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三蔵「…岩から尻が生えている」
[8] -25 -50 

1: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/6/28(金) 01:13:20 ID:clfaSnFbdM
尻「…はっ!!誰か居るのですか!?」

三蔵「見たところ20代そこらか。いや、肌の張りからすると、17、8かな」

尻「ああ…こんな人里どころか鳥の声さえ聞こえない不毛の地に、とうとう人が…!しかも声から察するに殿方…!」

三蔵「しかし無駄に毛深いな」

尻「ついに…ついにメチャクチャにされちゃうんですね…!この通りすがりの名も知らぬ殿方に性の捌け口にされちゃうんですね私のお尻…!あと毛深いとかヒドイ」

三蔵「うるさい尻だな…いくら仏の教えとはいえ、こんなのも助けるべきなのか…?」

尻「仏の教え…?僧侶さま…なのですか?」

三蔵「うむ。僧だよ。玄奘三蔵。…それにしても毛深いな…特に尻のあ」

尻「やめて!!…こ、これは失礼をしました…!仏に仕えるお方は、そのような煩悩は無いのですね!」

三蔵「いや俺ロリコンだから。女は10歳以下しか認めない」

尻「おい」

三蔵「下の毛とか意味わかんない」

尻「おいこら」


729: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/21(土) 14:02:02 ID:UbHbuR0r9c
玉面公主「……狐火・氷座刀………」

パキパキパキパキ……!!

八戒「おっと、下か。焼き払えい、九歯馬鍬っ!」

ゴオオオオオッ!!

玉面公主「……捕まえられない速度でも無いのに………攻撃、読まれてる……?」

八戒「ほほほ、戦歴の賜物よ。水軍の長として賊軍、反乱軍を相手に先陣切って戦ってきたこの心胆に、脳髄に。戦が染み付いておる。小娘の読みなんぞ、透けて見えるわい」

玉面公主「……将校のクセに、先陣切っちゃうんだ………。んん、やはり玉ではムリね………マトモにやったら…」

八戒「ほ、ならばとっとと諦めて股を開いたらどぉじゃ?優しくするぞい?」

玉面公主「うわぁ心の底からお断り……………さて、そろそろ、ちゃんと遊ばせて貰うわね………」





沙悟浄「ずああああっ!」

???「ギ………!」

ドサッ……!!

鉄扇公主「あらあら、背中がお留守ですわよ?」

ガキィィィィンッッ!!!

沙悟浄「……今のアタイに………隙なんて無いってんだよぉ!るぁぁあっ!!」

鉄扇公主「きゃっ!?……んもう、可愛げの無い娘ですわね………腕の一本くらい落とさせなさいな」

沙悟浄「黙りなクソババアっ!人の夫を奪うだなんて、人妻の風上にも置けないよっ!」

沙悟浄「ク、クソバ……!?お、お前たちっ!なにを寝てますの!とっととこのペチャパイを取り押さえて頂戴!達磨にしてやる!」

???「…………ギ…!」

???「………グギ……!」

沙悟浄「………ち、なんだいコイツら、倒しても倒しても……!あと誰がペチャパイか!アタイがフツーなんだ悟空姐さんとか紅孩児とかが規格外なだけでうわぁぁぁん!」

鉄扇公主「……ふん、あの狐娘が用意したってのが気に食いませんけど、まあそこそこ有用じゃありませんの、この醜い人工兵隊も………。まあやられたらやられたで、狐娘の株が下がるだけ………お前たち、壊されても良いから頑張りなさいな!」

人工兵「ギイイイイッ!」

沙悟浄「……クソッ!」
730: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/21(土) 14:04:43 ID:UbHbuR0r9c




八戒「うお、なんじゃゾロゾロとコヤツら。……生気を感じんぞ、気色悪い………!」

人工兵「……ギィ………!」

玉面公主「………生きてないもの…………『ごーれむ』ってヤツに近いわね………肉体は全て人工。命令も単純なモノしか受け付けないけど………死を恐れず襲い来る木偶………なかなかどうして、厄介よ………」

