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三蔵「…岩から尻が生えている」
[8] -25 -50 

1: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/6/28(金) 01:13:20 ID:clfaSnFbdM
尻「…はっ!!誰か居るのですか!?」

三蔵「見たところ20代そこらか。いや、肌の張りからすると、17、8かな」

尻「ああ…こんな人里どころか鳥の声さえ聞こえない不毛の地に、とうとう人が…!しかも声から察するに殿方…!」

三蔵「しかし無駄に毛深いな」

尻「ついに…ついにメチャクチャにされちゃうんですね…!この通りすがりの名も知らぬ殿方に性の捌け口にされちゃうんですね私のお尻…!あと毛深いとかヒドイ」

三蔵「うるさい尻だな…いくら仏の教えとはいえ、こんなのも助けるべきなのか…?」

尻「仏の教え…?僧侶さま…なのですか?」

三蔵「うむ。僧だよ。玄奘三蔵。…それにしても毛深いな…特に尻のあ」

尻「やめて!!…こ、これは失礼をしました…!仏に仕えるお方は、そのような煩悩は無いのですね!」

三蔵「いや俺ロリコンだから。女は10歳以下しか認めない」

尻「おい」

三蔵「下の毛とか意味わかんない」

尻「おいこら」


749: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/13(日) 20:07:07 ID:T3t5n7KU1E
沙悟浄「ああぁん!?け、け、結婚ってまさか………くぉら紅孩児どぉゆぅコトだいっ!?」

紅孩児「知らないよもう僕に怒るのやめてよ!!」

羊力大仙「オホン。……では皆々様、式場へと御案内致すである。私語は慎まれい」

沙悟浄「ふざっけんじゃないよ!降魔杖よ!沙僧が名において…!」

虎力大仙「我ら三人には今この時、争う意志は無いわ。そう命令も出ている。無抵抗の者を手に掛けたいのならば、どうぞ」

沙悟浄「……ぐっ…!」

八戒「とりあえず従うておこう、悟浄。暴れるならば牛魔王に会うてからで良かろ」

羊力大仙「………では、奥へ」





紅孩児「………なにさコレ………ずいぶん内装を弄ってるんだけど…」

小龍「…牛魔王の城、という雰囲気では無いですね。白を基調とした装飾………逆に不気味です」

八戒「……と言うか、アレじゃな。西国風のホテ…」

パパパパーン♪パパパパーン♪

沙悟浄「っ!?」

パパパパンパパパパン♪
パパパパン♪パパパパン♪

牛魔王「よぉう、ご機嫌麗しゅう、テメェら。今日は牛魔が結婚式を盛大に祝ってくれ!」

紅孩児「父上!これはいったい」

鉄扇公主「厳粛になさい。まずは花婿の入場ですわ。はい、拍手」


ズズズズ………!!


三蔵「…………」

沙悟浄「旦那さ………!!」
750: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/13(日) 20:08:52 ID:T3t5n7KU1E
小龍「…先生!………お前ら、先生に何を!!」

鉄扇公主「五月蝿いですわよ、この火吹き小僧が!私の玉の肌を焼いた罪は重くてよ!答える義理なんて」

玉面公主「…酔っぱらって、寝てるだけ。………安心しなさい……」

鉄扇公主「まだ私が喋ってますでしょう!?順序ひとつ守れませんの貴女は!これだから」

玉面公主「……次、花嫁………入場………」

鉄扇公主「話を聞きなさいっての!!」

八戒「おい悟浄!おい悟浄!しっかりせい!」

沙悟浄「……だ、だ、だんなさまかっこいいいい………!」

八戒「……アカン、此奴には師匠殿の………なんじゃあの衣装、たきしーど、か?は刺激が強すぎたみたいじゃ」

小龍「…それより、花嫁……は、紅孩児………ですよね」

紅孩児「ちょ、絶対嫌だ!こんな結婚式僕が認めるとでも」

玉面公主「……貴女じゃ………無いわよ………」


ズズズズ………!!!


