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姉「弟が変になってしまった」
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1:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:09:28 ID:52PP2t7zb2
姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」

弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」

姉「起きていたのか」

弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」

姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」

弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」

姉「いいやがったよこいつ」


632:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 14:50:27 ID:Q1oDtCSZsQ
女「もう、先生来てるわよ」

友「!」

男「はは、まあ、頑張れよ」

弟「・・・いい変化、か」

お嬢様「いいと思いますわよ。破廉恥なことを言わないあなたも」
633:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:32:13 ID:iqCPsQL3wQ
友「・・・」

男「友、大丈夫か?」

友「ほっといてくれ…」

男「あはは…あまりよくなかったんだな…」

女「弟、どうだった?」

弟「いつも通りだな。予想してた問題が出たりでなかったり。意表を突かれた問題があったんだが…」

お嬢様「それ以外は特に問題無かったですわね」

女「・・・なんか、あんた達はやっぱりあんた達らしいわ」

男「案外、この調子で三日間もすぐ終わるかもな」
634:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:35:53 ID:iqCPsQL3wQ
友「・・・」

男「なあ、友が三日前と全く同じ体制で撃沈してるんだけど」

女「え!?もう三日経ったの!?いきなり過ぎない!?」

男「作者がめんどくさがったせいだな」

弟「やれやれ…」

弟「友、生きてるか?」

友「パト○ッシュ、疲れたろ?僕も疲れたよ…僕も、もう眠いんだ…」

弟「返事がない。ただのネロのようだ」

女「いや、その説明おかしいから」
635:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:39:53 ID:iqCPsQL3wQ
お嬢様「今日はお姉様を迎えに?」

弟「ああ」

女「そっか…いよいよだね」

弟「そうだな…」

友「退院祝いには呼んでくれるんだろうな!?」

弟「さあな」

友「・・・」

男「ま、今はお姉さん第一で考えてやってくれよ。じゃあな」

弟「ああ」
636:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:43:09 ID:zpo9dpEiuU
看護師「姉さん。退院おめでとうございます」

姉「ありがたう」

看護師「今日は弟さんが迎えにいらっしゃるんですよね?」

姉「そうだな…」

看護師「いいですね〜あ、荷物ここにまとめときましたよ」

姉「世話になったな」

看護師「いえいえ、あ、弟さんいらっしゃったみたいですよ。ロビーに行きましょうか」

姉「ああ…」
637:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:46:40 ID:iqCPsQL3wQ
弟「すいません。今日退院予定の姉の迎えですが…」

受付「はいはい。姉さんですね…」

受付「ただいまこちらに向かってますので、しばらくお待ちください」

弟「わかりました」

弟「・・・ふぅ」

医師「おや…?君は」

弟「どうも」

医師「姉さんの迎え?退院おめでとう」

弟「ありがとうございます」

医師「そういえば君には強盗事件の時のお礼をまともに言ってなかったね」

弟「いや、別にそんなの…」

医師「君が起こした行動は姉を救いたい一心だったかもしれないが、結果的に沢山の人の命を救ったんだ。本当に感謝しているよ」

弟「・・・はい」
638:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:49:00 ID:zpo9dpEiuU
姉「弟!!」

弟「姉!!」

医師「さて…では、私はこれで…ごめんね?これから回診だから外向きの言葉遣いしなくちゃいけないからさ。では、お大事に」

姉「・・・」

弟「姉…その…」

姉「積もる話もあるだろうし、まずは家に帰ろう」

弟「ああ」
639:🎏 名無しさん@読者の声:2013/1/8(火) 21:13:11 ID:VfxbsOp2ZQ
ありがたう。


640:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:11:09 ID:M2x7A5cHg6
姉「ただいま」

弟「・・・お帰り?」

姉「何故お前が言う」

弟「何故だか言わないといけないような気がしてな」

姉「ふふ、なんだそれは」

弟「・・・ようやく笑ったな」

姉「む?そうか?」

弟「ああ、張り詰めたような顔をしてたからな」

姉「・・・まあ、話次第ではこれから笑ってられんかもしれんがな」

弟「・・・」
641:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:14:37 ID:M2x7A5cHg6
姉「さて、まずは電話の事だ」

