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毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2015/06/27 スレ

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Part2
32 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:03:32.929 ID:82bThHv60
友達のAの話。
Aは小さいアパートに住んでいるのですが、人当たりの良い性格もあってか、
近所付き合いも円満で、特に隣の部屋に住んでいる男性(B)とはかなり宜しくやっていたらしい。
暇があればお互いの部屋を行ったり来たりするほどの仲だったんだと。
ある晩、いつものようにBの部屋に行くと、今まで綺麗だった部屋の中がめちゃくちゃ散らかっていた。
驚いて何があったのかと聞くと、Bは
「探しものをしていた」
と答えた。
Aは納得したが、今考えると、探しものをしていた割には散らかり方が尋常では無かったらしい。
台所の三角ボックスが床に落ちて、残飯が散乱していたくらいだから。
一応片付けるよう促してみたが、Bは
「このままでいい」
の一点張り。まぁ他人の部屋の事情なんかどうでもいいので、放っておいたらしいのだが。
その日は一晩中、Aが持ってきた酒を飲みながらバカな話をして盛り上がっていた。
ある休日、友達(ていうか俺w)との約束の時間ギリギリで、アパートの階段を駆け降りていると、大家と出会った。
結構急いでいたので、軽い挨拶程度で済ませようとしたが、いやに引き留められる。
長々とどうでもいい世間話をされ、だんだん苛立ってきたAは、無理矢理話を終わらせようとした。
すると大家は急に真剣な面持ちになり
「実はね、あなたの隣に住んでる○○さん(Bの苗字)、ここ3ヶ月くらい家賃滞納してるのよ。
催促してるんだけど、いつも逆ギレされるの。タダで住ますわけにはいかないんだけど、
追い出すのも気が引けて…。あなたからも言っておいてくれない?お願い。」
と言い、Aの生返事を聞く前に去っていった。

33 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:05:05.444 ID:82bThHv60
その晩、昼間のことなどすっかり忘れてしまっていたAは、いつも通りBの部屋に行く。
チャイムを鳴らすも、部屋の明かりは付いているのに出てこない。
Bは真っ暗の中じゃないと眠れないということを知っているので、
居留守を使われていることに腹が立ち、何回もチャイムを押した。
何十回目かのチャイムを押した時、部屋の中から激しい物音が聞こえ始めた。
何かを投げつけているのか、ドアにも何度か強い衝撃が走った。
怖くなったAは、自分の部屋に帰ったが、いてもたってもいられなくなり、
その晩は友達(またしても俺w)の家に泊まった。
それからBの部屋に赴くことは無く、マンションの付近で見掛けることも無くなった。
いつも夜中になるとBの部屋から激しい物音が聞こえてくる。
Aは明らかにおかしい隣の部屋の様子に少しばかり心配したが、
怖さのほうが上回ったのと、騒音がうるさくて眠れず、ストレスが溜まり、
ついには友達(つーか俺w)の家に半居候的な感じになっていた。
そんな生活が三ヶ月間続いた。
そろそろウザくなった俺は、無理矢理Aを追い返した。
Aも申し訳ないと思っていたのか、意外とすんなり帰ってくれた。
結局その日は一晩中静かだったらしい。
Aはアホなので、
「あ、あの時はちょっと病んでただけだったんだな」
と安堵した。
次の日、久しぶりにBの部屋で酒でも飲もうと思ったAは、コンビニでウイスキーを買い、Bの部屋を訪れた。
が、チャイムを鳴らしても出ない。
部屋の明かりもついていない。

