毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2018/03 スレ
Part2
399: 毒男 :2018/03/11(日) 23:06:41
私が小学4年生か5年生の頃ですから、もう20年以上前の出来事になります。
夏休みに祖父母の家に遊びに行きました。古い大きな家でした。
ある日、昼寝から目覚めてみると、家中が静まりかえっていました。
歩き回っても誰もいません。どうやら一人っきりのようです。
昼寝をしていた部屋に戻ると、天井にぶら下げられている大きな梯子が目に付きました。
(これを下ろせば天井裏に上れるんじゃないか?)
そう考えた私は、椅子に上って梯子を引っかけている金具を外しました。
下ろしてみると、それは梯子と言うより収納式の階段のようなものでした。
手の届くところまで階段を登って天井板を押すと、それは案外簡単に開きました。
初めて登る天井裏は薄暗くて、小さな窓からオレる光に埃が渦巻いていました。
そこかしこに、古そうな箱や戸棚のようなものが置いてあります。
ちょっとの間、それらの箱や棚を探っていましたが、すぐに飽きてしまい、天井裏を探検することにしました。
箱や戸棚のある区画を外れると、梁に渡してある板がなくなり、足下は直で天井板です。
所々にある隙間から下の光が漏れていましたが、窓がないのでほとんど真っ暗でした。
天井板は薄くてすぐに割れそうだったので、梁の上を伝って移動することにしました。
板の隙間から下を覗こうとしましたが、狭すぎてよく見えません。
一旦戸棚の所まで戻り箸を取ってくると、先端を板の隙間に突っ込みました。
押し込んだ箸の径が太くなるにつれ、隙間が拡がり下の光景が見えるようになります。
そうやって部屋を上から見ると、家具の配置や大きさが普段の目線とは違って見えて、
人のいるスペースがやたら小さく見えました。
そういうのが面白くて、梁を伝っていろんな部屋を覗き見て回りました。
400: 毒男 :2018/03/11(日) 23:07:05
そうこうするうちに、自分の覗いている部屋の位置関係が分からなくなってきました。
部屋の数が多いのに加えて、上から見下ろしていると方向感覚が掴みにくいのです。
しかも周囲は真っ暗。
ちょっと怖くなってきたので、そろそろ戻ろうかと考え、ぼんやりと明るくなっている方向に向かって歩き始めました。
その時、横に小さな扉があるのに気が付きました。
(天井裏に扉?)
妙な感じがして、ついその扉を開けました。
するっと横開きしたその先は、他の場所と何ら変わりのない天井裏の光景でした。
やはり下から明かりが漏れている箇所があります。
何となくためらいながらも、箸でその隙間をこじ開けて下を覗きました。
隙間が狭くて一部しか見えませんでしたが、かなり広い部屋のようです。
ただ、見える範囲に家具はひとつも無く、やけに殺風景な部屋でした。
窓が小さいのか、全体に暗い感じです。
変だったのは、床の畳の上には、何かを書き散らした紙が散乱していたことです。
人の顔や文字などが書かれた紙。それぐらいしか覚えていません。
とにかく何十枚もありました。
もう一つ奇妙だったのは、畳の上に白い文字が書かれていたことです。
あまり規則性はなく、書き散らかしているように見えました。
漢字だったと思うのですが、当時の私には意味が分かりませんでした。
401: 毒男 :2018/03/11(日) 23:07:31
もっとよく見ようと思い、体の位置を入れ替えてもう一度覗きました。
が、何も見えません。
角度の加減なのか、はずみで隙間が詰まってしまったのか、とにかく隙間を拡げてみようと、無造作に箸を突っ込みました。
一瞬、柔らかいものを突いた感触が手に伝わったかと思うと、ドタンッと大きな音がしました。
思わず顔を上げて立ち上がりました。
下の部屋からは、ドタンバタンという振動が伝わってきました。
時折、シュッシュッと畳を擦るような音も聞こえてきます。
立ち尽くす私の足元の天井板が下からドンドンと叩かれました。
天井を叩く音は次々と位置を変え、何かを探しているようにも思えました。
怖くなった私は、梁の上を走って元の階段のところまでたどり着き、慌てて下に下りると、天井板を閉めて階段を元通り天井に上げておきました。
しばらく耳を澄ましていましたが、さっきの物音はもう聞こえて来ませんでした。
