初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
586: 1:2011/11/1(火) 00:02:48 ID:eWaKiw9z.2
魔王「側近ー」
側近「どうしたんですか、泥団子でもつくったんですか?」
魔王「つくらないよ!どこまで少年の心なんだよ、俺は!」
側近「で、何なんですか?」
魔王「さっき通信販売で筋トレ系のやつがあってね。欲しいんだけど」
側近「ダメですよ。数日で飽きる魔王様が既に見えますよ」
魔王「いいじゃないか、ジョディ!見てくれよ、こんなに腹筋がつくんだぜ!?」
側近「まあ、素敵ねジョニー。でも、やっぱりきついんでしょ?私、毎日続けられないと思うわ」
魔王「そう思うだろう?でもジョディ、安心してくれ。このマシンなら、なんと一日10分だけ。それでこのボディが手に入るんだ!」
側近「すごいわジョニー!でも……これだけの物、やっぱり高いのよね?」
魔王「大丈夫だ、ジョディ!今ならこのマシン、1980円であなたの下にやってくる!」
側近「すごい安いわね!まるであなたの人生くらい安いわ!」
魔王「HAHAHAHA!言ってくれたなジョディ!で、ジョディはこいつを買ってくれるのかい?」
側近「ごめんねジョニー。それでもやっぱり買うわけにはいかないわ」
魔王「そうかい、そいつぁ残念だ!……側近、のってくれてありがとう」
側近「今更ですけど、すごい恥ずかしくなってきました……」
587: 1:2011/11/1(火) 00:03:25 ID:eWaKiw9z.2
側近「魔王様、何してるんですか?新しい土下座方法を模索してるんですか?」
魔王「新たな土下座模索って、俺どんだけ追い詰められてるんだよ?……ストレッチしてるだけだよ」
側近「なるほど、それで開脚前屈ってわけですか」
魔王「うん!……ねえ側近」
側近「なんですか?」
魔王「後ろから押してよ。もうちょい強くストレッチしたくて」
側近「いいですよ。これくらいですか?」
魔王「あー、うんうん。いい感じ」
魔王「あ、そうそう。これで強く押しすぎて俺が痛がるっていうオチは禁ずるからね」
魔王「ありがちだしね。さあ、これで側近さんはどう動くのかなあwww」
側近「……」グイグイ
魔王「……いたっ!いたたたた!!強行突破かよ!?」
側近「オチとか知りませんけど、俺はこっちのが楽しいですから」グイグイ
魔王「痛い痛い!!くそ、側近にはこのSSを盛り上げる気持ちが……ぐわああああ!!」
588: 1:2011/11/1(火) 00:04:06 ID:eWaKiw9z.2
魔王「好きの気持ちは〜♪」
側近「……」
魔王「胸や〜心〜締めつけてく〜♪」
魔王「あなたを想うたび♪深くなってく♪」
魔王「繋いで〜繋いで〜二人を、そう♪」
魔王「あ〜春や〜夏の〜花と空が♪」
魔王「秋と〜冬の〜風と雪が♪」
魔王「包む〜包む〜二人を包み込む♪」
魔王「恋を運んでくる〜♪」
魔王「……歌いきっちゃったよ!」
側近「よかったですね、魔王様」
魔王「いやいや!二行目は側近が「何歌ってるんですか?」とか言って話を展開するところでしょ!」
側近「魔王様の邪魔はしない方がいいかと思いまして」
魔王「わざとやってるでしょ……歌いきったんだから100万円ちょうだいよ」
側近「寝言は寝てから言ってくださいね」
魔王「くそ、最近側近のコントロールが難しいよ……」
側近「パワプロでいうところのコントロールGですからね」
589: 1:2011/11/1(火) 00:04:44 ID:eWaKiw9z.2
魔王「側近、買い物に付き合ってよー」
側近「嫌ですよ。一人で行ってもらえますか?」
魔王「側近って俺に対してひどいよね……」
側近「なんてったって魔王様ですからね。で、何買うつもりですか?」
魔王「攻略本!」
側近「またゲーム系ですか……」
魔王「とりあえず攻略本をたくさん買おうかなーって」
側近「そんなたくさん買って意味あるんですか?」
魔王「あるよ!攻略本ってさ、極端に言えばゲームやんなくても見るだけで面白いんだよ!」
魔王「攻略本にもカラーがあるからね、いろんな視点で面白く書いてくれてるから、もうこれだけでもお腹いっぱいになるんだよ!」
側近「そうやって企業が儲けてくわけですね」
魔王「いいじゃん、俺は楽しいんだからさ。で、一緒に行ってくれる?」
側近「行ってらっしゃいませ、魔王様」
魔王「……行ってきます」
590: 1:2011/11/1(火) 00:05:14 ID:eWaKiw9z.2
魔王「側近、早口言葉言ってよー」
側近「早口言葉ですか」
魔王「東京特許許可局を3回言ってよー」
側近「わかりました。それでは……」
側近「東京特許きょきゃきょく、東京きょっきょきょきゃきょく、とうこうとっここきゃこく!」
側近「……東京とっここきゃきょく、東京とっくきょきゃきょく、東京とっことかけく!!」
魔王「ぷーくすくすwww」
側近「……魔王様。笑ってますけど、魔王様は言えるのですか?」
魔王「東京特許許可局、東京特許許可局、東京特許許可局!」
側近「!?」
魔王「んふふふふwww側近ってこういうの苦手だよねえwww」
側近「……」アームロック
魔王「いたたたた!!痛っイイ!!それ以上いけない!!」メキメキ
591: 1:2011/11/1(火) 00:05:53 ID:eWaKiw9z.2
魔王「側近、ピザって10回言ってー」ニヤニヤ
側近「……ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
魔王「じゃあここは?」ヒジー
側近「……膝ですか(ひっかかってやったほうがいいよな)」
魔王「ぶっぶーwww残念、ここは肘でしたーwww」
魔王「だっさwww側近だっさいねーwww肘なのにwww膝ってwwww」
魔王「側近って馬鹿だねーwww俺でもひっかかんなかったよwww」
魔王「魔界有数のマヌケだよ、側近はwwwこれはもう今後は俺が側近を馬鹿に……」
側近「おらあ!!」ヒザゲリ
魔王「おうふ!!……な、何するんだよ!?」
側近「いや、あんまりうざかったんで、つい」
ドラゴン(なあ、魔王様って最初あれにひっかかったよなあ?)
