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【参加自由】1レス勝負【2章】
[8] -25 -50 

1: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2014/10/16(木) 20:04:50 ID:7lTINYd4eE
日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます


278: のうたばやし ◆N6kHDvcQjc:2015/1/21(水) 18:11:41 ID:jNxM7IRijA

「私達、もう終わりね」
の一言で関係が終わってしまったのは、同居し始めてたったの1ヶ月だった。

「……まったく、俺が猫ダメだって知ってるのに……」
少し広くなった部屋で丸くなっている小さな同居者に呟く。

「お前も、置いていかれたな。アイツみたいに撫でてやれないぞ?」

何を言われてるか、理解してはいないのだろう。
きっと別れの時の俺と同じで……。

「にゃー」

小さく鳴いた声。
急に目から流れ出る涙。
きょとんとした。そんな顔の同居者に対して
「……心配無いよ、置いていかない。もう振り返ったりもしないよ」
俺の最初で最後の強がり。

残ったモノは
小さな同居者と
アレルギー。


279: 1 ◆/H.xzMYYpc:2015/1/21(水) 20:26:20 ID:JAD.nw8Xog
ーとある病院ー

女医「は〜い、次の方〜」
男1「失礼しま…うぐっ」
女医「どうしました?」
男1「すいません。僕、女アレルギーでして…」ヒュ-ヒュ-
女医「可及的速やかに男性医のトコに行ってくださ〜い」

女医「は〜い、次の方〜」
男2「…どうも」
女医「今日はどうなさいました〜?」
男2「…朝から頭が痛くて…」
女医「そうですか〜。一応血圧を測らせてくださいね〜。看護師さ〜ん」
看護師「はい。では、腕を…」
男2「うわわっ!!?」
看護師「えっ!?」ビクッ
男2「き、君、20代前半じゃないかっ!!」
看護師「はあ…」
男2「わ、私は若者アレルギーなんだ!!ぐああっ、頭がぁぁぁ…!!!」ダダダッ
女医「………」
看護師「………」
女医「私だと反応しませんでしたね〜」
看護師「コメントは差し控えます」

女医「は〜い、次の方〜」
男3「よろしくお願い…うわああああっ!!」ガタン!!
女医「???」
男3「白…白…白…部屋中白ばっかりじゃないかっ!」
女医「病院ですからね〜」
男3「俺は白アレルギーなんだっ!!うああ、胸が苦しいぃぃぃ!!」バタン!!
女医「………」
看護師「………」
女医「雪の日とか大変そうですね〜」
看護師「もっと日常が大変と思いますが」

女医「看護師さん、少し休憩してきますね〜」
看護師「あ、は〜い」

女医「………」ツカツカ

パタン
女医「………」



女医(ああああああっっっ!!!痒い痒い痒いーっ!!!)ガリガリ
女医(なんで今日は男の患者ばっかり来るのぉぉぉぉっ!!?)
女医(男アレルギーとか…)


女医(勘弁してぇぇぇぇっ!!!)ボリボリ
280: アウアウ:2015/1/21(水) 22:20:14 ID:lhYgqszolY
アレルギー

「告白します。私はアレルギーです」

「大変ですね。なんのアレルギーですか?」

「違います。私がアレルギーを持っているのではなくて、私がアレルギーそのものなのです」

「はあ・・・」

「私を経口摂取すると、あなたは顔が赤くなり、発熱します」

「私は人間を経口摂取したことなどありませんが」

「あなたは口内から、私の一部である唾液を摂取しました」

「それは、一般的にキスと呼ばれる行為ではないでしょうか」

「摂取したことに変わりはありません」

「そちらも赤くなっていたのは、私もアレルギーだからですか?」

「そのような事実はありません」

「なら確かめてみましょうよ」



「やっぱり赤いです」

「そちらが?」

「私も」
281: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/1/22(木) 00:01:58 ID:OPP/hKB7KA
箱入り魔王の作者様が参戦とは……胸熱ですね。
282: 名無しさん@読者の声:2015/1/22(木) 01:30:18 ID:X6zMWzLjX6
「僕は嘘アレルギーです」
「はあ」
「他人から嘘を聞かされると死にます」
「宇宙人が君を殺すよ」
「……」
「なんだ、死なないじゃないか」

………

「私は真実アレルギーだわ」
「はあ」
「真実を聞かされると死んでしまうの」
「僕は君という人間が好きだ」
「……」
「なんだ、死なないじゃないか」

………

「なあ、聞いてくれないか」
「なぁに?」
「宇宙人が僕を殺そうとしてる」
「……」
「……なんだ、僕は彼等に殺されないんだね」

「私も聞いてほしいことがあるの」
「何だい?」
「あの人は私の事が好き」
「……」
「……あらやだ」

「君は彼に何を言われたの?」
「あなたは彼に何を言われたの?」

「宇宙人が僕を殺すって」
「彼は私という人間が好きだって」

………

「おい、2人とも、何時までそこに」
「……いる、つもり……?」
「……そういうことか」
「なんということだ、君らが正直者だったとは」
283: 名無しさん@読者の声:2015/1/23(金) 21:46:52 ID:iNTxZzwO/k
『――嬉しいニュースが飛び込んできました。