やがて、祖父母と両親と妹が外出先から連れ立って戻ってきましたが、私は怒られるのを恐れて、留守中の出来事については黙っていました。
それから2度ほど祖父母の家には遊びに行きました。
内心ビクビクものだったのですが、祖父祖母の態度には、特に変わった様子はありませんでした。
やはりビビリながらも、あの殺風景な部屋を見つけようと探し回ったのですが、不思議なことに、どうやっても見つけることは出来ませんでした。
数年前、祖父母が相次いで亡くなると、家は売りに出され、今では更地になっていると聞きます。
402: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/03/11(日) 23:14:02
>>401
|ω・`) うおーこわー怖いわー
昔の家って隠し部屋みたいなのありそうだよね
守り神(にされた)的な物が産まれながらにアレだから的な物かでまた怖さが変わるねw
あとこの話知ってたw
403: 名無しさん :2018/03/11(日) 23:14:03
宿直!w w w
404: 毒男 :2018/03/11(日) 23:19:10
>>402
|A-) 昔の家ってすごいよね
田舎の家を外から見てる限りそういう感じのは無さそうだけどもねw
前に貼った話を貼り直してるからなあ
ここから先は知ってたりしてw
>>403
|A-) 学校とかの宿直って風呂どうしたんだろ
405: 毒男 :2018/03/11(日) 23:19:24
これは私が友人から聞いた話です。
彼女が中学生だった頃のある日、母親と一緒に親戚の家を訪ねました。
そこには二つ年上の従姉妹がいて、とても仲が良かったそうです。
彼女は従姉妹と会うのを楽しみにしていのですが、その日は部屋にこもって、なかなか顔を見せなかったそうです。
しばらくして従姉妹が姿を現し、彼女に自分の部屋に来るよう手招きしました。ちょっと深刻な様子だったそうです。
部屋に入るなり、従姉妹は彼女にある封筒を渡しました。
そして、
「これをしばらく預かってほしいの」
唐突に言ったそうです。
封筒には従姉妹が書いたらしい日付が記してあり、
「再来年のこの日まで。それまでは絶対に開けたりしないで…ただ、私に何か起こったら」
従姉妹の真剣な表情に、彼女は不安を覚えました。
封筒の中身と、預ける理由を知りたかったのですが、
「いつか全部話すから、それまでは二人だけの秘密にして」
と、逆にお願いされる形になり、彼女は押されて納得したと言います。
友人はしばらく気にかけていたそうですが、受験や高校入学などがあって、ほとんど忘れかけていたそうです。
また、従姉妹も進学で他県へと離れ、なぜか一年近く会わずにいたある日、彼女は学校から帰るなり、母親から聞かされました。
従姉妹が心臓麻痺で亡くなったことを。
友人はかなりのショックを受け、呆然自失のまま葬儀に立会いました。
そして、ようやく悲しみを実感する頃になって、あの封筒の事を思い出したそうです。
406: 毒男 :2018/03/11(日) 23:19:40
不吉な予感は的中し、従姉妹が亡くなった日の日付が目に飛び込んできました。
彼女は震えながら封を開けると、そこから一枚の紙と、タロットカードらしきものが出てきたそうです。
従姉妹が手書きしたと思われる紙には、ある占いの方法が書かれていたそうです。
カードを切るいくつかの手順と、その並べ方。
本人の生年月日やその日の天候なども関係していて、少し複雑でしたが、それによって、ある年月日が導き出されるようでした。
つまり、その本人の死ぬ日です。
友人が手にしたカードは、かなり古いものだったようです。
絵柄は動物や昆虫、植物などで、タロットとは違うとのことでした。
私はそのカードをどうしたのか、彼女に訊くと
「多分誰かに預けると思う。ずっと先の事になるけど」
と答えました。
なんでも、そのカードは、託された人だけの予言をするそうです。
407: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/03/11(日) 23:25:15
>>406
|ω・`) このカード欲しい!w
その従姉妹さんも誰かから託されたって事だよね
こういうアイテムほんとにあるんかねーw
408: 名無しさん :2018/03/11(日) 23:26:12
XEXEXかな?
