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魔王「何で女の子が一人もいないんだよ!」
[8] -25 -50 

1:🎏 :2011/9/14(水) 23:03:02 ID:8OHTIHnybw
初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。

※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891


501:🎏 :2011/10/25(火) 22:27:50 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「やっぱりね、勇者SSや魔王SSに女の子って必要なんだよ!」

魔王「このSSも女の子を出したことで一皮むけたと思うんだよね」

魔王「物語が動き出したってとこはもちろん、読んでくれてる人達も嫁談議ができるようになったじゃん!」

魔王「そういう読者方と一緒になって盛り上がれる、それも女の子が出てきてくれたからだよ!」

魔王「世界平和に向けて動き出したのも女の子のおかげ!女の子万歳!」

龍人「これに負けた俺って一体……」

側近「……魔王様、本気で言ってます?」

魔王「もちのろんだよ!もっともっと女の子が出てくれたら俺がうれ……このSSも更に良くなると思うしね」

魔王「いっそ側近とかくびにして、女の子雇うかなー、なーんてwww」

側近「……じゃあそうしましょうか」ビキビキ

魔王「え?いや、俺だって冗談で言ってるから……」

側近「まず魔王様には不慮の事故でご退任いただき、それから女性の魔物に王の座を継いでもらいましょうか」ボキボキ

魔王「ちょ、ちょっと……何で手を鳴らしながら近づくの?ちょっと、ねえ……ぎゃああああ!!」
502:🎏 :2011/10/25(火) 22:28:15 ID:bEpZo/Xb/k
ドラゴン「……あーあ、またやってるよ」

スライム「……この光景を見るのも久しぶりだね」

ゾンビ「そうだねー。やっぱり魔王様と側近様はこうじゃなくちゃ」

ドラゴン「ああやって仲良くふざけあえる優しさと信頼が、世界を変える原動力になったんだろうね」

スライム「魔王様はあんなこと言ってるけど、この瞬間が生まれたのは魔王様と側近様のおかげだよね」

ゾンビ「もちろん他にも頑張った人達はいるけどね。……本当にあの方々が魔界の頂点でよかった」

ドラゴン「これからも、あんな調子で周りを明るく楽しくしていってほしいね」

スライム「……そろそろ魔王様の腕が変な方向に曲がりそうだから止めに入ろうか」

ゾンビ「そうだね。魔王様、失礼しまーす」

……変態気質の女好き魔王と。
その魔王に対してSっ気のある側近。
この二人に人間界の勇者達も加わって。
彼らが織り成す世界平和への物語は、変わらぬ調子で続いていくのだった。

魔王「おわり!」
503:🎏 :2011/10/25(火) 22:28:40 ID:bEpZo/Xb/k
長文のあとがきのようなものを真面目に書きます。そういうのが苦手な方はお気をつけください。

これでこのSSの本編は終わりです。ちょっとした小話をいくつか書くつもりではありますが、本編はこれで完結という形になります。
まず、ここまで読んでくださった方々に心からお礼が言いたいです。
皆さんの御好意で、連続でランキングに載るという名誉をいただきまして、本当に感謝してます。
正直なところ、SSもスレ立てもこのスレが初めてで自信がなかったのですが、支援やランキング結果が大きなエネルギーとなって今日この瞬間まで導いてくれました。
なので、完結まで辿り着けたのはひとえに皆さんのおかげです。このSSにお付き合いくださって本当にありがとうございました。

本編ですが、皆さん楽しんでもらえたでしょうか?
書いてる自分としては、未熟な部分が多くてその分皆さんに不快な思いをさせたのではないかと少々不安になってます。
そもそも初めてのSS、初めてのスレ立てということで、いろんな部分に対して舐めてかかったところがあるのは否定できません。
キャラクターが自由に動き始めて、自由に動かしてたら話の流れも変わってしまって。
その結果、自分が予定してた話と全く違う物になり、それにうまく反応できず更新がもたついてしまったように感じます。
うまくやればもっと良いSSを皆さんに提供できてたのではないかと思うと、後悔の念が正直拭えません。
とにかく、SSの認識と自分の力量が不足していたように感じました。これらを反省し、次はもっと良いSSを書いていきたいと思いました。
自分だけの反省だけでなく、皆さん方の読んだ上での本音も次に繋げる力にしたいので、よければ感想みたいなものを書いてください。
中傷こそ勘弁していただきたいのですが、批判的なものもきちんと受け入れ、向き合うつもりです。

書きたい小話がいくつかあるので、完全な終わりはもう少し後になりますが、とにかく本編はこれでおしまいです。
繰り返しになりますが、ここまで読んで支えてくださった皆さん方にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
……次からは適度にふざけていきますので、皆さんもどうぞいつもの感じでレスしてください。
504:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 22:39:28 ID:xHIWDz4AU2
とにかく、素晴らしいSSをありがとう。
この一言に尽きる。
終ってしまうのは寂しいけど、リアルタイムで完結を見守ることが出来て良かった。
これからの番外編?も期待してます。
>>1も魔王も側近も大好きだ!!

505:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 22:53:08 ID:R93H4N5un6
乙ノシ

魔王と女勇者のラブコメがみたいww
なにわともあれ最高だったwwwまた番外編よろしくwww
506:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 23:46:09 ID:5UXkvIfRd6
>>1乙!

