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姉「弟が変になってしまった」
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1: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:09:28 ID:52PP2t7zb2
姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」

弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」

姉「起きていたのか」

弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」

姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」

弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」

姉「いいやがったよこいつ」


323: (夢世界編前編) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:07:25 ID:X6h6JRQZ8Y
女「ん…んん…」

「姫、早く起きてください。姫!!」

女「な、なによう…もう少しくらい…」

「いけません!!今日は隣国の王子がお見えになられる日ですよ?」

女「は?姫?隣国の王子?」

女友「ほらほら〜早く起きないと〜、この寝坊助さん♪」

女「・・・なにしてんのあんた」
324: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:17:37 ID:A8xJN2pJRk
女友「失礼な!!姫を起こしてあげてるのに!!」

女「いや、姫って誰よ、ていうか女友は何やってんの?」

オモ「ぶぶー、残念でしたー。私は女友じゃなくてオモでーす」

女「は?ふざけるのも大概にしてくれない?」

オモ「酷!?」

「オモ、姫様を起こして差し上げたか?」

女「この声は!?」
325: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:26:47 ID:X6h6JRQZ8Y
姉「もうすぐ王子がやってくる、それまでに…って、もう起きておられるではないか」

女「お姉さん!?何やってんですか!?」

アネ「姫?お気を確かにしてください。私は貴方の忠実な下僕のアネにございます」

女「は!?アネ?なにそれ!?」

アネ「姫?どうかなされました?」
326: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:30:01 ID:A8xJN2pJRk
女「(え!?確か…私は学校にいてて…それで眠っちゃって…え!?)」

女「じゃあ…ここは夢の世界って事?」

男「その通り」

女「うわあああ!?って、男?」

男「元気そうで何よりだ。ちなみに俺の姿はお前にしか見えてないからあたり騒がんようにな」

アネ「ひ、姫!?どうなされました!?」

オモ「ま、まさか!?ご乱心!?」

女「だ、大丈夫だから!!ちょっと一人にしてくれる?」

アネ「かしこまりました」
327: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:33:24 ID:X6h6JRQZ8Y
女「で?なんなのよこれは!?」

男「落ち着け。明晰夢という言葉を知ってるか?」

女「は?なにそれ」

男「夢を夢と自覚しながら見る夢の事だ」

女「・・・つまり、ここは夢の世界ってこと?」

男「そういうことになるな」

女「なんだ。じゃあ寝てるあたしを起こせばいいんじゃない」

男「ところがそう簡単にはいかないんだ」

女「どういうこと?」
328: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:55:09 ID:LEiceYsiw.
男「先程も言ったが、ここは夢を夢と自覚して見ている夢だ」

女「うん」

男「そして明晰夢は一度見るとその夢の中で特定の行動をしないと二度と目が覚めないらしい」

女「は!?なにそれ!?」

男「あくまで一説だがな」

女「つまり、この夢の世界でなんかしないと、あたしは元の世界に帰れないわけ?」

女「そうだな」
329: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:57:30 ID:T4cBKsgiVM
女「何かって…具体的に何すればいいのよ…」

男「今自分が置かれてる状況をもう一度確認したらどうだ?」

女「えっと…私は姫で、使用人って言うのかな?がいて…隣国の王子が会いに来る…」

男「なら、隣国の王子に会ってみたらどうだ?」

女「そうするしか…ないか」
330: 311:2012/12/20(木) 23:57:34 ID:hp3zRKnfvU
ふえぇ、ぱんつをはけといわれても、、、
こんな粉々の、もう履けませんよぅ、、
ベトベトだし、、

あっ、よかったらおねいさんにあげますよ
っ粉々ベトベトぱんつ
っ支援
331: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 00:01:06 ID:LEiceYsiw.
皆様こんばんは

唐突に始まりました夢世界編

ちなみに明晰夢は別名共通夢とも呼ばれ、私達が生きている限り必ず見る夢と言われています
あ、そうそう
知ってる人がいればの話ですが、明晰夢と巷で噂の『転んだら死ぬ村の夢』は別物ですので
興味ある人はググってみて下さい

今日は対談コーナーはお休みです

今日の投下を終了します
332: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 14:11:58 ID:dqvzbTqV8Y
>>330