スライム(しーっ!それが側近様にばれたら魔王様泣いちゃうって!)
592: ディノブリーダー編:2011/11/1(火) 00:06:52 ID:eWaKiw9z.2
側近「……魔王様、何してるんですか?」
魔王「ん?ディノブリーダーだよ」
側近「……何ですか、そのゲームは?」
魔王「まあ文字通り恐竜を育てるGBソフトだよ」
魔王「主人公と博士が旅をしてね、自分の恐竜を強くしてくんだよ」
側近「……恐竜の名前、ソッキンってなってるんですけど」
魔王「俺が育ててるんだもん、当たり前じゃん」
側近「主人公の名前がマオウで恐竜がソッキンですか……」
魔王「しばらく俺がやるの見てる?」
側近「見なかったら話の展開がどうとか言い出すんでしょう?」
魔王「さっすが側近は話がわかるー!一緒に楽しもうねー!」
593: ディノブリーダー編:2011/11/1(火) 00:07:27 ID:eWaKiw9z.2
側近「魔王様」
魔王「なーに、側近?」
側近「この……エサのラインナップは何なんですか?」
魔王「何って……普通じゃん」
側近「お茶、おにぎり、かつ丼のどこが普通なんですか!?」
魔王「なんだよー、和食ディスってんのかよー?」
側近「恐竜ですよ!肉とか草とか木の実とか、その辺じゃないですか、普通は!?」
側近「あと、戦闘コマンドですけども!」
側近「それ選んだら、戦う相手が仲間の博士ってどういうことなんですか!?」
魔王「やだなー、画面に敵の恐竜がいる時に選んだら、ちゃんと敵と戦うじゃん」
側近「画面に敵がいないからって、味方と戦う必要はないでしょ!?」
魔王「博士に50のダメージ〜」
側近「博士ー!!」
594: ディノブリーダー編:2011/11/1(火) 00:08:08 ID:eWaKiw9z.2
側近「あと主人公と博士の歩き方ですよ!」
魔王「ユニークな歩き方だよね」
側近「ユニークの限界超えてますよ!何ですか、これ!?ヒゲダンスですか!?」
魔王「あっはっはっはwwww」
側近「笑ってないで何か言ってくださいよ!」
魔王「いやあ、側近が元気になってきたなあって」
側近「俺はもっと優雅に楽しみたかったですよ……魔王様」
魔王「なにー?」
側近「これって……もしかしてクソゲーってやつじゃないんですか?」
魔王「悪く言うなよー。俺も1もけっこう好きだったソフトなんだから」
側近「どの辺がですか?」
魔王「俺も1も話の中のシュールなギャグがけっこう好きだったりするwww」
側近「ふーん……俺から言わせてもらえば滑ってる感ありますけどね」
595: 今日はここまで!:2011/11/1(火) 00:08:55 ID:eWaKiw9z.2
側近「ていうか、本当に魔王様っていろんなゲーム持ってますよね」
魔王「俺も1も有名どこだけ攻めるってことはしたくないのだ!」
魔王「つっても、1は言うほどゲームやってないけど」
側近「本当に好きなんですね、ゲームが」
魔王「うん!ゲームと女の子が俺の生まれた意味だよ!」
側近「意味を見つめなおすことをお勧めしますね」
魔王「見直すことなく俺は前進するぜよ!つーわけで側近、王都のゲーム屋さん行こうよー」
側近「……魔王様、俺も魔王様も仕事ありますよね?」
魔王「大丈夫、側近ならきっとなんとかしてくれる!」
側近「……んっ!」ゴライアスバードイーター
魔王「ぎゃあああ!ちょっと……関節技はやめてええ!!」ギシギシ
魔王「つーか、よくそんな複雑な関節技、かけられたねえええ!!」ギシギシ
596: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 02:14:08 ID:xkN4BJN4a6
魔王と側近の話が一番好きww
っCCC
597: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 02:30:09 ID:VDnJeC4e6A
今回の側近なんかかわいい
支援
598: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 06:55:43 ID:UYNYISK/jE
側近可愛いw
そんな側近に
つ【隣の客はよく柿食う客だ】
599: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 20:42:43 ID:9T2uppugkA
小話も面白いなぁ〜(*´∀`*)
側近に助言!