龍人まで更生させようとする魔王様マジリスペクト
ゲーム買いに行く係とかでいいので部下にして下さい!
507:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 00:06:13 ID:qrWylbYEXk
本編完結乙でした!!
キャラがみんな素敵で楽しかったです!!

番外編も楽しみにしてます!!

というわけで記念に>>1は私がもらっていきますね
508:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 00:16:13 ID:BzrtlN2WkQ
そしてやっぱり女戦士は俺の嫁さんwww
あのパーフェクトボデーと凛々しい顔立ち…
(妄想)




そそるぜっ!!!!
509:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 02:06:05 ID:Burp/6qM.k
女勇者可愛すぎる


乙おつおっおっぱい
510:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 03:50:19 ID:OoRBbSIjuQ
最高のSSをありがとうございました!
番外編楽しみにしてます^^
511:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 10:12:01 ID:8pIUVq74gU
1乙!!
もうほんとこのSS最高でした!!!!もちろん1もね゚+。(*′∇`)。+゚だいすきちゅっちゅ

小話楽しみにしてるよっ
512:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 10:58:25 ID:O9bckLVm5k
いちおつ!
513:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 16:02:23 ID:xNxxKHx.l2
>>1さん、お疲れ様でした〜。
めちゃめちゃ面白かったです!
小話も楽しみにしてます!
514:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 16:39:11 ID:xGR/No6vHM
>>460
全然かまいませんキリッ

っ愛と支援
515:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 16:58:25 ID:xGR/No6vHM
完結おっぱいございます。番外編もなさるようで、楽しみにしておっぱい!





>>1さん! 魔王様をぼくにください!
516:🎏 :2011/10/26(水) 22:42:27 ID:bEpZo/Xb/k
皆さん、嬉しいレスをありがとうございます!
皆さんの優しいレスの一つ一つが心への一撃となって、俺を感動させようとしてきます。
そして俺はそれに負けて素直に感動しちゃってます。ありがとう!
一応あとがきみたいなので長いこと書いちゃったんで、この場はちゃちゃっと済ましたいと思います。
とりあえずこれからはおまけの話をいくつか書いていきます。実はもう一個書き溜めてるので返事を書いてから貼っていきます。
……日常編みたいなのなら本当にすらすら書けますね。シリアスの雰囲気が苦手なのかなあ、俺。
517:🎏 :2011/10/26(水) 22:42:50 ID:bEpZo/Xb/k
申し訳ないけど1行スタイルで。ご勘弁を!

>>504
嬉しい御言葉ありがとうございます。番外編が少しだけありますので、よければそちらもよろしくです。

>>505
ラブコメですか……難しいですけど、前向きに検討してみようかと思います。もしやらなかったら……察してあげてください。

>>506
魔王「ゲームは自分で買いたい気持ちがあるからさー、一緒に買いに行く友達になってくれると嬉しいなー」

>>507
キャラが素敵と言われて嬉しかったので、1を贈呈しましょう。あげ方がよくわかりませんけど。

>>508
一応魔王様の女勇者一行感想があるので、それらを妄想に役立ててもらえたら幸いです。>>140-142>>144……和風美人って人気ないのかなあ……

>>509
最終的には女勇者がヒロイン的なポジションになりましたよね。ここだけの話、スレ立て当初はラスボス的位置付けの予定でした。予定がすごく変わっちゃって……

>>510
ありがとうございます。番外編はいろいろ書こうと思いますので、もう少しだけお付き合いくださいね。

>>511
俺としては皆に支えられて最高でした。本当にありがとうございまちゅっちゅ

>>512
ありがと!

>>513
正直シリアス的になってからは詰まって辛い時もありましたが、皆さんのおかげで楽しく書けました。ありがとうございました。

>>514
そうですか……でも大丈夫かなあ……アメリカだと訴えられかねないダメさ加減ですからねえ、俺は……

>>515
嬉しい御言葉をありがとうございます。おっぱい好きですねー。あと、魔王様は女子相手なら基本デレるので、あなたが女性なら無問題でしょう。

……じゃあ今から投下していきます!
518:🎏 :2011/10/26(水) 22:43:59 ID:bEpZo/Xb/k
魔王と側近の小話

魔王「いや〜人と和解できたから堂々と王都を歩けるね、側近!」

側近「気を付けてくださいよ。王都の人々は魔物に寛容的になったとは言え、中にはまだ魔物を良く思ってない人間もいるかもしれないのですから」

魔王「えー、大丈夫でしょー?」

側近「わかりませんよ?我々なんて人間からしたら魔物臭くて仕方ないでしょうからね、変に刺激してるかも……」

魔王「えー、そんなに臭いかなー?」

側近「いや、魔王様はイカ臭いと言った方が正しいですかね?」

魔王「エンジョイ自慰ライフの証じゃん、それ!それなりに自重はしてるよ!」

側近「そうですか?こないだ一日一回とか言ってたじゃないですか」

魔王「だから自重してるって言ってんじゃん!」

側近「いや……多くないですか?」

魔王「え?そうなの……?」

側近「で、今日俺を連れて王都に来た理由はなんですか?」

魔王「ちょっと待って!一日一回自家発電って多いの!?ねえ!」
519:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 22:44:00 ID:Q7VdjOx2wM
しえん
520:🎏 :2011/10/26(水) 22:44:33 ID:bEpZo/Xb/k
側近「うるさいですねー、今日の夕食でピーマン食わせますよ?」

