少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
558:🎏 名無しさん:2011/7/27(水) 01:38:48 ID:jox2lqGdgw
男「ただいまーぃ」
白兎「」ビクッ
山鼠「…!」
男「ん、まだ迷路の中か
どうせなら迷路のゴールに……っと!」ポスッ
山鼠「…」ギュム
男「へ…」
山鼠「……」ギュムー
男「山鼠ちゃん?」
山鼠「……心配して、やってた」ギュムー
男「あぁ、うん。ごめんな……痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」
山鼠「俺言ったよな?関わんなって言ったよな? な?」ギュムムー
男「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」
山鼠「ちょっとばかし躾が必要だお前にゃ」ギュムギュム
白兎「ちょ、男さんが千切れちゃいますよ!」
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