悟空「……ふえ?」

八戒「…………姉者?……なんじゃその格好は……」

悟空「………あれ…?みんないる………あれ、私………えっと、お兄ちゃんにコテンパンにされて………そんで……うおっ!?なにこのヒラヒラしたカッコ!白いよ!?私なんか白いよ!?」

小龍「……ウェディング……ドレス………?」

鉄扇公主「あらあらうふふ、綺麗になって。馬子にも……いえ、猿にも衣装ですわねぇ」

悟空「え、や、やだなキレイだなんて初めて言われ………じゃなくてなにこれ!?ええ!?」

玉面公主「……あなたのそんなすがた………なみだがでるわね……ううん、だめね。おめでたいせきなのだから……」

悟空「棒読みだ!なにその娘を嫁に出すお母さんみたいなセリフ!……嫁に出す?」

牛魔王「ククク、喜べ孫!この兄貴自ら、テメェとその大好きなお師匠様の結婚式、執り行ってやるぜ!クハハハハ!!」

悟空「………はい?私と………お師匠さ…………はあああああ!!?」
751: 名無しさん@読者の声:2014/7/13(日) 20:42:01 ID:MFPuqZvM7M
悟空が悟浄に殺されるぅー!! (((((゚Д゚;)))))
どうしてこうなった!?wwwww
752: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/14(月) 19:07:04 ID:dhDxPMinHs
紅孩児「ふ、ふざけ……!」

鉄扇公主「何を怒っているの紅。貴女はこの坊主を婿に取るのは嫌なのでしょう?私もどちらかと言えば反対でしたわ、こんな冴えない男」

紅孩児「そうじゃなくて、なんで悟空が」

玉面公主「………古株の年寄りどもも……やはり人間を上に置きたくはないみたい………勝手よね………でも、皇帝との繋がりは欲しいし………」

牛魔王「玄がムスコ、ってのもなんかしっくり来ねぇしな。そこで孫だ。コイツが玄の伴侶となりゃあ、現皇帝とこの俺も義兄弟同然になるワケだ。つーかいっそ俺の軍に戻れよ孫。そうだそれが良いぜ!」

紅孩児「勝手に話を進めるな!悟空っ!」

悟空「え、あ、うん、なに?ちょっと今混乱してて」

紅孩児「綺麗だ!」

八戒「あ、ダメじゃコイツもも混乱しとる」

牛魔王「良いじゃねぇか、紅、テメェとっくにフラれてんだろ孫には。孫がこんなに懐いた男、好いた男は初めてだ。一緒にしてやるべきだぜ」

悟空「いやあのお兄ちゃん、そりゃお師匠さま好きだけどさ私。ラブじゃなくてライクって言うか、そーゆーんじゃないって、見ててわかりそうなモンなんだけど」

牛魔王「あぁん?んなもん抱かれちまえば愛に変わるっつんだよ。ようやく女になれるなぁ孫!」

悟空「抱かれちまってたまるかーっ!お兄ちゃんの理論を押し付けないでよっ!」

八戒「一理ある…!」

悟空「無いよ暴論だよ黙ってようか八戒ちゃん!」

鉄扇公主「そんなことありませんわよ?私と牛魔王様も、初対面で無理矢理……抵抗する私を力ずくで……いやですわ、うふふ…♪」

玉面公主「……玉も………出会い頭に………純血……奪われた………ポッ…♪」

悟空「事件だよそれ!?特に玉面ちゃんはビジュアル的に大事件だよナニしてんのさお兄ちゃん!」

八戒「ほほう。牛魔王よ、今度一杯やらんか?詳しく話を」

悟空「だから黙ってようかってばさ!!」
753: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/14(月) 19:09:56 ID:dhDxPMinHs
沙悟浄「………悟空姐さん……」

