初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
26: 1:2011/9/15(木) 23:03:44 ID:8OHTIHnybw
魔王「……あ、ごめん。やっぱりちょっと企んでることあるわ」
戦士「え?」
魔王「悪いけど今から皆の力を封印するよ」
僧侶「封印?」
側近「魔界の上級魔法に、敵の戦闘能力を封じる魔法があるんです。まあ使えるのは魔王様くらいのものですが」
勇者「その状態で一方的に殺すつもりか。やはり魔王は魔王だったんだな」
魔王「やるかよ、そんな恐ろしいこと!」
魔法使い「じゃあどういうつもりなんだよ?」
魔王「その状態でさ、おたくらの王様のいる街まで帰ってよ」
勇者「……はあ!?どういうことだよ!?」
27: 名無しさん@読者の声:2011/9/15(木) 23:11:01 ID:xmSldgrdsw
レベル1でラスボスから帰るって相当厳しい気がする・・・・CCC
28: 1:2011/9/15(木) 23:11:09 ID:8OHTIHnybw
魔王「えーっとね、力を封印しちゃったら皆は勇者的な仕事ができなくなるでしょ?」
勇者「まあそうだけど……」
魔王「そしたら王様は困るでしょ?」
戦士「俺達が戦えなくなったら、魔物との戦争にも敗北するだろうしな」
魔王「俺、そんなことする気ないのになあ……」
側近「先代の魔王様はやる気満々でしたよ」
魔王「……話戻すけど、勇者が戦えなくなったと知ったら、王様は早急に新しい勇者を用意すると思うんだ」
僧侶「そんなことしたって魔王の敵が増えるだけじゃないか」
魔王「馬鹿野郎!俺は女勇者ちゃんにボコボコにしてもらえればそれでいいんだよ!」
側近「すいませんね。魔王様って規格外の馬鹿なんですよ」
29: 1:2011/9/15(木) 23:19:17 ID:8OHTIHnybw
勇者「新たな勇者に会いたいなら、俺達を殺せばいいだけじゃないか」
魔王「だーかーらー!そんなことしたら痛いし怖いだろ!勇者達がかわいそうだろ!」
勇者「かわいそうって……」
魔王「まあそういうことだから王様にそう報告してほしいんだ。もちろん街まで送るし、女勇者ちゃんに会えたら力も返すよ。ダメ?」
勇者「……」
魔王「頼むよ!この通りだ!」ドゲザ
側近「安い土下座ですが了承していただけますか?」
魔王「安くないよ!魔界の王、決死の大土下座だよ!」
勇者「……わかった。俺達はお前に敗北した身だ。断る権限もないだろう」
魔王「いいんだね!?ありがとう勇者ー!」
30: 1:2011/9/15(木) 23:26:37 ID:8OHTIHnybw
魔王「着いたよー」
勇者「すごい移動魔法だな。一瞬で着いてしまった……」
側近「魔王様は馬鹿ですけど力だけは本物ですからね」
僧侶「力……俺達の力も本当に封じ込めてしまったしな」
戦士「使い慣れたはずの剣がすごく重い。けっこうショックだな……」
魔王「ごめんなあ、本当に最終的にはちゃんと返すからね」
魔法使い「まあ命があるだけでも儲けもんさ。気にしないでくれ」
魔王「ありがとう。じゃあ勇者、例の作戦よろしく頼むね」
勇者「……わかった」
31: 1:2011/9/15(木) 23:32:14 ID:8OHTIHnybw
王「な、なんと!力を封じられた!?」
勇者「魔王との死闘の末、奴の特殊な魔法にかかってしまい……」
戦士「命からがら退却したのでございます」
僧侶「魔王討伐の任務を果たせもせず、おめおめと戻ってしまい、申し訳ございません」
魔法使い「いかなる刑罰も受ける所存でございます」
王「いや、いいのじゃ。よくぞ生きて帰ってくれた」
勇者「ありがとうございます」
王「しかし、その魔法はどうにかならんのか?このままでは勇者達はもちろん、人間界の危機じゃ……」
32: 1:2011/9/15(木) 23:40:40 ID:8OHTIHnybw
勇者「様々な方法を試みましたが、結果はどれも芳しくないものでした」
王「そうか……それはまずいのう」
大臣「王様、今魔物に攻め込まれれば敗北は免れません。ここは早急に新たな勇者を募るべきかと」
王「そうじゃな。至急、勇者の素質がある者を探すのじゃ!」
部下「はは!」
王「……すまんのう、勇者。使い捨てるような真似をしてしまって」
勇者「いえ、王様の判断は正しいです。任務より命をとった我々をお許しくださり感謝したいくらいです」
王「今まで御苦労であった。魔法がいつ解けるかはわからぬが……それまではゆっくり休んでくれ」
33: 1:2011/9/15(木) 23:45:53 ID:8OHTIHnybw
僧侶「……これでよかったんだよな?」
勇者「ああ。これで魔王との約束は果たした」
戦士「俺達にできることはもうなくなった。後は新しい勇者に託そうぜ」
勇者「……」
魔法使い「勇者?」
勇者「……ああ、悪い悪い。俺達は少しの間だけでも一般人に戻るとしよう」
戦士「そうだな」
勇者(あの魔王から邪悪な気配は感じられなかった……あの魔王を倒すことは本当に正しいんだろうか?)
