2chまとめサイトモバイル

2chまとめサイトモバイル 掲示板
愛憎の狭間でお煎餅を焼いたけど君には結局届かずに一週間寝込んだ話
[8] -25 -50 

1: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/16(土) 23:56:00 ID:0JIt4J9r32


を、だれかしてくれません?


91: 名無しだぜひゃっほう!:2014/5/31(土) 03:20:28 ID:HSq/O/lwZQ
さながら煎餅のようにゆらゆらと

たうたうまほろばの淡い桜色のほろ苦さ

はらはらと頬を伝う煎餅のように甘い香り

懐かしくは果てしなく断絶された過去の瞬き

今日が今日とてなく明日が明日でない

時を感じず未来ははるか遠い彼方に

過去は果てしなく遠くの虚ろに

過ぎ去りし昔の仲間は疎遠となり感情もまた煎餅となれり

かつての風景をまにまに思い返すのみ

哀れみにも似た視線を浴びれば1週間はと寝込むのみ


92: 名無しだぜひゃっほう!:2014/5/31(土) 11:29:53 ID:oOl/sn0Ero
照りつける暑さに身を震わせながら、むせびなくように煎餅を焼いた夏のあの日。

1年前に結婚するからとメールが届いた。最後にまたいつか会おうねとの結び。

そうなんだ、このメールが最後なんだ。もう会えないとわかるまでのじわじわ感。

頭に響くセミの鳴き声。張り合うように鳴き叫ぶウシガエル。

千鳥足と投げやりといたたまれなさとやり場の無さ。

殴った走ったもつれた笑った。

体を貫く空洞。気にするほどに深く何もない。

思い出の走馬灯が駆け巡り、前後に揺さぶられる。次が次とてなく、そんなにも色々あったのかと驚きと忘れたことの情けなさ。

いっそ、嵐でもと望む心と裏腹に、焼けつくような日差しの下。

記憶の欠片、一枚の煎餅。一生の1コマ。

焼く、焼く、俺は焼く。焼いたのはあの一瞬。わずか五分にも満たないあの一瞬繰り返したくて。俺は焼く。

焼いた、焼けた。形になった。

届ける。誰に。決まっている。行くしかない。何の意味が、意味なんかいい。今は行くんだ。

行った。ついた。なかった。何もなかった。取り壊されていた。

そうなんだ。そういうことなんだ。

ゼロなんだ。

泣いた。泣き崩れた。

トドのようにセイウチのように、激しくいななき、そして倒れた。

1週間後に目を開けたとき、夕陽が目に染みた。

コンコンとノックする音、時間よ止まれ

残酷であって非情でもない、そんな現実。
 
93: 名無しだぜひゃっほう!:2014/5/31(土) 23:12:30 ID:VG7VtwTeNU
我々は宇宙人だ。
テレビの音が五月蝿いが確かに奴らはそう言った。
あ「で」
宇宙人ズ「で?」
あ「何だってばよ」宇宙人ズ「何だってばよ?」
あ「何の用事でしょうかと言うことだってばよ」
宇宙人ズ「だってばよ?」
あ「何ですかって意味だってばよ」
宇宙人ズ「ぉう、フジコ富士子牛蒡の刷り込み」
あ「何だそりゃ」
宇宙人ズ「そりゃ?」
あ「ですかの碎けた表現だ。一々聞くなようざったいねぇな全く」
宇宙人ズ「うざ?うざったいは高橋留美子」
あ「あん?」
宇宙人ズ「しっづれいしまいました?」
あ「いやお前ら日本語しゃべれんべ」
宇宙人ズ「れんべ?」
あ「だ〜か〜ら〜」
宇宙人ズ「鉄骨娘懐かしいですか?」
あ「疑問形なら何でも許されると思うなよ。このすっとこどっこい」
宇宙人ズ「すいませんですか?」
あ「あ〜、だ〜か〜ら〜。」
宇宙人ズ「鉄棒娘とかいませんでしたか?」
あ「居たね。箱男とか。だからなんでタイムリーなんすか?」
宇宙人ズ「すか?」
あ「すかはですかを碎いた表現で表したものです。オッケー?」
宇宙人ズ「イエス?オッケー牧場」
あ「寝る」
宇宙人ズ「お早うござろう?」
あ「どの時代だよ。突っ込んじゃったよ。ふざけんなよ」
宇宙人ズ「煎餅?」
あ「イエス煎餅。寝込めよ、オラ」
宇宙人ズ「ある日のことでした。ポテトチップス、ぱっぱば〜ら?」
あ「寝るね」

