高校生の馬鹿馬鹿しくて、
ちょっぴりセンチメンタルな
青春グラフィティ───開幕。
※登場人物が増える予定の為、名前を付けています。
618: ◆UTA.....5w:2012/4/19(木) 23:28:32 ID:n5h324VbgQ
これにて投下終了します。
読んで下さった皆さんに感謝です!
619: 名無しさん@読者の声:2012/4/20(金) 00:37:35 ID:0iGiwJ5ptk
\ 支援だワッショイ!!/
+ \ 四■円 /+
(・∀・∩) +
+ (つ 丿 +
+ ( ヽノ +
し(_) +
`支■援 C■C
( ・∀・∩ ( ・∀・)
(つ ノ (つ つ))
ヽ ( ノ ) ) )
(_)し" (_)_)
620: 名無しさん@読者の声:2012/4/20(金) 14:52:41 ID:WJwUPHKQUk
確かにある愛情に気付けない子供と命を懸けて子供を守ろうとする母親、それを守りたい父親ってとこか
ふむ…これは支援するしかないな
621: 名無しさん@読者の声:2012/4/20(金) 15:37:30 ID:N1ZTg0WOrs
頑張って!
っCCC
622: 名無しさん@読者の声:2012/4/21(土) 15:34:50 ID:n01Y5EYaao
誰か橘兄弟描いてほしいw
_| ̄|C<絵師さーん!
623: 名無しさん@読者の声:2012/4/23(月) 00:42:55 ID:XEEA7YfXao
四円玉あげるよ(=゚ω゚)ノC
624: 名無しさん@読者の声:2012/4/24(火) 14:11:07 ID:LhEuo8s/Xw
まだかなまだかな
っCCCCC
625: ◆UTA.....5w:2012/4/25(水) 19:16:09 ID:N6q1VNB4fA
>>619
何という可愛さ…!
嬉しいですわっしょい!
>>620
何だかもう、その通りです。上手い伝え方が出来ず、回りくどい表現ばかりで申し訳ございません。
分かり易い解説をして下さってありがとうございます…!
>>621
621さんのように応援して下さる方が居るにも関わらず、滞り気味で申し訳ございません。
加えて読みにくい文体でつらつらと…早く通常営業に戻せるように頑張りますね!
>>622
おおう、いつか描いて頂ければ嬉しいですね(*´・ω・`*)
絵師さーんw
>>623
⊃C⊂ ギュッ
ありがとうございます!
>>624
停滞気味で申し訳ございません。
こんなSSの更新を待っていて下さる方がいらっしゃる事、凄く励みになっています。本当に…!
沢山の支援に感謝です!
また後で投下しに来ます。
626: ◆UTA.....5w:2012/4/25(水) 20:44:21 ID:pqZGoxczPA
声を震わせながら母さんは言った。
「貴方を愛しているのと同じように、私はこの子を愛しているの」
そっとリビングを覗き込むと、母さんは妹にするのと同じように、優しく自分のお腹を撫でていた。
その時、何となく思った。自分もあの優しい手に撫でられていたのではないか。
同じように、腹の中で眠っている俺に、愛していると言ってくれていたのではないか。
こんな状況下で何を考えているのか自分でも些か疑問ではあるが、じわりと広がる胸の温もりは、恐らく母さんの愛情を自覚した証なのだろう。
「お願いよ、貴方もこの子を愛しているでしょう?」
母さんの問い掛けに、父さんはテーブルに量肘を突いたまま頭を抱えてしまった。
627: ◆UTA.....5w:2012/4/25(水) 21:01:56 ID:pqZGoxczPA
「……愛しているに決まってるじゃないか」
そう答えた父さんの声は、疲れ切っているようだった。
「愛しているからこそ、選ぶなんて出来ないよ」
だけど、と付け加えて、父さんが顔を上げる。涙がキラキラとした光の粒に変わり、テーブルの上で細かく弾けた。
「君を失ってしまったら、俺はどうやって生きていけばいい?」
教えてくれと、縋るような目で父さんが母さんを見上げる。見てはいけないものを見てしまっている気がするが、その場を離れる事が出来なかった。
失うとは、どういう意味なのだろう……?
