少女は走る 走る
その白い足は止まる事を知らない
その赤い目は風にぶつかり開け続けていられない
その長い耳は、たった一人の少女の声を捉えようとせわしく揺れる
腰にぶら下げた目覚まし時計の音は、その邪魔をする
辿り着いたのは、とある井戸
その向こうは、彼女の世界
108: 名無しさん:2011/6/12(日) 22:29:39 ID:H5eUe.tjLc
男「よし、そうと決まりゃあの丘の上まで競争な」グッグッ
白兎「はい!」ピョンピョン
山鼠「は?…は!?」
男「よーいドン」ダッ
白兎「ゃふー!」ピョン
山鼠「ま、待て!待ってよ!」ヨタヨタ
山鼠「に゙ゃ!」ベチャ
白兎「山鼠ちゃん!競争ですよ競争!」
山鼠「寝てないから走ったりできねーんだよぉ!」
109: 名無しさん:2011/6/12(日) 22:32:41 ID:tI7SKCVOJE
山鼠「…ゼェ…ハァ…」
白兎「山鼠ちゃんがビリですね!」
男「どうよ、目ぇ覚めただろ?」
山鼠「…無駄に体力使っただけだわアホ!」
男「一人すっころんでたな」
山鼠「なんでいきなり駆けっこなんざ…」
男「ノリ」
山鼠「死に曝せ」
白兎「罰ゲームはどうします?」
山鼠「鬼畜かてめぇらは」
110: ◆AlicexxO96:2011/6/12(日) 22:47:51 ID:96TVUWlwC6
とりあえず今日はここまでで
まぁなんというか
例のスレと同時進行してるとか喧嘩売ってんのか状態ですねwww
気にする必要は無いのです
放置しない限りね
SSが嫌いだと言う人がいても
読んでくれてる人が居る限りは続けたいよねー
んでは、また明日にでもお会いしましょうおやすみなさい!
111: 名無しさん:2011/6/13(月) 06:45:35 ID:rZ43akv5Ko
メルヘンチックでいてダークな風味の世界観が素敵
ヤマネちゃん欲しい
支援
112: 名無しさん:2011/6/13(月) 07:21:33 ID:HBWsMB.NHM
C
113: 名無しさん:2011/6/13(月) 19:06:18 ID:MmPjX6lOTA
C
114: ◆AlicexxO96:2011/6/13(月) 23:32:32 ID:Sk5yLArqZw
>>111
ありがとうございます!
設定から結構重めですから、もう少しダークになるかもです
>>112
支援ありがとうございます!
>>113
ありがとうございます
さ、今日は少なめですが、よろしくお願い致しますー
115: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:34:47 ID:uo2scn7/PE
白兎「いやはや、まさか山鼠ちゃんがもうダウンするとは」
白兎「とんだ出落ちっぷりですね!」
山鼠「……いきなりお前らが走りだすからだぞ」
男「悪かったって」
山鼠「……ふん」
山鼠「シロも反省しろよな」
白兎「私は山鼠ちゃん背負ってあげてるから許して下さい?」
男「なんなら俺が背負ってやろうか?」
山鼠「しねロリコン野郎」
男「泣くぞ」
116: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:37:16 ID:ayxDgaoNKQ
男「でも白兎は平気なのか?」
白兎「大丈夫ですよ、山鼠ちゃんは軽いですから」
山鼠「微妙だな。褒められてる気がしない」
白兎「眠れない分、しっかり栄養つけて行きましょうね」
山鼠「はいはい」
男「……」グゥ
117: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:43:32 ID:jea4yQfMpw
白兎「つきましたよ」ザッ
男「ここが公爵さんの城?」
山鼠「の、城下町な」
男「公爵でもこんな豪華な城持てるのな」
白兎「いえいえ!
こんなちんけなお城、女王様の城に比べたら!」
?「そぉ?