魔王「ぐっ、地味且つ的確な嫌がらせしやがって……わかったよ、もうこの話題は終わり!」

側近「で、何で俺を連れてきたのかって訊いてるんですよ」

魔王「あーうん、王都はぶらぶらできるようになったじゃん?」

側近「はい」

魔王「俺さー、ずっとさー、王都のゲーム屋さんで行きたい店があったんだー」

側近「……は?」

魔王「今までは魔物だから一応我慢してたんだけどね、この度和解の方針で話が進んだじゃんか。だから買いに行こうかなって!」

側近「そのためだけに、貴重な休日に付き合わせたんですか?」ワナワナ

魔王「うん!」ニコニコ

側近「……んっ!」シュッ

魔王「はぎゃあああ!!な、何で急に目潰し!?」

側近「あーもう!そんな用事ならハーピーとデートしたかったですよ、俺は!」

魔王「なんだよ、くそリア充!ゲーム屋で珍しいゲームや良作ゲーム探すときめきがお前にはわからないのか!」

側近「知るわけないでしょう」

魔王「なん……だと……?」
521:🎏 :2011/10/26(水) 22:45:04 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「あ、店が見えてきた。ふーんだ、側近なんかゲーム屋に入れてあげないもんねー!」

側近「それでいいですよ。俺は店の前で待ってます」

魔王「がんばれ森川君2号とかあっても呼んであげないからね!」

側近「なんですか、そのゲームは……」

魔王「せがれいじりとかあっても絶対呼んでやんないから!!」

側近「下ネタですか、それ?いいからはやく入店してくださいよ」

魔王「あーあー、そうするよ!はーい、魔王がいらっしゃいましたー!」

店主「いらっしゃー……うわあ!魔王様!?」

魔王「そんなかしこまらなくてもいいよー」ニコニコ

店主「いえいえ、魔王様には悪い魔物からこの街を守っていただいたわけですし」

魔王「別に気にしなくていいのにー」

店主「魔王様ってゲームやるんですか?」

魔王「やるよー!」

店主「……サラマンダーより?」

魔王「ずっとはやい!」

店主「なるほど、信頼に足るお方ですね」

魔王「トーシロは「サラマンダーよりはやーい」だと思ってっからね」

店主「嘆かわしいですよ、ほんと」
522:🎏 :2011/10/26(水) 22:45:26 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「よーし、新しくやる奴探すぞー!」

店主「うちのは良作揃いですからね、どうぞごゆっくりお探しください」

魔王「……店主さん」

店主「なんですか?」

魔王「なんか店の前が騒がしくない?」

店主「そういえば……そうですね」

魔王「何々?今日なんか街でイベントあんの?」

店主「いやあ、そのような予定はなかったと思いますが……」

魔王「……んああ!!」

店主「うわあ!……な、なんですか?急に大声あげて」

魔王「俺の可愛い娘センサーが反応してる」

店主「なんですか、その可愛い娘センサーって?」

魔王「説明しよう!可愛い娘センサーとは、この魔王にしか使えない、直感的に可愛い女の子を感じる特技なのだ!」

店主「ようするに気のせいですか?」

魔王「でも意外と当たるんだよ!ちょっと様子見てくる!」ダッ

店主「魔王様!……出てっちゃった」
523:🎏 :2011/10/26(水) 22:45:52 ID:bEpZo/Xb/k
魔王が店から出る数分前

側近「はー……最低な休日になっちまったなあ……」

「ねーねーあれって!」「絶対そうだよ!」「きゃー!」

側近「……なんか騒がしいな」

女1「あ、あの!魔界の……側近さんですよね!?」

側近「え?あ、ああ……そうだけど」

「やっぱりー!」「素敵ー!」「かっこいー!」

側近「えーっと……君達は?」

女1「あの、私、側近さんのファンなんです!」

側近「……はあ?」

女2「私も!私も側近さんのファンです!」

女3「この子達、側近さんの大ファンで、ファンクラブにも入ってるんですよ!」

側近「ファンクラブ……あるの?」

女1「私は会員ナンバー2桁の初期メンバーなんですよ!」

女2「私は3桁の中盤……で、でも!側近さんが好きな気持ちに偽りはないです!」

女3「私は入ってないけど……側近さんがかっこいいと思う気持ちは一緒です!」

側近「3桁……そんな多いんだ。……えーっと、俺って魔物なんだけど?」

女1「側近さんは人型で優しくてかっこいいからいいんです!」
524:🎏 :2011/10/26(水) 22:46:30 ID:bEpZo/Xb/k
女1「ゲームショップに何か用があるんですか!?」