宙人ズ「ラッシャセー?」

94: 名無しだぜひゃっほう!:2014/6/14(土) 21:04:45 ID:714clmoPao
はぁ……




はぁ……




パリパリ




うにっ




(それから一週間が過ぎた)




背番号1番「圧倒的に私がマヨネーズ」 
95: 名無しだぜひゃっほう!:2014/6/30(月) 17:56:34 ID:HWljkIYT.M
スレタイ見てげんふうけいさんの作品みたいだと思ったのはじぶんだけかな(´・ω・`)
96: 一休み一休み:2014/7/15(火) 00:38:07 ID:bCLrL5eEvg
ほっしゅ
97: 名無しだぜひゃっほう!:2014/7/26(土) 13:25:19 ID:JOrxsHyYkQ
象「さぁ始まりました。全日本煎餅大食い選手権。」
狸「ポンポコー」
鶏「コケッコー」
犬「ワンワンワン」象「狸さんは無理しなくていいですよ。気をとり直して参りましょう。選手入場です」
蛙「ゲコゲコ」
フナ「パクパク」
セミ「オッシィツクツク」
ネコ「ニャ〜ン」
象「解説はキリンさんです。よろしくお願いします」
キリン「…ょ…ぁ…ゅ…ぅ」
象「えっと何ですって……」
キリン「…ぁ…ゃ…っ…ぅ」
象「ちょっと、首か遠すぎて聞こえません。気にせず行きましょう。最初の煎餅はこちら」
狸「ポンポコー」
鶏「コケッコー」
犬「ワンワンワン」象「最初はゴマ煎餅です。制限時間は三分。よーい、スタート。」
狸2「ポンポコー」
鶏「コケッコー」
犬「ワンワンワン」
キリン「…ちょ…ぁ…ぅ」
象「二分経過しましたが、誰も煎餅に手を着けない。お互いにらみ合っての一触即発。勝負は最後の1秒までわからない。これはグラム単位の接戦勝負となるかーっ!!」
キリン「……ぃ…ぁ…ぃ…ぁ」
象「ネコさん、ネコさんが一番可能性があります。頑張ってください。フナさんも頑張って、後は……、何かやってて。あーっと時間が来てしまった54321、終了です」
狸3「ポンポコー」
鶏「コケッコー」
犬「ワンワンワン」
象「優勝は煎餅をひと嘗めしたネコさんでした。いやー、他の選手がピクリともしない中の鮮やかなひと嘗めでした」
ネコ「ジー、ジジジー」
象「おや?セミさんの姿が見当たりませんが……」
ネコ「パクパク、ムシャムシャ」
象「気にせず表彰式に移りましょう」
キリン「(最初の試合はゴマ煎餅って言ったやん。最初っていったら次もあるんとちゃうんかい。)」
象「優勝したネコさんには愛憎の狭間で焼かれた煎餅が送られます」
ネコ「いらん」
鶴「では、また来週〜」

〜試合後〜

象「……はぁ、また寝込みそうだな」
キリン「せっかく焼いた煎餅が無駄になって残念やったな」
象「キリンさん」
キリン「象さん」
キリン&象「好きだ〜」
98: 名無しだぜひゃっほう!:2014/8/9(土) 15:40:54 ID:28exuOJLNg
約束の煎餅があると噂を聞きつけてやって来た半蔵と五衛門がその瞬間を目撃する少し前に起きた出来事のためにアラジンと呼ばれることになった一人の青年と恋に落ちたババロア様が焼き上げた一枚の煎餅がよもやそのようなことが起きるとは思わなかったと語る今は亡き十五代目煎餅焼居田呂宇の遺言に従い私こと愛憎之狭間次郎が墓前に供えたのははや一週間前のこととなる。

木漏れ日の中で鮮やかな光を放つ森の中に広がる泉のような心を持っていた十五代目煎餅焼居田呂宇のことを思うと私の心は荒波の中を突き進む幽霊船の中のビヤ樽を住処とする鼠を見たことがある研究者のシーツのように乱れに乱れ沸き立つ感情に煎餅をやかずには居られないとついと立ち上がっては諦めてまた座る様を繰り返すお坊さんを尻目に煎餅を丸かじりする和尚が居ると聞いてひどく悲しい気分になった。