34 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:05:33.131 ID:82bThHv60
しかし、時刻はまだ19時。いくら早寝早起きのBでも、こんな時間に寝ないだろう。
嫌な予感がしたAは、Bの部屋のドアノブを捻った。
ガチャ…
しずかにドアが開く。
微かに開いた隙間から、異臭が漏れてきた。
咳き込みながらも思い切ってドアを開け放つと、そこには見るも無惨な部屋の中と、Bの姿。
様々な家具が倒れて、カビの生えた残飯がそこらへんに散らばっており、壁の所々に血痕が付いていた。
そしてBは、地獄のような部屋の中で、見たことも無いような色をして死んでいた。
所謂「ミイラ化」というものだ。
何ヵ所か、何かに食われたのか、不自然に骨が見えている部分があった。
その後は警察が来たり何なりで大変だったらしい。
しかし、俺がそれ以上に怖かったのは、Bは猫を大層可愛がって飼っていたらしいのだがその猫が生きていたことだ。
なんでも、主人の肉を食って生き延びていたんだと。
その猫は人間の味を知ってしまったことによって凶暴化する恐れがあるので、保健所で殺されてしまうらしい。
Aは即行引っ越したかったのだが、予算が無く、未だにあのアパートで暮らしてる。

37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/06/28(日) 01:16:06.360 ID:i4igXEBVK
こんばんあ毒男さん!お久しぶりでつ(>_<)ぬこー!?

38 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:16:58.804 ID:82bThHv60
>>37
|A-) こんばんは、おひさねw
    猫に罪は無いよね…


39 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:18:15.063 ID:82bThHv60
今日は母がまだ若い頃に聞いてきた話をします。
母がまだ若い頃に聞いて来た話ですから、戦後10年前後だと思って下さい。
田舎の宿場に来年の春に東京の大学に受験をするという一人の若い男が、
海に見える宿屋に夏の間だけ避暑兼受験勉強のためにやってきました。
実家はまだ幼い弟妹達、祖父母に両親、子守娘に下男…と豪農ゆえに家族や出入りの人間が多く、
せっかく皆の期待に答えたいための大学受験の勉強なのにうるさくて勉強も出来ない、
と祖父母と両親に頼み込んで、海辺の宿屋にやって来た。
彼(学生さん)が案内された部屋を見ると、窓の向こうには青い海原が広がっていて
昼間は海からの涼しい風が入り込んで中々気持ちよかった。
畳みも痛んでないし、綺麗に掃除されている。
8畳一間の部屋だが、居心地は良かった。
部屋の中ほどに入ってふと、入り口のふすまを振り返ると壁に向かって文机で勉強している若い男の後姿が。
思わずびっくりした学生さんだが、気を持ち直して話しかけた。
「あ、あの今日からこちらでお世話になります。どうかよろしくお願いします」
男は背を向けたまま
「よろしく」
とだけ言った。
学生さんは(愛想悪いな…)と思ったが自分も勉強しなきゃいけない身だし
早々他の人に構っていられないことを思い出して、自分も窓際の方にあった文机に向かって勉強に取り掛かった。
目の前の文字が読み辛くなって初めて日が暮れたことに気付いた。
振り返ると男もまだ、暗い机に向かっていた。
「電気を点けても宜しいですか?」
学生さんが尋ねると男は
「はい」
とだけ答えた。

40 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:18:47.177 ID:82bThHv60
部屋の電気を点けたとほぼ同じに下の階から
「ごはんですよー」
と声がかかった。
「はーい」
と返事して部屋を出ようとしても、男は一向に立ち上がらない。
「あなたは行かないんですか?」
学生さんが声をかけた。
「私はもう結構なんです」
男が答えた。
「そうですか…では僕、行ってきます」
「いってらっしゃい」
学生さんは何だか男との距離が縮まった気がして、その日はしっかり夕飯を食べた。
学生さんは夕食の後も勉強した。
トイレに行きたくなって、初めて男が一度も立ち上がった気配がない事に気付いたが
「僕が夢中になってたから気付かなかったんだろうな。あの人も頑張るなぁ」
と考えていた。
寝る時間になって布団を引いたが、男はまだ机に向かっていた。
「お休みにならないんですか?」
学生さんが話しかけると
「僕は結構です」
と答えが返ってきた。
「ではお先に」
「おやすみなさい」
学生さんが部屋の電気を消すと明かりは男の机の上の明かりだけになった。
学生さんは男に背を向けるように眠った。

