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壱国城、謁見の間
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壱王「よくぞ参った……魔力を持つ者、勇者よ」
魔者「……お呼びくださったこと光栄に思います、陛下」
壱王「そう畏まらずともよい、楽にせよ」
魔者「……おそれいります」
863: 少女:2012/3/31(土) 23:02:46 ID:RXvz35mO86
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壱国外れの山奥
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魔者「さて、弐国に行くんだっけ」
壱姫「うん」
村娘「……どんな国……?」
魔者「たしか前に、商業が発展した国だとか言ってなかったか?」
壱姫「ああ、よく覚えてたね」
864: 少女:2012/3/31(土) 23:03:06 ID:RXvz35mO86
側近「はい、気候は壱国に比べ温暖で、様々な人々が集まります」
壱姫「壱国から肆国までを繋ぐ鉄道会社の親元があるのも弐国だね」
魔者「ふーん、なんかすげえなあ」
壱姫「もうそろそろ弐国の領土に入るよ」
村娘「……もう……?」
側近「この山が丁度国境となっておりますので」
865: 少女:2012/3/31(土) 23:03:44 ID:Y038A0Kxjs
壱姫「そろそろ国境を越えたんじゃないかな」
魔者「へえ、もうここは弐国なわけか……不思議な感覚だ」
壱姫「弐国との国境には何もないからね」
村娘「……何かあるところもあるのか……?」
側近「参国と肆国の間などにはありますよ」
壱姫「肆国なんかはチェックが厳しいからねー」
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