を、だれかしてくれません?
13: 名無しだぜひゃっほう!:2013/3/17(日) 01:39:07 ID:ResPR8T8fs
「また……そんなにソレが好きなの?」
そんな彼女の台詞。
「当たり前だろ!俺はこのために生きてるみたいなもんだ。お前も解ってたはずだろ?」
いつもの返事。
そう。俺は煎餅を焼きながらマヨネーズをがぶ飲みするのを日課としている。
ただ今日はマヨネーズを切らしたからトマトケチャップで代用したのだが、それが気に入らないのか…
「私たち…もう終わりね…」
そんな彼女の台詞が空虚に響く。
「そんなことはないさ。俺はお前も煎餅も愛している」
おや、煎餅が程好く焼けたようだ。
醤油ベースのタレに浸してまた炭火で炙る。
香ばしい匂いが部屋に充満し、自然とトマトケチャップが進む。
「だって…私なんかより煎餅の方が大事じゃない…」
涙声の彼女。
「何をバカな…」ガスッ!
言葉を遮る様に彼女得意の踵落としが炸裂し、俺は意識を失った。
「…あれ?」
気が付くと彼女は居なかった。
「やれやれまたかよ…」
と独り言を言いながら煎餅の様子を見る。
「……ッツ…なんてこと…」
煎餅はこんがりと焼かれトマトケチャップがまぶされていた…
「あいつ…俺の煎餅が台無しじゃないか!畜生…あれ?意外と旨い?」
バリバリ…バリ……
一週間寝込むことになった。
眠かったから。
fin
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