尻「…はっ!!誰か居るのですか!?」
三蔵「見たところ20代そこらか。いや、肌の張りからすると、17、8かな」
尻「ああ…こんな人里どころか鳥の声さえ聞こえない不毛の地に、とうとう人が…!しかも声から察するに殿方…!」
三蔵「しかし無駄に毛深いな」
尻「ついに…ついにメチャクチャにされちゃうんですね…!この通りすがりの名も知らぬ殿方に性の捌け口にされちゃうんですね私のお尻…!あと毛深いとかヒドイ」
三蔵「うるさい尻だな…いくら仏の教えとはいえ、こんなのも助けるべきなのか…?」
尻「仏の教え…?僧侶さま…なのですか?」
三蔵「うむ。僧だよ。玄奘三蔵。…それにしても毛深いな…特に尻のあ」
尻「やめて!!…こ、これは失礼をしました…!仏に仕えるお方は、そのような煩悩は無いのですね!」
三蔵「いや俺ロリコンだから。女は10歳以下しか認めない」
尻「おい」
三蔵「下の毛とか意味わかんない」
尻「おいこら」
710: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/5/21(水) 13:28:44 ID:oeiyiXpXEw
木叉「……あのド腐れ幼女………いつかキャン言わしたる………とぉとぉ露骨に脅してきおって……!」
哪吒「まったく兄様は!ウチの為に着いてきてくれたんと思てたんに、仕事のついでやったなんて!酷いわ!」
木叉「うっさいキリキリ歩け!こっちはそれどころや無いねん!経費で……落ちひんやろなぁ………ちゅーか礼金の範疇を超えとるやろクソ……!」
『ワシの可愛い小龍を危険な目に合わせておいて、数万程度の金銭でカタをつけるつもりでは無かろうの?エエんじゃよワシは?お主が部下のオナゴから、手織りの羽織を貰ったとか、そーゆー事を知っとるワシは、優しいから数万程度で我慢するやも知れんけどのう?』
木叉「………やっぱもう金輪際関わらん……!怖い……あの人怖い……!」
哪吒「待ってぇな兄様ぁ〜!こん熊、重いねんてぇ〜!」
木叉「うっさいのう、ちゅーかこれはお前の仕事でもあんねから、ウダウダ言わんと働け!」
哪吒「はぁ……可愛い妹にこの態度とか、ヒドイ男やわ……シャオ様とは雲泥の差や、月とスッポン、朱雀とフライドチキンやわ……」
木叉「加工済みかいボクは。あと妹やなくて弟や。………龍神君ねぇ。カッコエエはカッコエエけど、お子様やん」
哪吒「そこがエエんやないの!……にゅふふぅ♪」
木叉「なんやねん気持ち悪い」
哪吒「みゅふ、昨夜のシャオ様がなぁ?最後にボソッと呟いたねん。
『……まだまだ。もっと強くならなくては。………守れる、くらいに』
って!カッコ良かった!シビれた!濡れた!」
木叉「……………」
哪吒「なにを守れるくらいになんやろな?ウチかな?ウチやったらエエな!いやきっとウチやわそうやわシャオ様ぁぁぁあっ♪」
ダダダダダダダッ!!
木叉「なんや元気やんけ。おーい、転ぶでー。…………恋愛感情が無い、やって。……くく、なぁんもわかっとらんアホは、アンタなんやない?……八戒さん」
711: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/5/21(水) 13:34:34 ID:oeiyiXpXEw
悟空「ねぇねぇ!次になんか強そーな敵が出たら、私の番だからね!いいよね!」
八戒「いやワシじゃろ。そろそろ九歯馬鍬も血に飢えておる」
沙悟浄「悪役どころか悪魔のセリフじゃないのさ姐さん。ねぇ旦那様ぁ♪すりすりっ♪」
三蔵「悟浄歩きづら……くもなくなってきた慣れてきた人間ってすげぇ。んー、良いんじゃねぇの、次は悟空で。また太ってきたしコイツ」
小龍「……目測で、5斤……いや6斤?」
悟空「やめて!」
八戒「姉者、女は少しくらいふっくらしておった方がエロくてワシ好みなんじゃぞ?」
悟空「んな八戒ちゃん限定のメリットとか知らないよ!」
小龍「…では悟能様のメリットの為にも、次も私が戦いましょうか」
悟空「姉弟子のデメリットも気にしてよシャオくん!お姉ちゃん悲しいよ!私を太らせてどーすんのさ食べる気!?」
八戒「え、その通りじゃけど」
悟空「食べるの意味がおかしい!」
712: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/5/21(水) 13:35:25 ID:oeiyiXpXEw
沙悟浄「ふふ、よしな悟空姐さん、その二人に口で勝てるワケないんだから」
三蔵「諦めて肥えろよもう」
悟空「諦めたらそこで乙女終了ですよ!おいしくいただかれちゃう!」
三蔵「八戒、ちゃんと毛を取って食えよ、喉に引っ掛かるから」
八戒「心得た」
悟空「心得ないで!」
沙悟浄「ところでシャオ、アンタもなかなかやるねぇ。森で戦ったってことは、炎使わずに倒したんだろう?」
小龍「……いえ、少し工夫を。出来ればあの程度の相手ならば、徒手で圧倒したかったのですが。……まだまだ、鍛練をしなければ」
三蔵「まだ強くなるつもりかよ」
八戒「ほ。いずれワシを超えるのかのう。楽しみじゃ」
悟空「いや弄りまくっておいて放置しないでよ!」
小龍「……もっと、強くなってみせます。きっと」
悟空「無視しないで!」
外伝『Dragon Soul』
劇了!
