと思うんだけど…」
多分という言葉が余計です。本当に迷惑です。
91 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:58:22.035 ID:3SlKT+ak0
しかし、赤いランドセルは私の家には姿を現しませんでした。
夜が明け朝が来ると、皆くたびれ果てて眠ってしまいました。
おそらく、精神的に疲れていたのでしょうね。
真面目に学校に行ったのは私だけです。
彼らは、午後からバラバラと授業に出てきました。
日が昇ってようやく家に帰れたのだそうです。
しかし、一人だけ来ない者がいました。
それは最初にランドセルを見た彼でした。
心配しましたが、携帯電話が普及する前なので、連絡がつきません。
その日最後のコマが終わると、そいつの部屋に皆で行くことにしました。
部屋に着き呼び鈴を鳴らすと、憔悴した彼の顔が出てきました。
学校に行く準備をしている時に、駐車場から見上げるランドセル姿に気付き、外に出られなくなったのだそうです。
今は見えなくなっているが、一人で外に出る気になれないと彼は言いました。
いきなり私たちの内の一人が、奇妙な声を上げました。
その様子から私たちはランドセルの少女がまだここにいることを知ったのです。
皆そのままゆっくりと中を見ずに外に出て、鍵をかけました。
車に乗り込んだ後で尋ねると、部屋の隅にランドセルがあるのに突然気付いたとのことでした。
私を含め、皆泣きそうになりました。
しばらくして皆でお払いに行ったらしいのですが、何も憑いていない様子だと言われたのだとか。
彼らはその後もランドセルを度々見ていたのですが、別に害は無かったようで、二ヶ月もすると何も見えなくなったそうです。
果たして、事故に会ったのは本当に小学生女子だったのかも不明です。
もしそうだったなら、なにかを伝えたかったのか、単に寂しかっただけなのか。
可哀相だったのは例の最初に目撃した彼で、かなりの間おどおどしていました。
しばらくの間は、通学中の小学生の姿が本気で怖かったそうです。
私は結局、何も見えなかったし、わからなかったのですが。
途中から皆のヒステリーじゃないのかとも思いました。
口にこそ出しませんでしたけどね。
私の周りで起こった?奇妙で少し怖いお話でした。
長文でどうもすいませんでした。
95 :cat ◆TUKUMO3rAI :2016/11/28(月) 02:03:54.727 ID:q7wfLV720
>>91
|ω・`) う、うーんこれ始めは見たんだろうけど後からのは集団催眠的にも思えるなぁ
ても行く先行く先に霊と思われるのがいたらパニックになって事故りそう
98 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:09:47.966 ID:3SlKT+ak0
>>95
|A-) どうなんだろねえ
無いはずの物が見えたりするならそれはそれで怖い…w
105 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:17:09.229 ID:3SlKT+ak0
あれはまだ中学生の時です。
風水の番組かなんかやってて北向きの玄関が良くないとかどうとか言ってたんです。
その時、ふと友人Hの家が北向き玄関だった事を思い出しました。
彼は幽霊話とか嫌いなのでちょっと脅かしてやろうと思い、何日か後に遊ぶ約束をしてその話に尾ひれをつけて脅かしてやろうと考えました。
当日、Hにその話をするといつもは変に怖がるのに何か考え込んでいました。
何かと思い聞いてみると、
「つい最近なんだけどな…」
と話始めました。
彼の部屋は玄関を入ってすぐ脇の部屋でした。
彼がいつものように寝ていると突然、耳元で何か唸るような声が聞こえたそうです。
最初は驚いたものの、すぐ冷静になってなんだろうな?と思ったと同時に、
ばたばたばたばたばたばたばたばた
と、凄い人数の足音が戸の外から聞こえてきた。
なんだ!?と驚いて戸の外を見ようとしたのですが、耳元の声はまだ聞こえていたので先にそちらを聞こうとしたらしいです。
「……ダメだ、……しちゃダメだ」
と微かに聞こえる声がそう繰り返すのです。
Hはもっとよく聞こうと外の音も忘れて集中するとその声は確かに
「みちゃダメだ、戸の外を見ちゃダメだ」
と、繰り返しているそうです。
みちゃダメだ、と言われると気になるらしく、ちょっとだけ覗いてみようかな?とか思った時、その声は急に強い口調で