悟空「ひうっ!?ご、ごじょーちゃん!?ずっと固まっててくれて良かったのに………わ、わかるよね悟浄ちゃん?私に怒るのはお門違いで、悪いのはみんなお兄ちゃんで……」

沙悟浄「うん、大丈夫。アタイそこまで猪じゃないよ。そんな、ずっと固まってろだなんて、ヒドいねぇ姐さんたら。あははは……」

悟空「あ、あはは。ご、ごめんねぇ悟浄ちゃん?ほら悟浄ちゃんお師匠さまのコトとなると見境が……」

沙悟浄「………それはそれとして」

悟空「え?なに?なんで怖い顔?」

沙悟浄「……悟空姐さん、照れてるよね」

悟空「ふえっ?」

沙悟浄「口元が綻んでるし。ちょっと頬も赤いし。なによりさっきから旦那様の方まったく見ないし。照れてるよね。意識してるよね」

悟空「ちちちちち違ぁ!!そりゃちょっとドキッとしたけど、それはこんなヒラヒラな洋服着たこと無かったし、け、結婚とか言われちゃうとなんかほら!だからよしんば照れてるとしても、お、お師匠さまが相手だからとかじゃないんだからねっ!!」

八戒「おお、ツンデレた。小龍、なんぞ茶請けはあるかの」ズズーッ…

小龍「…見事なまでのツンデレですね………あ、はい。煎餅で良ければ」

沙悟浄「やっぱり……!まんざらじゃないんだ……悟空姐さんもまんざらじゃないんだ……!」

悟空「うおおおおい八戒ちゃんシャオくぅん!!?なに呑気にお茶してんのかなその勘違いしまくってる妹弟子を止めてよ!!ツンデレっぽくなっちゃったのは謝るから!!」

八戒「じゃって今回、特に命の危険がどーとかじゃなさそうじゃし。のう小龍」

小龍「…はい。なんかもう疲れました」

悟空「いやこのままだと命の危機だよ主に私の!!」

紅孩児「ちょおっと待ったぁぁあ!さあ悟空、僕とどこか遠くへ逃げて幸せに暮らそうっ!……あ、虎力さんも一緒で良い?」

悟空「うわぁいつのまにかタキシードだ!てか駆け落ちを促しといて他の女の子もとか、けっこうクズだよこーちゃん!虎力ちゃんもなんか言ってやって……」

虎力大仙「いいからとっとと終わらせてよ残業とか勘弁なんだけどアタシ。もう両方と結婚しちゃいなよめんどくさい」

悟空「私が一番めんどくさいよ!!」

牛魔王「……でだな、まぁ鉄扇は艶っぽかったぜぇ?こうだな、反らした顔を無理矢理……」

八戒「……その度に締まりが……ええの、ええのう!」

悟空「今ーっ!今その猥談必要ですかーっっ!?そして悟浄ちゃん半泣きで睨まないで悪くないのに申し訳なくなる!シャオくんカードゲームのデッキ調整やめてこっち構って!………ぅぅうお師匠さまぁぁあ起きてぇぇぇえ!!ツッコミが、ツッコミが追い付かないよぉぉぉぉおっっ!!」
754: 名無しさん@読者の声:2014/7/16(水) 10:42:41 ID:Q7Ytjw.LcA
なんというカオスwwww
755: 名無しさん@読者の声:2014/7/17(木) 05:51:24 ID:GzqJu1EFHY
悟空の悲痛な叫びが…wwww
756: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/21(月) 22:58:23 ID:AT7EGZL4TQ
悟空「お師匠っ……あ痛っ!?うえ!?なにこれ、なんかぶつかった!?」

