高校生の馬鹿馬鹿しくて、
ちょっぴりセンチメンタルな
青春グラフィティ───開幕。
※登場人物が増える予定の為、名前を付けています。
801: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 01:43:06 ID:MIJ9veE7D.
────────
──屋上
篠 桃 橘「いとこぉ!?」
鳴海「そ。分かりやすく鳴子で行く事にしてやんよ」
鳴子「改めまして、鳴子です。ドッペルゲンガーじゃないし女だからね」パサッ
鳴子が深々と被っていたフードを下ろす。
二つに結われた髪を左右に揺らし、得意気に鼻を鳴らして三人を見据えた。
鳴子「だから言ったでしょ?鳴海じゃないって」
所謂、ドヤ顔である。
802: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 01:48:03 ID:MIJ9veE7D.
桃山「まあ、確かに言われてみれば少し顔も違うわね」
篠原「声も鳴海の方が低い!」
橘「つ、ツインテールの僕っ娘だと……」
鳴子「昔から鳴兄の真似してたら定着しちゃったんだよね」
橘「ふむ。悪くない、悪くないぞ。この場合、美しい曲線よりも控えめさが求められる……いや、実は豊満だったというギャップもいいだろう。突起物は薄い桃色の幼いものが──…」
桃山「お黙り!この変態メガネ!」ベシッ
鳴子「……何、あれ」
鳴海「気にすんな。ただの変態だ」
803: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 01:51:32 ID:MIJ9veE7D.
橘「しかし、本当にそっくりだな。まるで双子だ」
桃山「なるみんは二人もいらないけどね。一人でも十分手に負えないもの」
鳴海「オカマが二人の方がいらねぇだろ」
桃山「メガネもなるみんもいらないけど、篠くんが二人なら大歓迎よ!」
鳴海「篠原が二人でもいらねぇよ」
桃山「アタシはいるのよ!」
橘「おい、体調でも悪いのか?顔色悪いぞ」
篠原「え?あはは、何でもないよ。皆の元気に圧倒されてただけ」
橘「……そうか」
804: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 01:54:03 ID:keJFAkUKx2
鳴海「…で?わざわざ何しに来たんだよ。つーか、お前学校は」
鳴子「今日は創立記念日で学校は休みだよ。だから、鳴兄に会いに来たの」ニコニコ
桃山「折角の休日を潰して会いに来るなんて、よっぽど慕われてるのねアンタ」
鳴海「友達居ないだけじゃね?」
鳴子「むっ。友達くらい居るよ」
鳴海「じゃあ何しに来てんだよ」
橘「おい、流石にそんな言い方はないだろう」
805: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 02:01:11 ID:keJFAkUKx2
鳴海「こいつが来たらろくな事ねぇんだよ。生徒指導がキレてたのもお前の所為じゃねぇだろうな、鳴子」
鳴子「生徒指導……ああ、あの面倒臭そうな先生?」
鳴子「なんか追い掛けて来てたけど、タックルのお姉さんが助けてくれたんだよね」
鳴海「やっぱりお前か……俺が無意味に追い掛けられたんだからな!」
篠原「あはは、俺もついでに追い掛けられたんだよー」
桃山「ところで、タックルのお姉さんって誰よ」
鳴子「知らない。名前も聞いてないし、タックルされて助けられただけだよ」
橘「タックルして助けるってどんな状況だよ」
806: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 02:10:20 ID:keJFAkUKx2
鳴子「あ、でも鳴兄の事知ってたみたいだったよ」
桃山「なるみんの知り合いにそんな体育会系女子居たっけ…」
鳴海「つーか、そんな事どうでもいいわ!」
鳴海「用がないなら帰れよ。昼休みももう終わるし、お前の所為で飯も食えなかったし」ハァ
鳴子「ちょっと、折角会いに来たのに随分じゃない?」
鳴子「鳴兄がどんな学校に通ってるか気になったんだもん。まあ、大体は分かったけどさ」
篠原「分かったって、何が?」
807: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 02:17:16 ID:keJFAkUKx2
鳴子「大した学校じゃないって事。ボクも来年受験生だし、色んな学校下見しようと思ってたところだったし、丁度良いと思ったんだけどね」
鳴子「なーんか、ガッカリ。別にレベル高い訳でもないしさ。鳴兄なんでこんな所に来たの?」
鳴海「お前、いい加減にしとけよ」イライラ
桃山「ちょっとなるみん、顔が怖いわよ」
篠原「んー…偏差値も大事かもしれないけどさ、むちゃくちゃ楽しいんだよ?この学校」
鳴子「何がそんなに楽しいの?」
808: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 02:18:28 ID:keJFAkUKx2
