勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
474: 名無しさん@読者の声:2012/2/19(日) 02:08:43 ID:gcXINPOFyo
壁]ω・)つC
475: 名無しさん@読者の声:2012/2/19(日) 03:58:43 ID:KZsUceHXj.
CCCCCCC
476: 名無しさん@読者の声:2012/2/19(日) 09:03:45 ID:h4F3elAXVw
そろそろ終わりが見えてきましたね。だって?
………もっと見たいなー
477: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 15:22:43 ID:g.AV2R2.bU
>>476
ところがぎっちょん、終わるのです
今日の夜にまたあげに来ます
478: 名無しさん@読者の声:2012/2/19(日) 16:54:32 ID:Kt/HpIz9p2
一瞬「超弱」が「超熟」に見えておいしそうだと思ってしまった
もう少しで終わってしまうのか…
479: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:21:12 ID:g.AV2R2.bU
−−−
ドカンッ
バババババッ
バチッ
魔法使い「うぁっ!」ドカッ
賢者「魔法使い!大丈夫か!?」
魔法使い「え、えぇ…なんとか…」
戦士「くそっ…!魔法使いの魔法が効かないだなんて、どういう身体してるんだよ…!」
カサッ…
魔物A「…無駄な事だと分かっているのに」
魔物B「人間は愚かね」
戦士「…!?」
賢者「喋っ、た…っ?」
480: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:21:29 ID:g.AV2R2.bU
魔物A「何をそんなに驚く」
魔物B「物言う魔物なんて珍しくもなんともないでしょう」
魔物A「魔王城に居る魔物も、魔王も話す」
魔物B「我々が喋っていても何も可笑しくない」
魔物A「視野が狭いのだな」
魔物B「それがどうしたと言うの」
戦士「…っ、あぁ、喋ったからってそれがどうしたって話だよな」
481: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:21:47 ID:g.AV2R2.bU
戦士「てめぇらはオレ達が倒す。これ以上、無駄な損害は被りたくない」チャキッ
魔物A「無駄な損害では無い」
魔物B「無駄では無いわ。我々がこの世界を支配するのだから。先ずは災いを潰すべき」
賢者「…災い?」
魔物A「災いは勇者。人間にとっての希望だが、我々魔物にとっては災いで他ならない」
魔物B「聞けば魔王と勇者が仲良しこよしをしているのだとか」
魔物A「あの魔王はいけ好かない」
魔物B「だが、実力は本物。我々が魔物を倒すことなど、不可能に近かった」
魔法使い「どういう事よ…」
482: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:22:03 ID:g.AV2R2.bU
魔物A「魔王は人間を滅ぼすなどという考えを持ち合わせていなかった。その膨大な魔力も持ちながら、あの魔王はそんな事は一切して来なかった。私はそれが気に食わない」
魔物B「宝の持ち腐れという奴ね。あんな腑抜けた輩に王は務まらない。いくら人間だったとは言え、平和呆けをしすぎている。何時まで経っても人の思想のまま」
戦士「えっ?」
賢者「人間…」
魔法使い「だった、…?」
魔物A「知らなかったのか」
魔物B「魔王は元は人間。それも、人間達が崇拝し、幻想を抱いている勇者だったの」
483: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:22:21 ID:g.AV2R2.bU
魔法使い「えっ…?魔王が、人間で…それも、勇者だった…?」
賢者「どういうことだ…人間って…え?…そんな事って」
戦士「…ハッ、どうせ、嘘なんだろ?そうやってオレたちを騙して、戦意喪失でもさせるのか?隙を作らせる気か?」
魔物A「嘘等つかない」
魔物B「嘘吐いてどうなるの」
戦士「そんな事信じられるかよ…ハッタリだ」
484: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:22:58 ID:g.AV2R2.bU
魔物A「…此処の、今の勇者はとても脆弱だ」
魔物B「私達の中でも最弱の者に怖じ気づいていた」
魔物A「あのような人間、弱い内に潰した方が良い」
魔物B「滅ぼす気の無い魔王、力の無い勇者」
魔物A「先に潰してしまえば、どうという事もない」
魔物B「何故、我々魔物が近時、獰猛化して行っているのか分かる?」
485: なんだかベタな展開:2012/2/19(日) 21:23:36 ID:g.AV2R2.bU
魔物A「これは憶測でしか無い。憶測の域でしか無い。憶測の範囲内でしか無い」
魔物B「でも、紛れも無く、それでしか無い」
