姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」
弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」
姉「起きていたのか」
弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」
姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」
弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」
姉「いいやがったよこいつ」
607: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:52:02 ID:kTp6neQotk
弟「皆、今日はご苦労だった。これで解散だ」
友「はぁ…なんか心臓に悪い1日だったぜ…」
男「主にお前だけな」
友「酷い事を言いやがる」
女「なんていうか…疲れたわ」
男「お前はこれからどうするんだ?」
弟「別に、家に戻るだけだが?」
友「あり?今日はバイトないの?」
弟「店長が来るなと」
女「へぇ〜あんた頼りにされてたのに?」
弟「何か訳ありらしいな」
608: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:55:38 ID:kTp6neQotk
友「んじゃま、とにかく俺は帰らせてもらうわ」
男「俺もだ。じゃあな、皆」
女「ごめん。あたしも帰らないと。また明日ね」
弟「ああ…」
弟「さて…どうする?」
お嬢様「どうするとはなんですの?」
弟「立ち話もなんだ、喫茶店にでも入るか?」
お嬢様「エスコートはお任せしますわ」
弟「じゃあ…いくか」
609: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 13:00:41 ID:kTp6neQotk
カランカラン
「いらっしゃいませー」
お嬢様「・・・」
弟「・・・」
お嬢様「で?話ってなんですの?」
弟「お前なら何か知ってそうな気がしてな」
お嬢様「・・・」
弟「ランジェリーショップから、妙にお前だけ静かだったな」
お嬢様「気のせい、とは思わないんですの?」
弟「思いたかった。だな」
お嬢様「・・・」
お嬢様「隠し事は無駄なようですわね…いいですわ。しばらくお待ちくださる?」
お嬢様「もしもし?わたくしです。待ち合わせの場所を変更しますわ…場所は…はい。待ってますわ」
弟「待ち合わせをしてたのか?」
お嬢様「ええ、場所をこちらに変更しましたわ」
弟「いいのか?」
お嬢様「構いませんわよ。関係してますし」
610: 名無しさん@読者の声:2013/1/6(日) 13:51:08 ID:r2FnmB6dc2
つ 支援
つ 私怨
つ 紫煙
つ sien
つ 豆乳
611: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:33:16 ID:n8gUqnX.1k
カランカラン
弟「来たみたいだな」
お嬢様「ええ」
店長「お待たせ…って、え?」
店長「なんで…いるの?」
弟「それはこちらのセリフだ。心臓に悪い」
店長「全然悪そうじゃないわね…友達だったからまさかとは思ったけど…」
お嬢様「因みに、今日の事は偶然ですからね」
弟「なるほど…今日来なくていいというのはこういう事か」
店長「ま、話したい事は色々あるでしょうけど、まずはこちらを終わらせてね」
612: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:37:59 ID:n8gUqnX.1k
店長「で?どういう魂胆なの?」
お嬢様「魂胆も何も、利害が一致してるだけの話ですわ」
店長「ほんっと、好きになれないわ…」
お嬢様「誉め言葉、として受け取って起きますわ」
店長「仮にその話、乗ったとして、うちのスタッフ達はどうなるの?」
お嬢様「さあ?本社に回収されるんじゃないですの?」
店長「あの子も、私を慕ってついてきてくれたのよ?」
お嬢様「スタッフはこちらでも用意しますわ。どこも同じようなものです」
613: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:44:13 ID:n8gUqnX.1k
弟「すまん。話がよく読めないのだが」
お嬢様「・・・」
店長「一応、この子もスタッフなんだけど、どうするの?」
