姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」
弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」
姉「起きていたのか」
弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」
姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」
弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」
姉「いいやがったよこいつ」
190: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 17:14:32 ID:AXPz/dDb7M
姉「私は手当たり次第にお前に関係するものを探った」
姉「お前の使っている通学カバン、お前の使っている机、お前の使っている布団…」
姉「一時は寂しさを紛らす事が出来た…でも、一時はだ」
姉「気がついたらどうしようもなく涙が溢れて止まらなかったよ…はは」
姉「それでもいつもどおりの行動を取るのは習慣というやつなのだろうな…」
弟「・・・姉、もういい」
191: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 17:19:09 ID:8p876osaNo
弟「寂しい思いをさせていたのだな…すまない」
姉「弟は悪くない。弟は悪くないんだ」
姉「これも全て私が悪いんだ…割りきれない私が」
弟「・・・」
姉「電話がかかってきた時から、女にずっと嫉妬していた」
弟「・・・」
姉「私は…酷く傲慢で、酷く強欲だ」
姉「お前の幸せを誰より願ってるのに…誰にもお前を渡したくない!!」
姉「弟…こんな姉で、すまない」
弟「姉…もういい」
192: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 17:21:27 ID:AXPz/dDb7M
姉「思えば…私は小さい頃からお前の事を引っ張り回して…」
弟「姉」
姉「こんどもそうだ。私がお前の未来を摘むような事を…」
弟「姉!!」
姉「!!」ビクッ
弟「不安定な精神状態で考えても後ろ向きな考えしかでない。今は落ち着く事が優先だ」
姉「・・・すまない」
193: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 20:58:35 ID:/Q8jyxZM9E
弟「食べれるか?」
姉「・・・お前が?」
弟「姉と比べたら、味の保証はせんがな」
姉「・・・」パクリ
姉「美味しい…」
弟「よかった」
姉「先程は…取り乱してすまなかった」
弟「気にするな」
姉「久しぶりだったんだ。あんなに涙を流して感情が押さえられなかったのは」
弟「それには俺も原因がある。姉は俺の為に強くいようとしてくれていた結果、知らず知らずの内に自分を殺してしまっていたのだな」
姉「・・・」
弟「でも、それと同時に嬉しかった」
弟「姉が感情を吐き出してくれた事を、ずっと溜め込んでいたものを吐き出してくれた事を」
194: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:11:16 ID:lpXKIBKjK.
姉「弟…頼みがある」
弟「ん?」
姉「もし、だ。もしも仮にお前が想いを寄せている人がいるなら…」
姉「これ以上、私に優しくしないでくれ」
弟「・・・」
姉「私は、これ以上お前に優しくされたら…もう自分を押さえる事が出来ない」
姉「頼む…いつものお前でいてくれ…」
弟「姉、それは無理な話だ」
195: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:16:12 ID:/Q8jyxZM9E
弟「何故なら俺は姉に優しくした覚えは一度もないからだ!!」
姉「!!」
弟「姉が優しくされてると思うような行動は、俺が姉を助けたいという行動に他ならない」
弟「なら優しくするなとは、俺が姉から離れなければならない!!」
弟「しかし、俺は姉から離れるのは御免被る!!何故なら姉の豊満な胸を見れなくなるのは嫌だからだ!!」
姉「・・・」
弟「それに俺は姉の事が好きだからな、姉から離れたら姉と会話することも、スープも飲めなくなってしまう」
弟「第一、明日は俺にしてもらいたい事があるのだろう?土台無理な話だ」
196: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:18:46 ID:lpXKIBKjK.
弟「以上の理由から俺は姉から…姉?」
姉「ぷっく、あっははは!!」
姉「くっくく、貴様は、相変わらず、空気の読めないと言おうか、場を読まないと言おうか…あっはは!!」
弟「・・・」
姉「はぁ…お前は相変わらず胸しかないんだな」
弟「おう」
姉「なんだか一人で悩んでいた私が馬鹿みたいではないか…全く」
弟「・・・」
197: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:26:44 ID:/Q8jyxZM9E
弟「復活、か?」
姉「ああ。浮き沈みの激しい姉ですまないな」
弟「気にするな。姉くらいの年頃の女子は感情が不安定になりがちだからな」
姉「ふぅ…落ち着いたら腹が減ってきたな」
弟「今食べてるだろ」
姉「ふふ、私ぐらいの年頃の女子は皆食欲があるものだよ」
弟「・・・ふーむ、不思議な物だ」
198: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:38:47 ID:lpXKIBKjK.
