少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
502: 名無しさん:2011/7/17(日) 21:56:50 ID:zY8aT7nkmQ
男「……白兎」
白兎「…はい」
男「…死にたい死にたくないとかじゃなくてさ」
男「元の人間に戻して欲しい、俺は」
白兎「……」
男「アリスを連れ帰れ。協力はする」
白兎「はい…」
男「……酷い顔だな」プッ
白兎「なっ…!
人のこと言えませんよ!?」
503: 名無しさん:2011/7/17(日) 22:12:57 ID:zY8aT7nkmQ
山鼠「お前ら!」バンッ
婆鼠「朝から元気ね山鼠」
山鼠「あ、婆ちゃんおはよう!」
婆鼠「はいおはよう」
男「ん、おはよう山鼠」
山鼠「あ、ん…何これ」
白兎「何がですか?」
山鼠「いや、昨日のが嘘みてぇに…」
山鼠「……お前らひでぇ顔だな」プッ
男「お前が言うな」
白兎「ほんとです」
504: 名無しさん:2011/7/17(日) 22:22:28 ID:SBxlnoh5O6
婆鼠「アリスが戻ってくる条件が、あるの」
男「え」
白兎「それって…」
婆鼠「えぇ、女王直属の配下のみ知らされる情報」
男「そんなもんがあるの?」
白兎「…はい。二つ条件があります
ただそれは極秘情報ですが…」
婆鼠「まぁ知らないことが無いのですから、それ位は知ってるのよ」
婆鼠「一つ、アリスが子供の心を取り戻したとき」
505: 名無しさん:2011/7/17(日) 22:29:14 ID:jox2lqGdgw
山鼠「子供の心?」
婆鼠「まぁ不可能ね
記憶喪失になって幼児退行を起こせば何とか」
男「……」
白兎「はい、ですから」
婆鼠「そうね。あなたが任命された
二つ、不思議の国の住民が直接アリスとコンタクトをとったとき」
男「……」
白兎「女王様の魔法で人間界に送り込んで貰うんです」
白兎「その二つの条件が…」
婆鼠「三つ、アリスが死んだとき」
506: 名無しさん:2011/7/17(日) 23:04:52 ID:IjDuDJDKyo
白兎「そう、三つ目が……三つ目!?」
男「とおる?」
山鼠「分かりにくいボケを挟むな」
白兎「ちょ、ちょっと待って下さいよ…?
二つ目までしか聞いてないんですが…」
婆鼠「えぇ
男さんがここに来るまでは、アリスが不死だったんですもの」
婆鼠「男さんが死を献上した為、増えたというだけ」
山鼠「……」
山鼠「……死!?」
男「あぁ、うん」
507: 名無しさん:2011/7/17(日) 23:14:19 ID:jox2lqGdgw
婆鼠「皮肉なものですね
男さんの献上のお陰で、なんて」
白兎「…でもアリスが死んだらって…」
男「せっかく献上したんだから利用してくれなきゃ辛いんだけど」
山鼠「開き直ってんなぁお前」
婆鼠「まぁ、頑張って下さいな白兎さん」
婆鼠「孫鼠が正気に戻って、山鼠がぐっすり眠れるその日を待ってますから」
白兎「はい!」
508: ◆AlicexxO96:2011/7/17(日) 23:37:37 ID:IvjfUba.8M
ここで区切らせてもらいましょう
この話を途中で切るのは野暮かなと思い、3日程ぶっ続けでいかせて貰いました
>>478
引っかかったな!これは罠だったのだよ!
支援ありがとうございます!
>>479
そうですね
少々強引かも知れませんが、そこが献上品決定の瞬間です
>>490
支援どうもです!
>>491
白兎ちゃんの方がメンタルは脆いです
女の子だもの!
>>495
ビクッ
>>500
おめでとうございます!
