姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」
弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」
姉「起きていたのか」
弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」
姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」
弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」
姉「いいやがったよこいつ」
441: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 22:04:10 ID:eYD73NC1eI
友「・・・すっげー」
男「本当だな…」
女「あたし…こんな豪邸見たことないわ」
弟「・・・」
お嬢様「別に普通ですわよ」
執事「お嬢様、お帰りなさいませ。そちらの方々は?」
お嬢様「わたくしの友人です。勉強会をするので広間1を開けてくださる?」
執事「おお!!お嬢様がご学友の方々を連れてくるとは…」
お嬢様「は、恥ずかしい事言わないで下さい!!」
442: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 22:11:57 ID:eYD73NC1eI
>>436
実は医者も女にしようかと思ってたんですけで、医者=男っていうイメージが強くて…てへ
まあ、オネェになっちゃったのはただの事故です
はい、というわけで対談やってきますか
お嬢様「またあなたですか…」
来たよー!!お嬢様たんログインしたおー!!
お嬢様「た、たん?」
あなた様は知らなくてもよろしい事でござりまする
お嬢様「なんか腑に落ちない言い回しですわね」
ところで、自宅訪問しましたが、執事の口振りから友達を家に招いた事が無かったので?
お嬢様「・・・」
何故黙る。痛い!!叩かないで!!
お嬢様「余計なお世話ですわ!!」
ちょ!!やめっ!!あなや!!
お嬢様がお怒りなので少し早いですが今日の投下は終了します
443: 名無しさん@読者の声:2012/12/27(木) 22:15:45 ID:6BiIRiFOyc
お嬢様はたぶん凄くいい奴なんだと思う。そう思う。
自分のSS書かないで支援。
444: 名無しさん@読者の声:2012/12/28(金) 00:36:57 ID:hp3zRKnfvU
お嬢様たんがきたお!かわいいお!
俺も来たお!おねいさんもかわいいお!
アロンアルファという発想は無かったお!
早速ホームセンターいってくるお!
支援するお!
445: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 14:46:40 ID:2k.durce8E
>>443
お嬢様は素直じゃないけどツンデレってレベルでもない存在なんです
でもその中途半端がなんとも言えないんです
偉いひとにはそれがわからんのです
支援感謝
>>444
いらっしゃい
お嬢様は可愛いけど私は可愛くありませんよ〜
じゃあ、私からこれをプレゼント
つ現実直視
支援感謝
446: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 14:51:54 ID:2k.durce8E
友「執事にだだっ広い部屋…そして高そうな装飾に家具…なんかすげーな」
お嬢様「ほら、早く勉強会をいたしましょう」
女「お嬢様、なんか少し積極的じゃない?」ヒソヒソ
弟「そうだな」
男「なんだかんだでこの家柄だし、苦労したんだろうよ」ヒソヒソ
弟「そうだな」
女「あんた、さっきからそうだなしか言ってない?」
弟「そうだな」
女「・・・」
447: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 14:56:00 ID:2k.durce8E
お嬢様「よろしいですの?まずこの公式はこれをつかうんですの」
友「こんな公式習ったっけ?」
お嬢様「習いましたわ」
女「弟ー、ここわかんない…」
男「弟、ここはこれで良かったか?」
弟「この問題はピューリタン革命の項目を見ればわかる。そこはウじゃないキだ」
女「ピューリタンねぇ…あたし苦手だわ」
男「俺はどうも選択問題が苦手みたいだな…頭の中がこんがらがっちまう」
お嬢様「・・・あの、わたくし…」
執事「失礼します。お茶菓子をお持ちしました」
448: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 14:59:55 ID:g38IDIgMhs
お嬢様「た、頼んでませんわよ!?」
執事「お嬢様、差し出がましいかとは思いましたが、お嬢様のご学友の方々がお見えになられておられるのに何もしないのは代々この家に仕えてきた執事としてそれだけはりません」
執事「それに…お嬢様がご学友を連れてこられたのは…」
お嬢様「っ!?い、いいから退室なさい執事!!」
執事「かしこまりました」
お嬢様「まったくもう…」
友「・・・お嬢様ちゃんって、ひょっとして友達いなかったの?」
お嬢様「/////」
449: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 15:03:45 ID:g38IDIgMhs
お嬢様「そ、そんなことありませんわよ?ただわたくしが招かなかっただけでして…」
友「でも…今の執事さんの口振りだと…」
お嬢様「わ、わたくしは何も存じ上げませんわ!!」
男「友、その辺にしとけよ」
女「あんたって本当デリカシーないわよねー友達いたとしてもこんな家じゃ呼べないでしょ?」
お嬢様「ぐっ!!」
男「ナチュラルにお前が一番デリカシー無いな」
450: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 15:06:43 ID:2k.durce8E
お嬢様「だ、だって…わたくしも…友人は連れてきた事あります…」
お嬢様「でも…皆さんわたくしの家を見るなり…そそくさと…」
お嬢様「だから…わたくしはもう友人をこの家には招かないって…」
友「え?でも俺達招かれたよな」
お嬢様「あなた方なら…大丈夫だと思ったんですの…」
女「お嬢様…」
451: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 15:21:02 ID:7yUYKTB.9o
弟「全く下らんな」
男「弟…」
弟「友になるのに理由も義務もない。ましてや身分や階級など必要もない」
お嬢様「・・・わたくしは」