ババロア様は風の噂で亡くなったと石川県の五衛門さんの訃報にカラスが大群で押し寄せる様子をキャンバスに描き切ったことでノーベル賞に匹敵するぐらい凄い賞をもらった画家が使っていた絵の具を作った会社のロゴのように黒い喪服を身にまとったという話を聞いて寝込んだらしい。
99: 名無しだぜひゃっほう!:2014/8/15(金) 20:43:57 ID:gMpdOG/dFQ
風上に立つ君のスカートが舞い上がり下着が見えた。

「ハンマープライス!!」

極太のハンマーでぶっ飛ばされる俺と猫。

動物虐待反対。

「ふなぁごぉぉー」

変な声を上げたのは俺か猫か。

気が付くと膝枕された猫と血だらけで放置されている俺。

「ピーパァーピーパァー」

やって来た救急車の上でオウムが鳴いていた。

経費削減もここまで来たか。

「パリパリやったんしゃい」

救急車から煎餅色の担架を持ち出す婆さん二名。

「バキバキっ」


乗った瞬間に割れる煎餅。いや担架。

「兄さんを救うのは無理やった。ごめんな」

謝る婆さんと猫と婆さん。

「愛憎のは〜ざ〜ま〜」

叫んだ俺が悪いのか。

それから一週間ネコになった
100: ネ兄100レス:2014/9/3(水) 23:20:24 ID:1Uy4A9Ir86
煎餅「うむ、来る焼売。おもてを歩けい。」


このスレを最初から見た人は煎餅を買わずにはいられない人と煎餅を食べたことがあるかもしれない人と煎餅です。
101: ととろ:2014/9/26(金) 01:00:32 ID:pLtCxlLU02
ほとしゅとでとす
102: 名無しだぜひゃっほう!:2014/10/18(土) 22:55:49 ID:n2EcaTiIF.
約束の煎餅を探して立川の焼きそばを食べ続けて三年。オム焼きそばの進化形は煎餅焼きそばと信じた三年。店のおばさんに煎餅焼きそばを頼んだらカタ焼きそばを内緒やでと言われて出してくれた妄想。ボッカケ焼きそばってなんやねんって思ったあの日。知った今ではこんにゃくと筋肉は全てボッカケ。たまにぶっかけ。ぶっかけちゃうがなボッカケやがな。エセ関西弁乙。初めて食べたボッカケ焼きそば上手すぎて残したあの日。大盛り頼んだ俺が悪いのかあの日のおばさんの笑顔が悪いのか。逢いに〜逢いにいくよボッカケ焼きそば。煎餅焼きそばじゃなかったけどそれはそれで旨かった。営業時間伸ばせよコラ。食べたい時間に閉まってんじゃないよコラ。初めて食べたボッカケ焼きそば、上手過ぎて残してごめんよおばさん。煎餅からズレたがすまんな。とりあえず一週間寝込むは。じゃあの(以下リピート)
103: 名無しだぜひゃっほう!:2014/11/3(月) 20:13:09 ID:eRmOTBcOpw
約束があったとしてもさぁ〜、わかるだろぉ〜。いやだから〜、煎餅焼いたんだけどさぁ〜、すごいっしょ〜、はぁ〜、いやだから〜、今どき煎餅焼くやつ居ないのに焼くってとこがすごいっつ〜か〜、あぁ〜ん〜、いま〜?泰三のあたま〜、いや知らんし〜、さっきのがそう言ってたし〜、だから〜、煎餅焼いたんだって〜、泰三のあたまで〜、知らんし〜、あっやっべっ。いや〜何かぶつけたっぽい。うわぁ〜、マジか〜、わりぃ、一回、切るわ〜。うへっまじぃかょぉ……。プーッ、プーップーッ
104: 名無しだぜひゃっほう!:2014/11/24(月) 22:36:43 ID:Ik0PsWA7hg
煎餅とせんはいつも仲良し。

せんはべいの事が嫌いじゃったが、べいの正体が煎餅とは知らんかった。

せんがいつものようにコンビニに行くとべいが煎餅に着替えようとしとった。

驚いたせんはべいを突き飛ばすと泣いて走ったとさ。


どっとはらい。
105: 名無しだぜひゃっほう!:2014/12/7(日) 00:27:44 ID:ITecDrT5Nw
明日の朝までには煎餅を焼きます。それまでは決して覗いてはいけません。