八戒「趣味の悪い……しかし木偶は木偶、こんなモノでワシを」

人工兵「ギイイイイイイイッ!!!」

八戒「うるさっ!?なんじゃ人のセリフを遮るでは無いわ人形風情がっ!」

玉面公主「……あらあら………やっぱり……」

人工兵「……テン、ポウ………ゲン、スイ………!ギィィ………!!」

八戒「なっ…!?うわあなんじゃ気持ち悪い!なんか怒っとらんかコヤツら!?つか喋っ………ん?この感じは……」

玉面公主「………呪術で木偶を動かすだけなら簡単だけど、自律行動させるのは無理だったのよ………今までは…………でも、魂の代用品を発見、開発できたの………それは……この世に残した、『怨み』………」

八戒「……うらみ……」

玉面公主「………ある死体の欠片を入手………そこにへばりついた怨念の欠片を抽出………それを媒体に造られたのがこの子達…………予想通り、貴女の前だと、力が数倍に膨れ上がるわね……」

八戒「………………あ、わかった」

玉面公主「………名付けて、人工英雄兵『DT-G』………にっくき貴女の前で、どこまでパワーアップするのか……データが取りたいわ………行きなさい……!」

DT-G「………ギイイイイッ!!!」

八戒「………軽い気持ちでバカにしちゃいけんかったんじゃのぅ…………童貞って………」
731: 名無しさん@読者の声:2014/6/21(土) 17:17:56 ID:YDoKF2wKiU
あいつか…
732: 名無しさん@読者の声:2014/6/21(土) 18:37:33 ID:3eLPcjO/6I
二郎君…(´;ω;`)
733: 名無しさん@読者の声:2014/6/22(日) 17:10:07 ID:Eq/wGr6jUo
童貞二郎でDT-G www
734: 名無しさん@読者の声:2014/6/22(日) 21:03:52 ID:0BTXdKYBKk
いろいろ酷いねwwwwwwwwwwwwwww
735: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/24(火) 17:48:28 ID:KF9CgmVeFA
DT-G「ギイイイィァァッ!」

八戒「ちっ……!」

玉面公主「………ふむふむ………パワー、スピードともに少なくとも2倍増………映像を見せた時より格段に性能が上がるわね………」

八戒「えええい鬱陶しい!薙ぎ消せ九歯馬鍬!九牙裂斬っ!」

スバババババッ!!

DT-G「ガぷぁ……!?」

ビチャビチャビチャッ!!!

玉面公主「………あら………容赦ないわね………ミンチにされちゃったわ…………貴女のせいで迷った怨念よ?少しは気にしてあげても………」

八戒「るっさいわい!生きとらん人形ならば、殺しには入らんじゃろ!つーかそれを利用しとるお主の方がずーっと悪人じゃ!気色悪い目に合わせおって、覚悟は出来とるじゃろうの…!」

玉面公主「………気色悪いとか…………まあ、そうね。別段あの英雄さんに気遣う必要は無いわよね………魂そのものはとっくに輪廻へ還ってるワケだし…………ここにあるのは、ただその強い強い『念』だけ………」

グチャ………グニャグニャグニャグニャ!!!

八戒「なっ………!?細切れた肉片が………!?」

玉面公主「………人工のボディには、人参果のエキスをたっぷり投与………それにより可能になった、細胞の超分裂、回復…………核は怨念そのものなんだから、頭を潰されようと身体を切り刻まれようと、関係ないわ…………」

DT-G「ギギギギ……!」

八戒「うっ………!!」

玉面公主「あら………グロいの苦手……?玉は好きよ………醜悪さと美は、表裏一体だと思うの………くすくす………見た目に似合って、怖いのダメなのかしら、貴女………」
736: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/24(火) 17:50:08 ID:KF9CgmVeFA
八戒「んなもんどーっでもエエわい怖いわけあるか!二郎真君……殿の怨念じゃろうがなんじゃろーが、そんなんも知らん!!ワシは悪くない!!そんなことより………そんなことよりコヤツらなんなんじゃ気色悪い!!!」

