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( ^ω^)豚肉のようです
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1: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 20:39:29 ID:MreiM5x5Co

ある所に1匹の豚がいました
その豚の名前は内藤ホライゾン
仲間内ではブーンと呼ばれていました
彼は養豚場の中で何不自由なくすくすくと育ちました
しかしそんな幸せな日々は長くは続きません
そう、ついにあの日が来たのです
豚肉に加工され出荷されるあの日g

( ^ω^)「なんだおこれ」

川 ゚ -゚)「途中で割り込むな、話が止まってしまったじゃないか」

( ^ω^)「割り込みたくもなるお!なんで豚肉なんだお!意味わかんないお」

川 ゚ -゚)ノシ「いいから続けさせろ」ベシッ

(;^ω^)「痛いお痛いお」

川 ゚ -゚)「今の所はカットで頼む」



9: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 20:48:12 ID:MreiM5x5Co

(;^ω^)「僕を食べるのかお…?」

('A`)「え?お前食べ物なの?」

(;^ω^)「当たり前だお!豚肉だって見ればわかるお!」

なんという事でしょう、あれは豚肉だったのです

('A`)「豚肉が喋るわけねぇだろ」

(;^ω^)「それもそうだお、正しくは豚肉の妖精だお」

('A`)「…妖怪の間違いじゃないのか?」

ドクオがそう思うのも無理はありません
見た目はただの肉塊、それなのに話ができる
本当にもう妖精というより妖怪です


10: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 20:49:08 ID:MreiM5x5Co

(♯^ω^)「この際妖精でも妖怪でもどっちでもいいお!」

(;'A`)そ「ゴ、ゴメンナサイ…」

( ^ω^)「あ、怒鳴ってごめんだお」

(;'A`)「キニシテナイヨ」

(;^ω^)「怯えてるお…」

( ^ω^)「そうだお、自己紹介がまだだったお!僕は内藤ホライゾン、ブーンって呼んで欲しいお」

(;'A`)「え、あ、ドクオです」

('A`)(豚肉にも名前ってあるんだ)


11: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 20:49:46 ID:MreiM5x5Co

それから2人は話をし、すっかり打ち解けました

( ^ω^)「29にもなって童貞かおww魔法使い決定だおwww」

('A`)「うるせー、どうせお前だって童t」

( ^ω^)「残念でしたお。僕は卒業してるお」

(;'A`)そ「嘘だ!?」

2人の会話はどんどん進みます
時間も忘れていつまでも


12: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 20:50:45 ID:MreiM5x5Co

('A`)「なんでかわかんないけどお前とは気が合うな、豚肉なのに」

( ^ω^)「本当だお、ところで…」

('A`)「ん?どうした?」

( ^ω^)「お腹、空いてるかお…?」

('A`)「え?あぁ、たしかにお腹ペコペコだな」

( ^ω^)「冷蔵庫にあった食材は僕だけなんだおね?」

(;'A`)「まさかお前!?俺はお前を食べたりしたくなi」

( ^ω^)「さっそく買い物に行くお」

('A`)「デスヨネー」

豚肉に仕切られるのは癪でしたがドクオの空腹もそろそろ限界です
なのでおとなしく彼に従う事に決めました

( ^ω^)「料理には詳しいから任せて欲しいお!」


13: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 20:52:25 ID:MreiM5x5Co

こうしてドクオは何年ぶりかわからない外へと出て行きました、1人で

('A`)「ソト、コワイ」

( ^ω^)『大丈夫だお!スーパーに行って買い物するだけだお!』

(;A;)「なんでお前は来ないんだよ」

( ^ω^)『豚肉だから仕方ないお』
ブーンは豚肉なので家から出られません
ドクオは泣く泣く1人で買い物に来ました
そんな彼の唯一の救いは妖怪の力によるテレパシーです
会話できる相手がいる、それがすぐにでも逃げ出したいドクオの心を支えるのです

