勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
494: 名無しさん@読者の声:2012/2/20(月) 17:17:35 ID:wmewq2ymjk
支援
495: 名無しさん@読者の声:2012/2/20(月) 22:09:41 ID:S72h6PC/2Y
追い抜いた。
っ4円
496: 名無しさん@読者の声:2012/2/21(火) 01:54:55 ID:aDHqf8udzU
追い付いた
C
497: 名無しさん@読者の声:2012/2/21(火) 06:07:41 ID:0qRAev2QxY
マダカナー
498: 名無しさん@読者の声:2012/2/22(水) 07:34:12 ID:MIZQN488hg
やっと追い付いた
支援
499: 名無しさん@読者の声:2012/2/22(水) 11:47:46 ID:qHWC.eMnXs
うっ...
追い抜いた
ふぅ...
500: 名無しさん@読者の声:2012/2/22(水) 12:31:56 ID:n.c7U/3INQ
>>499
追い抜いたからってヌイちゃ駄目
501: 名無しさん@読者の声:2012/2/22(水) 13:34:10 ID:2D1tz6wMaE
≫1マダー?
とりあえず( ^ ^ )/CCC
502: 名無しさん@読者の声:2012/2/22(水) 15:06:32 ID:vDlqGeWazg
追い付いた
つCCCCCC
503: 名無しさん@読者の声:2012/2/22(水) 16:22:17 ID:2D1tz6wMaE
≫1マダー?
とりあえず( ^ ^ )/CCC
504: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:10:27 ID:g.AV2R2.bU
−−−
勇者「…やっぱり、気になるな」
勇者「窓から…見れるかな…」
勇者「ん…」ヒョコッ
勇者「!!」
勇者「…ひっ、酷い…!」
505: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:10:42 ID:g.AV2R2.bU
勇者「魔法使いちゃん…戦士くん…」
勇者「あんな…怪我が…酷い…酷過ぎる…」
勇者「…っ!」
勇者「お、お兄ちゃん!!危ない!!」
ダッ
バタンッ
506: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:10:57 ID:g.AV2R2.bU
気が付いたら家を飛び出していた。
避難とか、私が弱いからとか関係無い。
大事な人達が今危険な目にあっている。
実際にこの目で悲惨なものを見ないと身体が動かないなんて私、馬鹿だ。
だから何時まで経っても強くならないんだ、身体も、心も。
もう大丈夫とは言い切れないけれど、それでも、今行かなくちゃ。
今しか無いんだ。
大事な人も守れないで勇者なんて名乗りたくなんか無い。
弱くても良い、死んでも良い、やらないで泣いてめそめそするだけはもう嫌。
507: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:11:14 ID:g.AV2R2.bU
−ザッ
バシインッ
魔物A「グウッ…!」
魔物B「ウアッ!!」
ドサッ
賢者「…魔法?」
?「これは…醜い大惨事ですね」
?「やり方も醜いな」
賢者「お前は…!」
側近「大丈夫ですか?お兄さん」
魔王「少し遅れてしまったな。ごめん」ファサッ
側近「ヒーローは遅れて来るものですからオーケーですよ」
魔王「そっか」
508: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:11:30 ID:g.AV2R2.bU
賢者「ま、魔王と…誰だ?」
側近「おっと、そういや人間に扮したままでしたね。忘れていましたよ」パッ
賢者「!」
側近「僕ですよ、僕」
側近「そんなに日にち経っていないんだから、忘れたなんて言わせませんよ。お兄さん?」
賢者「そ、側近…だったっけ…?」
側近「うわ、微妙に忘れてやがる」
509: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:11:47 ID:g.AV2R2.bU
賢者「!!そ、そうだ魔王!!お前、回復魔法は使えるのか!?」
魔王「あぁ。得意分野のお前よりかは劣るかもしれないがな」
賢者「俺はもう…魔力に限界が来た。俺はいいから、アイツらを、魔法使いと戦士を治してくれないか?」
側近「あんなに敵意剥き出していたのにこんな状況だと頼るんですね」
賢者「…」
魔王「側近。…賢者、それはできないな」
賢者「っ…そ、そうか」
魔王「俺はお前も治さないと気が済まない。お前ら全員治してやるよ」
賢者「!…あ、あぁ!感謝する!」
510: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:12:10 ID:g.AV2R2.bU
タッタッタッ…
勇者「おっ、おに、お兄ちゃん!!」
賢者「!?」
賢者「勇者!何で家から出てきた!危ないから帰れ!!」
勇者「嫌!!絶対に嫌!!みんなみたいに戦えないかもしれないけど、それでも見てるだけは嫌!」
勇者「私もみんなと戦う!戦わせて!もう泣くだけの何もしない自分は嫌!」
賢者「…勇者」
魔王「…」
側近「魔王様?」
勇者「えっ…?あっ!ま、魔王さん!?どうして!?」
魔王「今気が付いたのかよ…」
511: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:12:25 ID:g.AV2R2.bU
勇者「な、何だか…とても、久しぶりな気がします」
魔王「あ、あぁ…。そ、そうだな…」
側近「思春期か」パシッ
魔王「痛っ」
側近「…勇者さん。何だかさっき会った時と変わりましたね」
勇者「あっ…側近、さん…!…さ、さっき?」
側近「僕ですよ。僕」パッ
勇者「!?た、旅人さん!?さっきの!?」
512: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:12:40 ID:g.AV2R2.bU
側近「何のための変装だか分からなくなったけど…そんな事も言ってられない状況になりましたからね…」
勇者「…?」
賢者「…」
賢者「勇者、本当に戦うのか?」
勇者「…うん」
勇者「足手纏いなら…踏み台にしてくれて構わない。私は、戦うよ」
賢者「…。分かった。踏み台にされないようにしっかりな」
勇者「…うん!」
513: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/22(水) 22:12:58 ID:g.AV2R2.bU
側近「さて…平和的に話している所すみませんが、魔物が起き上がりましたよ」
側近「魔王様の魔法を喰らって、よく這い上がれますね」
魔物A「平和呆けをした魔王に…脆弱な勇者…。我々も舐められたモノだ」
魔物B「先程、ヤツと対峙していた男も居るな。大した事では無いけど」
側近「何ですって?」ピクッ
側近「確かに僕は魔力も少ないし。ってか今ゼロですけども。肉弾戦もあまり得意ではありませんが…」ザッ
側近「魔物でも火事場の馬鹿力というものは存在するもので」バキッ
魔物B「グッ…!?」
勇者「ま、回し蹴り…」
側近「どうやらまだまだ足手纏いにならない程度になら戦えそうです」ニコッ
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