ゴリラ女にストーカーされた挙句、金を巻き上げられた話
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Part3
39 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:19:04.62 ID:
tQ1bTdd10
簡単に詳細を書くが実際はもっとヒドかった
ゴリ子
【いきなし遅刻だなんて、酷いぞ☆】 お前の顔な
【遅いぞー☆もうイジワルなんだから】 黙れゴリラ
【ちょっと担任事故ったって言ってる本当!?】お前の顔も相当事故ってるよ
【タロちゃんがそんなんなるなんて泣きそう】 俺も色んな意味で泣きそうだよ
A【大丈夫か?事故ったのか?】 ありがとう、なんとか大丈夫だよ
【なんか私まで体調悪くなってきたよぅ】 は?なんで?鏡でも見たの?
【心配で勉強できないよぅ】 日本語の?
B【大丈夫かぁ?】 ありがとう
【あーあーあーあー】 イカれてきたかエテ公
【なんか感情的になってきた】 野生的の間違いだろ
C【大丈夫ならメールくれ】 読んだらメール返すね ありがとう
【なんで返事くれないの!?もういい】 もう勘弁してくれ
B【ちょっ!!ゴリ子叫んでる キメエエww】 ……
【ねぇほんとに大丈夫なの?】
【タロちゃん……もう知らないよ…】 何の話だよっっ俺が知らねーよ!!
C【ゴリ子が私の山ちゃんとか言ってるww
手羽先かよwwww
否定するorしない? しないねwwww】 ちょ!!!!全力で否定しろ!!
【今日、タロちゃんいないから悲しい】 俺もCのせいで悲しい
【もう五限終わるよ、もうすぐ帰っちゃうよ】 帰れっえぇ!!山に帰れっ!
A【おいおい お前がメール返信しねぇから
ゴリ子 なんかしゃくれてきたぞ!!キメェ】 ごめんそれはちょっと見たいww
【タロちゃん今からお風呂はいるね】 死ね!!!!!!
一通りメールを見終わった頃には夜十時頃だった。
俺は足を上にあげて、寝転んでいた。
足が痛いし心も痛い、でも明日はどうやら休めそうだ。
受験勉強も少ししよう こうやって休んで自分を励ましたのはいつぶりだろう。
テレビも付ける気にもなれず、音楽をかける気にもなれない。
無音が心地よくて、状況は悪化してるけどゆっくりとした時間を楽しんでいた。
40 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:20:41.61 ID:
tQ1bTdd10
ヴヴヴヴヴヴ
ヴヴヴヴヴヴ
メールか……めんどくせぇ見る気になれないな
ヴヴヴヴヴヴ
ヴヴヴヴヴヴ
電話!?俺は痛い足をケンケンしながら携帯へと近付いて開くと
見知らぬ番号から電話がかかってきた。
!!!?まさか!!
と思ったけど、ゴリが俺の電話番号をゲットできるはずはない。
俺の電話番号を知っているのは友達(妖怪目視被害者の会)のはずだから
教える訳ないし、女子で知っているのは澤くらいだ。
澤はゴリがあんま好きじゃないからたぶん、教えないはず。
担任か……そういえば昔遅刻した時もこんなことあったな。
ピッ
「もしもーし」
「タロちゃん!!!??大丈夫!?」
シブいねェ…まったくおたくジブいぜ
このエテ公…スタンド使いか…それとも野生の勘か
「どうやって俺の番号を知った?」
「タロちゃん大丈夫なの!?」
「どうやって俺の番号知ったんだよ!!!」
「それはB君が」
プツ
「URYYYYYYY B!!!!んで教えてんだよ!!!!」
「あっ太郎?大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇよ!!!番号教えてんじゃねぇよ」プップッ プップッ(キャッチ音)
「あーそれはゴリ子がさ、組長に知らせなきゃダメな企画があるとかで」プップッ プップッ
「あぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!?んなもん嘘だろうが!!!」プップッ プップッ
「まぁまぁ俺、風呂上がりだから切るべ」プップッ プップッ
「ちょB 待って ごめん 言いすぎた ごめん やめて」プップッ プップッ
「あんだよ?悪かったって もう教えないから 切るぞぉ」プップッ プップッ
「やめてB プツ 「もしもしータロちゃん!?」」
勘弁してくれぇっぇぇぇぇ!!!!!あうあーーーーあうあーー
【天は笑いはしない】宮本武蔵
めっちゃ笑われてんだけど!!!!!!!!