玉面公主「………結界。貴女と三蔵法師の回りに施しといたわ………当たり前の処置ね………捕まってるのよ、貴女たち……」

悟空「こ、こんなのお師匠さまなら………ってそうだ寝てるんだ!起きてー!お師匠さま起きてーっ!」

三蔵「………んん……」

悟空「お師匠さまーっ!お師匠さまってばぁぁあっ!」

三蔵「………いや君スモッグの下スッポンポンってマジすかいただきます!………むにゃ……」

悟空「ダメだ!そして相変わらずひっどい寝言だ!」

牛魔王「なんだ孫、大好きなお師匠様が恋しいか?……あの壊すか殺すか盗むくらいしか出来なかった孫をこうまで女にするたぁ……見上げたぜ、玄!」

悟空「なんでそう見えるかな!?お兄ちゃん頭よかったよね!?わざと!?」

八戒「………さて、と。もうそろそろ帰るかの。ワシ明日早いんじゃよ、パチンコの新台が出るんじゃ。並ばんといかん」

悟空「泣くよ!?もう泣くよ私!?」

八戒「騒ぐで無いわ、なにも姉者達を置いていくとは言うておらん。……牛魔王。武こそ力のこの天下、力なき女子はその身命、他人に決められども文句は言えぬ。じゃから力及ばず捕まった姉者に拒否権は、無い」

悟空「なにその理不尽!?」

八戒「しかし、男は別じゃ。如何に力無くとも、自らの意志にそぐわぬ事は、命を賭けてもしてはならん。じゃろ、牛魔王よ」

牛魔王「…何が言いてえんだ、嬢ちゃんよ」

八戒「我らはこれでも、師に命を賭しておる。師匠殿が是と言わぬ婚礼ならば、姉者を含め四人の命、此処で捨てても、打ち壊す。………そんな顛末を、牛魔王が望むのか?」

牛魔王「……玉が一目置くわけだ、弁も立てば心理も押さえてやがる。言葉に宿るドスも一級品じゃあねぇか。………確かに、望まねぇ。これでも俺は妹想いなんだ、死なすつもりはねぇよ」

悟空「おおお……さすが八戒ちゃん……!惚れるよ、これは惚れる……!」
757: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/21(月) 23:00:24 ID:AT7EGZL4TQ
八戒「ほほほ、何じゃ姉者、ワシの嫁になるか?……ま、そーゆーワケじゃから諦めよ牛魔王。しかし姉者が負けたは事実、その何じゃ?師匠殿が皇帝の弟だとかいうコネ?は、まあワシらからも口利きを促すとい事で……」

牛魔王「………つまり、玄の野郎が乗り気ならば問題ねぇんだな?」

八戒「……や、まあそうじゃが、お主知らんのか?今の寝言聞いとったじゃろが。我らが師匠殿は筋金入りのロリコンじゃぞ?」

悟浄「そ、そうだよっ!旦那様が悟空姐さんを選ぶわけ無いんだ!だって10歳以下しか女として認めない変態なんだか………」ズゥゥゥン……

小龍「…自分で言った事でヘコまないで下さい、悟浄さん」

牛魔王「なぁに、んなこたとっくに知ってらあ。一緒に呑んだ仲だしな。ちゃあんと考えてるぜ………玉!」

玉面公主「………はぁい。……猪八戒には、D-TG………沙悟浄には、定風丹…………玉龍にはこの熱すら通さない結界を用意してたんだけど、三馬鹿じゃあ使いこなせなかったわね…………そして………」

プシューッ!!