お嬢様「本社と契約してるなら…解雇という形になりますわね。アルバイトですし」
店長「契約はしてないわ。私とだし」
お嬢様「なら、問題はありませんわね」
弟「なあ、本当になんなんだ?」
店長「・・・この子が、うちの店の経営権を買い取るって言うのよ」
弟「!!」
お嬢様「何か不都合でもありますの?」
店長「不都合っていうか…不都合だらけで逆に無いわよ」
弟「店の経営権を買い取って何をするつもりなんだ?」
お嬢様「・・・言わせる気ですの?」
弟「大体想像はついてるがな」
お嬢様「なら言いませんわ」
614: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:50:37 ID:n8gUqnX.1k
弟「よくは分からんが、いいのではないか?」
店長「は!?」
弟「俺達が目指す理想に近づくと思うし、俺は別に構わないぞ」
弟「ただ、お嬢様が用意するスタッフとやら次第だがな」
お嬢様「最高の人員を保証しますわ」
店長「そうね…確かに…理想的な条件なのよね…」
店長「でも、長年一緒にやってきたあの子達を裏切るような感じがして…」
弟「もしも店員達を案じてるなら…条件を飲むべきだと思う」
弟「長年一緒にやってきたなら、きっとついてくるだろうし、少なくとも給料やら扱いやらは改善はされるぞ?」
店長「・・・」
615: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:38:27 ID:.f1NH6m4X6
店長「ここが、決断の時かもね…」
店長「いいわ。その条件飲みます」
店長「でも、いくつか条件があるわ」
お嬢様「なんですの?」
店長「まず、店員店にはそれなりの優遇をすること。次に勝手に人員移動しないこと。最後にうちの経営方針に口出ししないこと。出来る?」
お嬢様「わかりましたわ」
店長「交渉成立、ね」
616: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:43:50 ID:.f1NH6m4X6
店長「でも、どうやって買い取るつもり?」
お嬢様「金に物を言わせれば楽勝ですわ」
店長「・・・そう」
お嬢様「それで?弟さんは?」
弟「ん?まあ、なんというか…大部分は理解できたな」
お嬢様「察するに、私と店長さんの関係って所ですか?」
弟「まあ」
お嬢様「確かに出会うまでは他人でしたわ」
弟「まあいいか。職場がなくなるわけではないし」
弟「そうだ。姉は無事に手術成功しました」
店長「あら、良かったじゃない。これでうちで働く理由は無くなったんじゃない?」
弟「とりあえず期限いっぱいまでは頑張らせてもらう」
店長「期待してるわよ〜じゃ、私はこれで」
カランカラン
617: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:48:18 ID:OVSWlYCIKk
皆さんこんばんは
早速ですがお嬢様、>>610を見てくれ。こいつをどう思う?
お嬢様「しえん。という字を変換したみたいですわね…」
違う違う。一番下
お嬢様「豆乳…ですわね?」
そう。それ
お嬢様「これがどうかなさいましたの?」
ぶっかけていい?
お嬢様「何故ですの?」
いやぁ、白くてベタベタした液体まみれのお嬢様を想像いたしましてね
お嬢様「牛乳風呂に浸かってるのではないんですの?」
・・・ああ、うん。やっぱりお嬢様には意味が通じないか
お嬢様「?」
今日の投下を終了します
618: 名無しさん@読者の声:2013/1/7(月) 00:18:38 ID:iM2L5FqJfI
紫煙
っていうのみるたび、
近所の紫雲っていう地名を思い出すんだ
豆乳か・・・
無知で純粋な女の子っていいよね。
紫煙
619: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:36:07 ID:RAo/q.JuHo
>>618
紫煙という字で私は紫煙燻らすという文を思い浮かべますな
無知で純粋な女の子に色々教え込む…ゴクリ
支援感謝
620: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:40:06 ID:RAo/q.JuHo
お嬢様「さて…これからどうしますの?」
弟「そうだな…試験の方はどうだ?」
お嬢様「楽勝。ですわね」
弟「そうか…」
お嬢様「あなたはどうなんですの?数日の間に色々色々起こりましたし」
弟「なるようになるしかないだろうな」