玉面公主「……だってほら………怨念の内容が内容だし………でもあれよ?貴女の前でだけの現象なのよ?………よっ、このモテかわ幼女………」

八戒「ふざけるなぁぁ!いくらワシでも、いくらワシでも………」

DT-G「ギギギギギギギ」

八戒「十数人すべて、ナニがバッキバキに勃○しとる奴等と戦うとか嫌じゃ!つか何故そんなん付けた!?そして付けるならズボンくらい履かせんかい変態かお主!!」

DT-G「………ギフゥ……!」 

玉面公主「………あ、罵られて少し反応した………貴重なデータね……」

八戒「反応するな冷静にメモを取るなぁぁぁあ!!」

玉面公主「………くすくす………普段シモ系では最強ヅラしてる貴女が取り乱す様………悪くないわ………」

八戒「黙れ悪女が!ちゅーかこーゆーのは悟浄とかにやって『ア、ア、アタイの操は旦那様のモノなんだよおおおお!』とかが定石じゃろ!ワシにやるな!」

玉面公主「……だって言ったじゃない………貴女にしか○起しないんだものこの子たち…………妬けちゃ、ぷふっ………妬けちゃうわね………」

八戒「なに笑っとるか犯すぞ貴様ぁぁ!!!」

玉面公主「………犯されるのはどっちかしら………くすくす…まさかの『八戒ちゃん逃げて状態』………イきなさい、DT-G………!」

DT-G「……テンポウ………ゲンスイイイイイイ!!!」

八戒「よ、寄るなぁぁぁぁぁぁあ!!!」
737: 名無しさん@読者の声:2014/6/25(水) 08:42:11 ID:iWkL3jbdNM
八戒ちゃんかつてないピーンチ!!!
二郎真君はドMだったのか…
738: 名無しさん@読者の声:2014/6/25(水) 12:03:20 ID:Q0OIY//CZQ
これはひどいwwwww
739: 名無しさん@読者の声:2014/6/26(木) 21:12:55 ID:HyvtXC.lJU
オカ板に『軽い気持ちで童貞バカにしたら大変なことになった』ってスレ立てられるな
740: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/2(水) 23:05:40 ID:wo0Ra1ftEU
八戒「焼き払えぃ!九歯馬鍬ぁ!」

ゴオオオオオオオッッ!!!

DT-G「ギッ……!?」

八戒「ど、どおじゃ……ゼェ……炭にしてしまえば、回復もクソも……」

DT-G「……ィィィアァァアッッ!!!」ギンギンビーン!!

八戒「うえええええ!?これでも駄目かってか何故さっきより元気になっとんじゃ死ねぇぇ!!」

玉面公主「……くすくす………玉、知ってるわよ…………貴女の火術って、基本その宝具ありきでしょう……?無論貴女の強い妖力があってこそ、そこそこの力が出てるけど………そこそこはそこそこ、所詮道具の力………本当、貴女ってスペックだけ見ると……残念無念ねえ………」

八戒「るっさいわい自分で戦わんでなぁに偉そうに……って待てい。何じゃその手に持っとる物は。おいまさか」

玉面公主「………ん?映像保存機よ?………これを大量に空の水晶に移して………そうね、タイトルは……『狙われた幼女!白濁に溺れる放課後』とかどう……?」

八戒「撮すな焼くな売るなぁぁぁぁあ!!!」

玉面公主「……ああ、そうね。ちょっとタイトルが煩すぎるわね。『つぼみ』くらいの方がウケが良いかしら……あ、目線はちゃんとモザイク入れてあげるわよ、もともと貴女の見かけだと、正規ルートでは売れないし……」