このアレンジは聞いたことないや
409: 毒男 :2018/03/11(日) 23:29:12
>>407
|A-) やってみたいよねw
同じように座ると死ぬイスとかも試してみたい
強く信じることで暗示のような効果が出て本当になるとかねw
>>408
|A-) あたりww
俺は知らないゲームだなあ
410: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/03/11(日) 23:30:25
>>409
|ω・`) バズビーズチェア!今は天井から吊り下げられてるんだっけ?
まあ暗示〜てのもあるよねー
411: 毒男 :2018/03/11(日) 23:31:41
>>410
|A-) それそれw
今はそうなってるね
ありえないと思うんだよなあww
XEXEXってなんか面白そうだな
412: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/03/11(日) 23:33:31
>>411
|ω・`) 試したいけどねw
曰くが今思い出せないけど何人もなんだっけ?
414: 毒男 :2018/03/11(日) 23:37:38
>>412
|A-) 何人も死んだみたいね
昔の話だからどこまで本当かわからないけどね
確かいろんな理由で死んだんじゃなかったかな
419: 毒男 :2018/03/11(日) 23:56:32
俺が高校行ってた時の事だから、かれこれ5年位前になるかなぁ。
俺の高校には男子寮があったんだけど、県外から来てる生徒は大抵そこに入ってた。
何度か改修やら増築やらされてる結構年季の入った建物。その寮に入ってた友達の話。
部活にありがちで、上下関係とかかなり厳しくて、先輩の言う事は絶対って風潮があった。
その日も友達は相部屋の先輩から頼まれた大量の洗濯物を、屋上に干す作業をしていた。
時間はそろそろ日付が変わろうとしていた頃。
不意に後ろから
「ガシャッ、ガシャガシャッ」
っとゆう音がしたので、びっくりした友達は思わず後ろを振り返った。
そこには転落防止の為に張ってある金網をしきりに揺らしている5、6歳位の体が半透明に透けている男の子がいたそうだ。
友達からは男の子の後ろ姿しか見えず、顔を確かめる事は出来なかったのだが、友達は一瞬で
「やばい!!」
と思ったそうだ。
寮の先輩達から、
「うちの寮はよく出るぞ」
等とよく聞かされていたし、見たと言う人も後を絶たなかった。
友達本人も霊感体質で、俺もよく不思議な体験を聞かされていた。
その友達が、瞬時にこの世の物では無い雰囲気を読み取って、背筋に寒いものが走ったそうだ。
その間にも、半透明の男の子はしきりに金網を揺らし続けている。
心臓の鼓動は割れんばりに速くなり、友達は恐怖のあまり動く事が出来なくなってしまったそうだ。おまけに声も出ない。
友達は馬鹿みたいにその場に突っ立って、じっとその男の子を見るしかなかった。
「ガシャッ、ガシャガシャ」
金網の揺れる音だけが誰もいない屋上に響く。
420: 毒男 :2018/03/11(日) 23:56:50
すると不意に男の子がこちらを振り返った。
いや、正確には振り返るか振り返らないか位の所で男の子は突然消えてしまったそうだ。
友達は呆然とそこに立ち竦んで、しばらく何も居なくなった金網を見つめていた。
と、その時、突然友達は後ろから手を引っ張られて、びくっとして振り向いた。
そこには先刻の男の子と思しき奴が、半透明な顔で友達を見上げていたそうだ。
その顔は、溺死者の様にぶくぶくに膨れていて、半透明ながらもはっきりとその大きな輪郭が見て取れたそうだ。
「そこから先は覚えてない。俺気絶してたらしいから。」
とその翌日友達は学校で話していた。
屋上で倒れている所を別の寮生に発見され、その話を聞いて慌てて駆け付けた寮監に部屋まで運ばれてから目を覚ましたそうだ。
心配そうに見つめていた寮監に先刻の事を話すと、
「ああ、また出たかぁ。その子俺が学生の頃からよく出てたらしいからなぁ。おまえ霊感体質か?」
と言われたそうだ。
寮監の話では、何十年か前にあった大水害の時、俺の高校の校庭には数十体の水死体が流れ着いていたそうだ。
その中にはいくつかの子供の死体も混ざっていたそうで、丁度今寮が建っている辺りに仮の安置所を作って、そこに纏めて安置していたらしい。
私が小学4年生か5年生の頃ですから、もう20年以上前の出来事になります。
夏休みに祖父母の家に遊びに行きました。古い大きな家でした。
ある日、昼寝から目覚めてみると、家中が静まりかえっていました。
歩き回っても誰もいません。どうやら一人っきりのようです。
昼寝をしていた部屋に戻ると、天井にぶら下げられている大きな梯子が目に付きました。
(これを下ろせば天井裏に上れるんじゃないか?)
