初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
349: 1:2011/10/13(木) 22:18:26 ID:bEpZo/Xb/k
龍人「ご苦労……と、言ってやりたいところだが、何故とどめを刺さないんだ?」スタッ
側近「……俺達魔物の目的は人間界制圧だ。徒に命を奪わなくてもいいだろう」
龍人「甘いねぇ……MAXコーヒーのように甘いよ、お前」ゴゴゴゴ
側近「お、おい!お前、その魔力をどうするつもりだ!?」
龍人「決まってるだろう?このクズ共を殺すんだよ」
側近「やめろ!そんなことしなくたって、王都を、城を制圧すれば人間界は支配できるんだぞ!?」
龍人「……誰が人間界の支配が目的だって言ったぁ?」
側近「……何?」
龍人「俺ぁ下等種族を滅ぼして、誰が世界を支配するべきか知らしめるっつったんだよ。人間界とか魔界とか関係ねえ」
側近「お前、一体何を……?」
龍人「気に食わねえんだよぉ!!人間でも魔物でも、弱っちい奴がのうのうと生きてる今がよぉ!!」
350: 1:2011/10/13(木) 22:29:52 ID:bEpZo/Xb/k
龍人「実力もねえ雑魚や老害がトップを張って、強さと若さに溢れた者を除外するようなシステムなんざいらねえ!」
龍人「強い者こそ全てを手に入れるのが本来の自然な姿だろうが!だから俺は全ての弱き者を認めない!」
龍人「てめえらだってそうだ!実力で地位を勝ち取ったにも拘わらず、てめえや前の魔王は弱者の味方をした!」
龍人「んなことしてっから、努力もしねえ雑魚が粋がるんだ!強い者が行き場を失うんだ!」
龍人「……やっと国の舵取りができるようになったんだ。俺は強い世界を作る!」
龍人「人間とか魔物とか関係ねえ、努力した強い者が認められる、強き者のための世界を作るんだ!!」
龍人「……側近さん、あんたは合格だぁ。新しい時代に生きる資格のある実力だ。だから生かした」
龍人「だがこのメス共はダメだ。大した努力もしてねえんだろ、この程度の実力じゃあ殺すしかねえなあ」
351: 1:2011/10/13(木) 22:38:08 ID:bEpZo/Xb/k
側近「……龍人族を追放されたこと、根に持ってるのか?」
龍人「……あ?」
側近「圧倒的な実力を持ちながら、自分より弱い龍人族の面々から追い出されたことを気にしてんだろ?」
龍人「黙れよ……」
側近「確かに強い者がトップになるって風潮のある魔界だ。なのに圧倒的な戦力を持ちながら、認められず悔しかったのかもしれない」
側近「だがな、お前は強かったから追い出されたんじゃない。お前の性根が腐ってたからだろうがよ」
側近「お前の強さと心の弱さが重なれば、大変なことになるっていうんで、追い出したんだろ。実際、今こんなことやってるわけだしな」
側近「強さの答えはひとつじゃない。それを理解しなか「黙れっつってんだろぉ!!」
龍人「知ったようなこと言いやがって!何が答えはひとつじゃないだ!てめえらみたいに雑魚と仲良しごっこするのも強さだっていうのか、ああ!?」
352: 1:2011/10/13(木) 22:49:50 ID:bEpZo/Xb/k
側近「……お前こそ、魔王様を知ったような口で語るんじゃねえよ」
龍人「ああ?」
側近「……お前ほどじゃないが、俺も昔は過激派だった。だからお前の気持ちもわからんでもない」
側近「あの魔王に仕えて……何で魔物なのに人間なんかを庇うのかって思ったこともあるさ」
側近「だけどな、俺は間近で接することで、あの方の強さを知った」
側近「実力的な意味だけじゃない。高みにいながら、下々の者と同じ目線で、同じ気持ちで、同じ未来を見据えること」
側近「それは言うほど簡単な物じゃない。溢れんばかりの優しさと、揺るがない意志の強さが必要だ。誰もができることじゃない……」
側近(……いつだったか、俺はあいつに甘いと酷評したことがあったが)
側近(なんてこたぁねえな。俺も十分に甘くなっちまった)
側近「……自分の世界に籠ってるお前が、皆のための世界を作ろうとしている魔王様の強さを否定するんじゃねえよ!!」
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