魔物A「魔王は純粋な魔族では無い。何故ならば人間だから。勇者の時分の力や才能、それらでは魔族の力は抑えられない」
魔物B「魔王と言えど、元を正せばただの人間。魔族の力なんて扱える筈が無い」
魔物A「魔王の力は増幅する。意思とは裏腹に。それは抑えつけられない」
魔物B「魔王の魔力が増力すればする程、我々、魔物の魔力も増幅し、獰猛となる」
魔物A「それが憶測の範囲の理である」
魔物A「奴は人間を滅ぼしもしないが、それ以上何をするという訳でもない」
魔物B「ならば、その座を奪うだけよ」
魔物A「我々の理想の為に、勇者を潰させて頂く」
486: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:23:56 ID:g.AV2R2.bU
賢者「…」
勇者『でも、普段は本当に優しいよ。文句言いながらも何だかんで助けてくれるし。本当に頼りになる人で…』
賢者「…勇者は、知ってたのだろうか」
戦士「は?」
魔法使い「知っていた?」
賢者「勇者は、魔王が元人間だった事を知っていたのかもしれない」
戦士「…は、はぁ?そんな事あるかよ…」
魔法使い「でもそれならば、あの子があんなに落ち込んで、魔王側に肩入れするのも納得がいく…」
戦士「マジ…?」
487: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:24:23 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…あっ」
賢者「戦士?」
戦士『・・・どうしてそこまで魔王に執着出来るんだ?良くしてくれただけじゃないよな?』
勇者『あっ・・・・!・・そ、それは・・・』
戦士『確かに変な魔王だけど。・・・よくよく考えたら話しの通じる奴だし魔物っぽくないし、何より邪気が感じられないんだよな・・・』
戦士『一々人間っぽいんだよ。話聞く限りでも』
勇者『・・・!』
勇者『だって、魔王さんは・・・!!』
戦士『?』
勇者『本当は・・・!・・・・あ』
488: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:24:40 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…あぁ」
魔法使い「…?」
賢者「…兎に角、魔王が人間だった事も元勇者だった事も驚いたが、それとお前らがこの村を、勇者を殺そうとする事には全く関係が無い」
魔法使い「…そ、そうね。その憶測と言うのも、それがどうしたと言うのよ」
魔法使い「支配が何。勇者を潰すですって?今此処で貴方達を倒せば、そんなのは関係無いわ」
賢者「勇者は俺達が守る。絶対に、殺させやしない」
489: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:24:59 ID:g.AV2R2.bU
戦況を可か不可で決めるのならば、認め難いが不可であろう。
俺の魔法も、魔法使いの魔法もまるで蚊が止まったが如くの反応で、全く歯が立たない。
戦士の利き腕は、俺が回復したから動かせれるものの、後遺症なのか分からないが何時もどおりの強さが出し切れていない。
魔物自体の強さは戦士が言った通り、桁外れの強さだ。
1体だけならまだ勝算はあったのかもしれない。
だが、それが2体なのだからタチが悪い。
魔物の鋭い爪が、戦士の腹を抉る。
ビッシリと棘塗れの尾が、魔法使いを撲る。
不毛すぎる。
あぁ、俺達では無理なのだろうか。此処で、終わりなのだろうか。
俺は別に死んでも良いと思っている。でも、勇者は絶対に死んではいけない。
魔物が、その巨大な体躯を動かし、俺に向かって突進してくる。
終いか。
490: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/19(日) 21:29:42 ID:g.AV2R2.bU
ククク…奴は四天王の中でも最弱の男…
ベッタベタの展開且つ、この後起こる事も容易に想像出来ますね。
戦闘描写は大の苦手なので、全く戦闘していません。すみません。
戦闘はカットカットしまくりなので、熱い展開は無いでしょう。
兎にも角にも、もう少しで終わります。
恐らく、この週で終わるんじゃないだろうか。
終わった後は特に何も考えていませんが、多分番外編等何もやらずに終わりだと思います。
長くなって申し訳ございません。
最後までお付き合い宜しくお願いします。
491: 名無しさん@読者の声:2012/2/19(日) 21:32:15 ID:ckuIzWtpdw
文の書き方好きすぎる
お疲れ様です
楽しいですありがとう
っC
492: 名無しさん@読者の声:2012/2/19(日) 21:44:17 ID:peBMWugcX6
終わったら楽しみが1つ減ってしまうではないか(´・ω・`)
支援!
493: 名無しさん@読者の声:2012/2/20(月) 16:40:59 ID:AY51fdUhxg
追いついた
っC
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