もう半分ですか…まだ終着点は定まっておりませんが、頑張っていきます
509: ◆AlicexxO96:2011/7/18(月) 19:02:18 ID:1e0RqNmnOw
とか言って粋がってみたもののぶっ倒れてしまいました…
あわぁ頭痛いよう…
申し訳ありませんが今日は更新できなさそうです
申し訳ない…
510: 名無しさん:2011/7/18(月) 19:04:29 ID:DhEiHvbrJU
そうか 頑張れよ 支援
511: 名無しさん:2011/7/19(火) 02:45:03 ID:bda6DzpqMU
無理しないように。
頑張りすぎないように。
休めるときはしっかり休むのが1番!お大事に〜
512: 枕:2011/7/20(水) 07:40:56 ID:OO/VPONYBA
壁|ω・)<無理は禁物
|≡з
|д°)つC<忘れてた
|≡з <任務完了
513: 名無しさん:2011/7/20(水) 21:58:09 ID:bskeXDFV8Q
婆鼠「さぁもう出発なさい
女王様もあなた方を待ってらっしゃいますよ」
白兎「は、はい!」
孫鼠「あぅ」グイー
男「痛い痛い」
婆鼠「迷惑かけるでしょうけど、山鼠のことどうぞよろしくお願いしますね…?」
白兎「お任せくださいな!」
山鼠「じゃあ婆ちゃん」
婆鼠「えぇ。気をつけてね」
514: 名無しさん:2011/7/20(水) 22:16:28 ID:WeYS042/lU
男「婆ちゃんと一緒にいなくていいのか?」
山鼠「…いんだよ
大体お前らがついて来いっつったんだろが」
男「まぁ確かに」
山鼠「だろ?だからついてく。ついて行ってやんてんだ。悪いか」
男「悪くないです」
山鼠「分かればいい」
白兎「お二人共、置いてきますよー?」タッタッ
515: 名無しさん:2011/7/20(水) 22:31:19 ID:zY8aT7nkmQ
男「その点白兎ってすげーよな
昨日の今日で全く負い目感じてねぇもん」
白兎「そんなトッポみたいに言われましても…」
山鼠「シロは明暗はっきりしてるからな
ある意味扱いやすい」
白兎「……やっぱりまだ怒ってますか?」
男「別に。昨日あんなに謝ってたしね。目真っ赤に腫らして」
白兎「目はもとから真っ赤ですけどね!」
男「そうね」
516: 名無しさん:2011/7/20(水) 22:45:24 ID:SBxlnoh5O6
白兎「勿論あれで許して貰ったつもりはさらさら無いですよ」
白兎「アリスを探し出せばいいんですよね」グッ
白兎「アリスさえ見つかれば男さんも山鼠ちゃんも、勿論私もですが」
白兎「みんな元通りになる!はずです、けど…」
男「最後まで力入れろよ」
山鼠「男」
男「なに」
山鼠「おぶれ」
男「出発して5分もたってねぇだろ!」
517: 名無しさん:2011/7/20(水) 23:14:05 ID:zY8aT7nkmQ
山鼠「へへ…」
男「へへじゃねぇ」
白兎「最近山鼠ちゃんをおぶってないので背中が寂しいです…」
男「だってよ。白兎におぶって貰えよ」
山鼠「こっちの方が安定するから」
男「知らんがな」
山鼠「ほら喋らず進む!」
?「……」
?「……ひひ、居た居た来た来た♪」
518: 名無しさん:2011/7/21(木) 09:45:22 ID:dJNSi9KCi6
>>504
アリスが戻ってくる条件じゃなくて、献上したのが、戻ってくる条件じゃないの?
アリスが住民と直接接した時って、もう、不思議な国に戻ってるってことだし。
519: 名無しさん:2011/7/21(木) 17:41:04 ID:gTgOTWHKOM
>>518
不思議の国じゃないとこでの接触ってことじゃないの
不思議の国とリアルは別だし
520: 名無しさん:2011/7/22(金) 07:41:54 ID:SJzSf1p/CA
>>519
そうなのかなぁ。そうやって読もうと思って読むと微妙に違和感あるんだけど。
まぁ、>>1に答えてもらうまで待つさ。
521: 名無しさん:2011/7/22(金) 18:19:48 ID:IQmVNaxnrM
違和感?
自分も>>519の意味であってると思うんだけど・・・
>>1もたまにはゆっくりがんばれ支援
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