入院手続きですか?
そうですか。わかりました。
それでは此方に氏名だけの記入をお願いします。
え?他に書くことはないのかって?
いいえ。何もありませんよ。
アナタは何故この病棟にいるかご存じですか?
そうですか。存じ上げないんですね。それならいいんです。
では、病室にご案内させて頂きますね。
…おっと忘れるところでした。
此方に目を通しておいて下さい。この病棟の規則です。
――では、ご案内致します。
21: 名無しさん@読者の声:2011/11/16(水) 23:16:38 ID:OXmxEE5H02
>>20しくじったですorz
明日再び書き込みます
なので今日の投下はこれだけです!
文章読みずらくないか心配(´・ω・`)マズヒトミテルカワカラナイケド←
22: 名無しさん@読者の声:2011/11/16(水) 23:17:59 ID:RXwsYJSRA.
割とすごい勢いでwktkしてる
っCCC
23: 名無しさん@読者の声:2011/11/16(水) 23:30:31 ID:GlzETAUq3E
センセと少年がドツボ…二人はわたしが貰った
24: 名無しさん@読者の声:2011/11/16(水) 23:31:54 ID:AKEZMREro2
毎日全裸待機してる
CCC
25: 名無しさん@読者の声:2011/11/16(水) 23:37:59 ID:etb2FfO1cY
>>22
嬉しいです(`・ω・´)
文章読みにくくないですか?平気ですk((
>>23
全然喋らせていない気が……、はっ!容姿か!
「僕はセンセが居るとこなら何処でも良いよ」
「お前変な気だけは起こすなよ」
「うん」
26: 名無しさん@読者の声:2011/11/16(水) 23:41:25 ID:sv4nAwFHwA
>>24
(゚Д゚)
靴下とネクタイは絶対ですよ!
ありがとうございます(`ω´)
27: 名無しさん@読者の声:2011/11/17(木) 08:46:51 ID:iJXw5bvN36
>>20続き
「…興味深いのはこれだな。104号室患者の記事だ。
"日々暴行された少年の復讐?"
隣人からの苦情で少年が日々虐待を受けていたのが発覚した。そして、それから数週間後には少年が趣味で使用していたバットで、母親と父親を殴り殺害した。
少年曰く『アイツらが悪い。死んで当然だ』と供述した」
記事を読み終わると、ふぅと息を吐き「当然、…ね」何て困った様に頭を掻く。
「そう言えば、光希(こうき)って…いや何でもない」
「変なセンセ」
銀髪の少年は光希と呼ばれておるらしく、その光希はセンセを笑った。
28: 名無しさん@読者の声:2011/11/17(木) 12:14:40 ID:HUyNmpQ.3E
「えっと…今は101号室、102号室、105号室の患者は亡くなってる。残りの患者さんはどうなるんだろ」
「どうかな。生きる意志が弱い者はきっとすぐに死んでしまうだろう」
患者の写真を眺めながら男性は眉を下げ、悲しげに言葉を返した。
そしてホワイトボードに写真を貼り付け、その下に×印を書き込む。
「助けられると良いね」
「そうだな。成功したい」
「センセなら出来るよ。じゃあ、僕は情報また持ってくる」
光希は顔を覗かせ笑顔で励ますと、美しい癖毛を靡かせ記事を探しに走り去った。
その後ろ姿は翼を持たない天使に見える。
「さて。――次の患者でも見ようかな」
男性は、ぎしりと音をたて軋む椅子に座り、モニターに視線を移した。
29: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 21:26:49 ID:X/e8SDb5uw
〜106号室患者〜
ただ涙を流すだけだった。
声も出さずに、小さな身体を震わせ泣いている少女。
時折耳に入るのは「ごほごほ」と苦しそうに咳き込む声。
「いけないのは…ウチじゃないもん………悪くない…もん…」
「そ…うだよ…あはは…何だ、あはははは!ははははっ!」
ようやく口を開いたかと思えば、吹っ切れた様に我を忘れて笑う少女の表情から、感情は読み取れない。
「…………ウチが正しいんだよ…」
一気に力が抜けたように壁に凭れながら床に座り込むむ。
何度も「正しい」と繰り返し気を落ち着かせているようで、それが呪文の様に聞こえる。
今度は身体をビクッと跳ねさせ、顔色を変え、怯えた様子で廊下を見つめた。
「や……やぁああぁあ!」
立ち上がり、そのまま廊下へ駆けて走る。
転んでもすぐに立ち上がり、よたよたと危なっかしい足どりで何かから逃げ続けた。
「―――――…あっ」
階段で足を踏み外し、身体が浮くと頭から落ち、骨が砕けた音が聞こえる。
ぱくぱくと金魚の様に口を動かして、しばらくすれば涙を流し呼吸をしなくなってしまった。
30: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 21:36:34 ID:X/e8SDb5uw