 最年少宇宙飛行士であるスギノ・コウキさん(16)を乗せたロケットが、宇宙ステーション「パラノーシス」へ無事接続されました。
 ロケット打ち上げは実に16年ぶりのことです。当日はここ十数年で類を見ない、すばらしい好天に恵まれ……――』
 興奮気味に喋るキャスターを横目に、コウキはため息をついた。
(まるでヒーロー扱いだ)
 自分は英雄なんかじゃない。死にものぐるいで宇宙を目指したのは、一刻も早く逃げ出したかったからだ。
 ステーションの丸窓から見える地球。あそこは、まさに地獄だった。
 次から次へと、息つく間もなく起こる自然災害の数々。海は荒れ狂い、雲は太陽光を遮り、動物はほとんどが死に絶えた。生まれた時から、彼のそばにはいつも死があった。
 中でもコウキを悩ませたのは花粉だ。異常発生した木々が世界を覆うほどの花粉を飛ばし、人類はアレルギー症状に苦しめられた。
(マスクを手放せない人生なんてうんざりだ。だから俺は宇宙に来た。地球に殺されるくらいなら、ここで寿命を全うしてやるさ。人類すべてを見捨てて、な)
「タダイマ地球時刻23時。睡眠ヲオススメシマス」
 制御AIの忠告に従い、コウキは無重力に身を任せた。
 


 宇宙にきて5年が経った。
 21歳になったコウキは今、帰還用ポッドで地球に向かっている。
(二度と戻ることはないと思ってたんだけどな)
 彼の考えを変えたのは、地球にいる職員からの定期通信だった。
『――最近じゃあれほど頻繁に起こっていた災害もピタリと止んで、昔のように穏やかな星に戻ったんだ。みんな幸せに暮らしてるよ』
(ったく損だよな。これじゃ、わざわざ宇宙に来た意味が無い)
「マモナク大気圏ニ突入シマス」
 空気との摩擦に備え、宇宙服の中で身を固くする。
 そのとき、とてつもない衝撃がポッドを貫いた。

(う……)
 気がつくと、コウキは宇宙に漂っていた。
 あたりにはポッドの残骸が浮かんでいる。
(一体、なにが起こったんだ)
 無傷で放り出されたのは不幸中の幸いだったが、このままでは地球に帰ることも、ステーションへ戻ることもできない。
 途方にくれるコウキの目前で、母なる地球は静かに廻っている。
「ちくしょう!」
 焦った彼は両手を振り回し、わめき散らした。
 と、そのとき。何か固いものが拳に当たり、コウキは目を見開いた。
 透明の壁が、自分と地球とを隔てていたのだ。
(なんだよこれ)
 壁伝いにどんどん進むが、遮蔽物に終わりはない。
(まるで地球を覆うマスクみたいだ)
 そのとき、コウキは唐突に気づいた。
 天変地異が発生し始めたのは、ちょうど自分が生まれた年だったということに。
(俺の、せい、だった……?)
 あの天災は、アレルギー症状だったのだ。コウキという異物を追い出すための。
「うそだろ……。
 おい入れろよ、帰ってきたんだ! 俺は地球人だぞ!」

 くしゃみでもするように、地球がぶるり、と震えた。
284: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/1/24(土) 20:05:30 ID:jNxM7IRijA

これより投票期間に入ります。

日曜日から月曜日に日付が変わるまでが投票期間です。
今回の参加作品は

>>278
>>279
>>280
>>282
>>283
5作品です。

コレだっ
と思う作品に投票してください。

では、皆様のご参加お待ちしております。
285: 名無しさん@読者の声:2015/1/24(土) 21:14:17 ID:ZEOPBAIpFQ
>>280
286: 名無しさん@読者の声:2015/1/24(土) 21:32:01 ID:KAeOu7xeAc
>>283
287: 名無しさん@読者の声:2015/1/24(土) 22:40:14 ID:uqPiDK6G7I

>>283
288: 名無しさん@読者の声:2015/1/25(日) 08:40:28 ID:.C2Ce7Dj1M
>>279
289: 名無しさん@読者の声:2015/1/25(日) 09:22:08 ID:6lfwgeInwk
>>283
290: 名無しさん@読者の声:2015/1/25(日) 09:44:09 ID:rEsO4Emp66
>>280
291: 名無しさん@読者の声:2015/1/25(日) 22:13:24 ID:ofkmkyyPH.
>>278
292: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/1/26(月) 00:02:29 ID:KdpgKckXm6

投票締切です。

今回の勝者は……
>>283です!

素晴らしい作品でございました。
では、これよりお題募集期間に入ります。

293: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/1/27(火) 15:39:27 ID:8er4yV5PIk

今回はお題候補が無いようなので
今週は見送らせていただきます。

では来週。


294: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/2/2(月) 00:15:53 ID:3royW.7drM

お題募集期間になりました。
はてさて、今回は1レス勝負は行われるのでしょうか?

では
お題募集、始まります。
皆々様のご参加お待ちしております。

295: 名無しさん@読者の声:2015/2/2(月) 08:13:27 ID:VHu0RcpVjQ
お題「誕生日」
296: 名無しさん@読者の声:2015/2/2(月) 09:28:57 ID:uXnbuTbXEQ
お題「節分」
297: 名無しさん@読者の声:2015/2/2(月) 11:38:49 ID:H6FlYpwN1M
お題
灰色の街
335.31 KBytes

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