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少年「ボクが世界を変えてみせる」
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1: 名無しさん@読者の声:2012/12/23(日) 21:21:41 ID:apUuk9iOiY
むかしむかしのことです。
世界は深い緑が生い茂り、深い青が寄り添うように流れる清らかな一つの円でした。
穢れを知らず、怒りも悲しみもなく、渇くことのない喜びが波立てる大地は
争いを寡黙に、繋がりをおおらかにしました。


193: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/3(木) 21:17:59 ID:Gs0K8eI9OM
村の子供3「それにしても髪切ってるから分からなかったよ」

村の子供2「そうだよ、昨日はもうちょっと長かったじゃんか?」

少年「あはは。分かりにくくてごめんね?
でもアレはカツラだから髪を切った訳じゃないんだ」

村の子供3「えっ」

村の子供2「なんでカツラなんか被ったんだ?ハゲてないのに」

少年「は、はは…ホビットだって思われない為に女の子のカッコをしてたの」

村の子供2「へ?女の子のカッコ?」

村の子供3「まさかキミ…男なの?」

少年「う、うん。実はそうなんだ…」カァァ

村の子供3「えぇ!気付かなかったよ!?」

村の子供2「」ガーン

村の子供3「(あ、ショック受けてる)」チラッ
194: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/3(木) 21:20:14 ID:Gs0K8eI9OM
少年「恥ずかしかったけど、お母さまに言われたからしかたなく、ね…」

村の子供2「(俺、ずっと男にドキドキしてたのかよ…)」ズーン

村の子供3「(かける言葉が見つからない…)」

少年「ど、どうしたの?」キョトン

村の子供2「なんでもねーよ…」

村の子供3「どんまい」ポンッ

村の子供2「うるせー!」

少年「……?」

宣教師「ふふ。すっかり仲良しさんですね?」ニコニコ

母「そうですねぇ」ニコニコ
195: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:18:14 ID:iqCPsQL3wQ
――一時間後――
村の子供2「それでさ!俺がググッと竿を引いたらこーんなに大きい魚が釣れたんだぜ!」

少年「えぇ!すごいや!?」

村の子供3「ウソだよ、もっと小さかったじゃない」

少年「そうなの?」

村の子供2「ウソじゃねーよ!ほんとにデカかったんだぞ!」

村の子供3「違うよ、実際はこのくらいでしょ?」

村の子供2「そんなちっちゃくねーっつの!」

少年「あはは。どっちがホントなのかわかんないや」

村の子供2「俺の話がホントなんだよ!こいつがウソ言ってんだ!」

村の子供3「違うよ、ボク嘘つかないもん」

村の子供2「俺が嘘つくみたいじゃんか!」

少年「じゃあどっちもホントだね!」

村の子供2「なんでそうなんだよ!?」ズルッ

村の子供3「あ、あはは。それはちょっと違うと思うなぁ…」
196: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:22:43 ID:zpo9dpEiuU
母「子供っておもしろいわねぇ。さっきまで落ち込んでたと思えば仲良くおしゃべりして…」

宣教師「確かに、あそこまで噛み合っていないのに会話が成立してるんですから不思議ですね」

母「……あの子たちのようにホビットと人間が分かり合えれば、どれだけ救われるかしら」

宣教師「きっと、そうなりますよ」

母「……そうね、そうなってくれたら…」

宣教師「そうなる為の鍵は、次の時代を生きるあの子たちにあります。
私たちは少しでも彼らの安らげる世界を開くきっかけとなりましょう」

母「本当に、いいの?あたし達といればあなたは…」

宣教師「昨晩話し合って決めた事です。
神に仕える者として曲げるつもりはありません」

母「ごめんなさい…」

宣教師「やめてください、私はあなたたち親子の力になりたいだけなのですから…」

母「……あたし、坊やにさんざん人間を憎まないよう言ってきたけれど、本当は自分の憎しみを誤魔化してきただけなのかもしれないわね…」

母「あなたやあの子たちを見ていると、人間はこんなにキレイなんだと思わされるの…」

宣教師「そんな事はありませんよ?
その証拠にあなたの息子さんは、透き通るほどに純粋な心を持っています。
母親であるあなたが穢れ無き愛情を注いだからこそ、憎しみに呑まれず育ってくれたのです」

母「そんな…あたしは……」

村の子供2「ねぇねぇ!腹減ったー!」

母「きゃっ!びっくりした…」
197: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:25:11 ID:iqCPsQL3wQ
宣教師「そういえばお昼を食べてませんでしたね」