41 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:20:24.311 ID:82bThHv60
次の朝。
学生さんが目を覚ますと男はもう机に向かっていた。
軽くあいさつをして、学生さんは洗面に向かい、そのまま朝食を食べた。
気が付いたがここの宿屋に泊まってるのはどうやら自分と男だけらしかった。
昼間も難なく終わり、夜、その日は蚊が凄い夜だった。
線香を炊いても蚊が襲ってくる。でも窓を閉めるととても暑い。
学生さんは男に話しかけた。
「蚊が凄いですね〜、痒くないですか?」
男は答えた。
「私は息をしてませんから」
学生さんは、(あ、蚊は人の息に反応するって聞くからな…なるほど)と
自分も呼吸を止めてみたが、やっぱり蚊に刺されてしまう。
その夜は勉強にならず、寝ることにした。
何日も過ぎて、やがて夏休みを終えるようになり学生さんは家に帰ることになった。
男に最後の別れを告げたが、最後まで男は振り返る事もなく学生さんに顔を見せなかった。
学生さんは同室だった男の事を聞こうとした。
もしかしたら、春、東京の大学で会えるかもしれない。そう思ったからだ。
だが、女将さんは意外な事を言った。
「ここは坊ちゃんのお家専用のお宿ですよ?他家の方はお泊りになれません。」
「え?でも、僕の部屋に若い男が勉強してたよ?」
「いいえ、ここにお泊りだったのは坊ちゃんだけで、後は私(女将)と娘(女中)と裏にいる私の主人だけですよ」
学生さんは、彼が言った「息をしてませんから」を思い出した。
慌てて自分が寝泊りしていた部屋を見に行ったが、そこにまだ男はいた。
だが、学生さんは男に話しかけることなくその宿(実は別荘)を後にした。
男は、生きていなかったのだ。
学生さんは無事、東京の大学に入学した。

42 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:21:58.360 ID:82bThHv60
|A-) なんかこの話は小説のような雰囲気があるなあ

43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/06/28(日) 01:25:07.753 ID:u7CsjdhX0
どっくんやっほー

44 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:26:27.916 ID:82bThHv60
>>43
|A-)ノシ やほーい

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/06/28(日) 01:28:44.387 ID:fNDzyXdd0
>>41
せっかくの同室ですし顔を見せてくださいよーとか言っていたらと思うと・・・怖い

46 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:30:33.340 ID:82bThHv60
>>45
|A-) 顔をのぞき込んだりしてもやばいよね
    静かに話すだけの人だから顔を見たらどんな行動をするかわからないのがまた怖い

47 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:39:43.362 ID:82bThHv60
文才ないんで読みにくいと思うけど実体験談を。
ちょっと長くなるかも
10年位前、当時、不動産 兼 建設会社に勤務していた時の話。
日祝祭日は交代で出勤してたある日の休日 俺の当番の日
色白で50代前半くらいの男性客が現れた。
今住んでる自宅を売却したいとのこと。
不動産情報誌に掲載する為、所在地、間取り等聞き取り、買い手を探す事になった。
ご想像通り この物件が後々厄介な出来事を引き起こすことになるんだけど、
霊感の類のものなんて、限りなく0に近い俺。
中に入っても、何も見えないし、何も感じない。普通の住宅にしか思わなかった。
2週間位たったある日の休日。
いつものように休日当番。
あの男性客が来た。
たわいもない世間話やプロ野球の話題の相手をしたりもした。
俺が休日の当番の日には必ずといっていいほど事務所に現れ、世間話をするってのが3ヶ月ほど続いた。
当時、俺の休日当番は月に2〜3回位。
何故か、俺の当番のときだけ事務所に現れるらしい。
そんなこんなでその男性客以後”K”さんと仲良くなっていろんな話をするようになり、食事に誘われるまでになった。
週末、居酒屋に誘われて会社が終わってからKさんと一緒に呑んでたら、深刻そうな表情で俺に言ってきた。
”今から話すこと真面目に聞いてくれ”
仲良くなったとはいえ、Kさんはお客様。
”もちろんです”
と即答。
日本酒を一気飲みしてKさんが話した内容は次の通りだ(10年も前で記憶曖昧)

