高校生の馬鹿馬鹿しくて、
ちょっぴりセンチメンタルな
青春グラフィティ───開幕。
※登場人物が増える予定の為、名前を付けています。
532: ◆UTA.....5w:2012/4/4(水) 13:49:12 ID:O5Oik1LOUY
鳴海「テメェいい加減に──…」
ガラガラ──ピシャン!
鳴海「閉めやがったあいつ!ムカつくー!」
***
鈴木「楽しそうだったね、清瀬」
清瀬「そ、そうかな?…でも、鳴海くんはあんまり、緊張しやんのかも」
鈴木「出会い方があれだもの。あの子、子供っぽいし」
533: ◆UTA.....5w:2012/4/4(水) 13:50:14 ID:O5Oik1LOUY
清瀬「あ、でもね、鳴海くんて口調は怖いけどホンマに優しい人やと思うねん…!」
鈴木「そう?清瀬にだけだと思うけど」
清瀬「そ、そんな事……鈴木さんももっと普通に接すれば分かる、と思うんやけど…」
鈴木「私はいつも普通だけど」
清瀬「そうかな…?いつも鈴木さんが鳴海くんをからかってるような」
鈴木「私が?あの子を?」
清瀬「あ、あれ?うちの勘違いやろか…」
534: ◆UTA.....5w:2012/4/4(水) 13:57:34 ID:O5Oik1LOUY
鈴木「そんな事より清瀬、早く行かないと」
清瀬「ふえ!?わ、忘れとった!鈴木さん、急ごっ!」ダッ
鈴木(清瀬は本当に可愛らしい子だなあ…)
鈴木(鳴海くんも可愛らしいから、ついからかいたくなるんだけれど……)
鈴木(…普通、じゃないのかな。私の態度は……)
鈴木「うーん……難しい」
清瀬「鈴木さーん!早く早く!」
鈴木「ああ、うん。すぐに追い付く」ビュン!
清瀬「早っ!!ちょ、鈴木さん怖いいいい」
535: ◆UTA.....5w:2012/4/4(水) 14:47:41 ID:O5Oik1LOUY
──保健室
鳴海「Zzz...」スピー
保険医「……」
鳴海「んんー…むにゃむにゃ…」
保険医「……」(鼻摘み)
鳴海「…ふがっ!?なん…誰だよもう!」ガバッ
保険医「おはよう、鳴海くん。とっても元気そうだね。お昼寝かな?」ニッコリ
鳴海「え?あー…あはは、お昼寝、かな?」
保険医「よし、出てけ」ニコニコ
536: ◆UTA.....5w:2012/4/4(水) 14:48:20 ID:O5Oik1LOUY
これにて投下終了します。
読んで下さった皆さんに感謝です!
537: 名無しさん@読者の声:2012/4/4(水) 18:23:53 ID:UCJ6LyAy4A
ピヨちゃん本当に成長したなぁ…
なるみんが好きすぎてヤバイんだけどどこに行けば売ってますかね?
っCCCCCC
538: 名無しさん@読者の声:2012/4/5(木) 14:49:44 ID:Ir8svP0r4s
特徴的でいいじゃない
1さん可愛いよ1さんww
Cヾ(*´∀`*)ノC しえーん
539: 名無しさん@読者の声:2012/4/6(金) 00:10:16 ID:YYQlVL7CK6
いいね!支援!
540: 名無しさん@読者の声:2012/4/7(土) 23:02:21 ID:Nl9nppRDeo
つCCCCCCC
541: 名無しさん@読者の声:2012/4/8(日) 20:17:11 ID:lYzdqiTDyM
続きみたいー(/--)/
自演
542: ◆UTA.....5w:2012/4/8(日) 23:02:01 ID:0qBZmnt0vc
>>537
あんな生意気なチビにわざわざお金を払わずとも、ただで差し上げますよw
悪い子ではない筈ですが、恐らく躾が大変です(´ω`;)
>>538
私がですか…!そんな事はないと否定しつつ、ちょっぴり嬉しいw
ありがとうございます!
>>539
ありがとうございます!頑張ります!
>>540
⊃C⊂ ギュッ
沢山ありがとうございます!
>>541
遅くなってしまって申し訳ございません…orz
待っていて下さってありがとうございます!