女2「側近さんってゲームするんですか!?」

側近「い、いやあ……知り合いの買い物に付き合ってて……」

女1「そうなんですか!側近さんって何か趣味はありますか!?」

女2「今お付き合いしてる女性っているんですか!?」

側近「えーっと……その、ごめん。付き合ってる彼女はいるよ」

女1「あ……そうなんですかー。側近さんかっこいいですもんね!」

女2「でもファンは続けます!邪魔はしないので、応援は続けさせてください!」

側近「あー、うん、ありがとう。ごめんな」

女1「いえいえ!こちらこそ親切に受け答えしてくれてありがとうございます!」

女2「命がけで街を、私達を守ってくれたこと、忘れません!」

側近「いやいや、そんな気にしないで……」

魔王「……側近、これはどういうことだ?」プルプル

側近(……あー、面倒なことになったなー……)
525:🎏 :2011/10/26(水) 22:47:05 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「てめえ……ゲーム屋さんに入らないと思ったら、こんなところで盛ってやがったかあ!」

側近「いやいや、彼女達と話をしてただけじゃないですか」

魔王「あーあー、いいよねイケメンは!何にもしなくて可愛い女の子の方から寄ってきてくれて!」

魔王「それで可愛い女の子を惑わしてさあ!百害あって一利なしだよ!モテる奴なんか死ねよ!」

魔王「そうだよね!可愛い女の子を独占するような悪い奴には罰が必要だよね!」

魔王「覚悟しろよ、この虫野郎!てめえは俺を怒ら……」

女3「あ、あの!魔王様ですよね!?」

魔王「え?あ、うん。そうだよ」

女3「わ、私、魔王様の大ファンなんです!!握手してもらってもいいですか!?」

魔王「え!?お、俺と!?もちろんいいよ!」

女3「あ、ありがとうございます!」

女1「魔王様、その子は魔王様ファンクラブを立ち上げた人なんですよ」

女2「側近さんもですけど、魔王様もかっこいいですよね!こんなかっこいい男の人に出会えて幸せです!」

魔王「いやいや、俺こそこんな可愛い娘に会えて幸せの絶頂だよ!」
526:🎏 :2011/10/26(水) 22:47:28 ID:bEpZo/Xb/k
女3「あ、ああ……本物の魔王様だー……う、嬉しい……」ポロポロ

魔王「ああ、泣かないで!笑顔の方が君の綺麗な顔は輝くよ?」

女3「う……ぐす……えへへ、お世辞を言ってもらってありがとうございます。わかりました、笑顔でいます!」ニコッ

魔王「ああ〜、可愛い〜!!今日は本当にいい日だね!」

女1「魔王様もやっぱりかっこよくて優しい素敵な方ですね!」

女2「魔王様はゲームするんですか?」

魔王「うん!ゲームが好きなんだ」

女3「あ……私、ゲームってあんまりしたことないんです……」

魔王「いやいや、気にしないでいいよ!趣味なんて人それぞれなんだから!」

側近(俺に無理やりやらせるのはどこのどいつだっけ?)

女3「でも、魔王様がゲームをやってるなら、私も何かやってみたいです」

魔王「そっかー。じゃあさ、カービィとかマリオとか知ってる?」

女3「ああ、はい!やったことはあんまりないけど知ってます!」

魔王「それ系だと協力して一緒にできるからさ、いつか一緒にやろうよ!」

女3「ええ!?い、いやそれは!私のような一般人が魔王様と遊ぶなんてそんな!」

魔王「気にしなくていいのに……俺って肩書きだけのくだらない男だよ?」

側近「割とマジでくだらないですよね」

魔王「黙らっしゃい!」
527:🎏 :2011/10/26(水) 22:47:55 ID:bEpZo/Xb/k
女3「で、でもやっぱり……その……あの……」

魔王「……気分が乗らないならいいよ。今すぐ決めなくちゃいけないことでもないんだし」

女3「す、すみません!魔王様の御好意を無下にしてしまって!」

魔王「いやいや、全然そんなことないよ。君達に会えてよかったよ」

女3「私こそ魔王様に会えてよかったです!ありがとうございました!」

側近「……俺達はそろそろ行くから、この辺でいいかな?」

魔王「側近!まだ大丈夫だって!」

女3「あ、時間とらせちゃって申し訳ございません!」

女1「今日は貴重な時間をありがとうございます!」

女2「側近さん、魔王様、失礼しまーす!」

魔王「別にまだいいんだけどな……またこの辺うろつくから、いつか再会しようね!」

側近「……あの子達、いっちゃいましたね」

魔王「明るくていい子で、何より可愛い女の子達だったね!ファンクラブだってよ、ファンクラブ!」

側近「はい。そのような物ができてるとは……意外でしたね」

魔王「その顔でよく言うよ」

側近「魔王様こそ」
528:🎏 今日はここまで!:2011/10/26(水) 22:48:31 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「あー、幸せなイベントだったなあ!あんなに可愛い女の子達に応援されてるなんて、世界一の幸せ者だよ、俺!」

側近「魔王様、モテモテでしたね。魔王様が来てからはあの子達を独占してましたね」

魔王「いや〜、今までモテなかったけど、時代が俺に追いついたかな?まあ側近くんもなかなかだけどね!」

側近「ところで魔王様」

魔王「何だい?側近くん」

側近「モテる奴は死ぬべきで、可愛い女の子を独占するような虫野郎には罰が必要なんですよね?」

魔王「え?……あっ」

側近「いやあ、残念ですよ、魔王様。悲しいですが、あなたには罰が必要ですね」

魔王「ちゃ、ちゃうねん。俺な、本当にそんなつもりはな……」

側近「とりあえず城に戻りましょうか。大丈夫、殺しはしませんから」ニコッ

魔王「うわあああ!!もう僻んだりしないから許してー!!」
529:🎏 :2011/10/26(水) 22:53:58 ID:bEpZo/Xb/k
>>519
支援ありがとうございます。
こういった皆さんからの支援、その一つ一つのおかげでここまでこれたと思うと感無量って感じです。
支援がひとつでも多く重なれば、それらは俺の大きなエネルギーになります。よければ今後もこのSSをよろしくお願いしますね。
530:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 07:00:05 ID:rHFRB5t09Y
あ!?!?
リア充ども爆発しろよ、クッソー