「見たら死ぬよ」
と一言告げたそうです。
その時、初めてその声が彼の祖母の声だということに気が付いて、中々鳴り止まない外の音を気にしながらも気が付けば寝てしまったそうです。
よく百鬼夜行という言葉を聞きますが彼が遭遇したその足音はまさにその百鬼夜行だったのでしょうか。
後にも先にも一回きりだったみたいです。
そのときにはHのおばあちゃんはとうの昔になくなっています。
彼はそういった霊現象に会うと何かしらの形でおばあちゃんが守ってくれるそうです。
余談ですがHともう一人と俺で怪談話をしていた時にHが急に
『なんかいる気がするから辞めよう』
とか言い出したので、さすがにネタも尽きた事から電気をつけようとしたら反応が無い。
友達がふざけているのかと思い、代わってスイッチを入れても反応なし。連打しても同じ。
ちょっとした恐怖心にかられて、5分くらいパニックになりながらも連打していたら突然電気がつきました。
電球は替えたばかりでその後から今にいたる10年間、スイッチの接触等には問題ありません。
やっぱり来てたのかな…。
108 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:21:03.722 ID:3SlKT+ak0
思い出したくない映像があります。
数年前、友人と二人で泊まった旅行先のホテルでの話。
お風呂で髪を洗ってると、後方の入り口ドアが開いたらしく、スーッと冷たい風が入ってきました。
私は、友人が開けたのだと思って
「何?」
っと振り向きました
ドアは20cmぐらい開いていて、そこからにゅーっと人の姿が現れました。
うつむいてる様で、髪がバサーッと前に垂れていて顔は全然見えません。
普通の人ではないというのが一瞬でわかりました。
何故なら頭の位置がおかしいからです。
普通うつむいてもアゴが鎖骨に当たる程度しか首は曲がりませんよね?
でも、その人物は頭が肩より下、胸のあたりまで垂れ下がった状態だったのです。
うなじが丸見えです。
私は頭の中が真っ白になって、気が動転したのでしょうね、それに向かってシャワーをかけました。
すると突然それは、ガタガタと肩でドアをこじ開ける様にして、バスルームに入ってこようとしたのです。
「ぎゃあーっ!!」
って叫びましたよ。思いっきり。
声にびっくりした友人が、
「どしたの?」
とバスルームのドアを開けて入ってきました。
その頭の垂れた人をすりぬけて…私は生まれて初めて失神しました。
関係ないかもしれませんが、その霊(?)をすりぬけてしまった友人は、ノイローゼからリストカットを繰り返し、とうとう一昨年他界しました。
お葬式で彼女の死顔を見た時、鮮明にあの時の事を思い出し、悲しみより恐怖に駆られた事を覚えています。
考えすぎかもしれませんが、あの時私が叫ばなかったら友人は何事もなく生きていられたのかも…
113 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:29:21.743 ID:3SlKT+ak0
車の免許を取れたのは良いけれど、車を買うお金が無い。
休みの度に、安い車を探して彷徨っていたら、10回目ほど訪問していた中古屋さんに良い車があると言われました。
D社のM○Xという軽自動車で、オーナーが10人くらい代わっているけれど、凄く綺麗な状態。
走行距離も1万?以下で、求めていたMT車。
無事故との説明ではあったけれど、お値段車検1年+保険で7万円とのこと。
なんでこんなに安いのか聞くと、社長さん曰く
「オークションで数台車を買って、展示スペースが無いから処分したい」
そんな事もあるのかと思い、自分の幸運を喜びながら即契約。
1週間後に取りに来るように、何度も何度も念を押されて、2つ返事で了承しながら帰宅しました。
ところが、車を取りに行く直前、先輩達の唐突な誘いで2泊3日の合宿が決定してしまい、
取りに行けないので納車して欲しいと伝えると、即答で拒否。
少しムッとしたけれど、忙しいのだろうと納得して、3万円出すので納車して頂けないかと頼み込み、何とか了承してもらった。
なぜかイヤイヤなのが、受話器越しにも良くわかりました。
合宿も終わり、
「帰ったら、ドライブしよう」
と約束して友人と駅で別れ、弾む足取りで我が家へ、愛車の元へ。
家の前の駐車スペースに車が無い。
何処にも赤いM○Xが見当たらない。
(さては、弟が勝手に乗り回しているのでは?)