篠原「えっとねー、面白い人が一杯居る!」ドヤッ
鳴子「……それだけ?」
篠原「うっ……」
鳴子「人の事を小僧呼ばわりして追い掛け回す教師に、オカマ口調の残念な男子、放送コードぎりぎりの変態メガネと、ヘラヘラしてるだけのアンタ」
鳴子「タックルのお姉さんはあれがなきゃ、まあまあだね。ボクが此処に来て出会ったのに、ろくなのなんて居なかったけど?」
橘「このガキ引き摺り回しても構わないか?」
桃山「駄目に決まってるでしょ!アタシだって頬っぺた捻ってやりたいけどね!」グヌヌ
809: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 02:36:27 ID:keJFAkUKx2
鳴子「鳴兄のやりたい事って、これ?こんな連中と連日馬鹿な事をする事なの?」
鳴海「お前に関係ねぇだろ。さっさと帰れよ」イライラ×∞
鳴子「やだよ。ボクん家にも全然来やしないくせに」
鳴海「なんでお前ん家に行かなきゃなんないわけ?」
鳴子「昔はよく来てたじゃんか」
篠原「そうなんだ」
鳴子「うん、昔はよくお泊まりしてたんだよ。伯父さん達、忙しい人だから」
桃山「あー、そういえば前に家に来た時に姉が言ってた気がするわね」
810: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 02:36:57 ID:keJFAkUKx2
鳴子「あれ、鳴兄この人達に何も言ってないんだ」
橘「何も、とは?」
鳴海「あーもう!お前、もう本当帰れよ。何なの?何がしてぇんだよ」
鳴子「何って、ボクはただ……」
鳴海「ただ?ただ俺の通ってる学校と友達を馬鹿にしに来たっての?」
鳴海「だから嫌なんだよ、お前ら。叔母さんしかまともな頭してねぇのな。何処で何してようがお前には関係ねぇだろ」
鳴海「ただの従妹のガキがしゃしゃってんじゃねぇっつーの!」
811: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 02:38:17 ID:keJFAkUKx2
桃山「ちょ、ちょっとなるみん…」おろおろ
鳴子「………な、」
鳴子「鳴兄の馬鹿ああああ!!」
\ バチコーン! /
鳴海「いってー!何すんだよブス!」
橘「同じ顔した相手に何を言ってるんだ、ブス」
鳴海「今はそんなツッコミいらねぇんだよブスメガネ!」
橘「俺を巻き込むなよブス!」
鳴子「〜〜っ、馬鹿!チビ!ブス!もう知らないんだから!」ダッ
篠原「わー、ブス子ちゃん待ってー!」ダッ
桃山「篠くん、そこは釣られちゃ駄目よ!」
812: ◆UTA.....5w:2012/6/2(土) 02:41:46 ID:MIJ9veE7D.
気付けば800レス突破…!
こんなにも続くとは思いもよらず、驚きと焦りが同時進行しています。
このSSを読んで下さっている皆さんのお陰です!本当にありがとうございます!
これにて投下終了します。
今日も読んで下さった皆さんに、最大級のありがとうを!
813: 名無しさん@読者の声:2012/6/2(土) 11:17:48 ID:2ZaGHjjmnU
ツインテールの僕っ娘とは俺得っ…!!
鳴子ちゃんhshs
支援!!
814: 名無しさん@読者の声:2012/6/2(土) 13:09:41 ID:eqDHm4QbSg
鳴海も篠くんも、どんな秘密を隠してるんだろ…
めっちゃ気になるめっちゃ気になるめっちゃ気になるめっちゃ気になるめっ……自重w
今日も笑わせて頂きましたーしーえーんー☆
アハハッ(*~∀~)クスクスッ
ちょっと照れるけど…ありがとうでござる>>1先生///
815: 名無しさん@読者の声:2012/6/4(月) 01:45:49 ID:iM8kZ2ZOsA
しえんしえーん!
こちらこそ素敵なSSを書いてくれて有難う///
816: 名無しさん@読者の声:2012/6/4(月) 09:11:48 ID:xKZ/kqbFk.
しえん!
817: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 18:18:50 ID:6EIOpSMmmI
>>813
堪らんですね!実際に居たらとても手を焼くのでしょうけどw
毎回新しい子を登場させる度に思うのですが、皆さん好意的なレスを下さって本当に嬉しいです。ありがとうございます。
>>814
鳴海は「そんなもんか」と思うような事かと思うのですが、篠原は少し重い話かもしれません。
そういった意味で、桃山(軽め)→橘(重め)→鳴海(軽め)という順番になりました。
楽しんで頂けているようでとても嬉しいです。私は今日も皆さんからの暖かい支援レスに、ほっこりさせて頂いています。いつもありがとうございます///
>>815
此方こそ、このスレを開いて下さって、読んで下さって、レスを残して下さって、本当に本当にありがとうございます///
>>816
ありがとうございます!