こうなりゃ、女勇者たんは俺の(ry
531:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 09:59:09 ID:JQ.6rBXM7M
このSS好きだー!
キャラは一番側近さん好きだー!
だがそれ以前に俺はツンデレ大好きだったー!
ところで魔王さんはツンデレ好きですか?

という支援

532:🎏 :2011/10/27(木) 23:32:47 ID:bEpZo/Xb/k
>>530
本当ですよね。リア充死滅しろって感じですよね。いや、本当に死滅されたら困りますけど。
その空しい悲しみを女勇者たんで癒そうとしてるあなたに本当に残念なお知らせをしなければなりません。
……次の話は女勇者が魔王に向けた恋心って感じの話です。いやあ、本当にリア充は爆発すべきですよね。

>>531
魔王「これはちょっと3行ルールを破らないといけないよね」
魔王「ツンデレ。現代社会が生み出した至高の萌えだよね」
魔王「淡い恋心を胸に、でもあなたの前では素直になれなくて」
魔王「違うの、本当はこんなこと……私の気持ちはあなたに向いてるの!」
魔王「なのになんで、あなたの前では素直になれないの?」
魔王「自分勝手にあなたを傷つけて……印象最悪よね?」
魔王「でもお願い!私を嫌わないで!勝手なのはわかってる、きっとこれからも照れ隠しであなたを傷つける」
魔王「でも!あなたへの気持ちは本物なの!好きになってとは言わない……お願い、嫌わないで……お願い……」
魔王「……複雑な乙女心のど真ん中で、恋の迷宮に迷い込み苦しむ彼女。あー、切ないよ!助け出してあげたい!」
魔王「そして強気な態度の奥底に隠れる乙女な感情を思うと……ゴッドマァァァァァァズ!!」
側近「……いや、魔王様って女性相手なら何でもいい方ですよね?」

……とりあえず今日の分をこれから貼っていきます。
533:🎏 :2011/10/27(木) 23:33:31 ID:bEpZo/Xb/k
女勇者の小話

どうも、女勇者です。
魔物との戦いが終わった今、勇者という役柄が持つ意味合いが少し変わってきています。

以前は魔王を倒すための選ばれし者って感じだったんですけど。
その必要がなくなった今、勇者の役割は人と魔物を結ぶ架け橋のような感じになってます。
そのほかにも、街のパトロールだったり調査だったり……勇者としての力を争いではなく平和のために使うように変わりました。
力を封印されてた勇者達も魔王から返してもらって、新しい仕事を頑張ってます。うんうん、いいことですよね。皆さんもそう思いますよね?

さて、私は今、ある団体を調査しようとしてます。
その団体ってのが……

「魔王様ファンクラブ……ここか……」

今言った通りです。
……いや、違いますよ?別にどんな活動してるのかなーとか、あわよくば私も入りたいなーとか、そんなこと全然思ってないですからね。
そりゃ別にここを調べろっていうような依頼はきてなくて独断調査だったりしますけど……べ、別にやましい気持ちなんてないですからね?///

……とりあえず調べてきます。
534:🎏 :2011/10/27(木) 23:33:59 ID:bEpZo/Xb/k
女勇者「あ、あのー……失礼しまーす」

女3改め会長「はーい、入会希望ですか……女勇者様!?」

女勇者「あ、はい。そんな驚かないで……」

会長「いや、驚きますよー!女勇者様はこの街の英雄じゃないですか!」

女勇者「そんな……英雄はあなた達が慕ってる魔王でしょ?私は何もできなかったわ」

会長「いえいえ、命をかけて私達を守ってくれたじゃないですか!女勇者様は私達の英雄です!」

女勇者「……ありがとう」

会長「ところで今日は何の用事ですか?調査が必要になるような運営はしてないと思いますけど……」

女勇者「あっ!あー、うん、その……た、確かに依頼とかはなかったけど!!」

女勇者「個人的に怪しいなーって直感的に思って!独自調査にきたわけよ!!」

女勇者「べ、別に魔王が好きで、ファンクラブの会員がどんな活動してるのか気になったわけではないからね!」

会長「……」
535:🎏 :2011/10/27(木) 23:34:31 ID:bEpZo/Xb/k
会長「……女勇者様、現在この街には側近さんと魔王様のファンクラブが存在します」