34: 名無しさん@読者の声:2011/9/15(木) 23:49:59 ID:/dnrTm0hRM
C
先が気になる
35: 1:2011/9/15(木) 23:56:17 ID:8OHTIHnybw
魔王「うふふ〜wwうふふふ〜www」ニヤニヤ
側近「何をニヤニヤしてるんですか。気持ち悪いですよ」
魔王「気持ち悪いとか言うなよ!さわやかスマイルだろ!」
側近「で、何で不快な笑みを浮かべてるんですか?」
魔王「毒舌だなあ……次に来るのが女勇者ちゃんになって嬉しいんだよ!」
側近「ああ、勇者に託した魔王様のへぼ作戦ですか」
魔王「へぼ作戦ってなんだよ!なんでそんなに俺を貶めるの!?」
側近「いやあ、俺の地位もそんなに高くないですから。見下せる相手はとことん見下しておこうと思いまして」
魔王「いや、上だから!俺、お前より地位上だから!」
36: 1:2011/9/16(金) 00:01:20 ID:8OHTIHnybw
側近「とりあえず次に来るのが女性の勇者とは限りませんよ」
魔王「え?いや、あそこまで言ったんだから女の子用意してくれるでしょ?」
側近「勇者となる人間は意図的に決めるのではないと聞いたことありますけど」
魔王「え?」
側近「とある検査法があるそうで、それで素質ありと認定された者が勇者になれるそうですよ」
魔王「そうなの!?……え?じゃあ次来る勇者が女の子じゃない可能性もあるの?」
側近「あるでしょうね、普通に」
魔王「はあ!?聞いてねえし、そんなの!」
側近「そりゃ誰も言ってませんからね」
37: 1:2011/9/16(金) 00:09:27 ID:8OHTIHnybw
魔王「くっそー!俺様の完璧な作戦にそんな落とし穴があったなんてー!」
側近「へぼ作戦(笑)」
魔王「黙らっしゃい!(笑)をつけるんじゃねーよ!」
側近「で、魔王様はどうするんですか?」
魔王「祈る!神様に、女勇者ちゃんが来るようにお願いする!」
側近「神に祈る魔王って……」
魔王「神様、一生のお願いです!どうか次の勇者を可愛い女の子にしてください!」
側近「魔王様の一生のお願いって、先月だけでも十回くらい聞いた気がするんですけど」
魔王「神様は優しいから何回でも聞いてくれるもん!」
側近「もんって……」
38: 1:2011/9/16(金) 00:14:33 ID:8OHTIHnybw
魔王「お願い完了!これで次の勇者は超絶美少女だ!やったね!」
側近「そんなことで本当に願いが叶うんですか?」
魔王「あ、お前、神様ディスってんだろ?あ〜あ、知らねえよ、天罰下っても?」
側近「はいはい、勝手にどうぞ」
魔王「俺が先に死んだら言ってやるからな。地獄に落としてもらうからな!」
側近「あなたに仕える今がもう地獄みたいなもんですからね。今更な話ですよ」
魔王「マジっすか!?え〜、ショック〜……」
39: 1:2011/9/16(金) 00:22:34 ID:8OHTIHnybw
魔王「……まあいいや。これで後は女勇者ちゃんの到着を待つだけだ!」
側近「男だったらどうするんですか?」
魔王「神様に祈ったから大丈夫だしwww」
側近「……」
魔王「何だよ、その軽蔑しきった顔はよー?」
側近「いえ、なんでもありません」
魔王「あ、そう。じゃあ女勇者ちゃんが来るまで遊んでようぜ。側近、Wiiマリオやろうぜ!」
側近「はいはい……」
側近(スレタイ的に次も男だろうけど……まあ最後まで付き合ってやるか)
40: 1:2011/9/16(金) 00:29:00 ID:8OHTIHnybw
今日はここまでにします。
>>25>>27>>34
支援ありがとうございます!