悟空「ふえっ!?」

玉面公主「……孫悟空には………これ。前に巨大化した如意棒を元に戻した時の応用で開発した……そうね、名付けて…『時手箱』……なんてどうかしら……?」

悟空「えほっ!えほっ!……なにすんのさ、気持ち悪……」

ボワンッ

ごくう「……けへっ………ううう、なんかへんな………おっと?なんかわたしのこえが、かわいいよ?したったらずだよ?……これは………えっと………」

玉面公主「………いえーい……大成功………ロリ嫁悟空ちゃんのかんせーい………」

八戒「………いやいやいやいや!そ、それは反則じゃろ牛魔王っ!そ、そんなんいっちゃんマズいパターンではないかっ!!」

小龍「…いやいくら先生でも………ご、悟空さんにはそーゆー気を起こさないって言ってましたし………口だけは…………口だけですしね……」

ごくう「……およめさん……わたしが、おししょーさまのおよめさん……?ふぇぇ……!」

八戒「あかんあの馬鹿姉、いつもより頭の幼児化が早い!おい悟浄、もうキレて良いから城ごとぶっ壊」

沙悟浄「き、きき、き、近親相姦んんん……!だ、だめだよそれはおとうさんとむすめがそんなだめだよおかあさんどうしたら」

八戒「気色悪いコト言うとらんで帰ってこいっ!!」
758: 名無しさん@読者の声:2014/7/28(月) 18:16:38 ID:nOg2pmWu6Y
気長に待ってます(`・ω・´)
しえん!
759: ヨシュア【すんません更新した気でいましたぜ】 ◆.frSdr10QQ:2014/8/3(日) 12:46:06 ID:axO.AdCUDs
ごくう「……およめさん……えへへ………およめさんかぁ……♪」

沙悟浄「頬を染めてんじゃな………染めたら、めっ!アタイの旦那様は誰にも渡さないし悟空姐さんは嫁になんてやらないよまだ早いっっ!!」

小龍「…今どの立ち位置なんですか悟浄さん」

八戒「えええい!諸々元に戻さんかい牛魔王っ!場をシッチャカメッチャカにして何が楽しいんじゃ貴様!」

牛魔王「しっかしホントに小せぇな、この孫は」

ごくう「む。おにいちゃんがおっきいのー」

牛魔王「俺ぁ白牛になっちまっても多少は戦えっけど、妖気の欠片も感じねぇ。こりゃあクソの役にも立たねぇな」

ごくう「なにさ!いもーとにたいしてしつれいな!」

八戒「………どぉしてこう、バトル馬鹿は話を聞かんヤツばっかなんじゃ……!」

小龍「…私等も大概だと思いますが。…幼児化がひどいと、牛魔王怖い病が治まるんですね、悟空さん」

沙悟浄「………あ、ぐ、うぅ………!!」

八戒「ようし悟浄、もう暴れて良いぞ。城ごと吹き飛ばせばあの馬鹿一家も……何じゃその顔は。どんな顔じゃそりゃ」

沙悟浄「………悟空姐さんに旦那様が盗られそうで死ぬほど悔しいのに……悟空姐さん可愛い………!なにこれ!?憎いのに愛しい!ぶん殴りたいのに抱き締めたい!なにこれ!!?」

小龍「…け、血涙を流しながらも締まりの無い笑顔……!」
760: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/8/3(日) 12:46:48 ID:axO.AdCUDs
沙悟浄「うああアタイどうしたら」

ドゴォォォォンッッ!!

沙悟浄「ぴぎっ!?」

玉面公主「……狐火・雪魅死伏(ゆきみだいふく)………その氷塊からは………簡単には抜けられないわよ……」

小龍「…いきなり何を…!」

鉄扇公主「刀両扇(とおりゃんせ)」

ガガガガツ!!

小龍「…っ!?」

鉄扇公主「人様の家の中で、暴れるの何のだなんて相談………害されても仕方無くってよ、ボク?」

八戒「小龍っ!ち、大人しいと思うて居ったら……」

紅孩児「焼き斬れ火炎槍!」

ガキィィィィン!!