会長「側近さんの方の鉄の掟として、既に付き合ってる彼女に対して嫉妬することなく側近さんを応援するという物があります」

女勇者「あー、私もあれから一回会わせてもらったけど、側近の彼女ってすごい美人さんだった……」

会長「ですが、私達は魔王様ファンクラブです。魔王様は今まで付き合った女性がいないということで」

女勇者「そうなの!?あの顔で!?」

会長「かっこいいですもんね。でも、それを言い出したら女勇者様だってそんなに綺麗なのにお付き合いの経験はないと聞きますよ?」

女勇者「わ、私はそんな綺麗でもないって!」

会長「過度の謙遜は嫌われますよ?話を戻しますが、魔王様に彼女がいない以上、私達には魔王様の特別になれるチャンスがあると思います」

女勇者「っ!」

会長「正直私は一般人が魔王様に見合う存在とは思えなくて諦めかけてますが……多くの会員は真剣に夢見てます」

会長「そして私達は真剣に魔王様のことが好きです。魔王様を愛してます」

女勇者「〜〜!!///」

会長「失礼を承知で言わせてもらいますが、魔王様のことがどうでもいいというのであれば即刻立ち去っていただきたいです」

会長「調査をしたいのならどうぞ。別に何の悪事もしてませんから構いませんよ?」

女勇者「……」
536:🎏 :2011/10/27(木) 23:34:58 ID:bEpZo/Xb/k
女勇者「……き」

会長「え?」

女勇者「わ、私も……魔王が、好き……です……」

女勇者「調査云々は嘘で……ファンクラブの活動内容が知りたくて……来ました」

会長「……やっぱりそうでしたか」

女勇者「え!?態度に出てた!?」

会長「あれは気付かない方が難しいですよ」

女勇者「う〜……///」

会長「……女勇者様の本音を引き出すためとは言え、失礼な物言いをしてしまい申し訳ございませんでした」

女勇者「え?……あっ!ううん、いいの!照れ隠しでファンクラブを貶めた私が悪いんだから!」

会長「改めて訊きますが……女勇者様、ファンクラブに入会しますか?」

女勇者「……うん。入る。入って魔王の特別になる術を探す!」

会長「そうですか……わかりました!ようこそ魔王様ファンクラブへ!」
537:🎏 :2011/10/27(木) 23:35:37 ID:bEpZo/Xb/k
会長「会員カードは後日発行としますね。……それにしても女勇者様が魔王様を……」

女勇者「うっ……だって、顔かっこいいのに優しくて強くて……」

会長「それなら側近さんだって条件に合いますよ。どうして魔王様なのですか?」

女勇者「……私だったら辛くて挫折して笑顔も忘れてしまいそうなことに対して、あいつはニコニコしながら向かっていけるんだ。皆を庇って自分が傷つきながらでも」

女勇者「そういうところが……素敵だなって……」

会長「……なるほど、本物ですね」

女勇者「だ、誰にも言わないでね!?私が魔王のこと好きだってばれたら……恥ずかしくてやばい!」

会長「これからファンクラブに入るのに、そこを懸念しても仕方ないのでは?」

女勇者「……あ」

会長「女勇者さんって意外と天然なんですか?」

女勇者「〜〜///」

会長「可愛いなあ……これは魔王様も危ういのでは……」
538:🎏 :2011/10/27(木) 23:36:15 ID:bEpZo/Xb/k
会長「……この瞬間から女勇者様は私達の仲間で、ライバルです!」

会長「なんだか女勇者様を見てたら、私も魔王様の特別になりたくなってきましたよ。女勇者様、負けませんよ!」

女勇者「わ、私だって!魔王と仲良くなってみせるんだから!」

会長「一般人の私がこんなこと言って生意気かもしれませんが……良きライバルとなりましょう!」

女勇者「馬鹿、恋に身分なんて関係ないわよ。魔王だってそう思ってるわよ」

会長「……ふっふっふー。女勇者様は勇者としての仕事が忙しいでしょうから、必然的に私の方に多くチャンスが回ってきますからね!」

女勇者「……あ!ああああ……勇者やめていいかな?」

会長「ダメですよ!勇者はなりたくてなれる職でもないんですから、女勇者様は勇者としてのお仕事も頑張りながら活動してください!」

女勇者「ううう……不平等だあ……」

……こうして私は魔王様ファンクラブの会員となりました。
うん、もうばれてるし隠さないけど……私は魔王が好きみたい。
ファンクラブでの活動を通して魔王への知識を深めて、アタックできたらいいなあって思います。
皆さんもよければ応援してください!……え?むしろ私にアタックしたい?ば、馬鹿!からかわないでください///
……とにかくそういうことです。魔王ー、これから頑張ってアタックするから覚悟しろよー!
539:🎏 今日はここまで!:2011/10/27(木) 23:37:04 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「……へくちっ!」

側近「どうしました?風邪ですか?」

魔王「いや、風邪じゃないと思う……誰かが噂してんのかな?」

側近「なるほど、誰かが魔王様の暗殺を謀ってるわけですね」

魔王「ほとばしる陰謀の香り!え、やばいじゃん、それ!」

側近「ご安心ください」

魔王「あ、守ってくれるんだね。さっすが側近!」

側近「見知らぬ誰かに討ち取られるくらいなら俺が殺してあげますよ」

魔王「香りの発生源見つけちゃったよ!」

側近「大丈夫、魔王様のことはできる限り忘れませんから」

魔王「墓場まで持ってってよ、俺との思い出をさあ!」

側近「どのように死にたいですか?」

魔王「ありのままに生きてたいよ!……やばい、逃げよう!」ダッ

側近「行っちゃったか……俺が魔王様を殺すわけないのに……」

女勇者の小話、おわり!
540:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 02:29:48 ID:OYJdKI4SKU
魔王様ファンクラブに入会に来た者なのですが、受付はこちらで大丈夫でしょうか?
541:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/28(金) 18:10:48 ID:J1gnA8ZFUc
女戦士のファン倶楽部初代会長です。