49 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:40:34.774 ID:82bThHv60
家内と娘2人(中学と高校)の4人家族である。
今は1人暮らしだ。
次女の様子が変になってきた。
長女が不登校になった。
家内が鬱になった。
家内が入院することになった。
次女がノイローゼで精神科医院に通院することになった。
長女が家出。
家内の両親に家内と次女と長女(歌舞伎町で保護されたらしい)を預けた。
そんなわけで今は1人暮らしなんだ と。
家族の看病のために財産処分するんだと思い聴いていた。
曖昧だが鮮明に記憶してる話がある。
 
”夜中、枕元を 馬が走るんだ”
”1頭や2頭じゃないんだよ”
は?酔っ払ったか?でも目が真剣、しかも涙目。
返答に困ってる俺に
”今日、家に泊まってくれ たのむから”
いろんな心霊話は聞いてきたが、馬が出るってのは初めてだし、どっちかっていうとそんなネタ好きだったから、
その時は面白そうだったんで泊めてもらうことに。
その夜、Kさんの隣に布団を敷いて寝ることになったが、なぜか眠れない。
近所のコンビニでビールやら酒買込んできて、飲みながら時間が過ぎるのを待った。
深夜1時位隣の部屋で寝てるKさんのイビキが始まった。
俺は酔っ払ってて気にしてないしKさんの持ってたアダルトビデオの鑑賞に集中してた。
その後2時30分くらいまでは起きていたがそのまま寝てしまった。

50 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:42:19.823 ID:82bThHv60
次の日の朝、9時位に目が覚めた、ひどい2日酔いで気分が悪い。
結局何もねーじゃねーか。
ちょっと残念なんて思いながらKさんの様子を見に行ったらKさんがいない。
布団の散らかりかたがハンパじゃない。
俺が寝てる間になんかあったのか?
どうしたんだろって家ん中さがしたら いた。
廊下に、階段の手摺にしがみついて寝てた。
って言うより、失神してたってかんじ。
しかも失禁してて口の周りは下呂まみれ。
コイツ、アブネー病気なんだ、関わんないほうがいい、そう判断しそのまま放置して帰ってきた。
会社の上司に経緯を説明し物件の取扱もやめKさんとの接点を断った。
その後、Kさんも俺の会社には現れなくなり3カ月ほど経ったある日、会社に手紙が届いた。
しかも俺宛。差出人はKさん。
いやな予感。達筆な字でA4用紙に5ページあった。
長女が事故死、次女が発狂精神科隔離病棟へ入院、家内が自殺。
事故の場所日時 病院名や病名 自殺の場所 詳しく書き綴ってた。
先日泊めていただいた日のことも書いてあった。
俺が居間で酔い潰れてた時、馬に乗った侍に追い回されたこと。
長女の後ろに老婆がいるのが見えるようになった。
家内の首に黒い靄が見える。

51 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:44:00.702 ID:82bThHv60
現実とは思えないような内容ばかりだったが疑う気にはならなかった。
最後のページに俺への感謝(相談に乗ってくれた)と妻と長女がきにかかる。という内容で終わった。
いやな予感。
上司に付き添ってもらいKさんの家に。鍵がしてある。
勝手口の硝子を割り、中へ。臭い。
居間の隣の部屋(Kさんが寝てた部屋)にぶら下がってた。
言葉にならないような複雑な気持ちになった。
警察にきてもらい、事情を説明。
家族の不幸もホントだったらしい。
後日、後追い自殺で処理されたらしい。
その後、俺は会社を辞め、別の建設会社へ就職、現在に至る。
忙しい毎日だ。
先日、新しい物件が舞いこんできた。
中古住宅の全面リフォームだ。
予算が決まり着工することになった。
仮設工事を手配し着工させた日。
足場から作業員転落の知らせ。左手首と左足骨折。最悪のスタートだ。
とりあえず現場に行ってみる。