そう考えた私は、椅子に上って梯子を引っかけている金具を外しました。
下ろしてみると、それは梯子と言うより収納式の階段のようなものでした。
手の届くところまで階段を登って天井板を押すと、それは案外簡単に開きました。
初めて登る天井裏は薄暗くて、小さな窓からオレる光に埃が渦巻いていました。
そこかしこに、古そうな箱や戸棚のようなものが置いてあります。
ちょっとの間、それらの箱や棚を探っていましたが、すぐに飽きてしまい、天井裏を探検することにしました。
箱や戸棚のある区画を外れると、梁に渡してある板がなくなり、足下は直で天井板です。
所々にある隙間から下の光が漏れていましたが、窓がないのでほとんど真っ暗でした。
天井板は薄くてすぐに割れそうだったので、梁の上を伝って移動することにしました。
板の隙間から下を覗こうとしましたが、狭すぎてよく見えません。
一旦戸棚の所まで戻り箸を取ってくると、先端を板の隙間に突っ込みました。
押し込んだ箸の径が太くなるにつれ、隙間が拡がり下の光景が見えるようになります。
そうやって部屋を上から見ると、家具の配置や大きさが普段の目線とは違って見えて、
人のいるスペースがやたら小さく見えました。
そういうのが面白くて、梁を伝っていろんな部屋を覗き見て回りました。
400: 毒男 :2018/03/11(日) 23:07:05
そうこうするうちに、自分の覗いている部屋の位置関係が分からなくなってきました。
部屋の数が多いのに加えて、上から見下ろしていると方向感覚が掴みにくいのです。
しかも周囲は真っ暗。
ちょっと怖くなってきたので、そろそろ戻ろうかと考え、ぼんやりと明るくなっている方向に向かって歩き始めました。
その時、横に小さな扉があるのに気が付きました。
(天井裏に扉?)
妙な感じがして、ついその扉を開けました。
するっと横開きしたその先は、他の場所と何ら変わりのない天井裏の光景でした。
やはり下から明かりが漏れている箇所があります。
何となくためらいながらも、箸でその隙間をこじ開けて下を覗きました。
隙間が狭くて一部しか見えませんでしたが、かなり広い部屋のようです。
ただ、見える範囲に家具はひとつも無く、やけに殺風景な部屋でした。
窓が小さいのか、全体に暗い感じです。
変だったのは、床の畳の上には、何かを書き散らした紙が散乱していたことです。
人の顔や文字などが書かれた紙。それぐらいしか覚えていません。
とにかく何十枚もありました。
もう一つ奇妙だったのは、畳の上に白い文字が書かれていたことです。
あまり規則性はなく、書き散らかしているように見えました。
漢字だったと思うのですが、当時の私には意味が分かりませんでした。
401: 毒男 :2018/03/11(日) 23:07:31
もっとよく見ようと思い、体の位置を入れ替えてもう一度覗きました。
が、何も見えません。
角度の加減なのか、はずみで隙間が詰まってしまったのか、とにかく隙間を拡げてみようと、無造作に箸を突っ込みました。
一瞬、柔らかいものを突いた感触が手に伝わったかと思うと、ドタンッと大きな音がしました。
思わず顔を上げて立ち上がりました。
下の部屋からは、ドタンバタンという振動が伝わってきました。
時折、シュッシュッと畳を擦るような音も聞こえてきます。
立ち尽くす私の足元の天井板が下からドンドンと叩かれました。
天井を叩く音は次々と位置を変え、何かを探しているようにも思えました。
怖くなった私は、梁の上を走って元の階段のところまでたどり着き、慌てて下に下りると、天井板を閉めて階段を元通り天井に上げておきました。
しばらく耳を澄ましていましたが、さっきの物音はもう聞こえて来ませんでした。
やがて、祖父母と両親と妹が外出先から連れ立って戻ってきましたが、私は怒られるのを恐れて、留守中の出来事については黙っていました。
それから2度ほど祖父母の家には遊びに行きました。
内心ビクビクものだったのですが、祖父祖母の態度には、特に変わった様子はありませんでした。