お嬢様「・・・あなた、変わりましたわね」
弟「俺が?」
お嬢様「ええ」
621: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:44:13 ID:2BBUCgR206
お嬢様「出会った頃は胸の事しか頭にない破廉恥な人と思ってましたけど」
弟「酷いな」
お嬢様「今は…というより、元からなんでも出来たのではないですの?」
弟「ただ単純な長引いたから作者がキャラ崩壊させたからな…」
お嬢様「何か言いました?」
弟「なんにも」
弟「そうだな…変わった、か。確かにそうかもしれん」
お嬢様「案外自分の変化には気づかないものですわ」
弟「それもそうだな」
お嬢様「それでは、わたくしはこの辺りで。また明日お会いしましょう。ごきげんよう」
弟「ああ」
622: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:51:11 ID:2BBUCgR206
弟「ただいまー」ガチャ
弟「ふぅ…明日からいよいよ三日間の定期試験か…」
弟「そういえばお嬢様との賭けがあったな。負けるわけにはいかないが…」
弟「まあ、勉強でもしよう」
弟「・・・・・・」
弟「・・・うん。無駄だな」
弟「仕方ない。掃除だな」
弟「む!?これは…」
弟「姉に捨てられたと思っていた爆乳大全!!こんなところに隠されていたのか!!」
弟「・・・」
弟「変わった…か、確かにそうかもしれんな…」
弟「胸の角度は体を軸として12〜16°が望ましい。また、上向き下向きにより乳輪の面積に多少の個人差がある。更に乳首の色合いから脂質成分の判断が可能…」
弟「知識としてはあるのに…前に比べれば情熱が着いてこない…」
623: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:56:53 ID:2BBUCgR206
プルルルルル
弟「む?電話か」
弟「もしもし?」
姉「弟、私だ」
弟「姉?何かあったのか?」
姉「いや、明日から定期試験だからな…どうだ?全力を出せそうか?」
弟「なるようになるしかない。というより、電話して大丈夫なのか?」
姉「とりあえずはな。少しだけ無理を言ったが」
弟「・・・」
姉「どうした?弟」
弟「姉、俺は変になってしまったかもしれん」
姉「は?おい、弟?何が…」
ツー、ツー、ツー
弟「切れたか…」
624: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:22:10 ID:D9txi/yolg
友「ういーす…おはよう…」
男「おはようって…どうした?そのクマ」
友「へへ…昨日一夜漬けで試験範囲を片っ端から勉強したのよ…」
男「そ、そうか…」
友「ふふふ…俺だけじゃない…この中に同類がいる!!」
友「それは女!!お前だ!!」
女「な、何を根拠に!!」
友「とぼけるなよ〜、さっきから妙に目をゴシゴシしてるのが動かぬ証拠だぜぇ?」
女「くっ!!確かに昨日は一夜漬けしたわよ…」
友「お前も同類なんだよ!!いくら頭がよくなったからって不安なのは不安なんだよ!!」
お嬢様「ちなみにどれくらい勉強しましたの?」
女「え?えっと…」
女「12時まで…した」
お嬢様「・・・」
友「真面目ちゃんか!?」
625: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:27:44 ID:IGFgpVzJso
女「な、何よ!?あたしは11時にはいつも寝てるのよ!?一時間頑張ったのよ!?」
友「真面目ちゃんだった!!」
お嬢様「まあ、一時間くらいが身のなる勉強時間ですからね」
友「え゛」
男「はは、ドンマイってことだ。友」
男「お前は勉強なんかしてないんだろ?弟」
弟「・・・」
男「弟?」
弟「zzz」
626: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:31:21 ID:IGFgpVzJso
女「ちょ!?あんたなに寝てんの!?」
弟「ん…ああ…」
男「弟の霊圧が消えた…!?」
友「へへ〜?お前も実は不安で一夜漬けするってタイプだったのか…」
お嬢様「信じがたいですわ…」
弟「一夜漬けか…確かにしたな」
弟「部屋の掃除と模様替えを」
友「なんでやねん!!」
女「夜中に掃除する必要あんの!?」
弟「眠くなかったんだ」
友「主婦か!!」
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