2chまとめサイトモバイル
浮気してないのに浮気バレた…
Part2


123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:17:53.13 ID:mE6btIy10
フィギュアが届くと開封して部屋に飾りますよね?早く部屋に飾りたくてたまらないですよね?
俺は興奮しつつ鑑賞して、華琳様の置き場所確保するために棚を整理し始めるわけですよ。
またこれが時間かかるんだ!
すでに華琳様のフィギュアは同じサイズくらいのフィギュア(ペンギンパレードという会社の)
があるためダブってしまう。だからその二人を並べるとなんで華琳様二人いるの?おかしくね?ドッペル?
ってわけわからなくなってしまう訳ですよ。
だからすでに居た華琳様のために新しい場所を作り、元いた場所にnew華琳様を置く。と。
そんで久しぶりの抱き枕華琳様に挨拶…とか、他の恋姫フィギュア達とイチャイチャしてたら、
そんなこんなで夜11時くらいになってしまった。
ちょっと早く自宅帰らないとやばいな。。ちょっと心配させちゃうかな…。
と思い始めたが(ちょっとは俺の口癖///)
おかんが「御飯作ったから食べて帰りな!」っていうもんだから、帰りが12時頃になってしまった。
おかんの優しさが目に染みるぜ…。さっきはうるせーって言ってごめんね。

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:30:35.16 ID:Ys3IYykl0
車を走らせる俺。
ちょっと嫌な予感が胸をよぎる。
遅くなるときはいつだって俺は妻に、
「今夜はちょっと遅くなるから…。心配しなくていいよ。うん。愛してる。」
なんて電話したりしてる。
連絡無しにこんなに遅くなったのは始めてだ。
もしかしたら泣いてるかも。つーか俺の携帯見てるかも?
だって遅かったら心配で電話するじゃん?コールしたら部屋のどこかで鳴り響く着信音。
あれ?携帯忘れたのかしら…携帯…携帯…携帯ある…携帯がある…やばいよやばいよ。
どうシュミレーションしても嫁が携帯を見る確率は80…いや…9…0…?
冷や汗を流しながら自宅のガレージに車を突っ込む。
部屋に明かりがついてる…
俺は後悔した。あー。やばいなー。たぶんやばいなー。
これたぶんやばいなー。家の雰囲気がなんか半端ない。
華琳様の試練か?これ。なんていい加減にしろと殴ってやりたい様な事も思っていた。
 そ し て 俺 は 惨 劇 の 扉 を 開 い た 。

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:31:32.59 ID:/c37nLSY0
ほう

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:33:03.65 ID:eqqJB/Mq0
ところで>>1のカーチャンがいい人すぎる件

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:34:09.74 ID:p3KymRNv0
ジャージャージャッジャーン♪

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:34:27.30 ID:ZdAp/rhM0
犯人はカーチャン

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:43:10.11 ID:Ys3IYykl0
カチャ。。
玄関の音を静かに開ける。
リビングから光が見える。
ん?もしかしたら大丈夫かも!なんか心配しすぎたかもw
となぜかここにきて楽観的になった俺は、あえて堂々とちょっと元気にリビングに突入することにした。
「うぃーす。ちょっと実家に寄って帰ったら遅くなっちゃったよーw」
嫁はテーブルに俯いて座っている。
「ごめんね?遅くなって心配した?待っててくれ…た」
その時、俺は信じたくないものをテーブルの上に見る。
携帯だ!!
しかもランプピカピカしてない!嘘!まずい!見られたよ!華琳様からメール見られた!
エマージェンシー!エマージェンシー!
「どこ行ってたの…?」
「あ…え…その…実家って…」
俺は平静を装いつつ携帯に手を伸ばした…その瞬間、
パシンッ!
ビンタされた。

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:44:50.78 ID:7VikyZRp0
キタ━━━━━y=-(゚∀゚)・∵.━━━━━ン!!

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:46:29.66 ID:8q7t/k6L0
ヽ(*´▽)ノ

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:58:03.41 ID:Ys3IYykl0
キーン
ちょっと耳に掛かってるビンタだった。
耳痛い。昔おかんにビンタされた事を一瞬でなんか思い出した。
嫁の顔が怖い。無表情で、人って本当に怒ると無表情になるんだなって思った。
「誰?…はなりん…って?」
鼻琳!
はなりんじゃないよ。それはかりんって読むんだよ嫁。
俺は鼻琳という新しいキャラクターが可笑しくて、だけどメールがバレたことが
恐ろしくて、二つの相反する感情が混ざってしまい、不思議な顔をしていたと思う。
「違うんだよ嫁…。落ち着いて話を聞いて欲しい…お願いだ。」
泣きたかった。泣きたかったけど、俺の中で鼻琳というキャラクターが頭をよぎる。
鼻がブツブツしてて、ちびまる子ちゃんのハマジみたいなキャラクターが
俺の中では出来上がっていて、頭の中で暴れまくっている。
「誰なのよ!…誰なのよぉ…うっ…うっ…」
ついに泣き始める嫁。俺も申し訳ない気持ちでいっぱいなっている反面、嫁を愛おしいと
思う気持ちも沸いていた。