八戒「んなこと言っとらんし聞いとらんわぁ!ひ……ちょ、待て!は、話し合おうではないか、わ、ワシみたいな幼子より、そ、そぉじゃ!ボンキュッボンの姉者とかのほうが」

玉面公主「………うわあ、姉弟子売っちゃうんだ、うわあ」

八戒「い、嫌じゃ…!男ってだけで嫌じゃのに、こんな色気の欠片も無い木偶に……ぬぁぁぁっ!来るな!寄るな!おっ勃てるなぁ!!」

玉面公主「……くすくすくすくす……いぃい顔よぉ………くらいまーっくす…!」

八戒「にぎゃぁぁぁぁぁあ!!!」
741: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/2(水) 23:06:41 ID:wo0Ra1ftEU

ゴオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!


DT-G「………ッッ!!!?」

玉面公主「………火…?」

八戒「ほのお………シャ、小龍っ………」

紅孩児「残念♪紅孩児さんでした〜♪」

八戒「………お、おお……」

紅孩児「あれ?本気で龍神君が良かった?どっちかって言うと、龍神君が八戒さんに依存してる感じだったけど、逆なのかな?ふふっ♪」

八戒「た、たしゅかった……!礼を、礼を言ううううう……!」

紅孩児「うわっ?ちょ、離して八戒さん。なにどしたの、本当に幼女みたいだよ?そんなに怖かっ………ていっ」

八戒「おっと。なんじゃ、助けに来たクセに殴ろうとするでない」

紅孩児「助けて貰っといて尻を撫でないで欲しいね」

八戒「ああ……このやぁらかい感触……やっぱオナゴはエエのう………!」

玉面公主「………もう倒しちゃったの?………相変わらず使えないわね……三馬鹿………」

玉面公主「いやぁ、その言い方は可哀想ですよ、玉面さん。あの三人だって、足止めだけに専念すれば、僕一人なら多少は持ったでしょうけど………ダメですよ、二人も任せちゃ」

八戒「……ふたり?」

紅孩児「ん、ふたり。なんか知らないけど、僕と龍神君でセットで飛ばされてね。牛魔の兵が一万くらいと、虎力さん達が相手だったんだけど………龍神君マジでヤバイね。さながら怪獣映画だったよ………もうね、人がゴミのように燃えてく燃えてく」

八戒「……小龍」

紅孩児「てことでやること無い僕は、虎力さんから転位装置奪って使って、ここに出た、ってワケ」

玉面公主「………ぬかったわね…………定点ポイントを玉に設定してあったから…………でも、炎では玉のDT-Gは……」

ゴオオオオオオオ……

八戒「おお!?まだ燃えとったのかコヤツら」

玉面公主「………!」
742: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/2(水) 23:10:54 ID:wo0Ra1ftEU
紅孩児「……僕の炎は、普通の炎じゃないからね。八戒さんほどのスピードで発動も出来ないし、火力そのものは龍神君のそれとは比べるべくもない。だけど」