母「あらあら、何か作りましょうか?」

村の子供2「俺、ステーキ食べたい!」

母「す、ステーキは…あるかしら?」

宣教師「す、すみません。お肉は用意してないです…」

母「確かにお野菜しか入ってないわね…」ガサゴソ

宣教師「村の方々の施しで生活していたものですから、あまり高価なお肉などは…」

母「宣教師様らしいですね?」クスクス

宣教師「お恥ずかしい…」
198: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:26:53 ID:iqCPsQL3wQ
村の子供2「ねぇ!ステーキまだ?」

母「残念だけどお肉が無いからステーキは作れないわね」

村の子供2「えー!」

宣教師「なぜキミは他人の家で臆面も無くステーキを食べたいなどと言えるのですか…。
あるなら自分で食べてますよ…」

母「他に食べたい物はない?」ニコッ

村の子供2「じゃあスパゲッティ!」

宣教師「……野菜しか無いのでスパゲッティは…」

母「え、えぇと…ならサラダはどうかしら?ヘルシーだし、とっても健康にいいのよ?」

村の子供2「えー俺、野菜食えない!」

母「あら、好き嫌いはよくないわよ?
それにおいしくなる魔法をかけておくから安心してちょうだい?」

村の子供2「えっ!おばさん魔法使えるの!?」

母「そうよ?どんな料理もおいしく出来上がる魔法が使えるの!」

村の子供2「わー!おばさんスゲーや!」

母「ふふ。楽しみに待ってなさい?」ニコニコ

村の子供2「うん、わかった!」タタタッ

母「さて、腕によりをかけて作りますから宣教師様も少し待っててくださいね?」

宣教師「えぇ、楽しみにしています。
では私は子供たちの所へ行ってますよ」
199: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:30:36 ID:zpo9dpEiuU
村の子供2「なぁなぁ!お前の母ちゃんすごいんだな!」

少年「へ?何がすごいの?」

村の子供2「どんな食べ物もおいしくなる魔法使えるんだってよ!」

村の子供3「(それって単純に料理上手アピールなんじゃ…)」

少年「えっ!そうだったんだ!ボク知らなかった!」

村の子供2「えー!じゃあウソなんじゃねーの?」

少年「でもお母さまの作るご飯はスゴくおいしいよ?」

宣教師「それはそれは楽しみですね」

村の子供3「あっ宣教師様!」

宣教師「とりあえず彼のお母様の料理が出来るまでビスケットでもいかがかと思いまして」

村の子供3「やった!」

少年「ボク、宣教師様のビスケット大好き!」

村の子供2「はぁ!?俺の方が好きだし!」

村の子供3「いや、どこで競ってんのさ?」

宣教師「たくさんありますから、仲良く分けてくださいね?」ニコニコ

3人「はーい!!!」
200: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:33:28 ID:zpo9dpEiuU
村の子供2「あーおいしかった!」

少年「えへへ!ホントにおいしかったね!」

村の子供3「2くんが一番食べてたね」クスクス

村の子供2「なんだよ!別にいいじゃんか!」

宣教師「満足してくれたようでなによりです」ニコニコ

母「さ、出来たわよ。みんな!」

宣教師「おや、メインが来まし…た…ね」ビクッ

村の子供2「え…おばちゃん…なにそれ…」ゼツボウ

村の子供3「(なにこれ…サラダが煙上げてる)」

少年「わー!おいしそう!」キラキラ

母「うふふ。自信作よ?」

3人「えっ」
201: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:35:24 ID:iqCPsQL3wQ
少年「ごちそうさま!」

宣教師「(普通に完食した…だと…?)」

村の子供2「これが…おいしくなる魔法…?」

村の子供3「(魔法だとしたら間違いなく黒魔術だよ…)」

母「あら、みんな箸が進んでないみたいだけど、お気に召さなかったかしら?」シュン

村の子供2「だってこれ…もがっ!?」

村の子供3「な、なんでもないですよ!?」ガシッ

村の子供2「もがもが!?」ジタバタ

宣教師「は、はは…」ヒクヒク

母「?」
202: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:36:48 ID:zpo9dpEiuU
少年「みんなさっきビスケットいっぱい食べちゃったもんね?」

村の子供3「そうそう!そうなんですよ!!」

村の子供2「ぷはっ!離せよ!」バッ

宣教師「わ、私ももともと少食なので」

母「まぁ!それなら言ってくれたら良かったのに!デザートも用意してたのよ?」

3人「えっ」

少年「ボク食べたい!」

3人「えっ?」
203: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:38:46 ID:zpo9dpEiuU
少年「」パクパク