さぁ皆女戦士さんでハアハアしましょう(キリ
ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア(;´д`)ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア
542:🎏 :2011/10/28(金) 23:22:55 ID:bEpZo/Xb/k
>>540
会長「入会希望者ですね?……はい、これで大丈夫です!」
会長「会員カードは後日発行いたします。それと定期的に魔王様に関する情報を届けていきます」
会長「一緒に魔王様を応援しましょう!側近ファンクラブに負けないように!」

>>541
女戦士ファン倶楽部立ち上げおめでとうございます。
いや、ちょっとハアハアしすぎな感は否めませんけどもwwでも、それだけ好きってことですよね。
そんな初代会長さんに朗報がございます。……次の小話、女戦士の過去話です。豪快な一面に見え隠れする女の子的なとこを堪能してください。

……ここでこういうの書いていいのかわかりませんが、書きます。
今現在、キノ「…2chまとめモバイル掲示板?」のスレにて、ここのSSを使ってもらってますが。
マジでお勧めします!もうね、すごいですって!俺より俺っぽい感じしますもんwww
安価とはいえ、キノSSの作者さんからお呼びがかかるだけでも興奮物なのに、あそこまで俺っぽく書いてもらえるなんて……
本当にパネエです。下手したら漏らしますよ、俺。小さい方も大きい方も。
とりあえずここのSS見てる場合じゃない!って感じです。もしよければ皆さんも見てください。魔王様方のやり取りが俺より俺っぽいですからwww
俺も今から一応更新してトイレ行った後、もう一回見に行きます。やべえ、興奮するわー。肺痛くなってきたwww

……じゃあ今から貼りますねー。
543:🎏 :2011/10/28(金) 23:23:33 ID:bEpZo/Xb/k
女戦士の小話

……これは女勇者一行が魔王と出会う前のお話である。
魔王討伐を目指して旅をしていた女勇者達。その途中、とある街に到着した。
その日はまだ明るかった。しかし、その街から次の街への距離は遥かなる物で、入念なる準備が必要だと考えた女勇者は早めに宿をとったのだった。

女勇者「はい、今日も一部屋とったからねー」

女戦士「まーた一部屋かよ。たまには個室で贅沢しようぜー」

女勇者「いいでしょ。そういう贅沢してたらいざという時に良い武器買えないわよ?」

女僧侶「それに私達のパーティは女性しかいませんから特に問題もありませんでしょう?」

女魔法使い「……」

女戦士「わーったよ。いいよいいよ問題ないよ!これでいいだろ?」

女勇者「うん、それでいいよ!」
544:🎏 :2011/10/28(金) 23:24:00 ID:bEpZo/Xb/k
女勇者「明日は朝早くから旅立つから、今日はゆっくり休んでー」

女戦士「わかった!じゃあちょっくら酒飲んでくるわー」

女勇者「待ちなさい。ゆっくり休めって言われて、なんで酒場に直行なのよ?」

女戦士「馬鹿だなー女勇者は。酒は私にとってのカルシウムだぜ?」

女勇者「なんで数ある栄養素の中からカルシウムをチョイスしたのよ?」

女戦士「……栄養素、それしか思いつかなかった」

女勇者「あんたが馬鹿じゃない……」

女僧侶「疲労回復にはクエン酸がいいと聞きましたよ?」

女戦士「じゃあそれで。酒は私のくえんさんなんだよ」

女僧侶「まあ……確かに女戦士さんはお酒が好きですからね。好きな物を我慢するのも辛いでしょう」

女戦士「さっすが女僧侶は話がわかるー!」

女勇者「わかったわよ……でもお金たくさん使っちゃダメだからね?」

女戦士「大丈夫だよ、タダ酒飲む方法知ってっからwww」
545:🎏 :2011/10/28(金) 23:24:57 ID:bEpZo/Xb/k
女戦士「ってわけで酒場だー!」

女戦士「邪魔するぜー!!」

「うお!女戦士様だ!」「なんでこの街に!?」「うっ!……ふぅ」

女戦士「騒ぐな騒ぐなww酒飲みに来ただけなんだからよ」

女戦士「あー、でもここの人達にちょっと相談があるんだけど」

「相談?」「何ですかー?」「うっ!……ふぅ」

女戦士「強制はしないからさー、私と腕相撲勝負しないか?」

「腕相撲!」「女戦士様の手を握るチャンス!」「うっ!……ふぅ」

女戦士「私が勝ったらビールおごってほしいんだよね」

「ビール一杯で女戦士様の手を……!」「やるしかねえ!」「うっ!……ふぅ」

「あのー、もしも俺達が勝ったら、何かもらえるんでしょうか?」

女戦士「そうだな……私を負かした奴にはチューしてやろうか?なーんてwwwこんな男女のキスなんかいらないよな……」

「うおおおおお!!」「チューって!女戦士様のチューって!」「うっ!……ふぅ」

女戦士「いいのかよ……女勇者や女僧侶、女魔法使いじゃなくて私だぞ?……まあいいならいいか」
546:🎏 :2011/10/28(金) 23:25:28 ID:bEpZo/Xb/k
女戦士「よーし、そういうこった!私に挑戦する奴はいるかー!?」