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:00:18.67 ID:l+vbCWboP
はなりいいいいいいいいいん

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:00:22.71 ID:Mmq1wEXxO
りんが読めてなんではなが読めないんだよww

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:01:38.01 ID:eqqJB/Mq0
はなりんクソワロタwwwwwwwwwww

158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:02:26.31 ID:WWSmvFzRO
嫁かわいいな

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:09:33.40 ID:Ys3IYykl0
「誰なのよぉ……鼻琳…ってえ…うっ…ぐすぅ…」
ああ、可愛いな嫁。そして馬鹿だな。馬鹿だ嫁。
ちょっと微笑ましく思い、油断していたら俺の中の鼻琳が
「ヒャハハーっ!鼻パックで沢山とれたぜー!」
と叫びだすもんだから、
「プシッ」
と俺は吹いてしまった…
それが妻の逆鱗に触れてしまった。
今思うと嫁のスイッチの入った音を本当に聞いた気がする。
ピシッ…
床のしなりかもしれないけど、そこから嫁が鬼の形相と化した。
俺と鼻琳はヒョエ〜!っとその変化にびびりまくった。
「…ねぇ。私見たよ。携帯…
今朝からそこに置いてあって、ピカピカしてたけど見なかったよ。」
やばいやばい。まじでやばい。キレてる。身の危険を感じた。
てゆうかこれで100%嫁は携帯を見た。と思った。
鼻琳は包丁のありかの確認しとけ…とかアドバイスしてた。。

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:12:31.59 ID:eqqJB/Mq0
はなりん可愛いなwwwwwww

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:13:04.19 ID:Mmq1wEXxO
鼻パックwwww

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:15:21.65 ID:rumiHXmb0
恋姫やってみたくなるスレだな
嫁さん可愛いのぉ

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:18:12.78 ID:dc0NYe7g0
嫁のメールを華淋で登録おけばよかったのに

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:20:46.07 ID:Ys3IYykl0
「だけど…うっ…ズズーッ…
夕方になっていつも帰ってくる時間になってメールがきたの…」
だ…誰だ?俺は思った。そいつのせいで嫁は俺の携帯を見てしまったわけだ!糞!誰だ!
「もしかしたら、家に居る私宛に、貴方が遅くなるって…会社のパソコンからメールしたかもしれないって…思って…」
「ちょっとごめん…」
俺は震える手で携帯を開いた。まず、新規メールのアイコンが無いから
華琳のメールは確実に見られてる…。
ここまで追い詰められてるのに、まだわずかな希望を信じていた楽観的な男である。
そして受信ボックスを開いた瞬間、信じられないものを目にした。

17:25 Form おかん
    subject またなんか届いてたわよ
糞ぉぉおおおおおおおお!!!!!おかんかよぉおおおおお!!!!!氏ねぇええええええ!!!

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:22:25.82 ID:OnVtDlYO0
おかんくっそわろたwwwwwwwwwwww

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:23:33.83 ID:O/OQhuKy0
おかんの逆襲

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:35:26.50 ID:Ys3IYykl0
「…お義母さんからのメールでね。なんか届いたよって…」
「けどね…」
ああぁ…くる…爆発の波が来る…。
鼻琳が工事の現場で被るような黄色のヘルメットを被って俺に警告してくる。
…あと5秒…いやもうすぐに…爆発する…ぞ
全身で感情の爆発の波を感じる。ビリビリする…
「そのッメールのしたのっ!!新しいメールも見ちゃったのよおおおっっ!!!!!!!」
  カシッ!!!!!!
携帯を取り上げられて、床に叩きつけられた。
「なに!ねぇ!!なに!!!!
何してるか分かってるの!?ねっ!全部嘘だったの!この人のっ今までのメールは
何っ!なんなのぉお!?
今まで何してたの!!!!!ねぇ!ねぇええええええええええええっ!!!!」」
絶叫だった。胸を掴んでくる嫁は聞きたい事が色々ありすぎて、混乱しているようだった。
怖かった。恐ろしかった。だけど、やっぱし愛しさも感じていた。
こんなに怒るのは自分のことをそれだけ愛しているからだと。
ここで嫁が最初に見た、俺が今朝に華琳アカウントで携帯に送ったメールを記載する。

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:40:14.10 ID:L9MoHJO3O
がんばれ

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:41:42.66 ID:WWSmvFzRO
嫁まじかわいいな
浮気もん死ねよ

