姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」
弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」
姉「起きていたのか」
弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」
姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」
弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」
姉「いいやがったよこいつ」
371: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:21:03 ID:7ulrnFqknA
女「弟、今日はありがとね」
お嬢様「また明日。学校でお会いしましょう」
弟「ああ」
弟「・・・さて」
姉「二人は帰ったのか?」
弟「ああ。すまんな、騒がしくして」
姉「構わんよ。久しぶりに賑やかだったしな」
姉「弟」
弟「?」
姉「いい友人を持ったな」
弟「なんの事だ?」
姉「気にするな。私は少し寝るから、夕飯には起こしてくれ」
弟「・・・ああ」
372: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:25:57 ID:ovgO5aKipM
弟「さて…と」パラパラ
弟「ふむ…乳癌の初期段階なら赤外線治療で治療可能…か」
弟「費用がかかるのはしょうがないとして…やはり問題は肌へのダメージだな」
弟「ふむ…仕方ない」
ピッピッピッ
弟「・・・もしもし」
弟「ああ…俺だ。あの件で…今から?分かった」
373: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:34:56 ID:7ulrnFqknA
弟「・・・」
「弟君」
弟「む?来たか」
店長「まあね、名刺渡してから連絡が来なかったから少しだけ諦めてたのよ?」
弟「早速だが…」
店長「はいはい。がっつかないの」
店長「世の中は等価交換。君の条件だけを飲むのは割にあわないよね?」
弟「何をさせたい?」
店長「お金なら弾んであげるわ。ただうちの従業員より少しだけハードな仕事をしてもらうだけよ」
弟「なんだそれは」
店長「んー、枕営業とか?」
弟「・・・」
店長「冗談よ〜そんな怖い顔しないで」
374: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:40:14 ID:7ulrnFqknA
店長「ブラジャーアドバイザーになって欲しいのよ」
弟「なるほど」
店長「でも、あくまでアドバイザーであって買わせるわけじゃないからね?」
弟「つまり、下着の種類が分からない客に対しての説明というわけか」
店長「そういう事」
弟「だったら従業員でもいいんじゃないのか?」
店長「それは無理なのよ」
店長「うちの従業員は、みーんな、買わせる接客しか出来ないから…」
375: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:44:28 ID:ovgO5aKipM
店長「私は店長だけど、あくまであの店の店長であって、本社の社長じゃないの」
店長「毎年本社から選りすぐりの接客が出来る子が派遣されてくるんだけど…皆やり手なのよね…」
店長「利益をあげなきゃ意味がない…分かってはいるつもりでも、やっぱり私自身はそんな本社の考えに賛同出来ないのよね」
店長「お客様じゃなくても、女性には気持ちよくブラをつけてもらいたいのよ…買わされて自分にあわないのに使い続けるなんて…見たくないの」
弟「・・・」
376: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 22:58:19 ID:L42.WERUbA
店長「君にならわかると思うのよね…この葛藤が」
弟「俺は誰かの人の上に立った事はないし、立つつもりもない」
弟「だが、同じ胸を思う者として、店長の気持ちは良くわかる」
店長「ありがと」
弟「つまり、買わせる接客をアドバイザーとして妨害すればいいんだな?」
店長「そういうこと。詳しくは追って連絡するわ」
店長「じゃあ、またね♪」
377: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 00:30:33 ID:hp3zRKnfvU
、、、おや?
378: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 00:31:32 ID:IHQ0bs/URY
弟「買わせる接客…か」
弟「話を聞いた時はさほど興味は無かったが…面白そうだな」
弟「すくなくともやって損は無さそうだ。金も弾んでくれると言うし…」
弟「決断すべきだな」
379: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 00:36:01 ID:9v4P6Xr0tU
>>377
・・・うん、タイミングバッチリでしたね
さて、弟よ。真面目な話がある
弟「いきなりだな」
私も悪いとは思ってはいるんだ。急展開を重ねてるからね
弟「まあ、そうだな」
お前さ繋がる気ある?