玉面公主「……三昧真火………」

紅孩児「そ。忌術、三昧真火。この身に宿した、呪われた火種だよ。視えない炎に燃えない炎。今回は『消えない炎』さ。再生しても、無意味」

DT-G「ヴァ………ギァ……」

紅孩児「こと火術の多様性において、この紅孩児の右に出る者、天地に在らず。僕の前でその汚ならしいモノを晒した罰だ。延々と、焼かれ死ね」

DT-G「………ギァァァ……ァァ………」

玉面公主「………ちぇ……防火策が必要ね………じゃあまあ、今日は……三十六計、逃げるにしかず…………」

ズズズ……

八戒「待ていお主には言いたい事ヤりたい事がごまんとっ!」

紅孩児「ムダだよ、もう転位が始まってる。………玉面さん、父上に………いや、牛魔王に伝えてくれますか。……殺してやる、と」

玉面公主「………あら……パパ、喜んじゃうわね…………バァイ…♪」

………フッ

紅孩児「……ふん。さて、僕らも城まで戻ろうか。龍神君ももう終わってるだろうし、たぶん悟浄さんは母上と、か………長くなるかもね。確実に悟空が父上とだ、急ごう」

八戒「………うむ……」

紅孩児「…どしたの?」

八戒「や、今回ワシ格好悪いのう、と」

紅孩児「八戒さんでもそんなん気にするんだ」
743: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/6(日) 11:38:34 ID:YZt4mxW2H6
沙悟浄「ぐはっ………!?」

ウウウウウ………

鉄扇公主「…………」

沙悟浄「……くそっ!……風で近付けない上に、飛ばされると周りには風の壁………タダでさえ結構腕が立つってのに、これじゃあ………!」

鉄扇公主「……ふぅん。DT……何でしたっけ?あのガラクタは早々にやられてしまいましたけれど、コッチは本当に凄いですわね………風壁を生み出す薬、『定風丹』………」

沙悟浄「つあああっ!!」

鉄扇公主「……芭蕉扇」

ビュオオオオオオオッ!!!

沙悟浄「またっ……くそおおおおおおっっ!!!」

ドォォォォンッッ!!

鉄扇公主「…あと数回吹き飛ばせば、おしまいかしら。………っと。あら、へぇ。流石は紅ね、私の血を継いでいるだけはあるわ……うふふ…」

沙悟浄「……ぜぁ……はぁ……なぁに余所見してんだいっ!多重連撃呪っっ!!」

鉄扇公主「……ならば」

ガキィィィィン!!!

沙悟浄「……っ!………どうしたのさオバハン。扇で吹き飛ばさないのかい?」

鉄扇公主「…詰まりませんもの」

ギャリンッ!!

沙悟浄「っ、と。ああん?」

鉄扇公主「使い魔から報せがありましたの。貴女の所の子ブタさん、性悪女狐を抜いたみたいですわよ?まあ、ウチの紅のお陰らしいけれど」

沙悟浄「は、性悪さならアタイんとこの八戒姐さんがナンバーワンさね。あんなキツネに負けるかってのさ。…それで?」

鉄扇公主「あの女狐が負けたのならば、別に私まで卑怯な真似をしなくとも良いもの。牛魔王様の命だから渋々使ってやっていただけのコト…『粗悪品でしたわ、役立たずだこと』とでも言ってこの定風丹、女狐に突っ返してやりますわよ。こんなものを使ってまで勝とうとは思いませんわ」

沙悟浄「……はん、嘗めてんのかい?使えば良いじゃないのさ、そんなもん今すぐ破って」

鉄扇公主「………だから、詰まらないじゃないですの」ゴオッ!!

沙悟浄「……!覇気……」
744: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/6(日) 11:40:04 ID:YZt4mxW2H6
鉄扇公主「この鉄扇仙、女である次に武人」

ビュオッ!!

鉄扇公主「私、貴女のこと嫌いではなくてよ?貴女と刃を交えると、青峰剣も喜びますもの」

沙悟浄「………へっ。アタイはアンタなんか嫌いだよ」

鉄扇公主「………ギャグパートは、御仕舞い。羅刹女、鉄扇仙………牛魔が誇りにかけて。参りますわ!」

沙悟浄「……応!捲簾大将沙悟浄!玄奘三蔵が名の元に、ぶっ潰してやるよっ!」

鉄扇公主「いざ尋常に」

沙悟浄「勝っ……」

小龍「火龍咆哮」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!