106号室患者結果
名前:村山 まどか
入院から3ヶ月と4日経過。
死因は転落
薬の効果
幻覚・精神崩壊(発狂)
異常な程に泣いては叫ぶを繰り返す。
会話は不可能に近い。
31: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 21:48:40 ID:CT7VV0836g
全然投下出来ないやorz
気長に待ってくださると嬉しいです( ノД`゚)
32: 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 22:19:08 ID:WpetK/kVaI
>>31
逆に、少しずつでも毎日投下し続けてる>>1は すごいと思うな
毎日更新楽しみにしてるよ(b^-゜)
33: 僕様ちゃん ◆s1GX07Jqyg:2011/11/19(土) 04:13:10 ID:isL3WzAjWw
楽しみー。
34: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 08:10:14 ID:OtBmIZHLOI
クソコテが沸いたな
ほんとキモい
35: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 08:50:56 ID:TjuDwVsXHM
>>33
こいつ色んなSSに居るよな
何故コテを外さないのか
スレチ消えるわ
つC
36: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 14:12:48 ID:.Km5JWzyXY
〜107号室患者〜
真っ白い部屋に散りばめられた大量のクレヨン。
そして、画用紙に描かれる絵はとても個性的で美しい。
普段自分達が見ている空や花。そして、雨や虹に動物。
良く知っている沢山のモノ。
しかし画用紙に描かれているのは、自分達が知っている色とは違う色の世界。
「じょうずにかけたよ、みてみて!」
ベッドに置かれた可愛らしいぬいぐるみに絵を向け、口を動かす、一見少女に間違えそうな少年。
「えへへ。ここからかえれたら、ママとパパに、いっぱいほめてもらう。ひとりでがんばれたって」
ニコニコと笑顔で話し掛け続ける。
「そしたらきっとママとパパもほめてくれるよね。おこったり"いらないこ"なんて、いわれないよね」
そんな少年が描いたのは、家族で手を繋ぎ楽しそうに笑っている絵だった。
37: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 14:22:43 ID:.Km5JWzyXY
107号室患者結果
名前:城里 零
入院から2日経過。
現在も生存中
薬の効果
特になしだが、精神が少々不安定気味。
色覚異常は入院前から発覚。
38: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 14:32:53 ID:YvGSKaKD7o
>>32
挫けそうですorz
日本語とか文章がメチャクチャですけど、勘弁してくだせぇヽ(゜▽、゜)ノアヒャヒャヒャ
ありがとうございます!
励みになります(`;ω;´)
>33
\ありがとうさぎ/
∩ ∩
( ・×・)
/ ∪∪
C( )っ /っ
>>35
支援ありがとうございます!
39: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 21:51:29 ID:JfGY8W0o7c
〜108号室患者〜
「貴女は誰?」
鏡に映った自分に問いかける。
しかしそれが、自身とは気付いていないようで会話を続けた。
「どうして出てきてくれないの?」
そっと手を添えて、寂しそうに呟く。
だが、長い髪を見ると少女は笑った。
「私も髪が長いの。お揃いね」
指に髪を絡ませくるくると弧を描く。
「ふふ。貴女も私の真似をしているの?」
目を合わせれば再び微笑む。
その笑みが不気味にも思えた。
「私達はずっと一緒よ…。ずっとずっと、ね」
鏡に寄り添い、ぶつぶつと乾いた唇で囁く。
鏡に映るその少女が一瞬、口角を吊り上げて小さいながらも、はっきりと呟いた。
「…死ぬ時も、ね」
翌日の早朝に、割った鏡で首を裂いていたのだ。
自慢していた長い髪は、紅い血で染められていた。
――『お揃いね』
そんな言葉が聞こえる様な気がした。
40: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 21:58:04 ID:JfGY8W0o7c
108号室患者結果
名前:清水 華
入院から6ヶ月経過。
死因は自殺(首を深く切りつけていた)
薬の効果
精神崩壊
会話には異常は見られなかった。
54.39 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】