41 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:22:35.56 ID:
tQ1bTdd10
「タロちゃん?」
「なんでしょう?」
「今日凄い寂しかった!!」
「そうなんですか……大丈夫ですから それでは」
「ちょっと待って 痛みは?」
「いてぇええよ!!だからほっといてくれ」
「痛いのぉぉ!!!?」
ゴリ子はここで泣き始めてマシンガンのように質問攻めをしてくる。
俺は電話の終話ボタンを静かに押した。
プツ ヴヴヴヴヴ ヴヴヴヴヴヴ 「だからー」「タロちゃんぁぁぁあ」
プツ ヴヴヴヴヴ ヴヴヴヴヴヴ 「だからー」「タロちゃんぁぁぁあ」
こんな攻防を何回か続けていた。
会話をしようとしても一方的で更に同じ事ばかり聞いてくる。
リフォームの匠が階段を収納にするテンプレの如く同じことばかり
色々な意味で諦めて「うん はいはい」と答えていた時だった。
俺の脳裏に光が射す
ざわざわざわざわざわざわ
ざわざわざわざわざわざわ
圧倒的閃き!!!!
僥倖・・・圧倒的僥倖っ・・・!!
混迷のなかに埋もれていた俺自身が息を吹き返す・・・!
ゴリ子に告白させよう
そして思いっきりフッてしまえば、これで日本の経済のようなこの負のスパイラルは終わる。
俺は思いっ切って声を大きくした。
「あのさ、赤木さん。俺に隠してる事ない?」
「うえぇえうほ」
みたいな訳のわからない声を出す
「あるでしょ?俺に隠してるというか言いたい事みたいなの?」
「うぇ?」
「俺に伝えたいというか? 言いたい事というかあるでしょ?」
そう言うとさすがのエテ公も感づいたのか急に恥ずかしそうにし始める。
今、流れは俺にある
もうあとちょっとだ!
ど悪魔め・・・!吐き出せ!!そんなに苦しかったら吐き出せ!!
「タ タロちゃんの事が好きだよぅ ウウウウ」
神よ俺を祝福しろ!!キターーーーーー!!!!
42 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:24:21.35 ID:
tQ1bTdd10
「マジ無理なんで!!恋愛対象とかあり得ないんで!!全然好きじゃないんでwwww」
神様っ!!ありがとうございます!!うおおおおおおおおおおおお!
圧殺したったwwwww
法悦!!!!!
垂涎の至福!!!!!!
圧倒的至福!!!!!!
「タロちゃん 今の無しね。だから明日からもきまずくないから、今のは告白してないから!!」プツ
うえぇええw・・・?
え?
ふざ ふざけるなよ
俺は枕を震え濡らした。震えるのは会えなくて辛い時だけだと思っていた。
カイジが沼で勝った後に遠藤に金を取られた時のように俺は混乱の中熟睡した。
心身共に憔悴しきって、なにも考えたくなくなった。
なににしても明日はやすみだ。
そして翌日、警察へと出向いた後に、「慰謝料がたんまりはいるから」と言った母が
洋楽のアルバムを一万円ほど買って良いといってくれた。
俺は喜び、母に感謝した。この時だけ学校の事は忘れられた。
今思えば 一万どころじゃない金が母に入っているはずなんだが……音沙汰無し
俺は携帯の電源を切ったままこの日を過ごした。
嫌でも明日はやってくる。
嫌だけど、やってくる。
結局、自転車もこげない俺はタクシーで学校を行き来することになった。
人数も多い学校だったので、さすがに登校ピークに学校に行くわけにもいかずに
朝早くにタクシーを呼んで、学校に着く。
誰もいない教室に入り、じっと朝礼をまっていた。
クラスに人が入ってくると
「大丈夫か!?」と一気に人気者だった。
さすがの澤も俺に「大丈夫?」と聞いてくれたのは凄く嬉しかった。
問題はゴリラだ。
副組長という立場を利用してあれこれ俺の世話をしようとする。
でも俺にはそれを拒否するほどの攻撃力はないのだ。
足が使えない→歩けない→迫りくるゴリラ→逃げれない
こういう感じでラブラブアピールをしてくる。
ABCはずっと苦笑いしていた。
Bにはもちろん、周りの男子達に俺の個人情報を一切教えない事を誓わせる。