713: 名無しさん@読者の声:2014/5/21(水) 16:39:24 ID:.2AkVKi4ps
拍手喝采!!!!!
乙でしたー、そして木叉wwwm9(^Д^)
714: 名無しさん@読者の声:2014/5/22(木) 00:33:02 ID:SVLVCWO2pw
8888
面白かった!
715: 名無しさん@読者の声:2014/5/29(木) 12:28:36 ID:DiUHGZnrR6
っCCC
716: 名無しさん@読者の声:2014/6/6(金) 19:01:36 ID:69wDxnSEy.
何度でも読み返したくなる不思議
まだまだ支援(ノ ´∀`)ノ
717: ヨシュア【じゃあコミックス版】 ◆.frSdr10QQ:2014/6/11(水) 20:03:28 ID:ngz8lte.Qg
三蔵「…………」
牛魔王「でよぉ、そん時の孫っつったら、そりゃあ嵐の様な暴れっぷりでよぉ……あん?どうした坊さん、酒が減ってねぇぞ」
三蔵「あ、いえ、はい。い、頂いてます」
牛魔王「おう、男が遠慮なんざするもんじゃねぇぜ。…っと、どこまで話したか………そうだそうだ、あん頃はアレだ、竜王どもからケンカ売られててよぉ……ヒック…!」
三蔵(…なんなんだこの状況)
バンッ!!!
紅孩児「ひっ」
八戒「……つまり、師匠殿は無事なんじゃな」
紅孩児「あ、いえ、はい。そこは安心して貰って、はい」
悟空「嘘ついたら、ひどいよこーちゃん」
紅孩児「に、睨まないでよ悟空ぅぅ……ぼ、僕だって被害者で……」
小龍「…まさか……うぐっ……用足しの一瞬を狙われるとは……ちょ、お願いですから静まって………て、転移術までは警戒してませんでした」
紅孩児「……あの、その………さ、だからさ、こうして土下座で説明してるんだしさ………そ、それ、なんとかならな、なりませんか……?」
八戒「………む、まあ、そうじゃの……」
沙悟浄「旦那様旦那様旦那様旦那様旦那様だんなさまだんなさまだんなさま……!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!
悟空「悟浄ちゃんそろそろ妖気おさえて!宿屋さん壊れちゃう!」
小龍「…ご、く、さん……も、抑えるの、手伝って……!」
紅孩児「は、放さないでね龍神くんっ!その人確実に殺そうとしてる!僕を殺そうとしてるぅ!」
八戒「……ふぅ。……しかし、牛魔王の輩が師匠殿を拐った理由、これがのう……」
紅孩児「あのクソ親父め……!」
悟空「こーちゃんのおムコさんにするため、って、ねぇ……」
沙悟浄「旦那様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああっっっ!!!」
外伝『聖天の花婿』
718: 名無しさん@読者の声:2014/6/12(木) 14:27:19 ID:W.SRFd6Pe2
新しい外伝キタ━━━━ (*゚∀゚*)━━━━━━!!!!!
もうヨシュアさん大好きすぐる!!!
っCCCC
719: 名無しさん@読者の声:2014/6/12(木) 15:46:08 ID:5UCzrXjCr2
待ってました!