弟「それがいったい何の繋がるを指しているのか、返答によっては…」
もちろん合た…
弟「帰る」
ちょ!?帰らんといて!!悪かったから!!悪かったからぁ!!
今日の投下を終了します 短くてすいません!!
380: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 01:43:40 ID:xi98/8Uzd6
つ家の梅の木に生えてるサルノコシカケ
ガンに効くらしい
381: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 11:21:45 ID:Uz83IF4R4M
っ禿げない抗がん剤[副作用無しtype]
382: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 16:50:01 ID:hijI0LEdkA
>>380
・・・まさか、食せと?
>>381
まさに夢のような新薬ですね
383: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 16:52:56 ID:hijI0LEdkA
弟「・・・」
姉「・・・」スースー
弟「何故俺の部屋で寝てるんだ?」
姉「ん…んん…」
弟「ほら、起きろ」
姉「弟…」
弟「ん?」
姉「だ、駄目だそんなとこ…でも…お前が望むなら…私は…」
弟「起きてるだろ」
姉「バレたか」
384: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 16:56:42 ID:hijI0LEdkA
弟「で?何故寝ている?」
姉「自分の部屋で寝てみたが、どうにも寝付けず、リビングで横になったが、どうにも寝れない。そこでお前の部屋で横になってみたらあら不思議。瞼がくっついたまま離れなくなったのだ」
弟「して、本当は?」
姉「お前の部屋の布団にくるまりお前に包まれている想像をしていた」
弟「・・・」
姉「さて、もうすぐ夕飯だな。何か作るとしよう」
弟「・・・はぁ」
385: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:01:45 ID:hijI0LEdkA
姉「それで、どこに行ってたんだ?」
弟「ん?」
姉「私が寝ている間どこかに行っていたのだろう?」
弟「瞼がくっついたまま離れなくなったのに良くわかるな」
姉「実は私は目を閉じていても回りがわかる能力を…」
弟「厨二か?」
姉「冗談はさておき、どこに行ってたんだ?答えたくないなら別に構わんが…」
386: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:07:03 ID:s3SQPo09uo
弟「いつかのランジェリーショップの店長に会っていた」
姉「・・・あの方は確か」
弟「安心しろ。俺にそんな趣味はない」
姉「働くのか?」
弟「まあな」
姉「・・・」
弟「反対か?」
姉「ああ、大反対だ」
姉「お前は格好いいから逆ナンパされやすい。それにお前が働いている間私は一人だ。お前がいないとつまらない」
弟「ここぞとばかりに攻撃してきたな」
姉「弟を心配する姉心と言ってもらおうか」
387: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 17:11:13 ID:CrrmOLoToc
こちらは姉を心配する弟心だよね(つω;)
388: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:12:53 ID:hijI0LEdkA
姉「何か欲しいものでもあるのか?」
弟「・・・ああ」
姉「そんなこと、言ってくれれば私が買ってやるよ」
弟「じゃあ成年向け雑誌。中身はなるべく姉弟もので頼む」
姉「・・・本気か?」
弟「もちろん嘘だ。どうなるかわからないだろ?俺が」
姉「まあ…あってはいるな」
389: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:17:58 ID:s3SQPo09uo
弟「とにかく、姉の力を借りるつもりはない。一人で手に入れる」
姉「むう…成長を感じて姉としては嬉しいが…何も頼ってくれないのは寂しいものがあるぞ」
弟「・・・何も言ってくれないのも、寂しいものがあると思うがな」
姉「・・・」
弟「ごちそうさま」ガタン
姉「お休み、弟」
弟「ああ、お休み。姉」
390: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:24:46 ID:hijI0LEdkA
弟「・・・朝か」
弟「早く起きなくては学校に…」
弟「・・・体がだるい」
弟「筋肉もやや動かしづらく、悪寒もするな」
弟「なるほど、風邪か」
弟「どうしたものか」
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