そう言って鶴は煎餅を隣の部屋で焼き始めた。


俺ってば怪かしの正体を見破る術が使えるからバレバレなんすけど。


素直に待っていると煎餅が焼きあがった。

鶴でも煎餅焼けんだ。

思わず口を滑らしたが抜かりはない。こうなる事を見越して鶴って名前にしたんだ。

って、バレてるのがバレバレてないすか。


それから色々あって鶴とは離婚したんだけど煎餅どうですかって意味深なメールがさっき来たんだけど……。

ちなみに鶴と人間って子供が出来ないのな。

多分。


じゃ、行って来るわ。


という手記を残した磯野勝男君が一週間後に見つかったとさ。
106: 名無しだぜひゃっほう!:2014/12/13(土) 22:42:30 ID:Qs5stRReNQ
大好きですって言ってたあの娘が焼いた煎餅が、最後の遺作になるとは思ったけど、現実に煎餅のみが残った現状が本当とは思えなくて。


ワンコーラス熱唱♪


やがて時間が経つごとに記憶がどんどん薄れて行って君との思い出の場所が次々と建て替えられていって……。


切ない気持ちがこみあげて…


(ワンコーラス熱唱♪)


……さよなら、好きでした。


(暗転と同時に煎餅のやける香ばしい匂い)


一枚百円で売店で売られる煎餅。


ダメよ〜ダメダメ。


精霊の叫びを聞いた私は人知れず一週間寝込んだ。
107: 名無しだぜひゃっほう!:2015/1/12(月) 14:06:33 ID:GFFUEK7wt6
保守っとな
108: 名無しだぜひゃっほう!:2015/2/14(土) 23:22:12 ID:2z8RE9Xfl.
滴り落ちる醤油が炭火に焼かれ蒸発する。

止めてくれ。

悲痛な叫びは耳に入らず、ただ香ばしい香りに身を委ね、その一瞬を待つ。部屋中に漂う焦げる匂いにまじって恥じらいもなく醤油の持つ全ての可能性をさらけ出す濃厚な空気。

たまらず逃げようとする私の裾を食むように足止める姪。

姪「叔父さま」

雷に打たれたか、猫パンチを食らったガマガエルのように爆ぜる心臓。

こぼれた息を拾うように、色褪せた太もものように。


きっかけは何であったか。煎餅は何であったか。

私「一週間、一週間待ってくれ」


姪「叔父さま」


私「必ず帰って来る。アイルビーノットバックだ」


姪「ノット……」


私「違うっ違うんだ。」


舞台は暗転した。


取り返しのつかないミスを前に私はゲロを吐いた。


ゲロゲーロ
109: 名無しだぜひゃっほう!:2015/3/2(月) 00:17:23 ID:2jlU3gj1AU
溶岩のように激しさを増す炎に焼かれた後、漆黒の闇より黒い醤油の海へと突入する。

これを繰り返し行う。

さながら武者修行のごとく炙り炙られ焦げ焦がし溢れんばかりの恋に似たっ、あーっ、人生はかなく散るも涙散らぬも涙。流し流されやって参りましたは炭が烈火のごとく燃えに燃えるは火炎の渦。ジュワッとむせ香るは汗か涙かはてまた先祖代々伝わりし長年の年月を重ねたことで極上の美味へと姿を変え、壺の底で唸りを打つかのごときに待ちわびる。


バリッと一気に焼きたてを食いちぎる。

うまい。


誰が奴になぞやるものか。


焼く食べる焼く食べる焼く食べる焼く食べる焼く食べる焼く食べる焼く食べる焼く食べる焼く食べる。

気づいたときはあれほどあった煎餅が消え失せていた。


ゲフっ


焼け煎餅なんてやるもんじゃない。


つーっと流れる涙は火傷した舌に染みた。

一週間後に火傷は治ったが心の風穴が消えない。

風穴を吹き抜ける醤油の香りに自然と笑いがこぼれた。

どっとはらい
110: 名無しだぜひゃっほう!:2015/4/4(土) 14:56:26 ID:/idopQNNdw
じゅ〜じゅ〜

呪〜じゅ〜

ガサゴソ

タタタッ

ササッ

パシッ



とぼとぼ

ガチャ

どてっ

コケコッコー〜カァーカァー〜アオーンワンワン×7

ガバッ
82.81 KBytes

名前:
sage:


[1] 1- [2] [3]最10

[4]最25 [5]最50 [6]最75

[*]前20 [0]戻る [#]次20

うpろだ
スレ機能】【顔文字