Part1
弟のために執事になってみた
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1318293586/
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 09:39:46.41 ID:
X1EvRlwSO
両親が居ない連休の二日間に朝から晩まで付き纏ってお世話してたら
とうとう泣かれてしまいましたよ
可愛いね!
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 09:41:47.15 ID:LILWVFM/O
弟がガチホモで黒執事みたいなイケメンを望んでたんだな
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 09:48:33.35 ID:
X1EvRlwSO
>>2
そうそう
妹が持ってる黒執事を弟がこっそり読んでるのを見たのが発端
可愛い弟だろ?普段オタなんか○ね!って言ってる奴なんだぜ?
ちなみに俺と妹はオタ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 09:49:01.05 ID:jhrQvAkf0
いえすまいろーど
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 09:52:18.72 ID:
X1EvRlwSO
>>6
基本だな
朝はもちろん
「おはようございます坊ちゃん。今日のモーニングティーは…(烏龍茶)」
から始まる
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 09:55:23.75 ID:DwHuzdv10
お前らのスペックはよ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:01:50.59 ID:
X1EvRlwSO
>>8
俺 22 多分フツメン
最近バイト辞めたニート(オタ)
弟 14 チビで可愛い
オタクを馬鹿にする普通のサッカー少年
妹 16 一般的
誰もが引くようなとんでもない腐女子
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:05:50.13 ID:
X1EvRlwSO
妹はどうでもいいけど弟はマジで可愛い
歳が離れてるからなんだろうけど
弄り甲斐がある性格なのと、中学生になってもまだチビでヒョロッとしてるとこが何か可愛い
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:06:38.36 ID:TYN8kGoO0
お前ショタコンだろwwwww
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:08:14.81 ID:
X1EvRlwSO
妹なんか何の需要もねーよ!
俺と俺の友達でホモな妄想した挙げ句、本人である俺に聞かせてくるような変態
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:10:52.32 ID:yGSRV64S0
wktk
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:11:59.67 ID:qcbQf+foO
早くー
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:13:55.87 ID:
X1EvRlwSO
連休前の夜中に思い立ってからすぐ準備に取り掛かった
髪は黒髪で長さも何となく足りたからそれっぽくセットして
服は執事服?みたいなのはさすがに持ってないし買うのも嫌だったから
かわりになるもの家中探し回ったら、何故か親父の部屋にあった燕尾服を借りた
どこからどう見ても俺はセバスチャンだったね
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:15:28.21 ID:aV9eM1F10
顔面違うだろ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:17:17.82 ID:UkFwJWHK0
でたセwバwスwチャwンwww
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:20:51.05 ID:
X1EvRlwSO
こういうスレ立てんの初めてだから順序とか変だったらごめん
ちなみに連休は
両親→田舎のばーちゃん家
妹→友達の家
弟→朝から夕方までサッカー
俺→特に何もなかった
弟を起こすとこから始まるから
決行する前日は一睡もせず燕尾服のままずっと2Chしてた
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:23:17.92 ID:4kjczGQO0
2chに張り付くセバスチャン・・・
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:24:12.17 ID:iVDiWoB3O
燕尾服を持ってる父ちゃんもすごいような
燕尾服なんかレンタルで済ます
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:26:31.13 ID:
X1EvRlwSO
そして朝方、執事は動き出す
まず燕尾服の上着を脱いでキッチンへ向かう
そしてシャツを腕まくりして無意味に溜息をついてから坊ちゃんの朝食作り
だけど料理なんて出来わけないから
とりあえずパン焼いてハム乗せた
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:31:06.07 ID:
X1EvRlwSO
一通り朝食の準備を終えたら、いよいよ坊ちゃんを起こしに行く
妹の本で散々予習した俺に隙など無い
俺は母ちゃんの手荒れ用の白い手袋を装着し、モーニングティーを持って部屋に向かった
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:33:52.88 ID:yGSRV64S0
こんな兄貴ほしいわw
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:36:06.35 ID:
X1EvRlwSO
部屋の前に到着
執事である俺はきちんとドアをノックするものの
もちろん坊ちゃんから返事があるはずもなく、
俺は音を立てないように忍び足で部屋に入って
机の上にモーニングティーを置いてから爆睡中の坊ちゃんの枕元に近付いた
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:39:16.31 ID:iVDiWoB3O
何となくオールバックにしていけ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:39:32.81 ID:uXit6pJn0
弟の目が覚めた頃にはパンが冷めてるのか…
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:41:32.91 ID:
X1EvRlwSO
第一声で全てが決まる
何が決まるのかは自分にもよくわかんないけど
「おはようございます…坊ちゃん」
俺は例のイケメンボイスで弟に囁いた
元々、古泉のモノマネが完璧な俺には動作も無いことだった
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:44:51.84 ID:aV9eM1F10
マジレスですまん 造作な
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:48:48.27 ID:
X1EvRlwSO
>>38
すまんな!学が無いのがバレバレ恥ずかちぃ!