と無性に腹が立ってきて、家に入るなり母親に車の所在を聞くと、凄く複雑な顔。
「警察も来たけれど、社長さん、あんたの買った車の中で死んでいたそうだよ」
「帰ったら、警察に連絡するように言われてるから、連絡しな」
警察に連絡すると、出頭要請。で、出頭。
購入の詳しい経緯と、社長さん死亡時のアリバイ等を何度も何度もしつこく聞いてくる。
さすがに不安になって来て『殺人』なのかと聞くと、少し言いよどんでから『変死』との答。
結局、それ以上は聞きだせずに追い返されました。
116 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:30:58.746 ID:3SlKT+ak0
人が死んだ車に乗る気は、さすがにしなかったので、中古屋さんに連絡。解約手続きにいく。
事務所に着くと、喪服姿の女性が先にいて、私の名前を聞くと、
「あんたが・・・」
と呟き、凄い目で私をジッとにらんでから、出て行った。社長の奥さんだそうで・・・
解約手続き中も、事務の人達がチラチラと私を見ている。すごく嫌な感じ。
「では、外で新しい車を選びましょう。いえ、同程度の車を、同じ値段で良いですよ」
と、事務の男性が唐突に言い、展示場に連れ出されました。
80万円以上の新古車が並ぶスペースまで来ると、好きなのを選んで欲しいと言う。
戸惑っていると、男性は悲痛な顔で、
「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい。止め様としたのですが出来なかった」
先ほどから訳が解らずイライラしていたので、車の陰に引き込んで、問い詰めるとトンデモない事を言い出した。
「あの車の所有者は、全員不幸になっているんです。死んだのは今回で3人目と聞いています。
社長がどこから買ってきたのか解りませんが、あの車がこの店に来て貴方を含め4人に売りました。
以前の3人は、病気と入院と自殺で、車だけがココ戻ってきているんです」
「あの車、整備の為移動させようと乗り込むと、私も凄く不安で気分が悪くなりました。
最初は、排気やクーラーガス、車内にやエンジン内に薬物でも付いているのかと疑いましたが、全て正常でした。
社員達が何度も社長に『潰す』様に言ったのですが、社長は聞き入れませんでした。
この不景気に首にされるわけにもいかず、我々も強い事が言えなかったのです」
「あの車は、廃車手続きが終わりました。警察の許可が出次第、我々の立会いの下、スクラップにします。
社長がいなくなって、やっと潰す事が出来るようになりました」
「さあ、社員一同からのお詫びの意味もありますので、遠慮無しに好きな車を選んでください。
これなんかどうです?フル装備、新車同然。ナビとカーステもサービスしますよ」
あまりに勝手な言い草に腹が立ちましたが、展示車のM○Xにオプション装備でなんとか機嫌が直りました。
119 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:32:40.932 ID:3SlKT+ak0
|A-) 怖い話と音楽終わりー
134 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/11/28(月) 02:56:45.872 ID:T0GTDn8Zp
終わりか 新耳袋みたいで面白かったわ 乙です
149 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/11/28(月) 04:06:15.996 ID:OYiH8rdDa
毒男さん楽しかったよ!
ありがとう!
元スレ:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1480256891/
【THE事故物件】より
1973年に杉並区のゴミ引き受けを拒否しマスコミで大きく取り上げられた江東区夢の島騒動をご存知でしょうか?