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:42:12.28 ID:kfJ3PSIB0
今北
自分が自分に送ってたとか言ったら頭おかしいと思われて終わるんじゃね

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:43:25.49 ID:NEvarKJh0
嫁にとってはどう転んでも地獄しか待ってないよな

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:44:21.66 ID:2JtMPS2m0
>>178
嫁が健気すぎて辛い
てか修羅場すぎwwwwww

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:53:13.58 ID:Ys3IYykl0
 From 華琳
 subject 今夜はうちに来なさい。絶対よ。
 本文  待ってるから…
     沢山虐めてあげるんだから。
「今までっ…何…してたのよぉ…グズッ…う”ぅ”ぅ”う”ぅ”ううううう」
嫁は錯乱していた。俺は急いで解決策を鼻琳と相談した。
(どうしよう!?どうしよう!?)←俺
とりあえず抱きしめるか?…いや待て!まだ誤解を解いてないのに抱きしめたらまたビンタされるぞ!←鼻琳
(なら全部話せばいいのか!?)
今までの華琳のメールも全部見られてるんだぞ!?全部話すの恥ずかしいぞwwwクヒヒ
(しょうがないじゃないか!?だってそれが真実だろ!)
じゃあオタク趣味も全部!! バラして!!
(ウッ!)
華琳というキャラクター!!恋姫というゲーム!!全て説明するのか?wwwwまじうけるwwww
鼻琳との自問自答が続く。いつしか鼻琳は俺の姿になっていく。。
鼻琳は俺だったんだ。
華琳なんていない…。俺は…馬鹿だ…。

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 02:56:34.66 ID:gIGqswcU0
文体がダメなタイプのオタク特有の脂っこさ
でも嫁がいる・・だと・・・

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:16:18.87 ID:Ys3IYykl0
「今日遅かったのも…今まで居たんでしょ!鼻りんさんと!…ねぇええ!!」
胸をグイグイ掴んでくる。本気の力だ。
以前、嫁とプロレスごっこ(比喩じゃなく本当のプロレス)とかした時、
全然力が無くて、「お前力ねーなぁーw」なんて笑ってたけど、
こんなに力強かったんだな。
もう俺は決心した…。全てを嫁に打ち明けよう。秘密にしていた事を謝ろう。
嘘をつき続けて居た事を謝ろう。土下座でもなんでもする。
自分には心の弱い部分があった。それが鼻琳だ。
恋姫無双の世界の住民になった気になり、現実から目を背けて作り出したもう一人の自分。
もう終わりにしよう。大人になろう。そして嫁を愛そう。
こんなに必死になって泣いてくれて、愛してくれているじゃないか。
「嫁…その…」
俺は土下座スタイルに入ろうとし、全てを説明しようとした。
その時嫁が呟いた…。
「そもそ…も…」
ん?なんだ?全てを打ち明けようとしてるのに…
「そもそも……
          鼻りんって何人なのよぉぉぉッッッ!!!!!!!!!!」
そこかーッ!!

196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:17:46.47 ID:HMgpHnVZ0
ギャグにしか見えなくなってきた

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:19:38.01 ID:llGvb3Jy0
嫁可愛いなぁ、くれよ

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:21:00.06 ID:iv+Rm5NIO
あんたの奥さん、とっても可愛らしい
他人だけど泣かさせないようにしてもらいたいなー
俺、絶対にあんたの奥さんのような人と結婚するわ

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:23:32.32 ID:Ys3IYykl0
何故嫁が華琳の事を日本人ではなく、外国人だと思ったのか…。
それは華琳とメールをし始めた時の昔のメールを見たのだろう。。
その内容は、日本に来てまだ慣れないわ。。文化が違くて… とか
      すごいわね。コレが話してくれた携帯なのね…。とか
      日本は便利ね。ここが貴方が生まれ育った国… とかだ。。
語るも赤面な内容…。
多分それも見たからだろうなー。とぼんやりと俺は思った。

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:31:54.60 ID:Ys3IYykl0
みんなごめんね。
もうちょっと続くんだ…。
自分のことをこうやって文字に起こすの初めてなんだ。
ちょっと面白くしようとして、そこかーッ!とかって書いたけど、
つまんないね。
けどそう思ったんだよ。そういえばそうだよなーってさ。
中国人って設定で、しかも三国志の昔の偉人だもんなーって。
現代だったら中国人でも携帯知ってるし、嫁は本当に混乱したんだろうなーって。

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:40:51.13 ID:O/OQhuKy0
ここまで>>1のしたかった相談無し

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:44:48.70 ID:1er4gQfp0
いや面白いからいいんだけどな、かれこれ既に6時間だぜwww

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 03:48:19.48 ID:0sTUaRuhO
2月中に終わるの?これ

