勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
364: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:09:22 ID:g.AV2R2.bU
側近「あ、僕魔力少ないし肉弾戦もあまり得意ではありません」
戦士「は、はぁ!?そんなんで良く逃げろとか言うな」
側近「だから、逃げるなら今のうちです。魔力は少ないですが、その分威力は並大抵のものではありませんよ」
側近「ほら、早く。一発撃ったら直ぐに向かいますから。…その人に死なれちゃ困るんですよ」
勇者「わ、私!?」
側近「僕も死ぬ気はさらさらありませんし」
365: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:09:38 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…っ、よくわかんねーけど、信用して良いって事だな…」
戦士「勇者、逃げるぞ。此処はこの人に任せよう。立てるか?」
勇者「あ…う、うん…」
勇者(…私…また逃げるの…?)
勇者(この魔物は私じゃ絶対に倒せない…)
勇者(…でもこんな見ず知らずの人を盾にして逃げるなんて…)
366: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:10:05 ID:g.AV2R2.bU
側近「…余計な事は考えなくて良いですよ」
勇者「!」
側近「逃げるのは悪く無いです。寧ろ此処で無駄に蛮勇を振るわれても困ります」
側近「さっきも言いましたが今此処で貴女に死なれちゃ困るんです」
勇者「えっと…な、何で…今会ったばかりなのに…」
側近「勘違いはやめてくださいよ。僕は僕の大事な人を助けたいだけですから」
戦士「どういう事だよ…」
367: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:10:32 ID:g.AV2R2.bU
側近「早く行って下さいよ。…死にたいんですか?」
戦士「…はっ、なんだよその悪役みたいなセリフ…」
側近「また言い得て妙ですねぇ」
戦士「…また?…まぁいいや」
勇者「あ、あの…」
戦士「…勇者、急ごう!」
戦士「何処の誰だかわかんねーけど…絶対死ぬなよ」
側近「いらないお世話ですよ」
368: 名無しさん@読者の声:2012/2/5(日) 00:54:33 ID:yL8Zs9ljV.
側近がかっこいい支援
369: 名無しさん@読者の声:2012/2/5(日) 13:27:54 ID:wPFCMzneoQ
側近さんマジイケメン支援
370: 名無しさん@読者の声:2012/2/5(日) 18:35:12 ID:WDEInYLiIw
側近を嫁にしたい
支援ーーーーーーーーー
371: 名無しさん@読者の声:2012/2/5(日) 22:00:05 ID:Zn..IGjcXM
続きが気になる
C
372: 名無しさん@読者の声:2012/2/6(月) 05:33:45 ID:NCugtmft1A
戦士だって利き腕犠牲にしてまで勇者守ったのになんだこの側近コールw
側近は俺の嫁支援
373: 名無しさん@読者の声:2012/2/6(月) 11:57:34 ID:d3WEHMFMiQ
4円
374: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:02:36 ID:g.AV2R2.bU
−−−
タッタッタ…
勇者「…」
戦士「…」
勇者「あ、あの…」
戦士「何?」
勇者「腕…私のせいで…ごめんなさい…」
戦士「お前のせいじゃない。これはオレが自分が勝手にした事だ。気にするな」
375: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:03:52 ID:g.AV2R2.bU
違う
こっちが先です
すみません
グル…グルル…
フシュウ-…
側近「さて、勇者さん達も行ったことだし」くるり
側近「貴方には此処で死んで貰いますね」
側近「僕の少ない魔力をわざわざ貴方にぶつけるのだから」
側近「光栄に思って欲しいですね」
376: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:04:22 ID:g.AV2R2.bU
2回目すみません
−−−
タッタッタ…
勇者「…」
戦士「…」
勇者「あ、あの…」
戦士「何?」
勇者「腕…私のせいで…ごめんなさい…」
戦士「お前のせいじゃない。これはオレが自分が勝手にした事だ。気にするな」
377: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:08:41 ID:g.AV2R2.bU
勇者「で、でも…」
戦士「いいから」
勇者「…」
勇者(私…何しているんだろう…)
勇者「あの…さっきの…旅人さん…大丈夫、かな…」
戦士「さぁ…わかんねーけど…でも、あの目は簡単には死なない奴の目をしていた」
378: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:09:03 ID:g.AV2R2.bU
勇者「もし…もしあの人が、あの魔物にやられたら…それは、私のせい…なのかな…」
戦士「…そういうの、今はやめようぜ」
戦士「お前のせいじゃないよ。魔物が出てきたのもあの旅人が自分で盾になったの全部お前のせいなわけないだろ。自分を責め過ぎているよ」
勇者「で、でも…」
勇者「…私が…あそこで森まで逃げなければ、戦士くんの腕も怪我せずに…」
379: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:09:21 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…逃げたのには、理由があるんだろ?」
勇者「…」
戦士「何があって、どうしてオレを拒否したのか分からないけれど、それとオレの腕が怪我したのは関係ない」
戦士「オレはお前を守りたかった。それだけ」
勇者「…ごめん」
380: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:09:35 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…今聞いてもいいか?」
勇者「え?」
戦士「何でオレを避けたのか、あんな泣きそうな顔をしていたのか」
勇者「えっと…それは…」
戦士「…」
ガサッガササッ
勇者「ひっ!」
戦士「下がっとけ」
381: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:09:55 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…誰だ」
ガサッ…
魔法使い「あたしよ」
勇者「魔法使いちゃん!」
賢者「お、俺も居る、ぞ…」ゼー…ゼー…
勇者「お、お兄ちゃん!?」
戦士「何で息切れてるんだよ」
382: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:10:14 ID:g.AV2R2.bU
賢者「お、お前らを…勇者を…ゴホッ…追いかけてきたんだよ…!」
魔法使い「そんなに走っていないのにコレよ」
戦士「落ち着けよ…」
勇者「私を…追いかけてきたの…?」
魔法使い「思い詰めていたような顔をしていたからね。まぁ無理もないだろうけど」
勇者「…知ってるの?」
魔法使い「えぇ。さっき、賢者から聞いたわ」
383: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:10:28 ID:g.AV2R2.bU
勇者「そ、そう、なんだ…」
賢者「…」ゼー…ハー…
賢者「…ん?あれっ、戦士どうしたんだよ!その腕!!」
魔法使い「勇者にフラれて自傷でもしたの?」
戦士「してねーよ!馬鹿!これはさっき、獰猛なでっけー魔物にやられたんだよ…」
魔法使い「油断ね」
戦士「なんとでも言えよ」
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