夢の島というゴミ埋立地は整地されるまで多くの不法投棄が有りイエバエなどが発生して社会問題化しました。
この夢の島の上に高速湾岸線が通っているのですが、何年か前に見た深夜番組(トゥナイトだったかもしれません)で
肝試し心霊番組を放送していたのですがその番組を見て冷や汗をかいた話を書きます。
その番組で出た場所は夢の島公園付近の空き地で、高速道建設に多くの作業員が
空中に浮かんでいる大きな髪の長い女の生首を目撃したというものでした。
夢の島がまだゴミ処分場だった頃ですが、女性の一人暮し向けのマンションが多く建設され人気を呼んでいました。
バブルのはしりだった時代でしたので家賃10万前後の物件もすぐ埋る人気振りで空き物件を探すのに苦労したことを覚えています。
そんな中、上京して一人暮しを始めた女子大生の父親から厳しいクレームを受けました。
化け物がでる部屋を高い金で借りさせられた上娘がノイローゼになって入院したと言って怒鳴り込んできたのです。
その物件は人気物件にもかかわらず同業他社から回ってきたもので、当店が受けた時には事故物件という話を聞いておらず
こちらとしても当惑するばかりでしたが、相手方の怒り様は凄まじく裁判も辞さないという事でした。
お互いまず話し合い状況を聞きましたところ、事の始まりは娘さんが髪を洗っていた際にシャワーの音に紛れて
「ウー…」
っといった唸りのようなものが聞こえていたのだが、娘が不気味がって部屋に母親を呼んだ時に
母親が浴室を利用して湯に浸かっている時にその唸り声とともに大きな髪の長い女の顔が浴室の窓に張り付くように現れ、
そのショックで二人とも入院してしまったというのです。
その日の午後に先輩と一緒にそのマンションの部屋の様子を見てきたのですが、特におかしなところもなく
また築2年の物件で経営者も
バカな事言わないでくれ幽霊なんででやしないよ
と怒る有様でした。
その後問題となった物件は4人入居されたのですがいずれもすぐ退去されてしまいました。幽霊が出ると言って。
店内ではこれは絶対に何か有るという話になり同業他社の営業に一杯奢って話を聞き出したところ、
耳を塞ぎたくなるような事件の話が出てきました。
問題の物件は地方から出てきた学生向けのマンションで、新築時の応募で入居された女子大生が
その部屋の最初の入居者だったのですが、ダイエットブームにのって無理な減量をした為激しいリバウンドで肥満体形となってしまい、
自身の容姿でノイローゼとなり浴室の窓枠にワイヤーを巻いて首を吊り自殺しました。
突発的な自殺行動だったのか浴槽には湯が張っており入浴後に首を吊った様で、
その際に足を滑らしたのか首の肉がワイヤーで裂け血を噴出し、自重の為胴体が離れ落ちたのだが、
髪が何重かに巻いたワイヤーに絡まりその大きな顔が中にぶら下がり胴体は浴室に横たわっているという
凄惨な状況だったということをマル変を担当した警察から聞いたそうです。
この話を課長へ伝えたところ、経営者へお断りを出すか拝み屋を頼んでユニットバス交換ぐらいやってもらわないと話にならないという事になりました。
経営者側はあっさりと後者を選択しその手配もこちらに任せるという話になり、翌日の日中に拝み屋と業者を呼んで立ち会いました。
お祓いが終わり業者がユニットバスの解体を始めたのですがそこには吐き気を催すような光景が有りました。
ユニットバスの浴槽部分を外したところ、窓側の壁の浴槽があった部分に赤茶げたカビがビッシリ生えており、
またそのカビにはまるで髪が生えたように無数の髪の毛が下がっていました。
なんというか、血糊のついた頭皮としか言い様がないです。
それが壁の一面を成してました。
しかし、事情を知らない業者はただ淡々と仕事を行い新品のバスユニットと入れ替えました。
80 :cat ◆TUKUMO3rAI :2016/11/28(月) 01:45:36.730 ID:q7wfLV720
>>75
|ω・`) 自分がこの部屋に当たったと考えると、事件の後すぐに交換してもらいたいよね!
壁に頭皮とか…こわ…でも工事の人の対応が普通だったなら知らない人が見たらそこまでじゃないのかな
83 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:50:23.064 ID:3SlKT+ak0
>>80
|A-) 普通に作業してるようで実は嫌だったり…
仕事だからね…w
築浅でそんな状況だったら確実におかしいと思うはず
87 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:54:20.856 ID:3SlKT+ak0
大学時代に、友人から聞いた体験談です。
私の大学は結構な田舎でして、羽を伸ばす所がこれといってありません。
そういう事情に加え、学生の多くが車を所有していることもあり、必然と連れ立ってドライブに行くことが遊びの一つになっていました。
その夜も、私の仲間たちは、隣町の峠道まで出かけたそうです。
私自身はバイトがあったので参加しませんでした。
別に峠を攻めるわけでもなく、頂上で夜景を楽しみながら一杯飲もうというのが目的だったとか。
峠道や頂上では何もなかったのですが、問題は帰り道のことでした。
自動販売機を見つけた彼らは、飲み物が底をついていたこともあり、缶コーヒーを買うために車を路肩に停めたのです。
その時、少し先の道端に何か置いてあるのに気づきました。
外灯もろくに無く、暗くてよく見えません。
近づいてみると、それは花束とジュースの缶でした。
「ありゃ」
「来る時は目に入らなかったのにね」
とりあえず皆で手を合わせておいたそうです。
一人を除いて。
車が発進した後、中で交わされた会話はーー。
「君ら、よくあんな不気味な物の近くに立ってられるな。呆れるわ」
「不気味ってのは非道くないかい?」
「そうそう、花が捧げてあるくらいいいじゃないか」
「花はいいんだよ、花は。俺が言ってるのはランドセルのことだ」
ランドセルだって?