43 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:26:33.08 ID:
tQ1bTdd10
そして一過性の人気な一日も終わり、放課後になった。
この時に【呪い】の存在を思い出す。
――「山ちゃんすぐ帰っちゃうんだから」
そう俺はすぐに帰れないのだ。
ある程度の生徒が帰宅するラッシュが終わるまでタクシーを呼べない。
今思えばゴリ子が笑っていたような気がする。
オワタ
俺はできるだけ男子といるが、放課後の自由感は半端なくて普通に女子と男子が入り混じり
話し始める。
策士ゴリラ ここに参上か……
ゴリ子はもちろん俺に告白した過去など全く関係なしって感じで攻めてくる。
俺は結局 妖怪一派の仲間入りをする事を余儀なくされた。
足が治るまでの辛抱か……そう思っていたが
この日を境にゴリ子からのメールがとんでもなく来るようになった。
「タロちゃんは髪型とか変えないの?」
「ストパーとかはあててみたいですかね……」
「あーいいね!うちは童顔だからストパー似合わないだよね」
・・・なにいってんだ 童顔? ゴリラ界の話だろうか?
ギャグだとしても笑えない。なんだこれ、心が痛い
ゴリ子が童顔と携帯電話で打っている姿を想像しただけで意識が崩壊しそうになる。
文字にすらレイプされてしまったのだ。
だが俺の【菩薩モード】が返信メールを送信していた
「1.どう‐がん【童顔】
子供の顔。また、子供のような若々しい顔つき。わかる? オマエ童顔じゃないよ? グッナイ」
俺の中の菩薩も限界のようだ。
44 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:28:31.67 ID:
tQ1bTdd10
だがそんな事でゴリ子のメールが止まるワケもなく、来る日も来る日もメールは届くのだ。
「てか、卒業の行事みたいのどうすんの?」と送れば
「あーのぼせそう、今ね お風呂はいってるの☆待っててね☆」
大量の胃液が口の中に広がり ゲロまではいかなかったものの唾を大量にゴミ箱に吐いたのを覚えている。
一瞬でも想像してしまった自分を殺したい。
もう身投げしたい気持ちでいっぱいだった。
俺はある日 足が痛いから休むといって半分マジ、半分さぼりの休暇をとった。
ゲームをしつつも痛みと格闘している時だった。
ヴヴヴヴヴヴ
ゴリからの電話だった。出たくはなかったが、出ないとマジでずっとかかってくるので
俺は仕方なく電話にでた。
「何?」
「タロちゃぁん 大丈夫なの」
何故か半泣きのゴリラが電話でウホウホ叫ぶ。
「痛いよ 何?」
「もう涙でそう!!」
「……大丈夫だから」
「タロちゃんが心配だよ 今からいくね」
「!!!????」
45 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:29:24.93 ID:
tQ1bTdd10
え?は?ちょっとちょっと
あまりの衝撃に俺が咳き込むと
「ちょっと待ってて、今準備してるから!!!」
「いやいやいや無理無理無理 痛いから無理 無理っていうか家しらねぇだろ
無理無理」
「サイゼの近くだったよね 十分くらいで着くから」
ザ・ワールド 時は止まる
とうに俺の家の住所は割れていた
俺・菩薩「やめてくれええあああああぁぁぁぁああぁぁぁっぁああ
ゴリさん これ以上いじわるしないで お願いだよぉぉおおお頼むって」
「イジメてないよぅ?助けにいくから 待っててね」
「聞いてんのかっっっ!!!!!無理だって!!マジで!!!ホントに」
「もうあと少しだから」
恐怖が近付いてくる。ゴリ子が俺の家にこれば大変な事になる。
住宅街だから猿の惑星の撮影地だと勘違いした近所のババアが
注目するにきまってる。
そして、俺の家の犬は小型犬だからショックで死んでしまうだろう。
やめてくれ、回覧板がまわってしまう。
「山田さーん 撮影なんて聞いてませんよ!?撮影許可なんてだしてません!」って町内会長に怒られてしまう。
そしてゴリ子が特殊メイクじゃないと分かれば近所中でショック死が多発 温かな住宅街が消えてしまう。
俺はここを守らなければ!!