やはりビビリながらも、あの殺風景な部屋を見つけようと探し回ったのですが、不思議なことに、どうやっても見つけることは出来ませんでした。
数年前、祖父母が相次いで亡くなると、家は売りに出され、今では更地になっていると聞きます。
402: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/03/11(日) 23:14:02
>>401
|ω・`) うおーこわー怖いわー
昔の家って隠し部屋みたいなのありそうだよね
守り神(にされた)的な物が産まれながらにアレだから的な物かでまた怖さが変わるねw
あとこの話知ってたw
403: 名無しさん :2018/03/11(日) 23:14:03
宿直!w w w
>>402
|A-) 昔の家ってすごいよね
田舎の家を外から見てる限りそういう感じのは無さそうだけどもねw
前に貼った話を貼り直してるからなあ
ここから先は知ってたりしてw
>>403
|A-) 学校とかの宿直って風呂どうしたんだろ
405: 毒男 :2018/03/11(日) 23:19:24
これは私が友人から聞いた話です。
彼女が中学生だった頃のある日、母親と一緒に親戚の家を訪ねました。
そこには二つ年上の従姉妹がいて、とても仲が良かったそうです。
彼女は従姉妹と会うのを楽しみにしていのですが、その日は部屋にこもって、なかなか顔を見せなかったそうです。
しばらくして従姉妹が姿を現し、彼女に自分の部屋に来るよう手招きしました。ちょっと深刻な様子だったそうです。
部屋に入るなり、従姉妹は彼女にある封筒を渡しました。
そして、
「これをしばらく預かってほしいの」
唐突に言ったそうです。
封筒には従姉妹が書いたらしい日付が記してあり、
「再来年のこの日まで。それまでは絶対に開けたりしないで…ただ、私に何か起こったら」
従姉妹の真剣な表情に、彼女は不安を覚えました。
封筒の中身と、預ける理由を知りたかったのですが、
「いつか全部話すから、それまでは二人だけの秘密にして」
と、逆にお願いされる形になり、彼女は押されて納得したと言います。
友人はしばらく気にかけていたそうですが、受験や高校入学などがあって、ほとんど忘れかけていたそうです。
また、従姉妹も進学で他県へと離れ、なぜか一年近く会わずにいたある日、彼女は学校から帰るなり、母親から聞かされました。
従姉妹が心臓麻痺で亡くなったことを。
友人はかなりのショックを受け、呆然自失のまま葬儀に立会いました。
そして、ようやく悲しみを実感する頃になって、あの封筒の事を思い出したそうです。
406: 毒男 :2018/03/11(日) 23:19:40
不吉な予感は的中し、従姉妹が亡くなった日の日付が目に飛び込んできました。
彼女は震えながら封を開けると、そこから一枚の紙と、タロットカードらしきものが出てきたそうです。
従姉妹が手書きしたと思われる紙には、ある占いの方法が書かれていたそうです。
カードを切るいくつかの手順と、その並べ方。
本人の生年月日やその日の天候なども関係していて、少し複雑でしたが、それによって、ある年月日が導き出されるようでした。
つまり、その本人の死ぬ日です。
友人が手にしたカードは、かなり古いものだったようです。
絵柄は動物や昆虫、植物などで、タロットとは違うとのことでした。
私はそのカードをどうしたのか、彼女に訊くと
「多分誰かに預けると思う。ずっと先の事になるけど」
と答えました。
なんでも、そのカードは、託された人だけの予言をするそうです。
407: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/03/11(日) 23:25:15
>>406
|ω・`) このカード欲しい!w
その従姉妹さんも誰かから託されたって事だよね
こういうアイテムほんとにあるんかねーw
408: 名無しさん :2018/03/11(日) 23:26:12
XEXEXかな?