「ほら、花のそばに置いてあっただろう?一つだけポツンと」
「女の子用の赤いのが」
彼以外の者は、誰もそれを見ていなかったのだそうです。
「おい、冗談言うなよ。しっかりと置いてあったじゃないか」
「そっちこそ変なこと言うなよな。他には何もなかったって」
「お前ってそういうのが見える人だったっけか?」
「もし俺が見える人だとしたら、幽霊なんてこの世にいないってことだ」
その場の全員が皆、霊など見たことがない人ばかりでした。
「その俺に見えたんだから、霊関係じゃないって」
「でも」
「そう、でもお前以外のヤツには何も見えなかったじゃないか」
雰囲気が気まずくなり、皆が黙り込んでしまったそうです。
とにかく帰ろうということに意見が一致したので、即行で帰っていつも溜まり場にしている部屋で飲み直そう、とあいなりました。
この時点では、皆がこのランドセルの話題はこれで終わりだ、そう思っていたのです。ですが。
88 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:55:53.507 ID:3SlKT+ak0
車が、溜まり場にしているアパートに近づくにつれ、皆元気を取り戻し、年頃の大学生らしくHな話題などで盛り上がっていました。
しかしなぜかドライバーはアパートの駐車場に入らずに、そのまま通り過ぎてしまったのです。
「おいおい、何やってんだよ、お前の家を通り過ぎちゃったぜ」
「…ダメだ、ダメだよ、俺ン家じゃダメだ…」
「ああ?何言ってんだよ、いったい」
「ランドセルだよ」
「…何だって?」
「ランドセル背負った女の子が駐車場にいたんだ」
さすがに皆、冷水を浴びせられたような気がしました。
運転手君の話によると、駐車場の一番奥の外灯下に、赤いランドセルを背負ったおかっぱ頭の後姿が、じっと佇んでいたのだそうです。
奇妙なことに、運転手と、先ほどランドセルだけ見た友人は別人でした。
今回ランドセルの女の子が見えたのは、運転手だけなのです。
「気のせいじゃないのか。今度は俺には何も見えなかったで」
「お前はまだいい。ランドセルだけだったろ。俺は女の子付きなんだ!」
「もう一回、確認してみない?当ても無くウロウロ出来ないし」
そこで引き返して駐車場を覗いてみることにしたのですが…。
「…ダメ。まだいる。同じ所であっち向いて俯いてる」
やはり、他の友人には見えないのですが、そう言われたら気持ちが悪くて車から降りる気にはなれませんでした。
「仕方ない、狭いけど俺の家に行こうや」
「あ…なんか振り向きそう…」
「早く車出せ!」
ここから彼らの眠れぬ夜が始まりました。
そう。行く先々でランドセルの女の子が待っていたのです。
それも、彼らの内の誰か一人にだけ見えるという奇妙な形で。
彼らの家には一歩も入ることができませんでした。
まだ深夜営業のファミレスが地元にできる前の話です。
こんな夜遅くに学生がたむろできる場所などありませんでした。
大学の研究室に行って過ごすか、という案も出たのですが、
「もしエレベーターの扉が開いた中に、ランドセルが見えたらどうする?」
という一言で行けなくなったそうです。
皆が皆、パニックの一歩手前みたいな状態だったと後で言っていました。
そんな彼らが最終的に選んだ避難場所は、なんと私の家でした。
バイトが終わる時間を見計らって、私を拾いに来たのです。
事情もわからずに
「徹夜で麻雀しよう」
と強引に家に連れて帰られました。
駐車場の入り口で、しつこく確認されます。
「なあ、お前の家の駐車場、何か変わったモノは見えないか?」
「例えば、赤いランドセルとか…」
「???車以外に何もないけど???」
よかったあ、と口々に言いながら皆、私の部屋へ転がり込みました。
トイレがすぐ隣なので、それも彼らにはありがたかったようです。
一人になるのを嫌がっているのが明白なので、さすがに私も不思議に思い、何があったのかを聞きました。
麻雀牌をかき混ぜながら、彼らは私に事情を説明してくれました。
(かなり本気で叩き出してやろうかと思いましたよ、ええ)
麻雀しながらも皆が怖がっているのはわかりました。
私も説明を受けてからは、結構ビビっていました。
「お前さんは拝んでいないから、多分大丈夫だと思うんだけど…」
多分という言葉が余計です。本当に迷惑です。