でもそう言う事は、思っても口に出さない方が利口よぉ?」
白兎「……へ?」
118: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:46:02 ID:jea4yQfMpw
男「……誰?」
?「誰?と聞かれれば、あの城の主の妻と答えればいいのかしらぁ?」
山鼠「……て事は」
白兎「あ…あ…」
夫人「そうねぇ、あのちんけな城に住む公爵夫人という事になるわぁ」
男「白兎詰んだな」
119: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:48:49 ID:96TVUWlwC6
白兎「あ…あれですよ…公爵夫人さん…?
さっきのはそういう意味ではなく…」
夫人「ふぅん、誰かと思えば女王の使いっぱしりじゃない」ガシッ
白兎「ひっ…!?」
夫人「ふふ、私の城の傍でそんな大口叩くなんて良い度胸じゃなぁい」
夫人「坊や、お嬢ちゃん
この子少し借りて行くわよぉ?」
男「…へ?」
山鼠「おい…」
120: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:50:56 ID:96TVUWlwC6
夫人「安心なさい
教育がてら、少し働いて貰うだけだから」
夫人「後で城においでなさい
夕方には返してあげるわぁ…」スタスタ
白兎「ぁ…やっ…ちょ…」ズリズリ
白兎「や、山鼠ちゃんー!男さんー!」ズリズリ
山鼠「……いや」
男「……うん」
山男「自業自得だ…」
121: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:53:24 ID:IY41cBvn0o
男「……白兎が連れてかれた訳だが」
山鼠「見てたから説明しなくていい」
男「連れ戻しにいった方がいいかな」
山鼠「……夫人が夕方返すって言ってんだからいいんじゃねぇの」
山鼠「流石に兎の丸焼きとかにはなってねぇだろ」
男「……」グゥ
山鼠「今の話で腹を鳴らすお前ってどうなの」
男「……飯、食おうぜ」グゥ
山鼠「……ん、そうするか」
122: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:55:05 ID:PmyquluLE6
山鼠「金あんの?」
男「ある訳がないよね」
山鼠「……マジかよ
俺が奢んなきゃなんねぇのか」
男「……」グゥ
山鼠「……普通逆だろ…」
男「……」グゥ
山鼠「……分かったよ、行くぞ」
男「うい」
123: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:57:02 ID:jea4yQfMpw
山鼠「…旨いか?」モッキュモッキュ
男「旨い。はっきりいって、前までの飯と変わらん」ムッシャムッシャ
山鼠「そりゃ良かったな」
男「ピザなんて久しぶりに食った気がする」
山鼠「俺もだ」
124: 名無しさん:2011/6/13(月) 23:58:20 ID:96TVUWlwC6
山鼠「…!」ピクッ
男「店の雰囲気も普通だよな。
店員がカエルって事を除けば」
山鼠「……だな」コソコソ
男「カエルの作った料理は少し抵抗あるけど、旨けりゃなんでも良いな」
山鼠「……だな」ポイポイ
男「何俺のピザにきのこを移してんだ」
山鼠「……きのこ嫌いなんだよ」
男「好き嫌いしてたら大きくなれませんよ」
山鼠「俺はもう手遅れっぽいからいいんだよ」
125: 名無しさん:2011/6/14(火) 00:08:59 ID:DEPQDGNmG.
男「不思議の国でもお金って必要なんだな」
山鼠「世の中は金なんだとよ」
男「リアルな世界だな」
男「…まぁ、この借りはいつか返すよ」
山鼠「ったりめぇだ
返して貰うかんな」
126: 名無しさん:2011/6/14(火) 00:10:24 ID:AkYREPUZEc
男「さて、飯は食ったけど夕方まで時間あるぞ」
山鼠「……腹いっぱいになったら眠くなってきた」
男「寝れねぇんじゃ無かったのか?」
山鼠「眠くはなるんだよ…」
男「そうか、じゃそこのベンチで休んでろ」
山鼠「……お前は?」
男「俺も横で寝る」
山鼠「あっそ」
127: 名無しさん:2011/6/14(火) 00:13:09 ID:DEPQDGNmG.
山鼠「……」パチッ
山鼠「……おい、起きろ」
男「んぁ?」
山鼠「夕方だ」
男「……そうか」
山鼠「シロ、迎えに行くぞ」
男「はいはい」
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