初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
727: 1:2011/11/17(木) 23:22:50 ID:UOzzvGRKcw
魔王「え、あと、えと、にぎ、握るよ?///」ハナヂフキフキ
女勇者「……うん///」ギュッ
魔王「んふう……じゃ、じゃあ行く、行くから///」フヒューフヒュー
魔王「……行くよ!」シュンッ
女勇者「……え?ここは?」
魔王「女勇者ちゃん、こっち見て」
女勇者「え?……わあ!綺麗……」
魔王「ここはうちのお城の屋根なんだけどね」
魔王「ここからだと森や森の中の湖が見えるんだよ」
魔王「それらが日没で赤く照らされると、すっごい綺麗になるんだよ」
魔王「ほら、レストランで夜景をバックにディナーって展開、よくあるじゃん」
魔王「夜景じゃないけど良い景色だし、女勇者ちゃんのお弁当という最高の瞬間を彩るにはここしかないかなって」
728: 1:2011/11/17(木) 23:24:05 ID:UOzzvGRKcw
女勇者「……こんなに良い景色だったら、私の料理じゃ不釣り合いだよ」
魔王「そんなことないよ!絶対おいしいよ!命かけてもいいよ!」
女勇者「あはは、それだと魔王死ななきゃいけないよ。……とりあえず食べてみる?」スッ
魔王「いただきます!!」バッガツガツ
女勇者「落ち着いて食べなよ。……味はどう?」
魔王「うまい〜!!うまいよこれ〜!!」ポロポロ
女勇者「泣かなくても……大げさなんだから///……ねえ魔王」
魔王「ん?」
女勇者「魔王が和平を望んでくれたから、私はこの魔界での景色が見れるんだよね」
魔王「世界が和平に進んだのは俺だけの力じゃないよ」
女勇者「ううん、魔王のおかげだよ。少なくとも、私だけじゃどうしようもなかった」
魔王「女勇者ちゃん……」
女勇者「他にも魔王と一緒にプリクラ撮ったりしてさ……」
女勇者「人と魔物が、お互いの世界で、こういう貴重な時を共に過ごせるのは、魔王のおかげだよ」
女勇者「素晴らしい世界をありがとう。私、魔王が魔王で本当によかったって思ってる」
729: 1:2011/11/17(木) 23:24:54 ID:UOzzvGRKcw
女勇者「魔王はちょっと女の子にだらしなくて、仕事も側近に任しっぱなし」
女勇者「精神的に子どもっぽいとこもあるし、案外泣き虫ですぐ泣いちゃう」
女勇者「でも、誰かのために全力で立ち向かえる、すごい優しさを持ってて」
女勇者「心から誰かを信じられるから、皆からも信じてもらえるすごい奴だよ」
女勇者「嘘みたいな理想を現実にできる実力と魅力を持ってて」
女勇者「自然と周りの皆を幸せにしてくれるんだ。そんな魔王が私は……」
女勇者「私は……!」
女勇者「……な、なんでもない!!//////とにかく、感謝してるから!」
魔王「……女勇者ちゃんに喜んでもらえたのなら、俺も嬉しいよ」
女勇者「私は……魔王に喜んでもらえたのなら、それが嬉しいよ」
730: 1:2011/11/17(木) 23:25:38 ID:UOzzvGRKcw
魔王「……すっかり暗くなっちゃったね」
女勇者「赤く染まった森や湖もいいけど、星が散らばる空にこんなに近づけるのも素敵だね」
魔王「けっこういい場所でしょ?」
女勇者「うん。お城の屋根なんてあんまり来ないと思うけど、どうやってこの景色に気付いたの?」
魔王「皆があんまり来ない場所だからさ、側近から逃げる時にここなら見つからないかなって思って来たのが始まりだったね」
女勇者「……ぷっ、あはははは!魔王らしいね!」
魔王「まあでもおかげでこの景色に気付けたからね。ある意味側近さまさまかもね」
女勇者「うん……特等席だね、ここは」
女勇者「ここに私がいて、隣には魔王がいる……」
魔王「///」
女勇者「///」
女勇者「……えっと、今日はもう遅いから、さすがに帰るよ///」
魔王「あ、うん。わかったよ。じゃあ俺送っていくよ」
女勇者「……また」
魔王「え?」
女勇者「またここに……一緒に来てもいい?」
魔王「っ!……うん!もちろん!」
731: 1「魔王爆発すればいいのに」:2011/11/17(木) 23:26:39 ID:UOzzvGRKcw
魔王「女勇者ちゃんの住所はさっき聞いた通りで……そこに移動魔法で大丈夫なんだよね?」
女勇者「うん。それじゃ、今日は楽しかったよ」
魔王「よかったらまたお弁当作ってね!」
女勇者「あんなのでいいなら///」
魔王「……じゃあいくよ!」シュンッ
……こうして私の激動のデートは幕を閉じたのだった。
女僧侶の言うアピールってやつはできたと思うし、純粋にすごく楽しかった。
やっぱり魔王は世界にも、私個人にも必要なんだと再認識できた。
この特別な世界で、魔王の特別になるために……私も努力を続けないといけないね。頑張ろう!
……とりあえずは次のデートの計画かなあ。なんか今からドキドキする///
732: 今日はここまで!:2011/11/17(木) 23:28:04 ID:UOzzvGRKcw
次の日
会長「……」ゴゴゴゴ
女勇者「か、会長?なんかすごいオーラが出てるんだけど……」
会長「会員から聞きましたよ。昨日、魔王様とゲーセンでデートしてたって!」ゴゴゴゴ
女勇者「そ、そんな!一応私だって勇気を出して!」
会長「悔しいんですよ!私だって、女勇者様みたいに接する機会が欲しいです!」
女勇者「知らないよ!会いに行けばいいじゃん!」
会長「一般人は待ち伏せでもしないと会えないんですよ!その点勇者という役柄は有利です!」
女勇者「そんな……じゃあ会長も勇者になればいいじゃん!」
会長「なれるんならなりますよ、もー!」
ドラゴン「見損ないました、魔王様!魔王様はイケメンでありながら、俺らモテない軍団にいつまでも味方してくれると思ってたのに!!」
魔王「そんなん言われたって〜!ちょっと、ゾンビも何か言ってやってよ!」
ゾンビ「近寄らないでくれます?リア充のにおいがして不愉快です」
魔王「おおう、ゾンビもそちら側でしたか!?」
ゾンビ「にんにく臭いんで、その口閉じてもらえますか?」
魔王「その設定続いてんのかよ!?……もういいもん!側近!皆モテないからっていじめるよー!」
側近「リア充様、話しかけないでくれますか?虫唾が走ります」
魔王「お前はどう考えてもこっち側だろ!?……ちくしょー!なんなんだよこの扱いは!?」
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