91 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 01:58:22.035 ID:3SlKT+ak0
しかし、赤いランドセルは私の家には姿を現しませんでした。
夜が明け朝が来ると、皆くたびれ果てて眠ってしまいました。
おそらく、精神的に疲れていたのでしょうね。
真面目に学校に行ったのは私だけです。
彼らは、午後からバラバラと授業に出てきました。
日が昇ってようやく家に帰れたのだそうです。
しかし、一人だけ来ない者がいました。
それは最初にランドセルを見た彼でした。
心配しましたが、携帯電話が普及する前なので、連絡がつきません。
その日最後のコマが終わると、そいつの部屋に皆で行くことにしました。
部屋に着き呼び鈴を鳴らすと、憔悴した彼の顔が出てきました。
学校に行く準備をしている時に、駐車場から見上げるランドセル姿に気付き、外に出られなくなったのだそうです。
今は見えなくなっているが、一人で外に出る気になれないと彼は言いました。
いきなり私たちの内の一人が、奇妙な声を上げました。
その様子から私たちはランドセルの少女がまだここにいることを知ったのです。
皆そのままゆっくりと中を見ずに外に出て、鍵をかけました。
車に乗り込んだ後で尋ねると、部屋の隅にランドセルがあるのに突然気付いたとのことでした。
私を含め、皆泣きそうになりました。
しばらくして皆でお払いに行ったらしいのですが、何も憑いていない様子だと言われたのだとか。
彼らはその後もランドセルを度々見ていたのですが、別に害は無かったようで、二ヶ月もすると何も見えなくなったそうです。
果たして、事故に会ったのは本当に小学生女子だったのかも不明です。
もしそうだったなら、なにかを伝えたかったのか、単に寂しかっただけなのか。
可哀相だったのは例の最初に目撃した彼で、かなりの間おどおどしていました。
しばらくの間は、通学中の小学生の姿が本気で怖かったそうです。
私は結局、何も見えなかったし、わからなかったのですが。
途中から皆のヒステリーじゃないのかとも思いました。
口にこそ出しませんでしたけどね。
私の周りで起こった?奇妙で少し怖いお話でした。
長文でどうもすいませんでした。
95 :cat ◆TUKUMO3rAI :2016/11/28(月) 02:03:54.727 ID:q7wfLV720
>>91
|ω・`) う、うーんこれ始めは見たんだろうけど後からのは集団催眠的にも思えるなぁ
ても行く先行く先に霊と思われるのがいたらパニックになって事故りそう
98 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:09:47.966 ID:3SlKT+ak0
>>95
|A-) どうなんだろねえ
無いはずの物が見えたりするならそれはそれで怖い…w
105 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:17:09.229 ID:3SlKT+ak0
あれはまだ中学生の時です。
風水の番組かなんかやってて北向きの玄関が良くないとかどうとか言ってたんです。
その時、ふと友人Hの家が北向き玄関だった事を思い出しました。
彼は幽霊話とか嫌いなのでちょっと脅かしてやろうと思い、何日か後に遊ぶ約束をしてその話に尾ひれをつけて脅かしてやろうと考えました。
当日、Hにその話をするといつもは変に怖がるのに何か考え込んでいました。
何かと思い聞いてみると、
「つい最近なんだけどな…」
と話始めました。
彼の部屋は玄関を入ってすぐ脇の部屋でした。
彼がいつものように寝ていると突然、耳元で何か唸るような声が聞こえたそうです。
最初は驚いたものの、すぐ冷静になってなんだろうな?と思ったと同時に、
ばたばたばたばたばたばたばたばた
と、凄い人数の足音が戸の外から聞こえてきた。
なんだ!?と驚いて戸の外を見ようとしたのですが、耳元の声はまだ聞こえていたので先にそちらを聞こうとしたらしいです。
「……ダメだ、……しちゃダメだ」
と微かに聞こえる声がそう繰り返すのです。
Hはもっとよく聞こうと外の音も忘れて集中するとその声は確かに
「みちゃダメだ、戸の外を見ちゃダメだ」
と、繰り返しているそうです。
みちゃダメだ、と言われると気になるらしく、ちょっとだけ覗いてみようかな?とか思った時、その声は急に強い口調で
「見たら死ぬよ」
と一言告げたそうです。