「おいっ!!!ゴリさん!!俺今から病院いくから いないからね!!マジで 来てもいないから!!
ハーイ今イクヨー 聞えただろ 今から行くんだよ!!! ならな!!」
「えーそうなんだ。ならまた今度にす プツ」
俺は一方的に電話を切って布団にくるまった。もう安息の地はない。
完全に幕張の鈴木千恵子が塩田の家に行くシーンとかぶったのだ。
昔はあのシーンを見て笑っていたが、もはや笑う事などできない、ただのトラウマだ。
学校を休むとロクなもんじゃないという事を身に染みた俺は学校は休まないと誓った。
苦しくても行ったほうがいいんだ。
そして放課後にゴリトークをして帰る日々に戻っていったのだ。
48 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:36:38.09 ID:
tQ1bTdd10
もう早く卒業したいの一心で俺は勉強を頑張って遂に大学の推薦試験に合格した。
この頃は確か十一月の前半くらいだったと思う。あんま覚えてないけど
足も医者には「もうあと二週間くらいで松葉づえ取ろうか」と言われガッツポーズした。
あと少しだ、ゴリラスパイラルももう二週間で終わる。
ゴリ子の私はカワイイアピールにイライラしつつ、二週間をまっていた。
今思っても本当に自分の事が可愛いと思っていたみたいで…信じられない。
だが二週間が来る前に俺の堪忍袋の緒が切れたのだった。
それは卒業前に作る学年冊子みたいなのの作成で、基本的に組長と副組長で作成するというもの。
俺とゴリ子だけが教室に残り、二人で向かいあってそれを作っていく。
その冊子の概要といえば、こんなクラスでしたよーこんな生徒いましたよーという事を一人一人かいていくのだ。
例をだすなら
A君 かっこよすぎ B君 サッカーうますぎ
みたいな感じでその人の印象を書いて行く。
俺はガンツが好きだったので上みたいな感じでガンツの採点風にクラスの一人一人を書いて行った。
俺は俺の事も書かないとダメなので、事故りすぎ みたいな事を書いた。
男子の分は俺がサラサラっと書いていき、女子のはゴリ子に書かせていた。
その中の会話でも、
「こうやってタロちゃんと二人でいたら絶対勘違いされるよね///ヤダァwww」
「本当にヤダから早くしてくんね?」
俺の中の菩薩は煙草吸いながら酒を飲んでいた、澤への恋愛感情も完全に解けていた。
澤も妖怪 ゴリも妖怪 という感じでもう恋愛する気もなかった。
早くかけよゴリラ とイライラしながら俺は携帯をいじってゲームをしていると、
ゴリの手が止まる。
そこに眼をやると確かに女子のほとんどは埋まっていた。自分の所を残して。
「ねぇウチってどんな印象?」
上目遣いにアヒル口をしてきた瞬間 朝ご飯を戻しそうになったが、それをなんとか乗り切る。
俺は思った事を言おうとしたが、ゴリのメンタルの強さを知っている。
どうせ悪くいっても俺が不利になる。そう思った俺は
「ないよ、なんにも テキトーにかけよ」
「え!!あるでしょ」
キイテル キイテル そう良くも悪くも興味が無いのが一番腹が立つという特性を俺は熟知していた。
そういう意味ではゴリをクラスで一番知っていただろう。それもこれも自分の為だった。
49 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:37:53.95 ID:
tQ1bTdd10
「髪切りましたとか書いとけよ、ハヤクー帰りたい!!」と俺が急かすと
「うーんなら!ウチもタロちゃんみたいにしよ! 顔小さすぎ っと」
「は?小さい?」
「いっつも言われるから」
そう言ってゴリ子はウインクしながらアヒル口をしていた。時代が違えば打ち首だ、
「お前さぁ、もうそれお世辞通り越して馬鹿にされてるよwwww顔小さい は 腹いてぇww」