( ^ω^)『ドクオならできるお!頑張るんだお!』

(うA;)「オレ、ガンバル」


14: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 21:07:30 ID:MreiM5x5Co

それから数時間、ドクオは神経をすり減らせながらも見事1人で買い物を成功させました

( A )「モウ、ダメポ…」

( ^ω^)「ドクオおかえりだお!よくやったお!」

( A )「オレ、ガンバレタ…?」

( ^ω^)「頑張れたてお!ドクオはすごい男だお!」

(*'A`)「ありがとな」

( ^ω^)「じゃあさっそく料理を始めるお!おー!」

(*'A`)「おー」


15: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 21:08:08 ID:MreiM5x5Co

今回の買い物でドクオが買ってきたものは人参、ジャガイモ、玉ねぎなど
これを使い料理初心者でもある程度作れるものと言えばあれしかないでしょう

( ^ω^)「肉無しカレーを作るお」

('A`)「人参嫌い…玉ねぎ嫌い…」

( ^ω^)「好き嫌いはだめだお!」

('A`)「ハイ…」

( ^ω^)「まずは野菜を洗ってー…」

それからしばらく経ちキッチンは胃を刺激する美味しそうな匂いで満ちていました

(*'A`)「まだ?」

( ^ω^)「まだだお。ご飯が炊けるまでの辛抱だ…お?…ご飯?」


16: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 21:08:45 ID:MreiM5x5Co

(*'A`)「どした?」

(;^ω^)「僕らは重大なミスを犯してしまったお」

('A`)「なんだよ」

(;^ω^)「ご飯を炊き忘れたお」

(;'A`)そ「!?」

大変な事になりました
カレーライスのライスを忘れてしまうなんて、まさかの事態です


17: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 21:16:22 ID:MreiM5x5Co

(;^ω^)「こうなったら奥の手だお」

('A`)「なんだよ奥の手って」

( ;ω;)「僕をお米の代わりにしてカレーを食べるんだお」

('A`)「いや無理だろ」

( ^ω^)「やっぱ無理かお」

('A`)「たしかチンするご飯が戸棚に…」

('A`)「あった!これで大丈夫だろ」

(*^ω^)「おっおっ、よかったおね」


18: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 21:17:21 ID:MreiM5x5Co

こうして無事ドクオは食事をとることができました

('A`)「ふぅ、美味しかった」

( ^ω^)「それはよかったお、じゃあ僕はそろそろ行くお」

('A`)「?行くってどこに?」

( ^ω^)「豚肉として食事に困ってる人を助けにだお」

('A`)「アン○ン○ン的な感じか」

( ^ω^)「そんな感じだお。でも自分を食べさせる気はないお」

('A`)「そっか、頑張れよ」

( ^ω^)「ありがとだお、ドクオも頑張れお」

('A`)「ああ」


19: 名無しさん@読者の声:2020/8/30(日) 21:18:05 ID:MreiM5x5Co

( ^ω^)「最後に一言いいかお」

('A`)「なんだよ」

( ^ω^)「カレーには牛肉だお」

そう言うとブーンの姿はふっと消えました
後に残ったのは2人で作ったカレーと大きな豚肉の塊

(;'A`)そ「これ本体じゃなかったのかよ」


第1話
「引きこもりと豚肉のようです」‐完‐


20: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:42:02 ID:/l4/mI4fPY

第2話
「リア充と豚肉のようです」


21: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:42:52 ID:/l4/mI4fPY

空気の澄んだ森の広場に2人の若者がいました
おおよそ友人と呼ぶには不釣り合いな雰囲気を醸し出す彼らはまさに幸せそうなリア充です
爆発してしまえ

(*゚ー゚)「ねえギコ君」

(,,゚Д゚)「なんだ?」

(*゚ー゚)「そろそろお昼にしない?私お弁当作ってきたの」

(,,゚Д゚)「しぃは料理がうまいから楽しみだ」

(*゚ー゚)「はい、いっぱい食べてね」

(;^ω^)「ふぅ…やっと開いたお」

(;゚ー゚)「きゃああああ!?」


22: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:43:55 ID:/l4/mI4fPY

しぃがお弁当箱を開くと突然不思議な声が聞こえたのです

(;゚ー゚)「ギ、ギコ君…今の聴こえた?」

(,,゚Д゚)「いや、俺は何も」

( ^ω^)「突然叫ぶなんて失礼だお」

(;゚ー゚)「やっぱり声が…」

(,;゚Д゚)「今のは俺も聞こえたぞ」