また楽しみが増えた!ヽ( ´_`)ノ
720: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/12(木) 21:20:55 ID:JXTFO8ACPk
紅孩児「………最近、クソ親……父上が、今まで以上に稼業をサボり気味でね……」
悟空「お兄ちゃんちの稼業って……」
八戒「ようはヤクザ稼業じゃろ」
紅孩児「まあ……うん………で、ウチも大所帯だからね?古参の幹部さん達が、『だったら早く世継ぎに家督を譲れ』って言い出しててね……」
小龍「……御家騒動、ですか」
八戒「ま、トップにヤル気が無いとなると当然じゃの。で、それが今回の件とどう関係があるんじゃ。家を継ぐなら一人で継げい」
紅孩児「………いや、ほら、僕、女だから………古参の幹部さん達が簡単に認めなくって……」
悟空「…はい?や、だってその跡継ぎ?を急かしたのって、その古参さん達なんじゃ?」
八戒「姉者よ、組織とはそーゆーもんなんじゃ」
小龍「…面倒臭いですよね」
紅孩児「……で、ね?そーゆーワケでその、僕に、む、婿養子を、って話に……ひっ!?」
沙悟浄「…なんでそれが旦那様なんだい……?あぁぁぁん……?」
紅孩児「怖い怖い近い近い!おでこ!おでこ押し付けないでぇっ!!」
悟空「はいはいヤンキー自重しようねぇ悟浄ちゃん」
八戒「しかしマジで何故師匠殿なんじゃ。……まさかお主、実はアレの事を」
紅孩児「無い無い無い!!僕は女の子が好きなんだから!主に悟空とか悟空とか悟空と……痛い痛い痛い痛いおでこ痛い!!悟浄さん痛い!!」
沙悟浄「…ナイニキマッテンジャナイノサソンナン………アッタラドクロニシテカラスリツブシテヤル……!」
小龍「…悟浄さん、話が進みませんから今は。後でドクロでも骨盤でも粉状にして構いませんから」
紅孩児「嫌だ漢方薬にしないで!」
721: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/12(木) 21:22:15 ID:JXTFO8ACPk
悟空「じゃあなにさ。お師匠さま返してよ全く」
紅孩児「あ、やっぱ悟空もそこそこ怒ってるよねそうだよね……えっとね………帝って、居るじゃない?」
八戒「みかど………天帝の事か?」
紅孩児「や、下界の。一応、この中華で一番偉い人」
小龍「……確か二代目でしたか、今の皇帝は。それが一体……」
紅孩児「………三蔵さん、その皇帝さんの、義弟らしくて……」
小龍「…お、と……」
悟空「うとぉぉぉお!?」
紅孩児「あ、いや、弟って言っても外戚ってワケじゃなくて、父上と悟空みたいな、言葉の上の兄弟関係らしいんだけど………どしたの、悟浄さん」
沙悟浄「……ア、ア、アタイの王子様は、ホントに王子様だったんだだだだ……!!」
猪八戒「…丁度良いから、そのまま混乱させとけぃ。……しかし皇帝の義兄弟とは。金蝉子の生まれ変わりじゃったり、ウチの師匠殿、本気でなんなんじゃ一体……」
紅孩児「……で、如何に今の帝国が形骸化してるとは言え、強い結び付きを得られれば、その、ビジネス的にも凄く役に立つ、って…………玉面さんが言い出して」
悟空「うわあ出たよ玉面ちゃん」
小龍「…相手にしたくないランキングNo.1の登場ですね」
紅孩児「ううう……助けてよ悟空ぅ!僕の純潔は悟空に捧げるって決めてるのに!」
悟空「如意棒でも挿せばいいの?」
紅孩児「あ、そこそこじゃないねけっこう怒ってるね」
722: 名無しさん@読者の声:2014/6/12(木) 22:04:31 ID:TK3Kk.4.b.
キタ━━( ゚ ∀ ゚ )━━!!!!
ありがとうヨシュアさん!