「俺だー!」「勝っても負けても幸せイベント!」「うっ!……ふぅ」

女戦士「おーけっこういるなあ。よっしゃ、どんどん来やがれ!あ、でもそこの白い何かでぬちょぬちょの奴はダメな」

男(こうして俺は女戦士様との腕相撲勝負に挑むこととなった)

男(普段は鎧を装備してると聞く女戦士様だが、今日はもう戦う予定などないからか、私服でいる)

男(ラフな格好だけど、ボンキュッボンの女戦士様だから良い意味で凶悪なる存在と化している)

男(テーブル越しに手を取り合うと、女戦士様の美しい顔と深い谷間が俺の目に飛び込んでくる)

男(至福だ……至福の一時だ……これがビール一杯で堪能できるなんて、お得すぎる)

男(今頃「おい、そこ代われ」みたいにわめいてる野郎共がいると思うが……誰が代わるかよwww)

男(お前らざまあwwwwwざwwwwまwwwwあwwww)

女戦士「レディ……ゴッ!!」ブンッ

男「ぬわあああああ!!」グシャァ

女戦士「なんだよ、弱っちいなあ。そんじゃビール頼むぜ!」

男「いてえ……(幸せwww)」
547:🎏 :2011/10/28(金) 23:26:24 ID:bEpZo/Xb/k
女戦士「そんなこんなでタダ酒を堪能してきたぜwww」

女戦士「全戦全勝、向かうところ敵無しって感じだぜ!ひゃっほーいwww」

女戦士(……でもそれって女の子らしくないんだよなあ)

女戦士(私って力は強いしがさつな性格で……酒好きだし腕相撲はほとんど負け無し)

女戦士(皆と比べても……綺麗で可愛くてスラッとした女勇者達に対して私はデブだし綺麗じゃないし……)

女戦士(はあ……それを考えると憂鬱になってくるよ……)

女戦士(自分の好きなことばっかやってきて、美容や性格に無頓着だった報いを受けてるだけなんだろうけど……)

女戦士(女勇者達みたいに女の子っぽく在りたかったなあ……)

女戦士「……」

女戦士「酔って浮かれた気分も見事に沈んじまったな……宿に戻ろう」
548:🎏 :2011/10/28(金) 23:26:51 ID:bEpZo/Xb/k
女戦士「ただいまー。……なんだぁ、誰もいねえのか?」

女戦士「なんだよ、人には休めっつっといて、ちゃっかり満喫してんじゃねえかよ」

女戦士「……」

女戦士「寝るかな……」

女戦士「……」

女戦士「女勇者の荷物……」

女戦士「……」ガサゴソ

女戦士「うわあ、何これ!女勇者の私服、めっちゃ女の子っぽい!」

女戦士「あの美貌でこういう格好されたら男は堪らんだろうなー。私が男だったら絶対襲うわ」

女戦士「……」

女戦士「……私がこれ着たら少しは女の子っぽくなるかな?」

女戦士「……」キョロキョロ

女戦士「……いねえ、よな?よし……」キガエチュウ
549:🎏 :2011/10/28(金) 23:27:26 ID:bEpZo/Xb/k
女勇者「ただい……」

女戦士「うう、きっつ……やっぱ私デブだなあ……」

女勇者「」

女戦士「きつい……特に胸とか……あ、でも何とか入った」

女勇者(な、何これ……女戦士が私の服着てる……)

女戦士「確かこういうのを女勇者はこういう感じで着て……」

女勇者(あ……でもこれ……)

女戦士「よーし、完成!……うわあ、普段の私がぜってえしねえ格好だwww」

女勇者(素敵……やっぱ女戦士綺麗だなあ……しばらく黙って見てよう)

女戦士「あ、そうそう。このSS書いてんの糞童貞だから女性のファッションとか詳しくないからその辺描写はしねえよ」

女戦士「各々の好きな女の子ファッションで想像してくれな」
550:🎏 :2011/10/28(金) 23:28:16 ID:bEpZo/Xb/k
女戦士「なんか面白くなってきたww他には何かあったかなー」ガサゴソ

女戦士「……これとかもぜってえ似合わねんだろうなwww」

女戦士「くぬ……くっそー、着替える度に自分がデブだと思い知らされるぜ……」

女戦士「でも、着替え完了だぜ!……うっわー、似合わねええええwww」

女戦士「何これwww気持ち悪いなあ、私wwwww」

女戦士「服装だけは立派に女の子だっつーのにね」

女戦士「……」

女戦士「べ、別にあなたのためにやってるんじゃないんだからねっ!」

女戦士「……ぷっwwwwこれはないwwwこういうのは可愛い娘がやるから意味があるんであってwww」

女戦士「私みたいな男女がやってもうざいだけだっつーのwww」

女戦士「……」

女戦士「おかえりなさいませ、ご主人様!ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも……私?」

女戦士「……ないわーwwwwww私なんかが言える台詞じゃないわーwwwww」
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