沙悟浄「ぶ……」

鉄扇公主「ひああああああああああっ!!?」

沙悟浄「ちょ……え……?」

鉄扇公主「………ケホッ……」ドサッ

小龍「………よし」 

沙悟浄「いやシャオなにして、うっわぁ黒コゲ………てか今アタイが、アタイと」

小龍「…ああいう自分に酔ってる場面は、不意打ちが一番ですね。さて、行きましょう悟浄さん。夕飯までには終わらせたいですし」

沙悟浄「ええええ……さしものアタイも流石にどーかと思うなこれは。名乗りに乗ったアタイまで恥ずかしいと言うかなんと言うか、いくら喧嘩に卑怯もクソも無いって言ってもさあ」

小龍「……向こうから手を出して来たんです。何をされても文句無いでしょう?余計な面倒ばかり起こす連中は、死ねば良いんですよ死ねば」

沙悟浄「…訂正。性悪さナンバーワンは、この子だよ……」
745: 名無しさん@読者の声:2014/7/6(日) 20:06:50 ID:Troofj4v4o
うおお!!カッコいいー!!
…と思ったらシャオくん…w
ちょっと鉄扇さんが好きになったww
746: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/8(火) 21:31:37 ID:qlCdfXcKI.

ビュッ!!ガガガッ!!………ビュオオッッ!!

ドガァァァァァァン!!!

……ガラガラ………

悟空「…いちちちち………!」

牛魔王「うっし、だいぶ暖まって来たぜぇ……!」

悟空「ううう……なんか私だけガチでバトってる気がする……他はギャグってる気がするぅ……!」

牛魔王「んんんん、だが八分……いや、六分も良いとこか。どぉした孫、もっと死ぬ気でかかって来いよ。あ?」

悟空「知らないよじゅーぶん本気だよほら私繊細だからメンタルに左右されるのっ!」

三蔵「だからお前がメンタルとか………あと言い返すならちゃんと相手の目を見ろよ悟空」

悟空「うるっっさいですよメンタル的な原因はお兄ちゃんの後ろでソファに座って悠々となんか飲んでるお師匠さまですよ!助けに来たのにモチベ下がりっぱなしですよ!なにそれお酒!?助けに来たのにお酒!?」

牛魔王「玉んとこの酒蔵で作らせた白酒だ。なにやら目新しい製法らしいが、俺にゃあよくわからん。ま、旨けりゃそれでいい」

悟空「へぇぇ美味しそ………じゃないよそんなコトきーてないよどーでもいーよ!」

三蔵「だから目を見てだな………いやしかし、旨いけどさあ、この酒。見ろよ悟空、銘柄が『牛魔王』って。ラベルにでかでかと。どんだけ自己主張激しいんだって話だよ、目立ちたがりも程々にしろよ牛さん」

悟空「ちょちょちょお師匠さま!?おおおお兄ちゃんに向かってそんなコト言ったららら………へ?なにそのぎゅーさんって」

牛魔王「馬っ鹿野郎、そりゃあ玉の奴が勝手に付けた名前だ!武名悪名以外で名を売ろうたぁ考えてねぇよ、黙ってやがれ玄!」

悟空「げ、玄……?」

三蔵「え、なにって、牛魔王だから牛さん」

牛魔王「玄奘なんちゃらなんちゃらだから、玄だろ」

三蔵「なんちゃら分多いだろそりゃそこしか覚えてないならそーなるわ!」

牛魔王「クックック、野郎の名前なんざ頭に入らねぇよ、ククク」

悟空「ええええ……なに気持ち悪いその感じ気持ち悪いやめて。なにその打ち解けた感じ嫌だなんか嫌だ」

三蔵「嫌だと言われても」

悟空「ううあ、なんだろこの気持ち悪さ……!例えるなら外出中に母親と学校の先生が仲良く一緒に歩いてるのを見ちゃったようなそんな」

三蔵「その例えはよくわからんが、とりあえずそのお母さんは不倫してると思う」
747: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/11(金) 23:24:56 ID:qlCdfXcKI.
三蔵「なんか昔っからアレなんだよ俺。ヤンキーに好かれるんだよ何故か」