相変わらず先の読めない展開…どう収まるんだこれ(;´∀`)
723: 名無しさん@読者の声:2014/6/13(金) 17:09:52 ID:0KF4bEfOR2
如意棒でも挿せばいいの?wwwwwwwwwwwwwなにそのAVwwwwwwwwwwwwwww
724: ナオト:2014/6/13(金) 20:39:05 ID:5ANOPHRN7w
有能
725: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/16(月) 01:55:51 ID:UbHbuR0r9c
三蔵「しっかし広いなこの部屋……壁やらの調度品もなんか高そーだし、すげぇとこに住んでんな牛魔王さん。つかここどの辺なんだろ……」
虎力大仙「都の近くよ」
三蔵「うわビックリした。………あ、久しぶりな人だ」
虎力大仙「……牛魔王様は?」
三蔵「え、なんか部下の人に呼ばれて出てった。まさかの拐われて放置。今の俺以上に手持ち無沙汰なヤツはそう居ないと思う」
虎力大仙「……拐われといて、なんか余裕ねアンタ。そう言えばきちんと話すのは初めてね、三蔵法師。アンタいっつもピッタリと沙悟浄の奴を侍らせてるし」
三蔵「侍らせてねぇよ気付くと引っ付いてんだよ。それよりなんで俺が紅孩児と結婚しなきゃいけねーんだよ。ロリコンとレズっ娘って、組み合わせとして何も成立しねーだろ」
虎力大仙「……自分でロリコンとか言っちゃうんだキモッ。マジで沙悟浄、コレのどこに惚れてんのよ…?」
三蔵「そうだよな、それが一般的な女子の反応だよな、うん」
虎力大仙「……ま、いいわ。それより、どーせいつも通り助けて貰えるんだろう、って高を括ってんでしょうけど……あまり牛魔を嘗めない方が良いわよ。……今回は、前にも増して、本気よ」
三蔵「………?」
鉄扇公主「……アナタ。本当にあの坊主を紅の婿に迎えますの?」
牛魔王「んん?ああ、それはまあ、どっちでも良いんだけどよ。……孫の奴と遊びてぇじゃねぇか、くくく」
鉄扇公主「やっぱりそう言う………付き合わされる紅も兵達も、可哀想なこと」
玉面公主「………乗り気じゃないなら………引っ込んでれば良いわ……」
鉄扇公主「……夫婦の会話に入らないで下さる?このチンクシャ娘が」
玉面公主「……玉も………ふうふ。………あとパパ、どうでもよくないわ。皇帝との繋がりは実際、ちょっと欲しいもの……」
牛魔王「あー、そっちは玉、テメェの好きにして良いぜ。紅の奴も嫌なら坊さんを助けりゃいい。どっちにしろ、今の牛魔を相手に出来ねぇようじゃ、跡を継ぐもクソもねぇだろうしなぁ。だが負けてやるつもりもねぇぜ、くっ、くくくく……!」
玉面公主「……丁度良い機会よ……そうね、猪八戒にはコレ………沙悟浄には………うふふ………新しい軍用技術を試すのに持ってこいだわ……」
鉄扇公主「ちょっ、二人で盛り上がらないで下さいまし!私も出ますわ!てゆーか貴女、牛魔王様の肩から降りなさい失礼な!不遜ですわ不敬ですわ!」
牛魔王「くくく……早く来い、孫……!」
虎力大仙「………てな具合で、牛魔王様と玉面様がまぁノリノリで………アンタもう諦めたら?紅孩児が落ち着いてくれたらアタシも安心だし」
三蔵「お前それは流石に、俺より紅孩児が不憫だ」
726: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/18(水) 22:21:30 ID:C9CwjAhNic
悟空「よし着いたっ!」
沙悟浄「くらぁ出てきな牛魔王っ!!アタイの旦那様返せぇっっ!!!」
小龍「……ご、悟能様……大丈夫ですか……?」
八戒「うぉえ……ま、まだ身体にGが……姉者、飛ばしすぎじゃ……」
紅孩児「……悟空の觔斗雲の術……こんなに速かったんだね………まさか一瞬とは……おえっ……」
『……騒がしいわね………相変わらず……』
悟空「玉面ちゃんの声だ!」
沙悟浄「コソコソ隠れてどっから喋ってんだい性悪狐が!今すぐ返さないと城ごとペシャンコにしちまうからねっ!!悟空姐さんがっ!」
悟空「あ、私なんだ」
小龍「…ペシャンコにしてしまったら、先生もペシャンコになっちゃいますよ」
紅孩児「……玉面さん………父上を出して貰えませんか」
玉面公主『……あら紅孩児……貴女も怒ってるの………?せっかく玉、跡継ぎが貴女でも良いわ、っ気になったのに………ほらどうせあのオバサン、ヒスを拗らせて早死にするだろうし、そしたら貴女の母親は私ってことになるし……』
鉄扇公主『聞こえてましてよっ!!アナタのその口の悪さ、どうにかならないんですの!?アナタなんて牛魔王のお許しがあればズッタズタの細切れに』プツッ
玉面公主『……余計な音声が入ったわ………』
紅孩児「母上……。いや、怒ってますよそれは。僕にだって選ぶ権利がある。誰があんな異常性癖の生臭坊主なんかと」
沙悟浄「あぁぁん旦那様の何が気に食わないってんだい殺すよ!!」
紅孩児「どうしろってのさこのヤンキーは!」
八戒「ええい、いい加減静まれい悟浄。……時に姉者、成長したのう」
悟空「んう?」
八戒「いつもの『牛魔王怖い怖い病』を発症して居らんではないか。躊躇い無く居城に攻め込むとは」
悟空「ふ、ふふふ……!鉄扇のオバ……おねーさんだろうと、玉面ちゃんだろうと。虎ちゃん達だろうと他の大王さん達だろうと!お師匠さまを助ける為ならみんな、この如意棒で場外ホームランしちゃうよっ!」
小龍「……おお……」
悟空「でもお兄ちゃんが出てきたら………お願いね悟浄ちゃん!」
沙悟浄「まっかしときなぁ!今のアタイなら神仏にだって負けやしないよっ!」
八戒「全然ダメではないか」
727: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/18(水) 22:24:14 ID:C9CwjAhNic
小龍「…まあそんなもんですよね」
玉面公主『……くすくす……本当に飽きないわね、貴女たち………。じゃあ、取り返しに来なさい………扉は開けてあげるわ…………』
ズゥンッッッ!!!