八戒「つっ!?……紅孩児…!今回はこっち側じゃろ貴様!なんの真似じゃ!」

紅孩児「………ふふふ……気付いたのさ………どうやら父上は、結構マジで牛魔に悟空を呼び戻すつもりだ…………誰と結婚だとかそんなんもういい。………一つ屋根の下で過ごせば、いくらでも襲う機会が満載じゃないか!ふふふふ今後安眠は出来ないと思いなよ悟空うふふふふふふ」

八戒「発想がワシじゃ!!」

虎力大仙「自分で言うんだ」
761: 名無しさん@読者の声:2014/8/3(日) 20:46:08 ID:LBWwpFc1EY
もwwうwwなwwにwwがwwなwwんwwやwwらww
762: 名無しさん@読者の声:2014/8/4(月) 02:21:05 ID:gYqlmAdgeY
発想がワシじゃwwwwwwwww

せやな
763: 名無しさん@読者の声:2014/8/4(月) 12:56:50 ID:8.ZFOm3w/I
発想がワシじゃwwwwwwwwww
流行らしたいほどの名台詞wwwwwwwwwwww
764: 名無しさん@読者の声:2014/8/4(月) 21:14:49 ID:7JPQ9XP.dE
もうカオスどころの話じゃないwwwwwwwwwwwwwww
765: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/8/4(月) 23:33:55 ID:bNZUvuoFwM
沙悟浄「こんな…もの……アタイの愛の炎で溶かして……!」

玉面公主「………そんな一方通行の愛で溶けるほど……玉の狐火はヤワじゃないわ………」

小龍「……寄る年波で腰にキてると聞いていましたが、どうして素早い動きじゃないですか、鉄扇公主」

鉄扇公主「どぁれが湿布臭さを香水で誤魔化してるですってぇぇぇえ!!?キィーッ!!」

紅孩児「三昧真火・裏奥義!聖嬰大紅蓮(せいえいだいぐれん)!!!」

八戒「じゃからお主も悟浄も、こんなアホな場で必殺技を出すでないわーっ!」

ワーッ!!ギャーッ!!ウアーッ!!

羊力大仙「………地獄絵図……いや、絵にも描けない混沌っぷりであるな……」

鹿力大仙「うおおおお!燃えるじゃねぇか!よっしゃ俺も」

虎力大仙「はいはいアンタは奥で料理してなさいな。あんなん飛び込んだ瞬間に塵になるわよ」

牛魔王「あぁぁん?なんだテメェら、主君の妃や世継ぎが矛を振るってるってぇのに、高みの見物かぁ?偉くなったもんだなぁ、おお?」

羊力大仙「さ、さ、三大仙、突撃であーるっ!牛魔王様の御為ならばこの命、鴻毛の軽きであーるっっ!!」

鹿力大仙「おっしゃらーっ!!俺の拳が真っ赤に燃えるぁ!!」

虎力大仙「……うう、アタシも死ぬ前に結婚とかしたかった……!」



牛魔王「……くくく、どいつもこいつも殺気の欠片も出してねぇ。あんな腑抜けた戦闘で死ぬワケねぇだろが。………なあ玄?」

三蔵「……んだよ、起きてたのバレてた?やー、ほとぼりが冷めるまで面倒で。つか牛さんのせいじゃん」

牛魔王「あの程度の酒で潰れる男じゃねぇだろが。酒飲みは見抜けんだよ、俺ぁ。安心しろ、全員戦るのに夢中で、こっちなんざ見てねぇよ。孫のヤツも、ほれ」

ごくう「がんばれごじょーちゃーん!あーっ!しゃおくんあぶないっ!」

三蔵「もうロリってより幼児じゃねーかよ。なんで尻尾振ってんだよ犬かよ」
766: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/8/4(月) 23:36:00 ID:bNZUvuoFwM
牛魔王「……変わったな」

三蔵「そーだよいつもはあそこまで幼女じゃねーぞ。もうちょいウィットに富んだ皮肉とかも」

牛魔王「…違ぇよ、そうじゃねぇ。………あのいっつもつまんねぇ顔してた孫が、キレイに笑ってらぁ、ってコトだ」

三蔵「………ふぅん」

牛魔王「聞いたぜ、見たんだろ?今や伝説にまでなっちまった、金色の悪魔………大層な二つ名だぜ」

三蔵「あー。キンキラキン悟空か。なんかバチバチ言ってた」

牛魔王「それが昔の孫だ。溢れて止まらねぇ力を、人に、物に、世界にぶつけて、壊す。それしか出来ねぇ……それしか知らねぇバケモンだ。そんなんだから、悪い戦屋に駒にされてばかりでよ。………俺とかな」