姉「あれから私がいくらかけても電話に出ようとしなかったな?何故だ」

弟「・・・」

姉「・・・お前は自分の事が変になったと言っていたな、具体的にそれはなんだ?」

弟「以前に比べて胸に対する情熱が薄くなった」

姉「・・・」

弟「これを見つけてな。開いて読んでみたんだが」

姉「お前…」

弟「以前なら…俺も読み進め一つ一つ解読をしてたのだか…今では、何も感じられない」

姉「・・・それがお前にとっての変、か?」

弟「ああ」
642:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:17:54 ID:M2x7A5cHg6
弟「友人に相談してみたが、いい変化だと言われた」

姉「・・・」

弟「だが、俺自身は結論が出せていない…」

姉「姉という観点から言わせてもらえば、弟が常識的になったと考えて大変喜ばしいよ」

姉「ただ…私個人の意見としては…周りにないアドバンテージを一つ失ってしまったかもな…」

弟「いや、そういうわけではないぞ」

姉「?」

弟「前ほどの情熱はないが、俺は胸が好きだ」

姉「・・・」
643:🎏 名無しさん@読者の声:2013/1/8(火) 23:34:21 ID:iM2L5FqJfI
しえーん>\(' ')/
644:🎏 お知らせ ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:37:22 ID:ypGmimbIno
皆様こんばんは

実はお知らせがあります

皆様のご支援により長らくこのSSを続ける事が出来ました

本当に感謝です

しかし、度重なる少量更新により、フラグを建築するも言った側からフラグブレイク
さらには広げた風呂敷が閉まらない事態

そこで、このSSを早めに完結させてとっとと保管庫にぶちこみ♂したいとおもいます

後少しですが、もう少しお付き合いいただけると嬉しいです

今日の投下を終了します
645:🎏 名無しさん@読者の声:2013/1/9(水) 02:23:56 ID:gARY/PBHg.
弟がただのイケメンになっちゃうううう…


支援
646:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 17:31:46 ID:REyqDbJZgQ
>>643

支援感謝

>>645

おっぱい星人イケメンからイケメンにランクダウンですねわかります

支援感謝
647:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 17:40:40 ID:REyqDbJZgQ
姉「まあ…お前の考えや変化はどうでもいいとして…」

弟「酷いな」

姉「私はまだ肝心な事を聞いていない」

弟「ん?」

姉「お前の私に対する気持ちだ」

弟「・・・」

姉「ここまで色々あった。私とお前の気持ちの整理もついた頃だろう」

弟「・・・」
648:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 17:45:31 ID:REyqDbJZgQ
姉「改めて、聞かせてほしい。お前の気持ち…私を安心させてほしい」

弟「・・・」

姉「弟?さっきから黙って…どうしたんだ?」

弟「いや…」

弟「(ここでの返答次第では即エンディングに向かうだろう…)」

弟「俺は…姉の事が好きだ」

姉「!!」
649:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 18:10:42 ID:REyqDbJZgQ
弟「やはり、色々考えてみてな…選択もした。悩みもした。迷いもした」

弟「でも、どんなに迷ったとしても、悩んだとしても…俺の考えは変わらなかった」

弟「俺は姉の事が好きだ」

姉「・・・」

弟「姉?何故泣いて…」

姉「違う…嬉しいんだ…私は嬉しいんだよ…弟」
650:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 18:14:36 ID:REyqDbJZgQ
姉「ずっと…願ってた事…でも…叶わないと言い聞かせて…でも…叶っ…て」

弟「姉…」

姉「ありがとう…本当に、ありがとう…」

弟「・・・ああ」
651:🎏 ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 18:20:28 ID:cRgOqnAOPY
姉「・・・なんだか、実感が湧かないな…」

弟「俺もだよ」

姉「でも…これでいいのかもしれない…」

弟「ああ…もう焦る必要もない」

弟「俺達は俺達らしくいけばいいさ…」

姉「ああ…」
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