少年「」モグモグ

少年「」ゴックン

少年「もうお腹いっぱい!」ニッコリ

村の子供2「ぜ、全部食いやがった…」

村の子供3「しかもボクらの分まで…」

宣教師「(なかなかどうしてこの子は侮れない…)」ゴクリ

母「坊やは本当に食いしん坊ね」ニコニコ

少年「だってお母さまのご飯がおいしいんだもの!」

母「そうねぇ。
泥水を啜ったり虫を食べたり、木の幹をかじって蜜を舐めてた頃に比べたらご馳走かもしれないわね?」ニコニコ

村の子供2「え…」ギョッ

村の子供3「なんでそんな…?」ヒクヒク

宣教師「(なるほど、納得です…)」シミジミ
204: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:41:38 ID:iqCPsQL3wQ
――夕方――
村の子供2「で、俺が後ろからワッ!てやったんだ!そしたらこいつ逃げてったんだぜ?」

少年「そ、そんな事したらだめだよぉ」

村の子供3「2くんがいきなり驚かせるからだろ?
それにすぐ分かったもん」

村の子供2「ウソだー!お前半べそかいてたじゃん!」

村の子供3「かいてないよ!?」

村の子供2「かいてただろ!」

村の子供3「かいてないって言ってるだろ!」

少年「ふ、二人とも…」オロオロ

村の子供2「なにをっ!」ガッ

村の子供3「なにすんだよ!」ガシッ

少年「け、ケンカしちゃだめだよ!」バッ

村の子供2「邪魔すんなよ!」ドンッ

少年「いたっ…!」ドサッ

村の子供3「なにしてんのさ!」

村の子供2「うるせー!こいつホビットのクセに生意気なんだよ!」

少年「え?」ドクンッ
205: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:44:41 ID:zpo9dpEiuU
村の子供3「ば、バカ!」アセアセ

村の子供2「」ハッ

少年「……」シュン

村の子供2「……」

村の子供3「もう…」

少年「」ウルッ

村の子供2「あ、その…ご、ごめんな?」

少年「ううん、大丈夫だよ…。気にしないで?」ニコッ

村の子供2「」ズキッ

村の子供3「ほ、ホントに大丈夫?」

少年「うん。ボクは平気!それより、もうケンカはだめだからね?」ニコニコ

村の子供2「お、おう…」

村の子供3「うん、わかったよ…」

少年「じゃあ二人とも仲直りしよっか!」

村の子供2「そ、そうだな。さっきはごめんな」

村の子供3「ボクもごめん。ついカッとなっちゃって」

少年「うんうん!これでおしまい!また楽しくお話しようよ!」

村の子供2「そ、そうだな!」

村の子供3「うん!」
206: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:46:44 ID:iqCPsQL3wQ
ガチャッ

宣教師「皆さん、そろそろ日も暮れる頃ですからお開きにしましょう」

村の子供2「えー!」

宣教師「えーじゃありません。よい子は帰る時間です」

村の子供2「ちぇっ」

村の子供3「お父さん、怒ってるかなぁ…」

少年「みんな、帰っちゃうんだ。寂しいなぁ…」

村の子供2「別に明日も会えるだろ?」

村の子供3「そうだよ!ボクたち遊びに来るからさ!」

少年「…うん!」ニッコリ

宣教師「ふふ。さ、私が送りますから行きましょう」

村の子供2&3「はーい」

少年「ボクも見送るよ!」
207: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:50:39 ID:zpo9dpEiuU
村の子供2「またな!」

村の子供3「明日も遊ぼうね!」

少年「うん!また明日!」

宣教師「」ガチャッ

「ワンッ!!」

村の子供2「うわああぁぁぁ!!?」ビクビクッ

宣教師「」ビクッ

村の子供3「あ、さっきの犬だ!まだいたんだね」

犬「ワンッ!ワンッ!」タタタッ

村の子供2「ひっ…」ビクッ

少年「マルク!」ダキッ

マルク「ハッ!ハッ!」ハッハッ

村の子供2「えっ」

少年「よしよし。そっか、マルクも来てたんだね?」ナデナデ

マルク「クーン…」スリスリ

少年「あはは!マルクは甘えん坊だなぁ!」ギュッ

宣教師「その犬はキミのだったんですか…」

少年「はい!森で一緒に遊ぶ友達です!」

宣教師「なるほど、それなら入れてあげるべきでしたね」

村の子供3「ボクらに付いてきたんじゃなくて飼い主の匂いに反応してたんだ」

村の子供2「(よくあんなでかい犬とじゃれられるな…)」ビクビク
208: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:52:55 ID:iqCPsQL3wQ
宣教師「おっと、暗くならない内に帰りましょうか?」

