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ゴリラ女にストーカーされた挙句、金を巻き上げられた話
Part2


17 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 00:51:02.40 ID:tQ1bTdd10
翌日、見事に全員酒臭かった。
ボヤボヤした思考をなんとか起こしつつ、自転車にまたがる。
俺  「頭いてぇ」
友達B「やばいな、久々にこんな飲んだわ」
俺達が帰ろうとした時だった。
「ダイジョーブ? ねぇ」
という声が遠くで聞えた。
その声がする方に眼を向けると、ゴリ子の背中を摩るラーメン
ゴリ子はこめかみに筋を立て、口から涎をたらし、ウォウォといいながら何かを産み出そうとしていた
友達B「おいおい、グロ映像じゃねぇか」
友達A「ちょ…俺んちの前なんだけど…」
ポコペンポコペンダーレガツッツイタ!ポコペンポコペンダーレガツッツイタ!
ピッコロ大魔王がシンバルを産むときとまったく同じ光景だった
ゴリ子が滝のようなゲロをまき散らす。
友達Cがゴリ子の顔を見て、貰いゲロをした。
そこから逃げるようにして友達Bと立ち去り、学校で水分補給し食堂を食べて帰った。
次の日からゲロを吐いた事も忘れたかのようなゴリ子は元気よく教室に入ってくる。
打ち上げもそこそこだったので、男子と女子が少しずつ入り混じって話す様になっていた。
ゴリ子を含む数人で話している時に
話している流れで俺のアドレスを交換する話になっていた。
俺はめっちゃ嫌だったけどそこに隣のクラスのカワイイ子もいたので
少しだけ期待したが、食いついてきたのはゴリ子だけだった。
俺   「あー交換しようか」
ゴリ  「しよしよ!」
可愛い子「アハハハ――」
みたいな感じで、俺は携帯をしまって友達Bと話だす。
するとBがとんでもない事を言い始めたのだ。
友達B「別にメアドくらいいいじゃん」
俺  「え…」
完全に携帯電話を出す気もないBが俺に言ってきたのだ。
結局その数人いる中での交換のやりとりがあったのは俺とゴリ子だけだった。
【菩薩モード】に無理矢理ギヤをいれて俺は苦笑いしていた。
そのままBと話し場からフェードアウトしていき、卒業旅行の話を二人でしていた。
USJ?ディズニー?富士急?とかを笑いながら話、俺達は下校した。
帰り道に一人になった時に
ゴリ子とメアドを交換した事実だけが俺の身体を倦怠感が襲う。

18 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 00:53:34.47 ID:tQ1bTdd10
俺にとってこれからゴリ子とのメール生活が始まるのかと思っていた。
だが、それは違っていた。
ゴリ子の計画はもうすでに終わっていたのだ。
ただそれに気が付いたのは一週間後の事だ
その夜にゴリからメールが届く
メール内容――以下☆はハートマークだと思ってください
ゴリ「ゴリだよ〜届いたかなぁ
文化祭楽しかったね!☆ またあんなのしたいな☆
てかなんて呼べばいい?
友達とかになんて呼ばれてる?☆」
俺「そだね〜山田かな、たまに山ちゃんとか」
ゴリ「そっか、たしか下の名前 太郎だったよね?☆
なら学校じゃ山ちゃんで、プライベートはタロちゃんって呼ぶね
私はゴリちゃんとか、ゴっちゃんって呼ばれてるよ☆」
俺「いや山田でいいよ。なら赤木さんって呼ぶね」
ゴリ「照れてる カワイイ☆ ゴッちゃんでいいよ☆ おやすみタロちゃん」
俺「おやすみ赤木さん」
文字で震えあがったのはこれが初めてだった。
この時初めて俺の中の菩薩が話しかけてきたんだ。
菩薩「これヤバくね?」
俺 「…やばいっしょ完全マークですやん」
菩薩「一応人間だから…優しくね…」
俺 「…」
――翌朝
怖かった。学校にいくのがこんなにも怖いとは思わなかった。
俺は登校して、クラスにはいっても爆音で流すMDをイヤフォンから外す事なく
ずっと下を向いていた。
色々な意味での殺気を感じる。その視線の方に眼をやる事はできない。
授業の三限目までゴリ子と話す事はなく、四限目は文系と理系で別れる授業で
俺は理系だったため、今居るクラス、ゴリ子は隣のクラスへと移動していった。 
やっと殺気から逃れた俺は物凄くほっとした。たまらず机にへたばる。
安堵とはこんなにも大切な物だとは思わなかった。
俺はゆっくりとした四限目の授業を受けている時だった。
ヴヴヴヴヴヴ
ヴヴヴヴヴヴ
携帯電話が震える。
メールがきていた。一体誰だろう ホント軽い気持ちでそのメールを開いた瞬間に
俺に額は冷や汗でうめられた。
ゴリ「ねぇタロちゃん ディズニーランドいついこっか?☆
タロちゃんが受験終わった来月とかにする?☆」

