***
壱国城、謁見の間
***
壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
912: 名無しさん@読者の声:2012/4/16(月) 21:00:43 ID:WdzoTpBrDE
ちゃんと読んでるよ、頑張ってください!
っCCCCC
913: 少女:2012/4/16(月) 23:17:30 ID:HFfkNRJW3o
>>912
ありがとうございます!!
更新遅くて本当にすみませんorz
頑張ります!
遅くなりましたが、今から投下します!
914: 少女:2012/4/16(月) 23:25:48 ID:uR9kbYC9Ws
側近「勇者様」ボソ
魔者「あ?」
側近「……この辺りで魔法をお使いになりました?」ボソ
魔者「……使ってねえけど?」
側近「……」
魔者「大体、昨日からずっとお前らと一緒に行動してるんだからわかってるだろ?」
側近「……そうですね」
915: 少女:2012/4/16(月) 23:26:14 ID:uR9kbYC9Ws
魔者「なんでそんなこと訊くんだ?」
壱姫「君が魔王だと勘違いされている可能性があるかもしれないからでしょ」
魔者「はあ?」
壱姫「一般に魔法は悪だとかいう安易な考えだってあるわけだし、魔法を使えるということは魔王って考える人間がいてもおかしくないでしょ」
魔者「……あー、そういうことか」
916: 少女:2012/4/16(月) 23:28:32 ID:uR9kbYC9Ws
村娘「…………」ツンツン
魔者「……どうかしたか、村娘?」
村娘「……今さら、だけど……」
壱姫「?」
村娘「……そういえば、『魔王』って一体何なの……?」
魔者「……あー……そっか、詳しく説明したことなかったよな……」
壱姫「……」フーム
917: 少女:2012/4/16(月) 23:29:44 ID:HFfkNRJW3o
>>914-916
今日はここまでに(´ω`)
また明日、よろしくお願いします!
918: 少女:2012/4/17(火) 21:27:23 ID:F6yfYkk/aU
ちょこっとフライングですが、今から投下します!
919: 少女:2012/4/17(火) 21:29:09 ID:F6yfYkk/aU
壱姫「……村娘ちゃんは、魔王を知らないんだ?」
魔者「壱姫」
村娘「……倒さなきゃいけないやつってことは、なんとなくわかってる、けど……」
壱姫「そうか……じゃあ、ボクから説明しても構わない?」
村娘「…………」チラ
魔者「……?」キョト
村娘「…………、頼む……」コクン
壱姫「……」クス
920: 少女:2012/4/17(火) 21:29:36 ID:F6yfYkk/aU
壱姫「よし、じゃあまずは、魔界ってわかるかな?」
村娘「……あんまり……」
壱姫「そうか、だったらそこから説明しよう」
村娘「…………」コク
壱姫「魔界っていうのはね、魔物たちの生まれる場所だと言われてる世界のことだよ」
村娘「……魔物はこの世界の生き物じゃないの……?」
壱姫「うん、そうだ」コク
921: 少女:2012/4/17(火) 21:29:57 ID:F6yfYkk/aU
壱姫「ボクたちの生まれるずっとずっと前に、魔物は突然この世界に現れて、奇妙な力でいろんなものを破壊したんだ」
村娘「…………」
壱姫「昔の人たちは、その奇妙な力を『魔法』と呼んだ」
村娘「…………」
魔者「……」
側近「……」
壱姫「……ここまではいいかな?」
922: 少女:2012/4/17(火) 21:34:29 ID:F6yfYkk/aU
>>919-921
今日はここまでに!
駆け足ですみませんm(__;)mちょっとこの後一仕事あるので…
ではでは、おやすみなさいませ!
923: 少女:2012/4/18(水) 21:47:25 ID:xfi7A3QILk
夕方携帯落として(先程見つかりました)
ちょっと投下する余裕がありませんorz
(お風呂も晩御飯もこれからなので)
申し訳ありませんが今日はお休みさせて頂きますm(__)m
924: 少女:2012/4/20(金) 08:12:54 ID:J1Hf0jadBc
すみません寝てしまいました(°Д°;;)
しかも今日から合宿で今夜も書き込めそうにありませんorz
申し訳ありませんm(__)m
時間が少し開いたので、今から昨夜分を投下します!
925: 少女:2012/4/20(金) 08:13:21 ID:J1Hf0jadBc
**「待ってくれ」
壱姫「よし、じゃあ次は昔の人がそんな魔物に対してどういう対応をしたのか話すね」
**「無視!?」
壱姫「……一体何なんだい、横から口を挟んで」ハア
**「村長の家に入り込んでるし、いきなり組みふせてくるし、かと思えば誰でも知ってるような常識を解説しはじめるし……」
壱姫「長いまとめて」
926: 少女:2012/4/20(金) 08:13:47 ID:J1Hf0jadBc
**「──あんたたち、一体何者なんだ!?」
壱姫「後で説明するから黙ってろ」
**「」
壱姫「さて、どこまで話したかな」
**「いや、いやいや待てよ!」
壱姫「側近」
側近「はい」
**「」モゴモゴフガフガ
魔者「うわあ……」
927: 少女:2012/4/20(金) 08:16:14 ID:556jLL04L6
壱姫「……さて、そんな魔物に対して、昔の人々はどうしたか、だったね?」
村娘「…………」コク
壱姫「魔物の気性は今も、例外なく、荒いよね」
村娘「…………」コク
壱姫「近くに寄れば攻撃され、遠くに逃げても魔法を使われ……当然みんな魔物を怖がった」
村娘「…………」
928: 少女:2012/4/20(金) 08:16:54 ID:556jLL04L6
壱姫「……それでも、自分たちが生きるためには、怖くたって倒さなくちゃいけないよね?」
村娘「…………」コク
壱姫「だから頑張って頑張って、なんとか倒した」
村娘「……………………」
壱姫「何」
村娘「……そこだけえらく説明が雑じゃあないか……?」
壱姫「史実に詳しく残されてないから仕方ない」
929: 少女:2012/4/20(金) 08:20:00 ID:556jLL04L6
>>925-928
今朝はここまでに!
それでは明日、それからおそらく明後日もお休みを頂くかもしれません。
…本当にすみませんorz
また明明後日に、よろしくお願いします。
930: 少女:2012/4/22(日) 21:32:20 ID:hEL1ryUmTQ
今気づいたのですが、>>929は「明日と明後日」でなく、「今日と明日」ですね…orz
一昨日ぶりです。
今から投下しますね!
931: 少女:2012/4/22(日) 21:34:16 ID:y3moFeW55g
壱姫「昔の人たちは、倒した後は魔物を調べて、魔法をどうやって使っているのか調べるつもりだった」
村娘「……どうやって……?」
壱姫「解体して、かな」クス
村娘「…………、ああ……」
壱姫「そういうこと……昔の人たちは魔物が倒されたら消えてしまうって知らなかったんだ」
壱姫「──彼らはさぞ驚いたろうね、やっと倒したと思った魔物が、煙のように消えてしまったんだから」
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