三蔵「悪人め」

牛魔王「は、生臭坊主に言われたかねぇ。………だが、前の騒動で見た孫の戦は、違った。弱くはなってねぇ。弱くはなってねぇが………アレだ。柔らかいっつーか………優しかった」

三蔵「うっわなにその似合わねーセリフ。キャラ変?」

牛魔王「るっせ、茶化すな。………これは嫉妬だ。ああ、嫉妬だぜ。テメェが変えやがったんだ。俺じゃあどうにもならなかったアイツを……良く、変えた」

三蔵「…………」

牛魔王「……ふん、喋り過ぎたな。………おい、玄」

三蔵「ん?」

牛魔王「………生まれて初めて、他人に頭を下げるぜ。…………これからも、義妹を、頼む」

三蔵「……別に嫁には取らねーぞ」

牛魔王「……くく、好みの幼さじゃねぇのか?」

ごくう「そこだっ!はっかいちゃん!あーもー、こーちゃんじゃまーっ!」

三蔵「いや今はあれだけど、戻ると毛むくじゃるし。そろそろヒゲとか生えんじゃね?」

牛魔王「お前も大概ひっでぇな」
767: 名無しさん@読者の声:2014/8/7(木) 18:16:39 ID:zrX4Em9..2
いい感じにまとめにかかってるwwwwww
768: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/8/8(金) 13:12:44 ID:y7fGDtDdPg
牛魔王「……さあて、ちょっくら俺も混ざってくっか。城を壊されちゃあ面倒臭ぇしな」

三蔵「自分で起こした騒ぎだろーに。怪我させんでくれよー」

牛魔王「クックック、約束しかねるなぁ!オラァァ!平天大聖の暴武、魅せてやらぁ!!」


三蔵「……んったく………。ふむ、あんまウロチョロしてもアレだが……っと、結界か。えっと、あーなるなる、けっこー複雑ね………ん、よし」

バシュウッ

ごくう「やっちゃえー!しゃおく………ぷえっ!?」ペチョッ

三蔵「なんだその可愛い擬音」

ごくう「ふえぇ……?とーめーのかべがきえたよ?」

三蔵「なるほど、別で解かれると他も解けちゃう術式か。そこを簡易化させたぶん熱に強く……」

ごくう「ころんじゃった……あ!おししょーさまだ!おししょーさまーっ!」

三蔵「こら走るな悟空」

ごくう「ぷえっ」ポテッ

三蔵「ぽてっ、て………ほら転んだ」

ごくう「うう、このひらひらしろいのふんじゃうよ……」

三蔵「おー、いつものチビ化より更に小さいな。俺が片手で持ち上がるって、フツーのガキより軽いだろコレ」

ごくう「む、おろして!わたしおよめさんなんだよ!しつれい!」

三蔵「あとなんでちょっと強気になってるのかもわからん」

ごくう「およめさんでけっこんしきなんだよ!ひらひら!まっしろ!」

三蔵「なー、白いなー。つーかタキシードって窮屈なんだなー、やっぱ法衣の方が良いや、股ぐら蒸れないし」

ごくう「けっこんしきだから、けーき!……でも、けーき、ないね?」

三蔵「なー、無いなー。まあ食いもん出してる場合じゃねーもんな、見ろよアッチの大乱闘スマッシュモンスターズ。あ、羊のオッサンが壁にめり込んだ」

ごくう「けーきないから……あとは………えっと……」

三蔵「うわぁ牛さんそれ鹿さんまで巻き込んでるじゃん味方味方。つーかあんだけ文句言ってた八戒が一番楽しんでないかオイ虎さんを脱がすな脱がすな」

ごくう「………ちゅーしよう!」
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sage:


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