また支援して頂けるように頑張ります!
また随分と間が空いてしまって申し訳ございません。
支援感謝です!投下します。
818: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 18:20:02 ID:TIMFA35O.w
バタバタバタ…
桃山「行っちゃったわよ、なるみん」
橘「……お前は行かなくていいのか?」
鳴海「あー…いいのいいの。あいつ俺より足速いし、どうせ追い付かねぇよ」
桃山「足の速さの問題じゃないでしょ。アンタが追い掛けなくてどうすんのよっ」
橘「お前が何を隠してるのかは知らんが、中学生のガキ相手にムキになるなよ」
819: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 18:26:48 ID:TIMFA35O.w
鳴海「別に何も隠してねぇよ!隠してたのはお前だろ?」
桃山「今はそんな事関係ないでしょ。この子にだって事情があったじゃないの」
鳴海「……悪い。でも、別に隠してるとかじゃねぇんだよ」
橘「いや、気にするな」
桃山「アンタにも事情があるんでしょうけど、折角会いに来てくれたんだもの。あの子もあんな事が言いたくて来た訳じゃない事くらい、アンタにだって分かるでしょ?」
鳴海「……」
橘「可愛げのなさもお前とそっくりだな、おチビちゃん?」ニヤニヤ
820: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 18:31:02 ID:6EIOpSMmmI
鳴海「……」ハァ
鳴海「あいつは昔からあんなんなんだよ。俺は、そうじゃなかった」
鳴海「似たような顔してて双子みたいだって言われてたのに、俺とあいつは全然違う」
鳴海「ガキの頃の俺は──…」
桃山「自分語り突入しちゃったじゃない!どうすんのよ」コソコソ
橘「とりあえず、向こうは篠原に任そう」コソコソ
鳴海「お前ら人の話聞いてる?」
橘「勿論だとも。思う存分語るがいい」
桃山「吐き出す事も時には大事よねぇ!」
アハハ アハハハ…
821: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 18:33:59 ID:TIMFA35O.w
────────
──廊下
篠原「鳴子ちゃーん!待ってよー」
鳴子「煩い!付いて来ないでよチ○カス野郎!」
男子A「まーたあいつらだよ」
男子B「チ○カスって…昼間の校内で叫ぶ事じゃないよ……」
バタバタバタ…
男子A「……あれ、鳴海ってあんなに髪長かったっけ?」
男子B「え?まさか。ましてやツインテールなんてする筈──」
A&B「ツインテールだと!?」ガタッ!
822: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 18:41:20 ID:TIMFA35O.w
──階段
篠原「あはは、鳴子ちゃんって足速いんだねー」
鳴子「何なの、アンタ…なんでそんなに余裕なの……」ゼイゼイ
男子C(……また何かやってる)
バタバタバタ…
男子C「え?……え!?」
男子C(び、びっくりしすぎて大きい声出ちゃった……)
男子C(鳴海くん…じゃないよね……)
男子C「……ツインテール」ポッ
823: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 18:48:39 ID:6EIOpSMmmI
──食堂前
篠原「鳴子ちゃん、俺もう疲れて来ちゃったー」
鳴子「ゲホゲホ……オェッ!」ハァハァ
一年女子「食った食ったwんん?あれはイケメン先輩ww」
一年女子「何処何処!イケメン先輩何処!」
バタバタバタ…
清瀬「あれ?あの私服の子……」
鈴木「!」ダッ
一年女子「ちょっとー鈴木さん何処行くのー?」
清瀬「ご、ごめん二人共!先帰っといて!鈴木さん、ま、待ってー!」ダッ
824: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:08:13 ID:Q6wGLV.EGQ
─────‐‥
篠原「ふう……鳴子ちゃん体力あるなあ……」
鈴木「」ビュン!