52 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:44:07.724 ID:82bThHv60
お察しの通り あのKさんの家。
怪我した作業員は
”誰かに押された”
って言い張ってる。
10年経ってようやく忘れかけたいやな思いがよみがえって来る。
工事受注した営業マンや社長へは10年前のことは話してないが、不景気な建設業界。
この工事取止めってことは出来ないらしい。
工事担当になった後輩のT君、胃潰瘍の為入院。(デキスギダロ)
俺に後任の役が回ってきそうだ。(他に工事担当できる奴いねーしほぼ決定)
今すぐ会社辞めたいが、30代半ばになると転職先もあまりない。
この工事 中止にしてもらうように 明日社長に言って見よう。
以上 おちなしでスマソ

54 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:55:07.617 ID:82bThHv60
上京してはじめて借りた部屋が最悪だった。
友達から父親の知り合いだって言う不動産屋に紹介されたんだけど、築十年位経ってるけど
部屋はきれいで広いし、なんか壁とかも新しくしたみたいですぐ気に入った。
それに広さの割には家賃が安い。
おまけに隣が
[角部屋|借りた部屋|お隣さん|
みたいな配置でなんか気楽。
しかも大家のおじさんがめちゃくちゃいい人。
引越し蕎麦とか、本当は俺が差し出す側なのにご馳走になってしまった。
それで2週間くらい住んでたんだけど、隣の角部屋ちっちゃい子が住んでるのか、
俺が仕事から帰ってきたら窓ガラス?を割っちゃったみたいで、窓があったとこに青いビニールが張られてた。
でもうるさくする事もないし、というかお隣さんとは会った事もなかったので特に気にとめずにいた。
時々ビニールを内側からツンツンしたり、何故か玄関ポストのとこにも貼ってあった粘着テープを
内側から指で突き破ってるとことかは見たけど、実際どんな子なのかは知らなかった。
まぁやってた仕事がファミレスの深夜の厨房だったので、基本ご近所さんと会う事はなかったんだけど。
そんである日、となりの角部屋に宅配便が届いたんだけどその日はお隣さんが留守だったみたいだから、
たまたま休みの日で昼間に起きていた俺が預かる事になった。
そんでお隣さんが帰ってくるまで仮眠をとろうと思って少し寝てたんだけど、
うっかり寝すぎて夜の8時になってしまった。
これ以上遅くなるとご迷惑かな?とも思ったので俺はお隣さん家に小包持ってピンポン押した。反応がない。

55 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:55:48.769 ID:82bThHv60
ドアノブを回してみるとあっさり開いた。のでごめんくださーいと言ってちょっと開けて見ると、
部屋の中はすっからかんだった。
何もないすっからかん。人が住んでるようには見えない。
おかしいな?と思ったので大家さんに電話をしてみるとその部屋は俺が越してくる前から空き家だったらしい。
でも隣の部屋の中には確かに人が居るのを見たし(指だけだったけど)現に荷物も届いてる。
宛名は男の名前だった。
俺はちょっと怖くなって不動産屋に直接話を聞きに言ったら
「その部屋、昔変死体があってから人住んでないんです」
だって。
そんな事は部屋に入る前に言ってくれよ!と俺が泣いたら
「直接その部屋に住んでるわけではないので通告義務はないんです」
と。
結局1週間くらい住んで引っ越しました。
夜に窓から隣の部屋覗くと窓に張られたビニールが指の形に盛上がるのが怖かったんで。
因みに届いた小包、不動産屋から帰って来た日に無断で開けちゃったんですけど
焼いた土?みたいなのがいっぱいに入ってました。


56 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/06/28(日) 01:56:31.504 ID:82bThHv60
|A-) 空室だからポストにテープしてふさいでるのにね…

58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/06/28(日) 02:10:31.444 ID:Ct1dCcmZ0
今日は引っこし関連の話が多いね
あと2ケ月で引っこす予定の自分としてみたらちょい怖い
勉強する幽霊はなんか励みになってる気がするけれど

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/06/28(日) 02:12:18.588 ID:yO4CNCfO0
>>55
本人の借りた部屋そのものは何も最悪でもない気がするよ…
気持ちは悪いよな

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