粉々なのにベトベトとはこれいかに

いや、私がもらってもあれで…ていうか、私お姉さんキャラじゃないですし。そもそもそのパンツはいったいどういう用途で使っていたのか…

支援感謝
333: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 14:14:48 ID:dqvzbTqV8Y
男「前回のあらすじ 謎の睡魔に襲われた女は勉強を弟に託し眠りに入る。しかし、自分が姫であるという明晰夢を見てしまう。果たして女は無事に眠りから覚めることが出来るのだろうか?また次回も見てく…」

女「何勝手に終わらせてんのよ」

男「いや、なんか天の声が」

女「なに言ってんのあんた」
334: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 14:29:05 ID:dqvzbTqV8Y
女「とにかく、王子に会えばいいのよね?」

男「可能性だが、少なくとも何かしら進展はするだろう」

女「まずは情報収集よね…あ、お姉さ…じゃなかった、アネ!!」

アネ「姫様、どうなされました?」

女「あー、えっと…隣国の王子様って…どういう人だったっけ?」

アネ「何を言い出すんですか?姫様の想い人ですよ?」

女「・・・what?」

アネ「何故発音よく…とにかく、もうすぐお越しになられるんですから…」

女「・・・」
335: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 14:59:07 ID:df/De3TGVs
女「つまり…あたしは隣国の王子とやらが好きだと?」

男「想い人と言われるくらいなんだから、多分そうなのだろうな」

女「あたしが…好きな人かぁ…」

女「と、とにかく、情報収集よね!!」

男「今、誰を想像し…」

女「う、うるさい!!」
336: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:01:19 ID:df/De3TGVs
オモ「姫様大変です!!」

女「な、何よ!?」

オモ「それが、隣国の王子が予定より早く到着しまして…」

女「あ、なんだ…いいわよ。連れてきて」

オモ「か、かしこまりました!!」

男「いよいよだな」

女「うん」

男「どうする?見た目最悪だったら」

女「吊るわ」
337: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:04:16 ID:df/De3TGVs
「予定より早く馳せ参じてしまい申し訳ありません。姫」

女「そんなかしこまんないでよ…」

弟「では、失礼して」

女「っ!!弟!?隣国の王子ってあんたなの!?」

オトート「姫、俺は弟ではありません。オトートです」

女「こいつに名前つけた奴出てこいこらぁ!!」
338: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:06:31 ID:df/De3TGVs
オトート「姫、招待状はお読みになられましたか?」

女「は?招待状?」

アネ「こちらに」

オトート「ありがとう。いつもながら良い胸だ」

アネ「誉めても何も出ないですよ」

女「・・・こういうところは変わらないのね」

オトート「姫、俺はいつだって姫の胸一筋です」

女「そんなの宣言しなくてもいいわよ!!」
339: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:14:34 ID:df/De3TGVs
女「えーと…舞踏会のお知らせ?」

オトート「実は今度我が国で舞踏会が開かれるのですが、姫、是非俺と踊っていただきたい」

女「は!?え!?いや!!あたしダンスなんか踊れないし!!」

オトート「ご安心を、俺が手取り足取り教えて差し上げましょう」

女「え、そ、それは…」

オトート「姫…俺と踊っていただけますか?」

女「・・・はい」
340: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:17:24 ID:df/De3TGVs
「・・・きろ、な」

女「んん…ん」

「起きろ、女」

女「なによぅ…あたしはまだ…!?」

女「うそ!!」ガバッ

弟「うおっ!?どうしたいきなり」

女「戻って…これた?」

弟「なんだ?まるで人を化け物みたいに」

女「こ、これも夢じゃないんだよね!?」

弟「寝ぼけてるのか?しっかりしろ」
341: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:50:00 ID:7yUYKTB.9o
女「良かったぁ…」

弟「悪夢でも見ていたのか?」

女「うーん、ちょっとね…」

弟「そうか」

女「あ、そうだ!!授業!!」

弟「ほら、俺なりに分かりやすくノートにまとめておいた」

女「・・・」パラパラ

弟「どうだ?」

女「うーん…大体はわかるんだけど…微妙に分からない場所もある」
342: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:51:27 ID:x.G53gS2Po
弟「ふむ…放課後は何か用事はあるか?」

女「え、えーと…ないよ」

弟「なら家に来い。解説してやるから」

女「あ、ありがとう…」

弟「よし、じゃあいくか」
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