完全に俺より顔がでかいゴリを指差して笑いまくると
「タロちゃんより小さいですーみんな言うし!タロちゃんが分かってないだけ!眼科いけば?」
いつもはこれくらいの一言で怒ったりしないんだけど積み重なってたんだと思う。
プツン
俺の中で何かがキレた。
「あああぁぁぁ?!」そう言って俺はゴリの筆箱からモノサシを取り出して
「俺の顔がだいたい18くらいだわな!!」といって自分の顔を図ったあとにゴリ子の顔を掴んだ
ヤメテェ ヤメテェ といったが、俺はメガンテする勢いでゴリの顔を掴みモノサシをあてて
「22もあんじゃねぇか!!?なにが小せぇだ!?」
「小さいもん!!!」
さすがのゴリ子も泣き顔だった。
俺はもう帰ると大声で言ったが、ゴリ子は「私の特徴は!?どうすんの?」
どんだけメンタル強いんだよ……
「好きにしろよ」
後日談だが、出来上がった冊子には「クラスの人気者 ゴッちゃん!」とかかれていた。
次の日になっても相変わらずベタベタしようとしてくるゴリ子 想定の範囲内だ。
もう菩薩とも和解し、ただ時間が過ぎるのを待っている俺。
そんなある日 澤が動いたのだ。
俺が眠たくて机に伏せて、ABCの所にも行かずにただ椅子に座っていると、
プンプンしたゴリ子が近づいてきた。
「眠たそうね!!プンプン」
「あぁ…おそかったから」
「澤と電話してたんでしょ!?フン」
俺はゴリが何をいっているのか分からなかった、でもゴリは怒っていた。
俺は澤に連絡などしていない。でもゴリが言うには澤は電話していたと。
変な三角関係みたいな事になっていた。
澤が眠たそう→どうしたの?→昨日太郎と電話してて→プンプン 澤はなぜか嘘をついていた。
50 :
名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 13:41:19.43 ID:
tQ1bTdd10
でももはや好きでもない俺としてはブスがなにやってんだ くたばれ くらいにしか思っていなかった。
なんたってもう十二月、あと数日の冬休みに入ればもう殆ど学校に行く事もない。
卒業だからテストなんてないんだから!!
こうしてイチャイチャゴリラタイムは終わりを迎えようとしていた。
もうたぶん周りのみんなは付き合ってるんじゃね?と思っていたと思う
それくらいベタベタされて、俺の青春はゴリによって奪われて行った。
そんな残酷な学校生活も冬休みによって閉じられる。
ただ俺の復讐は終わっていない。復讐だけが糧だった。
12月23日 クリスマスイブの前日 俺はABCとキャバ嬢の子とBの自宅で酒を飲んでいた。
ヴヴヴヴヴヴヴ
ヴヴヴヴヴヴヴ
A「決着の時だな」
B「あぁ」
C「楽しみー」
キャバ「なになに?」
俺の携帯電話は想定の範囲内で震える。ゴリ子からだ。
もう予想していたのだ、もし告白してくるならこの日にくるはずと!
なぜならもう学校に行く事はほとんどないのだから。
Bがデッサンノートとマジックを用意してきて、ADがカンペを出す風に指示を出していく。
俺 「もしもし」
ゴリ「もしもし タロちゃん」 Bカンペ おま○こ!!
俺 「おまんこ」
ゴリ「えっ!?え!?」 Bカンペ オブラートに
俺 「おめこちゃん どうしたんだい?」
ゴリ「あっうん なにしてるかなと思って」 B カンペ 聞えないフリ 一番最初のページに戻す!!
俺 「え!?あんだって!?おまんこ」
ゴリ「どうしたの?なんか変だよ!?」 B カンペ 添い寝しようぜアバズレ女
俺 「添い寝しようぜwwアバズレ女」
ゴリ「添い寝だなんてーエッチ///」 B カンペ インターハイ頑張ろう 山王工業倒すぞ!湘北!!
俺 「インターハイ頑張ろう 山王工業倒すぞ!湘北!!」
ゴリ「ふぇ?」
さすが神メンタルやで