その時、初めてその声が彼の祖母の声だということに気が付いて、中々鳴り止まない外の音を気にしながらも気が付けば寝てしまったそうです。
よく百鬼夜行という言葉を聞きますが彼が遭遇したその足音はまさにその百鬼夜行だったのでしょうか。
後にも先にも一回きりだったみたいです。
そのときにはHのおばあちゃんはとうの昔になくなっています。
彼はそういった霊現象に会うと何かしらの形でおばあちゃんが守ってくれるそうです。
余談ですがHともう一人と俺で怪談話をしていた時にHが急に
『なんかいる気がするから辞めよう』
とか言い出したので、さすがにネタも尽きた事から電気をつけようとしたら反応が無い。
友達がふざけているのかと思い、代わってスイッチを入れても反応なし。連打しても同じ。
ちょっとした恐怖心にかられて、5分くらいパニックになりながらも連打していたら突然電気がつきました。
電球は替えたばかりでその後から今にいたる10年間、スイッチの接触等には問題ありません。
やっぱり来てたのかな…。
108 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:21:03.722 ID:3SlKT+ak0
思い出したくない映像があります。
数年前、友人と二人で泊まった旅行先のホテルでの話。
お風呂で髪を洗ってると、後方の入り口ドアが開いたらしく、スーッと冷たい風が入ってきました。
私は、友人が開けたのだと思って
「何?」
っと振り向きました
ドアは20cmぐらい開いていて、そこからにゅーっと人の姿が現れました。
うつむいてる様で、髪がバサーッと前に垂れていて顔は全然見えません。
普通の人ではないというのが一瞬でわかりました。
何故なら頭の位置がおかしいからです。
普通うつむいてもアゴが鎖骨に当たる程度しか首は曲がりませんよね?
でも、その人物は頭が肩より下、胸のあたりまで垂れ下がった状態だったのです。
うなじが丸見えです。
私は頭の中が真っ白になって、気が動転したのでしょうね、それに向かってシャワーをかけました。
すると突然それは、ガタガタと肩でドアをこじ開ける様にして、バスルームに入ってこようとしたのです。
「ぎゃあーっ!!」
って叫びましたよ。思いっきり。
声にびっくりした友人が、
「どしたの?」
とバスルームのドアを開けて入ってきました。
その頭の垂れた人をすりぬけて…私は生まれて初めて失神しました。
関係ないかもしれませんが、その霊(?)をすりぬけてしまった友人は、ノイローゼからリストカットを繰り返し、とうとう一昨年他界しました。
お葬式で彼女の死顔を見た時、鮮明にあの時の事を思い出し、悲しみより恐怖に駆られた事を覚えています。
考えすぎかもしれませんが、あの時私が叫ばなかったら友人は何事もなく生きていられたのかも…
113 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:29:21.743 ID:3SlKT+ak0
車の免許を取れたのは良いけれど、車を買うお金が無い。
休みの度に、安い車を探して彷徨っていたら、10回目ほど訪問していた中古屋さんに良い車があると言われました。
D社のM○Xという軽自動車で、オーナーが10人くらい代わっているけれど、凄く綺麗な状態。
走行距離も1万?以下で、求めていたMT車。
無事故との説明ではあったけれど、お値段車検1年+保険で7万円とのこと。
なんでこんなに安いのか聞くと、社長さん曰く
「オークションで数台車を買って、展示スペースが無いから処分したい」
そんな事もあるのかと思い、自分の幸運を喜びながら即契約。
1週間後に取りに来るように、何度も何度も念を押されて、2つ返事で了承しながら帰宅しました。
ところが、車を取りに行く直前、先輩達の唐突な誘いで2泊3日の合宿が決定してしまい、
取りに行けないので納車して欲しいと伝えると、即答で拒否。
少しムッとしたけれど、忙しいのだろうと納得して、3万円出すので納車して頂けないかと頼み込み、何とか了承してもらった。
なぜかイヤイヤなのが、受話器越しにも良くわかりました。
合宿も終わり、
「帰ったら、ドライブしよう」
と約束して友人と駅で別れ、弾む足取りで我が家へ、愛車の元へ。
家の前の駐車スペースに車が無い。
何処にも赤いM○Xが見当たらない。
(さては、弟が勝手に乗り回しているのでは?)