19 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 00:57:33.71 ID:tQ1bTdd10
俺の名前を名指しにしたメールが書いてあったが、これが俺にきたメールだとは信じらない。
ディズニー?なんの話をしてるんだこのゴリラは?
日本語を流暢に使いやがって、ふざけるなよ
俺「メール間違えてるよ」
ゴリ「間違ってないよ☆二人で行くっていったじゃーん☆
ホテルとかも考えなきゃね☆」
サイボーグ009でもここまで加速しないってくらいに話が加速していく。
勇気だけでは乗り切れる気がしなかった
俺「言ってないよ、大体ディズニーとか金ないし、普通に考えてあり得ないでしょ」
菩薩モードをフル稼働しても返信メールは鋭くなってしまう
ゴリ「約束したじゃーん…ひどいよ…なら二人で近場にしよ☆」
俺は携帯電話をしまった。ワナワナという音が俺の体中から漏れ出す。
どこの動物園だ!!?ゴリラを放置しているのは
そして四限目が終わり 昼食が始まる。
もはや殺気に負けないくらいにイライラが俺を埋めていた。
だが、そんな事でめげる程のゴリではなかった。
俺の横に立ち 学生服をツンツンして
ゴリ「ひどいぞー」
初めてだった、面と向かって言われた言葉を眼の前で無視するのは
それ以外の方法は暴力しか浮かばない
それから数日 ゴリ子とのメールのやりとりが始まる。
最初は無視しようと思っていたが、同じクラスで無視すると面倒なのと
俺自身メールは必ず返すというポリシーがあった。
ただ単文しか返さなかった
「あっそう」
「へえ すごいね」
「ならおつです」
「知らない」
こんな感じの文を回し回し使っていた。
とりあえず興味はないという感じは絶対伝わっていたはずだ
だがゴリ子の逆襲は倍返しだった。