弟「お前が俺達を友と言い、俺達もお前を友と言った。ならば俺達は友だ」
女「そ、そうだよ。あたしもそんなの気にしないしさ」
男「最初はびっくりしたけど、慣れればそうでもないしな」
友「ていうか、可愛いから構わない!!」
お嬢様「皆さん…」
弟「この言葉を聞いて、お前がまだ俺達を友と思わないなら、俺はもうなにも言わんがな」
お嬢様「いえ…わたくしは、素晴らしい友人達に出会えましたわ」
執事「お嬢様…いいご友人を…お持ちになりましたね…」
452: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 17:02:33 ID:V0CJLQQpnI
弟「すまない、手洗いを借りたいのだが」
お嬢様「あ、どうぞ。執事が案内いたしますわ」
女「あ、あたしも…」
執事「お二人とも、こちらでございます」
弟「・・・ありがとう」
女「へ?」
弟「姉を叱咤してくれたのだろう」
女「あ、ああ…まあね…」
弟「女が叱咤してくれなければ、俺だけでは姉を入院させることは叶わなかった…情けない話だ」
女「・・・仕方ないよ。身内だし。あんたとあんたのお姉さん、特別だから」
弟「・・・特別か」
453: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 17:10:36 ID:bpxgVUgziY
弟「俺が姉と何の関係も持っておらず、ただの姉弟としていたなら…こんなに悩むこともなかったかもしれんな」
女「・・・後悔してるの?」
弟「ああ」
弟「俺は姉に辛い選択をさせてしまった。俺はそれに何の償いもしてやれない」
弟「・・・」
弟「今は姉の為に声をかけてやる事しか出来ない」
女「あんたが…あんたがお姉さんを幸せにしてあげればいいんだよ」
弟「・・・女、お前」
女「あんたら見てたら。他の子が入る隙間ないし、それに…あんたは、あんただし」
弟「・・・」
女「好きだよ。弟…」
弟「・・・ああ」
454: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 17:15:04 ID:bpxgVUgziY
お嬢様「ん?遅かったですわね」
弟「少しな」
お嬢様「まさか…執事が道案内をすっぽかしましたの?でしたら然るべき処置を…」
女「い、いいから!!」
お嬢様「本当に?」
弟「ああ、本当だ…ん?」
お嬢様「どうかなさいまして?」
弟「友、そこ間違ってるぞ」
友「嘘!?お嬢様ちゃんに教えてもらった場所だぜ!?」
お嬢様「お待ちください!!」
お嬢様「・・・間違ってる、何故?」
弟「代入が一ヶ所ずれてる」
お嬢様「!!」
女「あ、本当だ」
弟「中々に難しい問題だ。そう気を落とすな」
455: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 22:54:19 ID:4fuIC8BBSA
お嬢様「くっ!!迂闊でしたわ…こんな単純なミスをしてしまうなんて」
弟「そんな単純でもないだろう」
女「うん。よく見ないとわからないよね…」
男「まあまあ、失敗なんて誰にでもあるんだしさ」
弟「失敗を悔やむ暇があったら、その失敗をバネにして、明日への活力にしろ」
お嬢様「・・・」
456: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 22:57:54 ID:HaacqwCGKo
友「あ、いっけね!!もうこんな時間か!!急がないと母ちゃんにどやされる!!」
男「っと、俺もだな」
お嬢様「それでしたら、玄関までお送りしますわ。執事」
執事「かしこまりました」
友「じゃあな!!弟!!女!!」
男「また明日」
弟「・・・行ったな」
お嬢様「ようやく三人になれましたわね」
女「へ?どういうこと?」
お嬢様「決まってますわ。わたくし、除け者にされるのは嫌ですの」
弟「・・・なるほど」
457: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:02:50 ID:HaacqwCGKo
弟「・・・というわけだ」
お嬢様「ここ数日の間にそんなことがありましたの…」
女「ランジェリーショップで働くとか初耳なんだけど」
お嬢様「ランジェリーショップって、なんですの?」
女「女性物の下着の専門店みたいな所」
お嬢様「は、破廉恥ですわ!!」
弟「だが、他に手段は無いからな。給料みたいな物は前払いでもらってしまったし…まあ、給料以上の働きをするが」
女「なんか…大変だね…無理しないで辛いなら言ってね?なるべく力になるからさ」
弟「ありがたい。では遠慮なく」
お嬢様「わたくしも付き合いますわよ。話を聞いた以上無関心というのは性にあいませんの」
弟「・・・ああ」
458: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:05:47 ID:HaacqwCGKo
弟「お嬢様」
お嬢様「何か?」
弟「執事や家の者に反発したい年頃だろうが、家族は大事にしろよ」
お嬢様「な、なんですの?急に」
弟「いついなくなるとも限らないからだ」
女「・・・」
お嬢様「あ、あなたに言われなくてもわかってますわ!!」
弟「そうか…すまないが俺はこれから寄る所があるからな。帰らせてもらう」
女「そうだね。今日はお開きかな」
お嬢様「そうですわね」
459: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:08:16 ID:HaacqwCGKo
弟「・・・」
女「・・・」
弟「何故着いてくる」
女「お姉さんに会いに行くんでしょ?」
弟「まあな」
女「私もいく」
弟「・・・そうか」
弟「すいません。面会なんですが」
受付「はい。どちら様にでしょうか?」
弟「姉ですが…」
受付「姉さんですね。わかりました。202号室になります」
460: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:12:32 ID:HaacqwCGKo
姉「・・・」スースー
弟「寝てる…か」
女「なんか、信じられないな…お姉さんが入院してるだなんて」
弟「俺だって、信じられんさ」
弟「でも、これが現実だ」
女「・・・うん」
弟「現実は残酷なものだ。容赦なく大事なものを奪っていき、無情な選択を迫られる」
女「・・・」
弟「でも、俺はやらなくてはいけないんだ。選択を」
女「そんなの…辛いよ」
弟「辛いとわかっていてもやらなければならない…女、その時は支えてくれるのだろう?」
女「・・・うん」
弟「そろそろ面会時間終了だ。出よう」
弟「お休み。姉」
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