と無性に腹が立ってきて、家に入るなり母親に車の所在を聞くと、凄く複雑な顔。
「警察も来たけれど、社長さん、あんたの買った車の中で死んでいたそうだよ」
「帰ったら、警察に連絡するように言われてるから、連絡しな」
警察に連絡すると、出頭要請。で、出頭。
購入の詳しい経緯と、社長さん死亡時のアリバイ等を何度も何度もしつこく聞いてくる。
さすがに不安になって来て『殺人』なのかと聞くと、少し言いよどんでから『変死』との答。
結局、それ以上は聞きだせずに追い返されました。
116 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:30:58.746 ID:3SlKT+ak0
人が死んだ車に乗る気は、さすがにしなかったので、中古屋さんに連絡。解約手続きにいく。
事務所に着くと、喪服姿の女性が先にいて、私の名前を聞くと、
「あんたが・・・」
と呟き、凄い目で私をジッとにらんでから、出て行った。社長の奥さんだそうで・・・
解約手続き中も、事務の人達がチラチラと私を見ている。すごく嫌な感じ。
「では、外で新しい車を選びましょう。いえ、同程度の車を、同じ値段で良いですよ」
と、事務の男性が唐突に言い、展示場に連れ出されました。
80万円以上の新古車が並ぶスペースまで来ると、好きなのを選んで欲しいと言う。
戸惑っていると、男性は悲痛な顔で、
「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい。止め様としたのですが出来なかった」
先ほどから訳が解らずイライラしていたので、車の陰に引き込んで、問い詰めるとトンデモない事を言い出した。
「あの車の所有者は、全員不幸になっているんです。死んだのは今回で3人目と聞いています。
社長がどこから買ってきたのか解りませんが、あの車がこの店に来て貴方を含め4人に売りました。
以前の3人は、病気と入院と自殺で、車だけがココ戻ってきているんです」
「あの車、整備の為移動させようと乗り込むと、私も凄く不安で気分が悪くなりました。
最初は、排気やクーラーガス、車内にやエンジン内に薬物でも付いているのかと疑いましたが、全て正常でした。
社員達が何度も社長に『潰す』様に言ったのですが、社長は聞き入れませんでした。
この不景気に首にされるわけにもいかず、我々も強い事が言えなかったのです」
「あの車は、廃車手続きが終わりました。警察の許可が出次第、我々の立会いの下、スクラップにします。
社長がいなくなって、やっと潰す事が出来るようになりました」
「さあ、社員一同からのお詫びの意味もありますので、遠慮無しに好きな車を選んでください。
これなんかどうです?フル装備、新車同然。ナビとカーステもサービスしますよ」
あまりに勝手な言い草に腹が立ちましたが、展示車のM○Xにオプション装備でなんとか機嫌が直りました。
119 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2016/11/28(月) 02:32:40.932 ID:3SlKT+ak0
|A-) 怖い話と音楽終わりー
134 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/11/28(月) 02:56:45.872 ID:T0GTDn8Zp
終わりか 新耳袋みたいで面白かったわ 乙です
149 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/11/28(月) 04:06:15.996 ID:OYiH8rdDa
毒男さん楽しかったよ!
ありがとう!
元スレ:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1480256891/
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