628: ◆UTA.....5w:2012/4/25(水) 21:20:11 ID:N6q1VNB4fA
「お兄ちゃんは本当に何でも出来る子なの。何も言う事がないくらいだけれど、甘え下手なのは貴方に似たのかもしれないわね」
母さんが突拍子もない事を口走るものだから、父さんは訝しげに眉を潜めていた。
少女のようにコロコロと笑いながら、母さんは続ける。
「妹ちゃんね、最近お絵描きが大好きなのよ。とっても綺麗な色を使うの。私の背中に虹色の羽根を生やしてくれたのよ」
そうして再びお腹を撫でる。優しい目をして、いとおしそうに。
まるで、今まさにその腕に抱いているかのように、其処に視線を落としながら。
629: ◆UTA.....5w:2012/4/25(水) 22:09:01 ID:N6q1VNB4fA
「この子もきっと、元気で可愛い子に育つわ。だって、貴方と私の子なんだもの」
母さんの手が父さんのそれと重なって、まだ見ぬ我が子にそっと触れた。父さんはその手を払う事もせず、テーブルに顔を伏せて肩を震わせる。
それに釣られるように、母さんは表情をくしゃりと歪ませた。それでも笑顔を浮かべながら、首を傾ける。
「お願いよ、私にこの子を守らせて頂戴」
ぽとりと一粒、雫が落ちる。
重なった手の上で弾けた涙は、父さんを言い負かせるのに十分なものだったのかもしれない。
「あ、ああぁ…俺には、俺には何もしてやれないのかっ……俺にはっ!」
630: ◆UTA.....5w:2012/4/25(水) 22:25:30 ID:N6q1VNB4fA
俺が見ている事にも気付かず、しゃくり上げて泣く父さんの姿は、叱られた後の妹に何処か似ていた。
上手く呼吸を整えられず、肩を上下に揺らせて。子供のように、涙を流す父さん。
「母さん、…っ母さん……お願いだ、俺を一人にしないでくれ…」
そんな父さんの頭を、母さんはゆったりと抱き締めた。お腹に耳を当てるような体勢で、父さんの腕が母さんの腰に回される。
「私の事を名前で呼ばなくなったのは、いつの頃だったかしら。私達、お父さんとお母さんになれたのよ。あの子達にとっても、この子にとっても」
貴方は一人じゃないでしょう、母さんが笑った顔が、俺にはとても悲しく思えた。
二人の話の内容を、母さんの決意を、子供の俺には理解する事は出来なかったけれど。
何処かに行ってしまった尿意と、その代わりに溢れる涙は、事の重大さを感じ取っていた証だったのかもしれない。
631: ◆UTA.....5w:2012/4/25(水) 22:26:27 ID:pqZGoxczPA
短いですが、これにて投下終了します。
今日も読んで下さった皆さんに感謝です!
632: 名無しさん@読者の声:2012/4/26(木) 00:03:14 ID:807QqOCvBI
ちょちょちょっと?!
あなたはもしかしてまとめ入りしてる方ですか?!
違ったらごめんなさい!!
つCCCCCCC
633: 名無しさん@読者の声:2012/4/26(木) 13:33:09 ID:I7Ry/eoewM
シリアスな場面なのに尿意でちょっと笑ってしまったwww
っCCCCC
634: CCCCC:2012/4/26(木) 16:48:53 ID:N1ZTg0WOrs
続きはよ
はよ
635: 名無しさん@読者の声:2012/4/27(金) 17:17:29 ID:m3zW5siTzA
何度でもCあげる!
っCC
っCCC
っCCCC
っCCCCC
636: 名無しさん@読者の声:2012/4/29(日) 22:18:01 ID:EQqcqvdMMc
待ってます(`・ω・´)
>>1さんのペースでよいよ!
支援!
637: 名無しさん@読者の声:2012/5/1(火) 12:30:58 ID:Es8OnaRa8Q
CCCCCCCC
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