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:47:21.73 ID:
X1EvRlwSO
しかし囁いただけでは起きるはずもない
世話がかかる坊ちゃんですね可愛い!
で、仕方ないから布団ごと体をグワングワンと揺すって起こす
「おはようございます!坊ちゃん!おはようございます!!」
ここで坊ちゃん起床
弟「…おにい何してんの?」
朝からゴミを見るような視線を浴びる執事
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:51:26.58 ID:87AwjFRO0
おさわりちんこっちです
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:54:22.34 ID:TYN8kGoO0
おにぃwwwww
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:54:24.83 ID:aV9eM1F10
ゴミを見るような視線とかたまらんね
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:56:13.87 ID:JYMX4i++O
おにい…だと…!!!
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 10:57:53.51 ID:
X1EvRlwSO
普段は寝起きが悪くてすぐ二度寝しちゃう弟…否、坊ちゃんがこれでもかってくらい眉間に皺を寄せて俺を見ている
やっぱり執事が起こすと目覚めがいいらしい
そんな坊ちゃんに満足した俺はすかさず最高の笑顔を作って坊ちゃんにモーニングティーを差し出した
俺「今朝のモーニングティーは摘み立てのハーブでどうのこうの(忘れた)」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:03:12.59 ID:WQLX7biP0
>>1は妹と弟を俺に寄越せ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:07:26.99 ID:
X1EvRlwSO
弟「はぁ?え?あー…うん」
相変わらず怪訝そうな顔しながらも、体を起こして素直にモーニングティー(烏龍茶)を飲む坊ちゃん可愛い!
しかし有能な執事は有効に時間を使うので、可愛い坊ちゃんを凝視したい衝動をおさえて本日のスケジュールをお伝えしなければならない
俺はポケットから何も書いてないメモ帳を取り出し、それっぽく読み上げるように言った
俺「本日のご予定は午前中から午後17時まで球蹴りでございます」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:08:31.16 ID:aV9eM1F10
この坊ちゃんが涙目になるシーンが待ってるわけか
良スレの予感しかしねぇ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:12:01.55 ID:yGSRV64S0
弟かわえーww
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:15:08.71 ID:
X1EvRlwSO
言ってからサッカーを球蹴りにしたのは失敗だったと気付く
何故なら坊ちゃんの眉間にもう一本皺が増えたから
弟「いや、意味わかんないしその服なに?」
俺「見ての通り執事でございます」
弟「おにいコスプレまで始めたの?それ似合ってn」
俺「坊ちゃん、朝食が冷めますのでお召しかえを」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:19:54.04 ID:CjwCWWnd0
早くかけよ
寒い
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:21:28.58 ID:
X1EvRlwSO
母ちゃんに呼ばれたので一旦ストップ!
すぐ戻るよー
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:23:24.66 ID:aV9eM1F10
急げよ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:28:01.74 ID:
McQ2L6eF0
>>1です!時間かかるからPCから書くお!
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:28:41.28 ID:aV9eM1F10
初めからそうしろセバスチャン
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:32:05.14 ID:CjwCWWnd0
早くしてくれセバスチャン
俺の坊っちゃんが暴れてる
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:35:43.59 ID:
McQ2L6eF0
言い終わらないうちにまだベッドに座る坊ちゃんのTシャツに手をかけた
こう書くとなんか俺がいけない人みたいだけどこれは純粋な給仕
というわけで俺は意気揚々とシャツの端を掴んで上に引っ張り上げようとしたら
まぁ坊ちゃんが暴れるわけですよ、当然ですよね
弟「ちょっ、やめろよ!自分で脱ぐから!」
俺「おや、坊ちゃんお一人でお着替えができるのですか?(プークスクス」
弟「はぁああ?もういいから!わかったから!」
ベッドから飛び起きて俺にティーカップを押し付けると
背中をぐいぐい押して部屋から追い出されてしまった・・・
関係ないけどお一人でお着替え〜のくだりは自分で言っててもなんか萌えた
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:36:51.54 ID:N0BKw8Kv0
プークスクスて
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:40:33.65 ID:
McQ2L6eF0
そういえば書き忘れてたけど俺は元々こういうイタズラというかドッキリが大好きで、
よく家族に仕掛けて遊んだりするんだけど一番ターゲットになるのが弟なんだよね
だってリアクションが可愛いし、中学生になって多少口悪くなったけど妹みたいにマジギレしないし
ほんとにいい子なんですウチの弟!