篠原「わっ!鈴木さん!?」
鈴木「捕まえた」ガシッ
鳴子「…っ離し──タックルのお姉さん!」
篠原「え?タックルのお姉さんって鈴木さんだったの?」
鈴木「どうも。タックル鈴木です」
篠原「止めてw真顔で変な芸名名乗らないでw」
825: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:13:06 ID:A1edcwd.s6
鈴木「どうかしたの?鳴海くんにちゃんと会えた?」
鳴子「もういいの。ボク、帰るから……」
鈴木「……」
鳴子「」シュン
鈴木(女の子、だったの……)
鈴木(……ツインテール…僕っ娘……)
鈴木(なんて可愛らしい……)
篠原「鈴木さん?なんかプルプルしてるけど大丈夫?」
鈴木「ああ、問題ない」キリッ
826: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:13:55 ID:A1edcwd.s6
清瀬「はあ、はぁ……す、鈴木さん、そない急いでどないし──…」
篠原「あ、清瀬さんだー」
清瀬「しっしし、篠原くんこんにちはどうもどうも!どうもです!」ペコペコ
鈴木「清瀬、落ち着いて」
清瀬「は、はひっ、ひっ……そうや、鈴木さん!と、」
清瀬「………鳴海くん?え?」
篠原「あはは、違う違う。鳴海の従妹なんだって。鳴子ちゃんって言うんだよー」
清瀬「ほえー、従妹さん……よう似てはりますね!」
鈴木(従妹だったの…なるほど……)
827: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:15:08 ID:A1edcwd.s6
鳴子「今度は関西人、か。確かにこの学校は色んな人が居るんだね」
篠原「へへ。でしょー?」
鳴子「……あの、二人のどっちかが鳴兄の彼女か何かなの?」
清瀬「ええぇっ!?ち、違っ…うちらはそんな、鳴海くんとはそんな…!」カアァ
篠原「あはは、二人は鳴海の友達だよ。清瀬さんと、タックルのお姉さんの鈴木さん」
鳴子「何だ、違うの。見ず知らずのボクの事追い掛けて来たりするもんだから、てっきり彼女かと思った」
清瀬「う、うちは鈴木さんを追い掛けてっ」
鈴木「私は……」
828: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:16:14 ID:Q6wGLV.EGQ
鳴子「ああ、彼女じゃないならいいんだ。ごめんなさい」
篠原「そもそも鳴海に彼女が居るなんて聞いた事ないよ?」
鳴子「そっか……居ないんだ……」
鈴木「……」ナデナデ
鳴子「……何?」
鈴木「何だか君、泣きそうな顔をしているから」
鳴子「泣きそうになんて、なってない。鳴兄が全然家に来なくなったって、あんな態度とられって全然平気なんだから」
鳴子「全然……」ポロポロ
鳴子「うわあああん!」
篠原「わー!鈴木さんが鳴子ちゃん泣かしたー!」
鈴木(ああ、どうしよう。困った……)
829: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:24:59 ID:A1edcwd.s6
──────‐‥
清瀬「あの、鳴子ちゃん…?ジュース買って来たから、飲む?」
鳴子「ありがと……」グスン
篠原「落ち着いた?」
鳴子「へへ、格好悪いとこ見せちゃった。鳴兄には言わないでね」
篠原「勿論内緒にしますとも!ね、二人共!」
鈴木「大丈夫、言わないです(可愛い可愛い可愛らしい)」
清瀬(……鈴木さん、真顔すぎてなんか怖いんやけど)ビクビク
830: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:26:22 ID:Q6wGLV.EGQ
篠原「鳴海と鳴子ちゃん、本当に仲良しなんだね」
鳴子「……そんな事ないよ。さっきも見たでしょ、鳴兄のあからさまな嫌がり方。いつも、ボクが一方的に懐いてばっかりだった」
篠原「うーん、そうかなぁ。そんな風には見えなかったけどなぁ」
鳴子「そりゃ昔はね、それなりに仲も良かったけどさ。中学生になってから、鳴兄はちょっと変わっちゃった」
鈴木「変わった…?」
鳴子「刺々しくなったっていうのかな。昔はもっと優しくて可愛かった」
鈴木「そう」
鈴木(今も結構、可愛らしいと思うんだけれど……)
831: ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:27:40 ID:Q6wGLV.EGQ
鳴子「そのくらいからあんまり家に来なくなって、高校生になってからは一度も家に来てなくてね」
鳴子「……彼女でも、出来たのかなーって。家に来るよりもずっと、此処に居る方が楽しいのかなーって」
篠原「それで、こっそり此処に来てみたんだ?」
鳴子「うん……」
鈴木「寂しかったんだね、君は」
鳴子「……鳴兄が離れてっちゃったのは、ボクにだって原因があったのに。なのに、八つ当たりで皆の事酷い言い方しちゃった」
832: 投下終了です! ◆UTA.....5w:2012/6/7(木) 20:28:58 ID:Q6wGLV.EGQ
篠原「気にしなくていいよ?鳴子ちゃんの言ってる事、あってるしね。特に俺とか、橘とか」クスクス
鳴子「ごめんなさい」シュン
篠原「わー、あの、だからもう泣かないでね?ね?」
鈴木(何の事だか話が見えないけど……)
鈴木「喧嘩でも、したの?鳴海くんと」
鳴子「鳴兄はね、ずっと悩んでたんだと思う。ボクはそれを知らなかったから、あの時──」
清瀬(誰も気付いてはらへんのかもやけど、昼休み終了のチャイム鳴ってますよ……)
キーン コーン カーン コーン…
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