姉「そういえば明日の事だが」
弟「?」
姉「明日は私とランジェリーショップにいってもらう」
弟「・・・」ガタッ
姉「最近また下着がきつくなってきてな…サイズとかを測って…何してる?」
弟「姉よ…明日は決戦だな」
姉「は?」
弟「ふふ、まさかこんな事に巡り会えようとは…」
弟「俺は明日に備えて体を休める!!姉もしっかり休めておけよ」バタン
姉「・・・ずいぶんと嬉しそうだな、ふふ」
199: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:47:22 ID:lpXKIBKjK.
皆様こんばんは
べ、別にレスが一個も無かったからって寂しいわけじゃないんですからねっ!!
まあ、それはさておき
今日のお客様は姉さんです
姉「こんばんは。こういうのは機会がないから緊張しているが、出来る限りやってみよう」
では、今回は大活躍でしたね?
姉「活躍かどうかはともかく…情けない所を見られたな」
やはり姉として弟に対する恋愛感情は抱くのには抵抗があります?
姉「いや…どちらかと言えば弟の事を考えてるからかな」
ほうほう
姉「私の行動で弟の未来を潰したくは無いんだ」
なるほど、女としての気持ちと姉としての気持ちで挟まれてるわけですね
姉「ああ」
なるほど。大変興味深い話をありがとうございました。胸寄越せ
姉「今、何か…」
今日の投下はこれで終了します
200: 名無しさん@読者の声:2012/12/13(木) 21:55:29 ID:TEFXytsk9o
浮き沈みの激しい姉(の胸)か・・・
201: 名無しさん@読者の声:2012/12/13(木) 21:58:53 ID:er1kGvKtyM
Fともなると重そうですな…
そのことについて1さんどうですか?
202: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 06:50:19 ID:4cFvDuF3SA
>>200
いやいやいや、確かに浮き沈み激しいですけどあくまで気分的なあれであって決してたわわに実ったメロンの事じゃありませんからね!?
>>201
おう、まさかの私
そうですね、千切れ…
よく胸が大きい女性は肩がこると言いますが、あれは胸を下着等で補正しておらず、何をトチ狂ったのかノーブラで見せつけるような状態でなりがちです
胸の脂肪が重力により下に下がって、それにつられて肩の骨や筋肉が下に下がり結果として肩がこるという状況になるんですね
まあ、女は胸だけで判断はしませんよ
私の判断基準は胸と足ですが
今日はチマチマ更新します
203: 名無しさん@読者の声:2012/12/14(金) 12:35:10 ID:3D9c6KqdGQ
姉の胸が大きくなっただと…ガタッ
204: 名無しさん@読者の声:2012/12/14(金) 15:51:19 ID:TEFXytsk9o
>>203座れよ
205: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 19:15:13 ID:g38IDIgMhs
>>203
姉の胸はどこまでいくのだろうか…
>>204まあ、立てよ
206: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 19:33:51 ID:2k.durce8E
姉「ん…朝…か」
弟「おはよう!!起きてるか!?」
姉「・・・」ジー
弟「ん?どうした?」
姉「んー」ギュー
弟「ははは、甘えん坊さんめ」ポンポン
姉「んーん…っ!?」カアアア
姉「わ、私は…何を…?」
弟「寝ぼけてたみたいだな。さあ、支度しろ」
姉「・・・もう少し寝ぼけていればよかったな」
207: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 19:48:07 ID:2k.durce8E
弟「出発はいつにする!?」
姉「テンションが高いな…」
弟「当たり前だ!!」
姉「そ、そうか…」
弟「しかし…いつの間にそんなになったんだ?」
姉「ふむ…どうやら少しずつ大きくなっていたみたいだな…」
弟「最近やけに下着の余裕がなかったから、てっきり小さいサイズのを着けてるかと思ったのだが」
姉「そんなとこまで見てたのか?」
弟「嫌でも目につくからな。まあ、しょうがない」
姉「全く、お前というやつは」
208: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 19:56:07 ID:2k.durce8E
弟「・・・おお」
姉「着いたようだな」
弟「・・・」ポロポロ
姉「泣くほどなのか?」
弟「僕には…まだ帰れる場所があるんだ…こんなに嬉しいことはない…」
姉「ギリギリアウトなセリフを言うな」
弟「早く!!入るぞ!!」
姉「まるでテーマパークに入る子供だな」
209: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 20:08:36 ID:g38IDIgMhs
店員「いらっしゃいませ〜♪」
姉「すまない。胸囲測定をしたいのだが」
店員「わかりました♪それではこちらへどう…」
弟「おい、この下着だと着用した際に脇にホックがかかって締め付けられるぞ!!誰だこのデザインを考えた奴!!」
店員2「お客様!!お止めください!!」
店員「あの…お連れ様は…?」
姉「連れていきます」
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