だから多分この時点で既にこの異常事態を受け入れてたっぽい
それでも自分がこっそり黒執事読んでたことがバレてるとは思ってなかっただろうけどww
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:45:43.71 ID:
McQ2L6eF0
で、部屋の前に突っ立ってても仕方ないので(鍵掛けられた)
キッチンに行って冷めてたパンをレンジでチンしてやった
執事たるものこれくらい出来なくてどうします?
そしたらサッカーのユニフォームに着替えてきた坊ちゃんが2階から降りてきたので
笑顔で椅子を引いてここに座るよう促したんだけど、
ツンデレ坊ちゃんは真逆の席に座ったわけで
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:45:46.69 ID:aV9eM1F10
弟じゃなくて坊ちゃんだろ
いいから続けて
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:50:13.78 ID:
McQ2L6eF0
弟「で、今回は何でそんな格好?」
執事「え、何でって」
弟「その服絶対おにいのじゃないだろ。父ちゃんのやつ?」
執事「いえこれはお屋敷から支給された物d」
弟「って言うか何で座んないの?」
執事である俺は当然、坊ちゃんの食事中ずっと真隣で突っ立っていた
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:51:28.75 ID:aV9eM1F10
ところどころ素になってるのがなんかいいな
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:56:22.68 ID:
McQ2L6eF0
いつの間にか俺のところが執事になってたwww
俺「主人と同席する執事なんて聞いたことありませんよ(プークスクス」
弟「・・・(心底嫌そうな顔」
俺「おや、坊ちゃん。御髪が・・・」
弟「触んなキモい」
俺「おやおや・・・(プークスクス」
そんなこんなで朝から気持ちいいぐらいのツンデレを発揮しながらも
俺の作った朝食を食べ終わる頃にはちょうどいい時間になっていたわけで
俺「坊ちゃん、そろそろお時間です」
弟「わかってるよーうっせーなー」
相変わらず可愛い坊ちゃん!
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:57:16.48 ID:gNHu2Fxt0
弟どこもデレてねぇよwwwwwww
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 11:59:05.63 ID:UkFwJWHK0
ツンしかねーじゃんwww
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:04:58.31 ID:
McQ2L6eF0
嫌がるの坊ちゃんからサッカーの鞄を無理やり引っ手繰って玄関までお持ちする執事
靴も履かせてあげようと思ってたのにそんな隙すらなかったよ・・・さすが坊ちゃん
俺「坊ちゃん申し訳ありません。行きは無理なのですが、帰りは迎えを寄越しましょうか?」
弟「え?車で迎えに来てくれんの?(ちょっと嬉しそう」
俺「ええ、坊ちゃんのご命令であれば何処へでもお迎えに上がります」
弟「はぁ・・・じゃあ○○の家の近くにあるコンビニまで・・・あ、やっぱいいわ」
俺「どうしてです?」
弟「どうせその格好で来るんだろ?」
俺「はい、あくまで執事ですかr」
弟「いってきます」
来いと言われればマジで燕尾服で行くつもりだった
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:07:37.74 ID:aV9eM1F10
坊ちゃんもパターン把握してるな
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:17:36.70 ID:ZYAqdA4UO
>>79
グラウンドに車を横付けして坊っちゃんの練習が終わるのをにこやかに待て
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:18:15.35 ID:
McQ2L6eF0
坊ちゃんが出かけると途端に暇になった
とりあえず食器を片付けながら自分の分のパンを焼いて
それを食べながら何かネタは無いかとまた黒執事を読むことにした
そう、既にネタ切れだったのだ!
