少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
504:🎏 名無しさん:2011/7/17(日) 22:22:28 ID:SBxlnoh5O6
婆鼠「アリスが戻ってくる条件が、あるの」
男「え」
白兎「それって…」
婆鼠「えぇ、女王直属の配下のみ知らされる情報」
男「そんなもんがあるの?」
白兎「…はい。二つ条件があります
ただそれは極秘情報ですが…」
婆鼠「まぁ知らないことが無いのですから、それ位は知ってるのよ」
婆鼠「一つ、アリスが子供の心を取り戻したとき」
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