悟空「っ!?」
沙悟浄「なっ……!?」
玉面公主『………でも、今回は………ひとりづつ、ね……』
ヒュオオオオ……
八戒「……異空間………では無いな。……ふむ。西の砂漠か」
ズゥン……
玉面公主「……狼狽えないわね………面白くない………他の面子は、それなりにアタフタしてるわよきっと……」
八戒「ふん。瞬間転移か。そう言えばお主の得意技じゃったの。……で、なんじゃ、ワシを御指名か?」
玉面公主「……前に言ったわよね………『貴女は、弱い』って………おぼえてる?」
八戒「なんじゃ、ケンカ売っとんのか。あ、売っとるんじゃろーな」
玉面公主「……今でも……玉は、貴女が一番弱いと思ってるわ………」
八戒「……ふ、ふほほほ。成程成程」
玉面公主「………違う?」
八戒「…いいや、違わんぞい。ワシは一番、弱い。武技、体術は悟浄に及ばず、火力では小龍に劣る。そして全てにおいて姉者を下回る、それがワシじゃ」
玉面公主「……でも、貴女が一味で一番……厄介……」
八戒「ほ、お主に言われては世話無いのう。……良いじゃろ、ワシはロリもイケるしのう?遊んでやるわ、女狐!」
玉面公主「……見せてもらうわ………貴女のその……力で量れない強さ……!」
728: 名無しさん@読者の声:2014/6/19(木) 18:40:22 ID:3eLPcjO/6I
wkwktktk
729: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2014/6/21(土) 14:02:02 ID:UbHbuR0r9c
玉面公主「……狐火・氷座刀………」
パキパキパキパキ……!!
八戒「おっと、下か。焼き払えい、九歯馬鍬っ!」
ゴオオオオオッ!!
玉面公主「……捕まえられない速度でも無いのに………攻撃、読まれてる……?」
八戒「ほほほ、戦歴の賜物よ。水軍の長として賊軍、反乱軍を相手に先陣切って戦ってきたこの心胆に、脳髄に。戦が染み付いておる。小娘の読みなんぞ、透けて見えるわい」
玉面公主「……将校のクセに、先陣切っちゃうんだ………。んん、やはり玉ではムリね………マトモにやったら…」
八戒「ほ、ならばとっとと諦めて股を開いたらどぉじゃ?優しくするぞい?」
玉面公主「うわぁ心の底からお断り……………さて、そろそろ、ちゃんと遊ばせて貰うわね………」
沙悟浄「ずああああっ!」
???「ギ………!」
ドサッ……!!
鉄扇公主「あらあら、背中がお留守ですわよ?」
ガキィィィィンッッ!!!
沙悟浄「……今のアタイに………隙なんて無いってんだよぉ!るぁぁあっ!!」
鉄扇公主「きゃっ!?……んもう、可愛げの無い娘ですわね………腕の一本くらい落とさせなさいな」
沙悟浄「黙りなクソババアっ!人の夫を奪うだなんて、人妻の風上にも置けないよっ!」
沙悟浄「ク、クソバ……!?お、お前たちっ!なにを寝てますの!とっととこのペチャパイを取り押さえて頂戴!達磨にしてやる!」
???「…………ギ…!」
???「………グギ……!」
沙悟浄「………ち、なんだいコイツら、倒しても倒しても……!あと誰がペチャパイか!アタイがフツーなんだ悟空姐さんとか紅孩児とかが規格外なだけでうわぁぁぁん!」
鉄扇公主「……ふん、あの狐娘が用意したってのが気に食いませんけど、まあそこそこ有用じゃありませんの、この醜い人工兵隊も………。まあやられたらやられたで、狐娘の株が下がるだけ………お前たち、壊されても良いから頑張りなさいな!」
人工兵「ギイイイイッ!」
沙悟浄「……クソッ!」
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