いつも思いつきで行動するからネタ切れが早い早い
しかもセバスチャンほどの悪魔的能力も無い凡人の俺には
いくら漫画を読んでもこ以上俺に出来そうで面白そうなやつがない
それでも諦めきれない俺はついにDVDまで引っ張り出してきた
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:23:56.12 ID:
McQ2L6eF0
と言っても実は何気に一期はリアルタイムで観てたので
せっかくだし二期を観ることにした
そして俺は出会ってしまったのです・・・最大のライバルに
トランシー家の執事、クロード・・・
屋敷の模様替えの一瞬でやってのける彼の軽快でアクロバティックなステップに
俺は一瞬で魅了されてしまったのだ・・・
いや、考えればこれもまた悪魔的で人間には到底出来そうにない技だったけど
クロードのステップはそんなことも忘れさせるくらいの何かがあった
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:25:47.81 ID:
McQ2L6eF0
そんなわけで俺は晩飯の時間までひたすら二階へ続く階段の手すりから
華麗に滑って玄関に降り立ち、坊ちゃんをあくまで執事的にお迎えするする練習をした
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:32:34.91 ID:
McQ2L6eF0
15時過ぎ、ようやく手ごたえも掴めてきたので
そろそろ晩飯・・・じゃなくて夕食の支度をしなければと冷蔵庫を開く
ここでもやはり無計画なので何を作るかなんて全く決めてなかった
どうしたものかと考えていると
ラッキーなことに白菜の下からカボチャを発見
坊ちゃんはカボチャが大好きなのだ
ってわけで夕食はカボチャのグラタンに決定したわけで
レシピは料理好きな母ちゃんのメモがあるから問題無し
と思いきたとろけるチーズをきらしてたので買いに行くことに
坊ちゃんが大好きなカボチャのグラタンを作る
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:38:30.00 ID:
McQ2L6eF0
>>89の最後の一行は消し忘れだ気にすんな
俺「とろけるチーズってどこに売ってるんだっけ・・・やっぱスーパーか」
独り言を呟きながら車のエンジンを掛けるのはもちろん燕尾服を纏った執事
俺はやると言ったら徹底的にやる男なのだ
そうして車を走らせていると完璧執事はいい事を思いつく
俺「もしや・・・コンビニにも売っているのでは・・・?(イケメンボイス」
思いついたらすぐ行動
目的地をスーパーから坊ちゃんが今朝行ってたサッカーの練習場近くのコンビニへ変更した
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:49:32.04 ID:
McQ2L6eF0
ちなみにその練習場は俺も通ってた場所で今でもたまに弟を迎えに行ったりしてるから
場所の説明なんか要らないんだけど弟は迎えに来てって俺に頼む時いつも
「○○(友達)の家の近くのコンビニ」と言うんだよ
普通に練習場の前にコンビニって言えばいいのに!
それもこれも○○(友達)と仲が良すぎるせいだ!
おにいは嫉妬している!
ってわけでそのコンビニでとろけるチーズを手にしていると
○○(友達)と出くわしてしまった
多分休憩か何かで飲み物買いに来てたっぽい
93 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/10/11(火) 12:52:16.08 ID:tgvpnhYSO
あーあwwwwww
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:52:31.76 ID:UkFwJWHK0
なにするか期待www
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:56:26.64 ID:
McQ2L6eF0
○○(友達)をAにしよう
俺「やぁ、A君」
A「え・・・?もしかして・・・」
俺「そう、私ですよ。私」
A「弟くんの兄ちゃんですよね・・・?」
俺「まぁそうとも言いますかねぇ(イケメンボイス」
A「・・・・(表現しにくい顔」
俺「おや、アクエリアスですか・・・ふむ。いいでしょう」
A「えっ?えっ?」
俺「A君には日頃から私の坊ちゃんがお世話になっているのです。これくらいはさせていただかないと」
A「は?あの・・・いいんですか?」
俺「あくまで執事ですから(イケメンボイス」
終始怯えた表情の彼に俺は大満足でアクエリアスを奢り、
笑顔で手を振って家路についた
もちろんコンビニの店員にもガン見された
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 12:58:08.90 ID:EooO/HcAO
かっこいい
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:00:06.68 ID:cjiwbAaf0
人に迷惑かけるなよwwww
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:03:11.84 ID:
McQ2L6eF0
家に着いた俺はさっそく料理に取り掛かる
急がなければ坊ちゃんが帰ってきてしまう!
でも別に料理作るとこは特に目立ってこともなかったから省略
で、完成!
料理なんて案外やってみりゃ出来るモンなんだなぁと思った
それもこれも俺が完璧執事たる故
そんな自分の才能に酔いしれながら黒執事を読んでいると
外から微かに足音が聞こえてきた(窓開けっ放しにしてたら聞こえる)
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:09:27.98 ID:
McQ2L6eF0
俺は光の速さで階段を駆け上がり手すりの一番上にスタンバイする
天井があるから身を屈めないといけない所が若干カッコ悪いけど
華麗に滑って着地する自分を想像すればお釣りが返ってくるほどのイケメン度合いだった
そして今まさに玄関のドアノブが下りた・・・その瞬間、
俺は好調なスタート切って滑り出したその数秒後
華麗にバランスを崩して坊ちゃんの小さな体に突っ込んでいた
102 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/10/11(火) 13:11:18.30 ID:tgvpnhYSO
可哀相だなwww弟もwwwwお前の頭もwwwwwww
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:18:46.71 ID:k/xmqtT80
セバスチャン頑張れ