沢山支援を頂けている中、随分と間が空いてしまって申し訳ございません。支援ありがとうございます。投下します。
543: ◆UTA.....5w:2012/4/8(日) 23:03:00 ID:ucUb6hQsFA
──教室
キーン コーン カーン コーン…
桃山「ねぇ、篠くん。皆でメガネのお見舞いに行きましょうよ」
篠原「お見舞い?うーん…」
桃山「あら。生徒指導センセの言ってた事が気になるの?」
篠原「あは、少しね」
桃山「そりゃアタシも気になるけど、お見舞いに行く事は悪い事じゃないでしょう?」
544: ◆UTA.....5w:2012/4/8(日) 23:12:13 ID:ucUb6hQsFA
鳴海「オカマに賛成。俺も行く」
篠原「鳴海!いつの間に帰って来てたの?」
鳴海「今さっき。昼寝って言ったら追い出されたから屋上で寝た」
桃山「当たり前でしょ!馬鹿ね」
篠原「あはは、もう機嫌は直ったの?」
鳴海「だから別にそんなんじゃねぇってば。眠かったの!」
桃山「まったく。本当に子供なんだから!」
545: ◆UTA.....5w:2012/4/8(日) 23:23:25 ID:0qBZmnt0vc
鳴海「で?どうすんだよ」
桃山「アタシの家にだって強制だったじゃないの。行きましょうよ」
篠原「でも、誰も橘の家知らないよ?」
鳴海「んなもん訊けばいいじゃん。住所分かる奴なんか此処には何人も居るんだし」
桃山「そういえばそうね。何なら生年月日も分かるわね」
篠原「えぇ!?誰がそんなに俺達の情報握ってんの!?」
鳴海「いや、此処学校なんすけど」
546: ◆UTA.....5w:2012/4/8(日) 23:31:26 ID:ucUb6hQsFA
篠原「あー!そっか!担任先生に訊けば早いんじゃん!」
鳴海「気付くのが遅いわ」
桃山「その、ちょっと抜けてる所が堪らなく可愛いんだけどね」
鳴海「放課後に担任のとこ行って訊こうぜ。あいつの家庭事情がどうとか知らねぇけど、見舞いくらい構わねぇだろ」
桃山「そうね、そうしましょ」
鳴海「それでいいよな、篠原」
篠原「なんで俺に訊くの?俺は橘じゃありませんよー」
547: ◆UTA.....5w:2012/4/8(日) 23:48:35 ID:0qBZmnt0vc
篠原「そうと決まれば放課後職員室に突撃だー!」
桃山「おーっ!」
篠原「橘の部屋って、どんな感じなんだろうね」
桃山「どうせ卑猥なDVDと参考書で溢れてるわよ」
篠原「あはは、分かる!でも桃ちゃんが期待外れだったからなあ」
桃山「篠くん、何を期待していたの…?」ドキドキ
鳴海「………」
鳴海(……ま、いっか。考えてもしょうがねぇ、気楽に行くか!)
鳴海「誰もオカマには期待してねぇっつーの!」
桃山「お黙りちびっこ!」
548: ◆UTA.....5w:2012/4/8(日) 23:52:26 ID:ucUb6hQsFA
──放課後、職員室
担任「た、橘くんのお家…?」
鳴海「そ。見舞いに行くから教えてくんない?」
担任「うーん…でも、勝手に住所を教えるのは、ちょっと……」
篠原「えーっ!じゃあ先生達だけが俺達の情報握ってるの?」
担任「じょ、情報って、そんな…そんなつもりは!!」
桃山「担任ちゃんって絶対からかわれやすいタイプでしょ…」
549: ◆UTA.....5w:2012/4/9(月) 00:03:40 ID:ucUb6hQsFA
桃山「あのね担任ちゃん、アタシ達お互いの家にお泊まりするくらい仲良しなのよ?」
篠原「そうだよ!桃ちゃんの部屋全然乙女チックじゃないんだから!」
担任「そうなの!?」
桃山「驚いてんじゃないわよ」
鳴海「そういう訳だからさ。頼むよ、センセ?」ニッコリ
担任「な、鳴海くんが私の事を先生と呼んでくれた…!」
鳴海「なんか面倒臭えなこいつ」
550: ◆UTA.....5w:2012/4/9(月) 00:24:34 ID:ucUb6hQsFA
担任「皆が仲良しなのは先生もよく知っているし、お互い家に行く仲なら問題ない、かな…?」
桃山「担任ちゃん…!」
担任「はいこれ、橘のお家の住所。ほ、本当はいけないんだよ?」
鳴海「サンキュー担任!流石は俺達の担任だぜ!」
担任「私だって、皆との付き合いも二年目だもの」テレテレ
鳴海「よっしゃ、じゃあメガネん家行くぞ!」
篠原「失礼しましたー!」
ガラガラ──ピシャン!
担任「……いいの。皆が私を無視するのにも、慣れたもの…」グスン
551: ◆UTA.....5w:2012/4/9(月) 00:26:00 ID:0qBZmnt0vc
─────‐‥
鳴海「ん?メガネん家って…」
桃山「どうしたの?」
鳴海「ほら、この住所」
篠原「橘の家、むちゃくちゃ近いじゃん!」
桃山「歩いて10分くらいかしら。本当に近いわね」
鳴海「いつも俺達と同じ方向来てたけど、電車もバスも必要なかったんだな」
篠原「これなら迷わずに着けそうだね」
鳴海「うし、じゃあ行きますか」
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