初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
69: 1:2011/9/18(日) 22:39:09 ID:8OHTIHnybw
魔王「側近ってさー」
側近「はい」
魔王「彼女いるんだよね」
側近「はい」
魔王「ねー、一回呼んでみてよ」
側近「絶対嫌です」
魔王「なんでそこまで拒絶するんだよ!?」
側近「あのですね……>>8こんなこと言ってる奴に彼女会わせたいって思う男がいると思いますか?」
魔王「俺は!!」
側近「うわ!な、何ですか?急に大声出して」
魔王「女の子が悲しむことは絶対にしない!!」ドン!!
側近「いや、そんなワンピースみたいな感じで叫ばれても……」
70: 1:2011/9/18(日) 22:46:31 ID:8OHTIHnybw
魔王「だからさー、彼女呼んでよー。頼むよー」
側近「はあ……わかりましたよ。ただ、セクハラとかしたら迷わず刺させてもらいますよ」
魔王「こ、怖いこと言うなよ……」
魔王「お前が彼女連れてくるのって今日だよね!?今日だよね!?」
側近「今日で合ってますから落ち着いてください」
魔王「来てるの!?城に来てるの!?ねぇ!彼女!彼女来てる!?」
側近「もう呼んでますよ。……コピペのやつの犬ですか、あなたは?」
魔王「もうそういうコメントとかいいから連れてきてよ!」
側近「はいはい、わかりましたよ」
71: 1:2011/9/18(日) 22:53:02 ID:8OHTIHnybw
側近「連れてきました」
ハーピー「はじめまして、魔王様。いつも側近がお世話になってます」
魔王「」
ハーピー「私のような者を城に呼んでくださり、ありがとうございます」
魔王「」
ハーピー「……魔王様?」
側近「あー、ハーピー、ちょっとどいてくれる?」
ハーピー「え?う、うん」
側近「おらあ!」シャイニングウィザード
魔王「んぶぅ!?」
ハーピー「側近!?何してるの!?」
側近「いや、ボーっとしてるから目を覚ましてやろうと思って」
72: 1:2011/9/18(日) 23:03:32 ID:8OHTIHnybw
ハーピー「魔王様!大丈夫ですか!?」
魔王「ああ、ごめんごめん。ハーピーちゃんがあまりにも可愛いから言葉を失ってた」
ハーピー「えっ!?そ、そんな、可愛いなんて///」
魔王「可愛いハーピーちゃんが俺の心を射止めちゃったから大丈夫ではないかな」
ハーピー「そ、そんな……私には勿体ないお言葉です///」
魔王「もう側近なんか捨てて俺と……」
側近「魔王おおおおぉぉぉ!!」シャキンッ
魔王「ちょ、冗談だって!危ないから剣は仕舞って!」
ハーピー「側近、やめて!」
側近「……ハーピーがそう言うなら」スチャッ
魔王「はあ……はあ……あ、ありがとうハーピーちゃん」
ハーピー「いえ、すみません……」
73: 1:2011/9/18(日) 23:11:16 ID:8OHTIHnybw
ハーピー「……魔王様。先ほどの続きですが」
魔王「続き?」
ハーピー「側近を捨てないかという話の続きです」
魔王「!!」
側近「!?」
ハーピー「魔王様、私は……」
魔王「……」wktk
側近「……」gkbr
ハーピー「私は誰よりも側近のことを愛してます」
魔王「!?」
側近「!!」
ハーピー「なので魔王様の御好意にはお応えできません」
側近(ハーピィィィ!!ありがとぉぉぉ!!)
魔王(側近爆発しろおおぉぉぉ!!)
ハーピー「魔王様の御好意を私などが無下にしてしまって、申し訳ございません……」
74: 1:2011/9/18(日) 23:18:47 ID:8OHTIHnybw
ハーピー「ただ、側近への愛だけは偽りたくなかったのです。本当にすみません……」
魔王「い、いや!俺が変なこと言いだしたのが悪いから!ハーピーちゃんは気にしないで!」
ハーピー「……許していただけるのでしょうか?」
魔王「いや、ハーピーちゃんは何も悪いことしてないから」
側近「そうそう、悪いのは魔王様の方だから」
魔王「え?俺何かした?」
側近「この世に生まれてきたじゃないですか」
魔王「存在が大罪かよ!?」
ハーピー「……くすっ」
魔王「あ!笑った!」
75: 1:2011/9/18(日) 23:25:33 ID:8OHTIHnybw
ハーピー「……あ!すみません!」
魔王「いや、怒ってるんじゃなくてね、笑った顔がすごく可愛いなって」
ハーピー「///」
側近「そんなに魔王様の顔が気持ち悪かったの?」
魔王「え!?そんな理由で笑ったの!?」
ハーピー「いえ、魔王様と側近のやりとりが漫才のようでおかしくって……」
魔王「ハーピーちゃんが喜んでくれるなら、こいつの毒舌全部許容するよ」
側近「バーカ、アーホ、クーズ、童貞、死ねゴミ」
魔王「許容した途端にこれだよ!」
ハーピー「……くすっ」
76: 1:2011/9/18(日) 23:34:44 ID:8OHTIHnybw
魔王「そんなこんなで夕暮時になりました」
側近「誰に言ってるんですか?」
ハーピー「魔王様、今日は数々の無礼を許していただき、更に楽しい一時を提供していただき、ありがとうございました」
魔王「いや、俺の方こそ最高の一日だったよ。ありがとね!側近、家まで送ってやれ」
側近「わかってますよ。行こうか、ハーピー」
ハーピー「あ、一人で大丈夫です。これ以上、魔王様方のお仕事の邪魔をするわけにはいきません」
魔王「じゃあ俺が移動魔法で送るよ。一瞬だから絶対に仕事の邪魔にはならないよ」
ハーピー「いいんですか?」
魔王「いいからいいから。側近、家の場所教えてー」
側近(教えたくねえな……)
77: 1:2011/9/18(日) 23:46:29 ID:8OHTIHnybw
魔王「ただいまー。ハーピーちゃんを送ってあげたよっと」
側近「お帰りなさい。まあ一瞬ですけどね」
魔王「ハーピーちゃんマジ可愛かったわー。側近、ホントありがとう」
側近「魔王様みたいな負け犬に会わせてあげたんですから感謝してくださいよ」
魔王「本当に感謝しております、側近様。……可愛くて、真面目で、まっすぐな本当にいい娘だったね」
側近「俺には過ぎた最高の彼女ですよ」
魔王「……珍しくお前に命令を下す!」
側近「何ですか?内容によっては聞き入れてやってもいいです」
魔王「ハーピーちゃんを絶対に幸せにしてやれよ!いいな!?」
側近「……はい!」
側近「魔王様、これで女性勇者の件はもういいですよね?」
魔王「いや、それとこれとは別問題だし」
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