昨日もそうだったんですけど、支援してもらえると嬉しくて、体のどこかがなんか変になります。
今はちょっとお腹痛いですね。でもこんなに嬉しい腹痛は今まで経験したことないです。
今後は体長管理に気をつけつつ、頑張りたいです!
>>27
もう書いちゃいましたけど、ドラクエでいうところのルーラ的な呪文で事なきを得ました。
でもこの魔王のことだから、仮にルーラ的魔法を覚えてなくても、部下に「襲うなよ!絶対襲うなよ!」
って感じで命令するんじゃないかと思います。
部下に上島竜平ファンでもいない限り、勇者達の安全な帰宅は約束されたものだったと思います。
41: 名無しさん@読者の声:2011/9/16(金) 01:08:32 ID:MeGnG3ZwHU
けっこうおもしろいw
42: 名無しさん@読者の声:2011/9/16(金) 04:15:47 ID:rMHO5Kl4qg
アッー展開期待しててすんませんでした
しえーん
43: 1:2011/9/16(金) 22:03:22 ID:8OHTIHnybw
>>41
面白いって言ってくれてありがとうございます。
実は今日見た夢の中ではこのSSのレスが批判と中傷しかなかったんですけど、現実ではそんなことなくて安心しました。
>>42
支援ありがとうございます。
俺も魔王も女性大好きなので、アッー展開は今後もないと思います。
スレタイに関係する本編だけ書いていこうと思ってたんですが、
無性に書きたくなっちゃったので、次の勇者が来るまで魔王と側近の日常編みたいなのを書こうと思います。
あまりに不評だったら黒歴史にしてさっさと本編に戻ろうと思いますが、少しの間だけ泳がせていただけると助かります。
44: 1:2011/9/16(金) 22:09:12 ID:8OHTIHnybw
魔王「側近、お腹すいたー」
側近「食事の時間までまだ少しありますよ」
魔王「えー、お腹すいたってー」
側近「じゃあコンビニで何か買ってきてください」
魔王「そうだね、行ってくるわ」
側近「ついでに俺の分も何か買ってきてください」
魔王「わかったー」
魔王「ただいまー。側近、ポテチ買っといたよー」
側近「ありがとうございます」
魔王「……」
側近「どうしました?」
魔王「こういうのってお前がやることじゃね?」
側近「いえ、魔王様の仕事ですよ」
魔王「そうかー?」
側近「そうですよ」
45: 1:2011/9/16(金) 22:16:02 ID:8OHTIHnybw
魔王「さかなさかなさかなー♪」
側近「……」
魔王「さかなーをー食べーるとー♪」
側近「……」
魔王「あたまあたまあたまー♪」
側近「……」シュッ!
魔王「あたまーがよグゥッ!?げほっげほっ!……なんで喉突くんだよ!?」
側近「いや、食事中に鬱陶しかったので」
魔王「言葉で伝えようよ!喉とか突かれた日にはビックリしちゃうよ!」
側近「そのままショック死したら面白かったんですけどね」
魔王「俺からすればただただ遺憾だよ!」
側近「うるさいですねえ……もう一回喉突きますか?」
魔王「……もう黙ります」
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