223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 04:02:35.90 ID:Ys3IYykl0
ごめん。ちょっと電話してました…
面白いって言ってくれた人ありがとう。
つまらないといいつつ読んでくれた方、すいませんもうちょっと続かせてください。
もうスレたてから6時間も立ってるんだな…
一人じゃ眠れなそうだったからスレ立ててみたけど、長くなってしまいました…
>>34で言及している通り嫁は実家へ帰りました。嫁母父と共に…
続きを書きたいのですが、眠くなってきました。
凄い申し訳ないんですけど、ちょっと寝させて貰ってもいいですかねー…

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 04:03:52.13 ID:uXB1Zcxg0
仕事あるんじゃないの?
無理するなよ

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 04:04:39.67 ID:iv+Rm5NIO
wwwwwww
寝てもいいんじゃない?w
皆の了解得たなら

270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 07:31:31.75 ID:Ys3IYykl0
>>195の続きです。
違うんだ嫁。鼻琳は中国人だけど、偉人で本当はこの世には居ない存在なんだ。
なんて言えるはずもなく、むしろそんな事言ったら頭がおかしいと思われる。
そんなの嫌だ。
俺は土下座スタイル入ろうとした中途半端な形で固まった。
そんな何か考えてる俺のふざけた体勢?を見て嫁がついに激昂した…。
嫁は本気で怒ると近くにある物を手当たりしだい投げる癖がある。
まだ交際時代に、くだらない原因で喧嘩した時、嫁はでかい皿を俺に投げつけて
その割れた破片で足を切ったというマヌケだ。
テーブルの上のマグカップや可愛い動物の小物が俺に向かって容赦なく飛んでくる。痛い。スピード感が半端ない。
「あぁああああああああああああああ!!!!!!!!」
駄目だ。このままだと部屋の全てが壊される!バーサーカーだ!怖い怖い怖い怖い殺されるぅうううううううううううううう!!!
「…っ嫁ぇ!聞いてくれ!」

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 07:34:10.04 ID:Ys3IYykl0
     「これはドッキリなんだぁあああああああああ!!!」
言った瞬間、マズイと思った。
俺はついさっき真実を話すと決意したにも関わらず嘘をついた…。なんて情けないんだ…。
だけど怖かったんだ…。とりあえず嫁を落ち着けないといけないと思って咄嗟についた嘘だった。
嫁「……え…」
嫁は何を言われているか把握してないようだった。
よし!このまま畳み掛けるぞ!俺は狂った鳩時計のように喋りだした!
「そうなんだよ!ドッキリなんだよ!もし嫁がさ携帯をこっそり見た場合に発動する
悪戯ドッキリ!結構苦労したんだぜ!そんな怒るとは思わなくて…はは」
嫁の顔が良く見えない。多分凄い顔してたと思う。
「どうだ?手が込んでるだろ?あはは…」
嫁はプルプル震えている。それを見た俺は女優霊という映画を思い出した。
「うわぁあああああああああ!!!!!!もう嫌ぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!」
ヒィィ!駄目だ!美味い言い訳を思いついたと思ったら駄目だった!ここまで追い詰められて
まだ自分の保身のために嘘をつくからこうなるんだ!天罰だ!
その時だった。玄関の開いた音がした。

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 07:36:28.22 ID:2JtMPS2m0
地雷踏みすぎだろwwww

278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 08:06:27.50 ID:Ys3IYykl0
「夫君!!」
俺がうずくまっている位置は、玄関からまっすぐのリビングだ。
つまり誰が来たのか見えたのですぐ分かった。
それは、嫁の父。つまり俺の義理の父、お義父さんだった。
助かった!しかし、心のどこかでもう逃げられない!とも思った。
俺は「その…これは…」とかゴニャゴニャ言っていた…。
思考が纏まらなかった。いろんな疑問が沸いてくる。
なんで御父さんがこんな夜に?車はどこに停めたんだ?飯は食べたのか?とか全然重要じゃないことを考えていた。
御父さんがリビングに入ってくる。

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 08:07:40.23 ID:Ys3IYykl0
「どうしたんだね…外に。…外に二人の喧嘩の声がまる聞こえだよ…」
嫁は御父さんを見て少し冷静になったのか、床にひざを付いて泣いている。
「お父さん…うっ…グスっ…おとうさぁん”ん”ん”ん…」
「嫁子…。」
御父さんは嫁の肩を抱いて、落ち着くように促した。
ちなみに御父さんは凄いいい人だ。田舎の優しい牧歌的なおじさんのイメージそのまんまだ。
俺も大好きで…本当に大好きだから誤解されているのが辛くて、ここでちょっと泣きそうになった。
そして、嫁を落ちつけた後、ここに来た理由を御父さんは話した。

280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 08:07:50.47 ID:eqqJB/Mq0
お義父さんマジGJ