( ^ω^)「2人共落ち着くお、僕は無害だお」

(,;゚Д゚)「そんなの信じられるかゴルァ」

( ^ω^)「僕は豚肉の内藤ホライゾンだお、ブーンって呼んでくれお」

(*;ー;)「怖いよギコ君」

(,;゚Д゚)「俺が守るから大丈夫だ」

(;^ω^)「ここでも妖怪扱いかお」


23: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:44:48 ID:/l4/mI4fPY

しぃはギコの後ろに隠れ、ギコはブーンを睨みつけています
しかしはたから見ればお弁当を睨みつけているだけ、なんと滑稽な風景でしょうか

( ^ω^)「僕は何もしないお!だから話を聞いて欲しいお!」

(,,゚Д゚)「本当に何もしないのかゴルァ」

( ^ω^)「豚肉に二言はないお」

(,,゚Д゚)「その目、信じてやるぞ」

( ^ω^)「よかったお」

(;゚ー゚)「本当に大丈夫なの?」

(,,゚Д゚)「大丈夫だ、それによく考えたらこいつはただの豚肉料理だぞ」

(*゚ー゚)「あ、そっかぁ」

( ^ω^)「ずいぶんあっさりだおね」


24: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:45:47 ID:/l4/mI4fPY

( ^ω^)「実は2人に大変なお知らせがあるんだお」

(*゚ー゚)「大変なお知らせ?」

(,,゚Д゚)「なんだゴルァ」

( ^ω^)「このお弁当不味いお」

(*゚ー゚)そ「!?」

(,,゚Д゚)「何言ってんだゴルァ!しぃの料理が不味いわけないだろ!」

(*゚ー゚)「も、もしかして…」

( ^ω^)「おっおっ、心辺りがあるんだお?」

(;゚ー゚)「う、うん…」

(;゚ー゚)「実はね…ー」


25: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:47:04 ID:/l4/mI4fPY

そう言うとしぃは静かに今朝あった事を話し始めました

(* ー )「今朝寝坊しちゃったの、焦って私うっかり調味料を間違えちゃったかもしれないの」

(* ー )「昨日キッチンを片付けた時に調味料の位置を変えたのが悪かったのかな」

(*;ー;)「ごめんね、美味しいお弁当作れなくて」

(,,゚Д゚)「しぃ…、大丈夫だ俺はそんなの気にしないから」

( ^ω^)「そっちじゃないお」

(*゚ー゚)「え?」


26: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:48:15 ID:/l4/mI4fPY

ブーンは深い溜め息を吐くとお弁当をちゃんと見るように言いました

( ^ω^)「この玉子焼きを見るお」

(*゚ー゚)「普通の玉子焼きだよ?」

(,,゚Д゚)「普通だゴルァ」

(;^ω^)「普通じゃないお!真っ黒だお!なんだおダークマターかお!?」

(*゚ー゚)そ「普通じゃないの!?」

(,,゚Д゚)「知らなかったぞ…」

(;^ω^)「あとこれ、なんだお?炒飯の出来損ないかお?」

(*゚ー゚)「ひどい…、どこから見てもお握りなのに」

( ^ω^)「僕はそこまで目は悪くないお」

( ^ω^)「最後にこれ、僕豚肉だお」

(,,゚Д゚)「美味しいだぞゴルァ」

( ^ω^)「生焼けだお、お腹壊すお」

(*゚ー゚)「レアってやつなの」

( ^ω^)「違うお、生焼けだお」


27: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:49:20 ID:/l4/mI4fPY

それから小一時間ブーンは料理の何たるかを2人に指南しました
2人は自分達の料理知識が間違っていた事に始めは戸惑っていましたが次第に落ち着きを取り戻し真剣にブーンの話を聞くようになりました
それと共にブーンの指導にも熱が入り気が付けばもう夜です

( ^ω^)「お!もうこんな時間だお」

(*゚ー゚)「真っ暗だね」

(,,゚Д゚)「時間が経つのは早いぞゴルァ」

( ^ω^)「とりあえず2人ともちゃんとした料理がわかったかお?」

(*゚ー゚)「はい!」(゚Д゚,,)

( ^ω^)「ならよかったお、じゃあ僕はもう帰るお」

(*゚ー゚)「もう行っちゃうの…?」

( ^ω^)「リア充を見てるのは辛いんだお、察してくれお」

(,,゚Д゚)「そうか、世話になった」


28: 名無しさん@読者の声:2020/9/6(日) 22:50:23 ID:/l4/mI4fPY

(*゚ー゚)「次料理を失敗した時も来てね」

(,,゚Д゚)「待ってるぞ」

( ^ω^)「呼ばれない事を願うお…、さよならだお!」

(*゚ー゚)「…行っちゃったね」

(,,゚Д゚)「…よし、帰って復習だゴルァ」

(*゚ー゚)「うん!…このお弁当はどうしようか?」

(,,゚Д゚)「食べるのは嫌だゴルァ…」

(*゚ー゚)「だよね…」


第2話
「リア充と豚肉のようです」‐完‐


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