バスガス爆発
を
バスが、酢爆発
って区切ると楽に言えるよ(^w^)
600: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 21:26:42 ID:vs1J6Bpbok
酢爆発がうまく言えない
601: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 21:45:48 ID:vs1J6Bpbok
GB?ディノブリーダー?
もっ、もしかして、>>1よ、そのゲーム、カラー専用で恐竜が『しんぶんし』という技を覚えはしないか……?
602: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 23:01:24 ID:l5W1Sce4Lg
思ったんだけど…魔王は絶対にフラグクラッシャーだと思うww
フラグでてないけど…
603: 1:2011/11/2(水) 00:13:31 ID:eWaKiw9z.2
>>596
俺も魔王と側近の雑談書いてる時が一番楽しいですwww
何ていうか、自然体ですらすら書ける感じなので、気負いせずに書けるっていうのも大きな理由になってるのかもしれませんね。
>>597
魔王「側近、可愛いってよ。よかったじゃん!」
側近「魔王様の変なフリに乗っかった結果だと思うんですけど……」
>>598
側近「隣の客はよく柿食う客だ!……あ、これなら言えるっぽいですね」
魔王「何だよー、つまんねーの」
側近「成功したんですから素直に喜んでくださいよ……」
>>599
側近「バスガス爆発、バスかすはつ発、バスガスはく発!……あーもう!言えないじゃないですか!」
魔王「ちなみに側近の成否は1とリンクしてます」
側近「1が噛めば噛むほど俺も失敗するわけですか……」
>>600
俺もですwww
そもそも早口言葉って難しいですよね。ああいうのを速く的確に読み上げる人ってすごいと思います。
俺はもう絶対にアナウンサーにはなれない人間だと思います。
>>601
俺が持ってるのはシリーズの中の1で、1には技の概念がありません。ステータスの数値からランダムでダメージが決まるシステムです。
たしか4まで続いてるシリーズ物のゲームで、調べてみたら4から技が登場してるみたいです。
もしかしたら601さんはディノブリーダーの4のことを言ってるのかもしれませんね。
誰も何も訊いてないですけど、恐竜と技って単語で、俺は「もんすたあレース」思いだしました。GBソフトです。
>>602
確かに魔王はフラグを有効活用できなさそうな雰囲気あるような気がしますwww
会長とか女勇者はどうなるんだろうな〜って、他人事のようにそう思ったりしてます。
今からおまけを貼っていきます。……あの話題って俺が触れてもいいのかなあ……
604: 1:2011/11/2(水) 00:14:19 ID:eWaKiw9z.2
僧侶の小話※女僧侶じゃないよ!
戦いは終わった。
長年続いた魔物との争いは和平という形で決着がつき、時代は動き出した。
そしてそれは勇者の役割が終わったことも意味しており、俺達の旅も終りを告げた。
和平といっても人々の心からわだかまりが完全に消えたわけではない。
王都の人間以外は未だ魔物を憎む者も多く、そんな人達の気持ちを突き動かさんとするのが勇者の新たな役割となった。
うちの勇者も一緒だ。あの魔王が目指さんとするこれからの魔界を理解してもらおうと、世界のあちこちを回っている。
手伝おうか?って言ってみたが、責任感の強いあいつは自分一人で頑張る道を選んだ。
今まで十分に協力してもらった、戦う必要がなくなった今は各々のやるべきことがあるだろうから、だとさ。
そんな勇者の優しさに甘えて、俺は以前の生活に戻った。教会で、人々を導く生活に。
……ただ、俺のやりたいことは、実はそれだけじゃなかったりする。
605: 1:2011/11/2(水) 00:14:58 ID:eWaKiw9z.2
俺は王都の図書館へと歩を進めた。
目的は読書……だけではない。少し邪だが、本以外にも目的があったりする。
それはここの図書館に勤めている女性だ。
正直な話、惚れてる。落ち着いた性格に、本と向き合う時の真剣な眼差し、そして時折見せる微笑み。
それらは的確に俺の心を撃ち抜いた。全てを知ってるわけでもないが、これだけは言える。彼女こそ、俺の運命の人だと。
そして願わくは俺の横に彼女がいる光景こそが在るべき世界であってほしい。
そんなわけで、ただ読書するだけなら家に大量に本がある環境でありながら、この図書館に通っているのだ。
本を読むスピードには自信があるが、ここだと少し遅い。本と彼女を交互に見るからだ。
547.89 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】