悟空「あー居ますよねそーゆー子。別に不良っぽくないのにそーゆーグループに居るようなタイプ」

牛魔王「玄は面白ぇ。俺を怖がらねぇどころか、簡単に軽口を叩いて来やがる。だが別に嘗めてるワケでもねぇ。まるで俺を兄弟かなんかのように見てやがる。クックッ、可笑しな野郎だぜ」

悟空「ザコのくせに怖がらないですからねぇお師匠さまは」

三蔵「最強風吹かしといて怖がりなお前に言われたくねぇ」

牛魔王「現世一の高僧にして、皇帝の義兄弟………さらに仏の座を蹴った男……はっ!紅の婿にゃあ勿体無ぇかもな!孫、テメェが惚れたのもわかるぜ!」

悟空「うー、もう、なに気に入られてるんですかお師匠さま………とにかく!別にこーちゃんの結婚相手とかどーでも良いし私はそんなんじゃないけど!お師匠さま返してよお兄ちゃん!このままじゃ悟浄ちゃんが嫉妬で世界を滅ぼしちゃうよ!」

三蔵「あんまり大袈裟じゃないんだろーなそれ、やりかねん」

悟空「……それにこーちゃんも嫌がってんだから無理でしょ………もう止めようよお兄ちゃん……」

牛魔王「………昔々、教えたじゃねぇか、孫。……テメェが欲しいモンは?」

悟空「………………相手をぶっ殺してでも、奪い取る」

牛魔王「……上出来。変わっちまった変わっちまったと思ってたが、その紅蓮の瞳は昔のまんまだ。日和ってなくて安心したぜ、兄貴はよ」

悟空「………すぅ……」

牛魔王「そうだ。俺を殺してみろや、孫んんん!!!」

悟空「……伸びて如意棒っ!」





八戒「……ひゅう。西の砂漠から都辺りまでは、流石に遠かったのう」

紅孩児「……ぜぇ…ぜぇ……僕も……乗り物系の術、覚えよかな……ぜぇ……浮術で長距離は………ぜぇ……」

八戒「じゃからワシの雲に乗れば良かったものを」
748: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/7/11(金) 23:27:35 ID:qlCdfXcKI.
紅孩児「……幼女に………セクハラされる趣味は……無いんでね………」

八戒「胸や尻なぞ、触られて減るもんでもなかろうに………む。おお、奴等も一緒か。悟浄!小龍!」

小龍「…流石悟能様、お早いお着きで。私も飛ばしたのですが。……お怪我ひとつ無く、安心致しました」

八戒「ほ。無いと知りながら言うでないわい。……悟浄、顔が怖い。美形が台無しじゃぞ」

沙悟浄「…旦那様が……アタイの王子様がこの城の中に………オラァ紅孩児ぃ!とっとと扉を開けさせな!」

紅孩児「……ちょ、待って、まだ息が………」

ギィィィィィィィ……

羊力大仙「……主、牛魔王様より入城の許可が……ひっ!?」

虎力大仙「なにやってんのよ羊力、とっとと中に入れ……ヒイッ!?」

小龍「………」

鹿力大仙「おいオメーら、もう中は準備出来てんぞ。……なに青くなってんだよ」

羊力大仙「つ、ついさっき焼き殺されかけた相手であるぞ!青くもなるである!」

虎力大仙「エ、エロ豚っ!そのガ………お、お子さまにちょっと教育しときなさいよ加減ってもんを教えときなさいよ!とっくに黒焦げになってる相手を更に焼くとか……ううう、思い出したくもない怖い怖い」

八戒「うむ、教えた通りじゃ。やるときは徹底的にやれ、じゃ」

虎力大仙「悪魔かアンタら!」

小龍「………私としては、あそこまでやったのにもうピンピンしてるこの三人のが怖いですが……」

虎力大仙「と、とにかく!ほらアンタら入んなさいよ!もう始まるから!」

紅孩児「………始まる?何が?」

虎力大仙「結婚式よ」
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