初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
859: 1:2011/11/26(土) 02:23:58 ID:UOzzvGRKcw
数日後
魔王「うわあ!魔王城でかい!今日からここに住むんだね!側近、興奮しない?」
側近「俺は騒がしいあなたに興奮してきましたよ」
魔王「カッとなってやる寸前かよ!?問題は起こさないでね!」
魔王「……別に敬語じゃなくていいよ?俺、そういうの気にしないし」
側近「いえ、俺は魔王様に負けて仕えることになった身です。とりあえず上辺だけでも着飾るべきかと」
魔王「上辺だけって言っちゃったよ、こいつ。……まあいいや。魔界を変える物語はここから始まるんだね!」
側近「魔王様、一応はあなたに仕えますが、全てを認めたわけではありませんからね」
側近「特に、あなたの目標は今も実現不可能だと考えてます。そのため、俺は俺で行動させていただく時もあるかと」
魔王「うん。それで構わないよ。それじゃ側近、いろいろとよろしくね!」
側近「こちらこそよろしくお願いします」
860: 1:2011/11/26(土) 02:24:38 ID:UOzzvGRKcw
魔王「よーし!それじゃ魔王の権限でゲーム買い漁るぞ!」
側近「魔王のすることじゃないですよ、それ」
魔王「うるさいなー、じゃあ魔王のすることって何だよ?」
側近「新たな魔王として、今後の魔界について全土へ発表する必要はあるかと」
魔王「あー……うん、それはそうだね。じゃあそれ手配してくれる?」
側近「かしこまりました」
861: 1:2011/11/26(土) 02:25:45 ID:UOzzvGRKcw
魔王「あー、あー……これ、もう魔界全土に聞こえてんの?」
側近「はい」
魔王「そっか。えっと……魔王です!この度、魔王職に就きました。えっと、よろしく!」
魔王「えっと、格ゲーで好きなのは春麗で」
魔王「あ、舞やモリガン様も好きです」
魔王「FFだとアグリアスさんが好きで」
魔王「ポケモンだとエリカさんが好きです」
魔王「逆転裁判では冥ちゃんの鞭にハアハアして……痛い!」ゴツン
側近「魔王様……くだらない戯言に魔界を巻き込むのはおやめください」
魔王「いってー……殴ることはないじゃん!」
862: 1:2011/11/26(土) 02:26:49 ID:UOzzvGRKcw
魔王「まったく……えっとですね、俺は魔界を変えていく目的の下、魔王になりました」
魔王「で、どう魔界を変えるのかっていうと」
魔王「平和にしたいんですね。平和に」
魔王「つーわけで、争いごとはできるだけ回避して、言葉で思いを告げましょう」
魔王「他種族でも、強くても弱くても仲良くなれる魔界を目指していきましょう!」
「……はあ!?」
「ふざけんなあ!」
「雑魚を虐げて何が悪いんじゃい!」
側近(あーあ……思った通りだ。反逆とかすげえことになるぞ、これ)
魔王「あと、人間界への侵攻、攻めてきた人間への過剰な防衛も禁じます」
魔王「人も魔物も手を取り合って生きましょう!以上!」
「……え」
「ちょ……」
「な……」
側近「……はああああああああ!?」
863: 1:2011/11/26(土) 02:27:45 ID:UOzzvGRKcw
側近「……って感じだったな」
魔王「……あ、読者のみなさん、これもう現在に戻ってますからね」
龍人「あー、あったなー。あの衝撃の発表」
側近「まさかあの平和主義を人間界まで巻き込むなんて予想外でしたよ」
魔王「そりゃあ世界中が平和になる方がいいじゃんか」
側近「そりゃそうかもしれませんけど、いきなりあれを言いますかって話ですよ」
龍人「正直魔王職に興味なかった俺も、あれ聞いてからは意欲出たからな」
側近「そういやお前武闘会の時はいなかったな」
龍人「時期的に、どうでもよくなってきた頃だったからな」
龍人「とりあえず強い者が認められればそれでいいって気持ちだったんだ、あの頃は」
側近「あー、そりゃそんな状況であんな発表されたら困るわな」
魔王「でも、ほんとあれから大変だったよねー」
864: 1:2011/11/26(土) 02:28:36 ID:UOzzvGRKcw
魔王「発表したら各地で暴動起きちゃってさ」
龍人「それをどうにかしようとして、側近が手ひどくやられたんだよなww」
側近「うっせーな……あれをきっかけにハーピーと出会えたんだから俺にはいい思い出だよ」
側近「暴動がある程度収まったら、今度は魔王様がわがまま言いだしたんですよね」
魔王「……あ、女勇者ちゃんの件?」
側近「女勇者と会うために、何度も勇者倒して見逃してを繰り返して」
側近「やっと女勇者が来たかと思ったら捕虜としてついていく始末で」
魔王「あははははwwww……ごめん」
側近「仕方ないから俺が代理で魔王職ついたら……こいつが調子乗り始めたんですよ」
龍人「あははははwwww……わりぃ」
側近「こいつが悪事の限りを尽くしてたところを魔王様がやっつけてくださって」
側近「あれは爽快でしたねえwwwww」
龍人「おい、笑ってんじゃねえぞ、こら」
865: 1:2011/11/26(土) 02:29:52 ID:UOzzvGRKcw
側近「そして……人間界とのわだかまりを魔王様は解決しました」
龍人「それに魔王、お前は側近や俺を変えてくれたぜ」
側近「魔王様は、不思議な魅力にあふれた方です。その優しさと重なって、本当の味方でありたいと思えてくる」
龍人「魔界を平和に、人間界と仲良く……二つの不可能を可能にしちまったしな」
魔王「……その二つはまだ実現の途中だよ」
側近「できますよ。魔王様がいて、我々がいるのですから」
魔王「……ねえ」
側近「何ですか?」
魔王「側近は……幸せになれた?」
側近「何を今更……幸せですよ」
側近「ハーピーの笑顔があって、俺も笑顔になれて、魔界や人間界には笑顔で溢れてる」
側近「……ここでも魔王様の気持ち悪い笑顔が見れますし」
魔王「おいぃ!?」
側近「……幸せです。こんな優しい世界で、生きていられる俺は本当に幸せ者です」
866: 1:2011/11/26(土) 02:31:12 ID:UOzzvGRKcw
側近「魔王様、優しい世界をありがとうございました」
魔王「おお……側近がデレてくれるとちょっと嬉しい」
龍人「普段は魔王に対してツンツンだからな」
側近「デレてほしいならいくらでもデレますよ。ただし、一回につき千回アームロックしますけど」
魔王「すみませーん!さっきのデレ、クーリングオフしたいんですけど!」
側近「すみませんね、もうクーリングオフの期間過ぎちゃったんですよ」
魔王「俊足のクーリングオフだね!?」
龍人「……なんかの選手のニックネームみたいだな、それ」
側近「お支払いは一括か千回払いか選べますけど?」
魔王「一括とか、腕の関節めっちゃ増えちゃうよ!」
側近「じゃあ千回払いの方ですね。それではさっそく……」
魔王「ひっ!それも嫌だ……もう俺は逃げる!」ダッ
龍人「あ……魔王、逃げたぞ?」
側近「本当にいじりがいのある御方だよ」
側近「楽しいな。本当、楽しいよ……」
側近「この幸せを、魔王様と共に、守っていけたらいいな……」
側近「これからも、よろしくお願いしますね、魔王様」
ドラゴン「おしまいです!」
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