少年「あ、ちょっと待って。二人の名前、おしえて?」

村の子供2「あれ、言ってなかったっけ?」

村の子供3「そういえば3人とも自己紹介してなかったね」

宣教師「それでよくあんなに話せましたね…」ガクッ

宣教師「……ん?そういえば、私も皆さんの名前を知りませんね」ハッ

マルク「わぅ…?」

宣教師「(今まで名前も知らないまま話してたなんて…フィーリングってスゴいです…)」
209: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:54:25 ID:iqCPsQL3wQ
少年「ボクはカロル!改めてよろしくね?」

村の子供2「おう!俺はルーボイ!かっこいい名前だろー?」

カロル「うん。かっこいい!」ニコッ

村の子供3「そうかなぁ?」

宣教師「これが噂に聞くDQNネームというやつですか…」

ルーボイ「なんだよ、二人して!?」
210: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/4(金) 22:58:20 ID:zpo9dpEiuU
村の子供3「ボクはパッチ。よろしくね、カロルくん」

カロル「うん、よろしく。パッチくん…えへへ!」

パッチ「どうしたの?」パチクリ

カロル「今まで友達がマルクだけだったから嬉しくって…」

パッチ「そっか」ニコッ

宣教師「」ニコニコ

ルーボイ「ヘンなやつ…」

マルク「ワンッ!」

ルーボイ「」ビクッ

宣教師「コホン!私の名前は……」

パッチ「あっ!暗くなってきたし帰らなきゃ」

ルーボイ「そうだな、カロル!また明日な!」

カロル「うん!また明日!」

宣教師「……」

マルク「クーン…」スリスリ

宣教師「ありがとうございます…」ナデリ

マルク「わぅん…」

ルーボイ「宣教師様、早く行こうぜ!」

宣教師「…分かりました」

宣教師「(どうせ私は宣教師ですよ…)」ムスッ
211: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/6(日) 17:54:53 ID:bQ3wFvPoik
――村長の家――
村長「……」

村の大人3「とにかくあんな宣教師は追い出すべきだ!
村にホビットと関わりのある人間がいるなんて王国にバレれば問題だぞ!」

村のおばさん「そうさ!この村にだって税の回収に兵士が来るんだ。
いつ見つかるとも分かったもんじゃない!」

村長「しかし代わりの人間を出そうにも教団が許すかどうか…」

村の青年「許すも何もホビットを匿ってるのは分かってるじゃないですか?
教団だって無視するわけには…」

村長「名誉の問題だよ。我々の村から教えに背く人間が現れたとなればただでは済まない。
どうしても責任を問われるだろう」

村の青年「でも野放しにする方が問題じゃないですか?」

村長「確かにその通りだが…」

村の大人3「司祭様は俺たち村人の話も真摯に受け止めて聞いてくれるお方だ。
悪いようにはしないだろう?」

村長「……しかしあの宣教師は司祭様のお気に入りだしな。
下手をすれば村の環境や我々の対応を問われる可能性だってある」

村の大人3「村長は考え過ぎですよ。
教えを破る人間を司祭様が許すはずはないだろ?」

村長「それもそうだが…」
212: ◆WEmWDvOgzo:2013/1/6(日) 17:57:32 ID:bQ3wFvPoik
村の青年「まさか村長までホビットに肩入れしてるんじゃ…」

村のおばさん「なんだって!?
そりゃどういう事だい!あんな薄汚い種族を哀れむなんて気が狂ってるとしか思えないよ!」

村の大人3「村長、あんた……」

村長「待て待て!勝手な事を言うな!
わしはただ、その先の事を考えてだな…」

村の大人3「それならなぜ結論を出さないんですか?
ホビットが村に入り込んでもいいと言うんじゃないでしょうね?」

村長「無論ホビットは追い出す!
しかし司祭様に知られれば、この村にはホビットを受け入れた汚名が残るだろう!」

村の大人3「それならいっそ…殺しちまえばいいんじゃないか?」

村長「なに?それはどういう意味だ?」

村の大人3「司祭様に知らせず闇に葬るのが最善じゃないかって言ってんのさ。
あの宣教師もホビットもな」

村長「なっ…!しかし司祭様はたとえホビットであろうと殺生はならんと…」

村の大人3「だがどのみちほったらかしておけば村に害が及ぶのに変わりはないだろう?」

村長「し、しかしだな…」
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名前:
sage:


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