このアレンジは聞いたことないや
409: 毒男 :2018/03/11(日) 23:29:12
>>407
|A-) やってみたいよねw
同じように座ると死ぬイスとかも試してみたい
強く信じることで暗示のような効果が出て本当になるとかねw
>>408
|A-) あたりww
俺は知らないゲームだなあ
410: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/03/11(日) 23:30:25
>>409
|ω・`) バズビーズチェア!今は天井から吊り下げられてるんだっけ?
まあ暗示〜てのもあるよねー
411: 毒男 :2018/03/11(日) 23:31:41
>>410
|A-) それそれw
今はそうなってるね
ありえないと思うんだよなあww
XEXEXってなんか面白そうだな
412: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/03/11(日) 23:33:31
>>411
|ω・`) 試したいけどねw
曰くが今思い出せないけど何人もなんだっけ?
414: 毒男 :2018/03/11(日) 23:37:38
>>412
|A-) 何人も死んだみたいね
昔の話だからどこまで本当かわからないけどね
確かいろんな理由で死んだんじゃなかったかな
419: 毒男 :2018/03/11(日) 23:56:32
俺が高校行ってた時の事だから、かれこれ5年位前になるかなぁ。
俺の高校には男子寮があったんだけど、県外から来てる生徒は大抵そこに入ってた。
何度か改修やら増築やらされてる結構年季の入った建物。その寮に入ってた友達の話。
部活にありがちで、上下関係とかかなり厳しくて、先輩の言う事は絶対って風潮があった。
その日も友達は相部屋の先輩から頼まれた大量の洗濯物を、屋上に干す作業をしていた。
時間はそろそろ日付が変わろうとしていた頃。
不意に後ろから
「ガシャッ、ガシャガシャッ」
っとゆう音がしたので、びっくりした友達は思わず後ろを振り返った。
そこには転落防止の為に張ってある金網をしきりに揺らしている5、6歳位の体が半透明に透けている男の子がいたそうだ。
友達からは男の子の後ろ姿しか見えず、顔を確かめる事は出来なかったのだが、友達は一瞬で
「やばい!!」
と思ったそうだ。
寮の先輩達から、
「うちの寮はよく出るぞ」
等とよく聞かされていたし、見たと言う人も後を絶たなかった。
友達本人も霊感体質で、俺もよく不思議な体験を聞かされていた。
その友達が、瞬時にこの世の物では無い雰囲気を読み取って、背筋に寒いものが走ったそうだ。
その間にも、半透明の男の子はしきりに金網を揺らし続けている。
心臓の鼓動は割れんばりに速くなり、友達は恐怖のあまり動く事が出来なくなってしまったそうだ。おまけに声も出ない。
友達は馬鹿みたいにその場に突っ立って、じっとその男の子を見るしかなかった。
「ガシャッ、ガシャガシャ」
金網の揺れる音だけが誰もいない屋上に響く。
420: 毒男 :2018/03/11(日) 23:56:50
すると不意に男の子がこちらを振り返った。
いや、正確には振り返るか振り返らないか位の所で男の子は突然消えてしまったそうだ。
友達は呆然とそこに立ち竦んで、しばらく何も居なくなった金網を見つめていた。
と、その時、突然友達は後ろから手を引っ張られて、びくっとして振り向いた。
そこには先刻の男の子と思しき奴が、半透明な顔で友達を見上げていたそうだ。
その顔は、溺死者の様にぶくぶくに膨れていて、半透明ながらもはっきりとその大きな輪郭が見て取れたそうだ。
「そこから先は覚えてない。俺気絶してたらしいから。」
とその翌日友達は学校で話していた。
屋上で倒れている所を別の寮生に発見され、その話を聞いて慌てて駆け付けた寮監に部屋まで運ばれてから目を覚ましたそうだ。
心配そうに見つめていた寮監に先刻の事を話すと、
「ああ、また出たかぁ。その子俺が学生の頃からよく出てたらしいからなぁ。おまえ霊感体質か?」
と言われたそうだ。
寮監の話では、何十年か前にあった大水害の時、俺の高校の校庭には数十体の水死体が流れ着いていたそうだ。
その中にはいくつかの子供の死体も混ざっていたそうで、丁度今寮が建っている辺りに仮の安置所を作って、そこに纏めて安置していたらしい。
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