20 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:02:06.74 ID:tQ1bTdd10
学校に行くと友達B、Cは話しかけてくる。
B「太郎さーゴリ好きなの?ww」
俺「勘弁してよ、ブサイクというカテゴリに入れる事すら失礼なくらいのブスじゃねぇか」
C「でも聞いたぜ なぁw」
B「あぁ、お前 ゴリの手作りじゃないと食べたくないって言ってサンドウィッチ作らせたんだろ?」
俺「はぁあっぁぁあ?」
C「いやそういえば、学園祭の時にサンドウィッチくってたなと思ってさ、怒んなよ」
俺「アイツが勝手に持って来たんだぞ」
B「まぁまぁ好き同士ならwww」
BとCは最終的に分かってくれつつも、俺をからかって去っていった。
俺は怒りとか気持ち悪さとかそういう次元を超えて本当に一人の人間としてゴリが怖かった。
なぜこんな分かりやすい嘘をつくんだろう。俺に伝わるし、伝われば嘘をついていると俺がいうのは必然
ゴリ子はもうそういう次元にいないのかもしれない
もちろんサンドウィッチの話はクラス中が知っていて一人一人弁解するわけにもいかず、
身内以外は誤解のままだ。
ちょっと書き方変えますね、読みにくくなったか読みやすくなったかは任せますw
すみません
そして次の日にゴリ子は更なる戦略で攻めてきた。
まぁまぁ人が集まっている中で、俺はその集まりの片隅で黙って携帯のゲームをしていた。
たしか「ふにゃ麺道場」とかいうゲーム
すると「ほんとは甘えん坊のくせにぃ」とか言って俺の肩をさするゴリ子。
話の前後も分からないまま、腕を思いっきり引きながら俺が目線を上げると、
集まりの全てが俺を見ていた。
なんの話だろう? という顔でみると
ゴリ子は言った。
「打ち上げの時、酔いすぎて膝枕してくれって タロ…山ちゃんがいうからさーもううざいけど
したあげたら、超喜んで――」
「言ってねぇだろ、違う部屋いたし」
俺が鋭くそう言ったけど話が止まる事はなくて、結局俺はゴリ子の膝の上に頭を乗せて
ずっと甘えている事になっていく。
「いやいや、俺が違う部屋言ってたよな」
と声を大にして言ったが、周りにいたBも同じ部屋にいたCも酔い潰れていて「覚えてねぇなww」みたいな
事で濁したせいで俺はゴリとワンナイトイチャイチャを繰り広げた事にまでなっていた。
さすがに腹が立ったので椅子を蹴飛ばすようにクラスをでると、それが「逆効果になったww呪われてるww」
とあとからAに笑いながら言われた。

22 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:06:39.78 ID:tQ1bTdd10
クラスでは俺はゴリ子ともうあと一歩で付き合う、もうクンニくらいはしてるようだ。
みたいな感じになっていたのだ。
完全にワナに掛っているのは俺のようだ
ゴリ子が嘘を言ってるのを知っているのは男子数人と澤くらいだった。
俺は基本的に放課後はすぐに帰るタイプだったのでチャイムがなった瞬間、
いつも通りいつも早く帰って、ゲームをしたり友達と遊んだりをしていたが、
ゴリ子はいつも放課後にクラスに残っていた。
そしてクンニ疑惑が出たこの日に
彼女面のゴリ子は「山ちゃんすぐ帰っちゃうんだから」と俺の学生服を強引に掴む、
俺はそれを思いっきり跳ね飛ばす様にして家に帰った。
そして打ち上げ(土曜日)から五日間経とうとした木曜日の事だった。
担任がクラスに入ってきて、教壇を何度か叩く。
俺達はその音に反応して、担任に注目すると口を開いた。
「あー今日で組長(学級委員長)の前期が終わって後期決める日だからな 浦野(前期組長)お疲れさん。
それでだ、後期の組長を頼みたいんだけど誰か立候補するやついるかー?」
もちろん手を上げる者は誰ひとりいなかった。
後期組長というのは結構めんどくさくて、卒業なので同窓会の段取りとか卒業前の催しとかが多いという事を
知っていたからだ。
困り果てた担任が、
「やっぱいねぇな。なら推薦で行こう。この中でコイツなら任せても良いなって思う奴だれだ?」
そう言って担任が辺りを見回すと、イケメンABCが俺を指した、すると周りの男子達も頷く。
「山田かぁなんでだA?」
「いや山田、文化祭でもかなり良い仕切りしてたし、問題ないっしょ」
「確かに、確かに」
そんな感じで男子の九割弱の支持率を得た俺は、「えーヤダよ」とか言いつつも満更でもなかった。
文化祭での功績を分かってくれてたんだー嬉しーという感じだった。
「まぁならーやりましょうか?www」
という天狗調に俺が組長を引き受けた。
「じゃあ副組長?いないか?」
担任が次は女子を見回す。リーダーシップを張りそうなのは元彼女の澤だったので、是非ともお願いしたい所だったが
「先生ー女子は組長になれないんですか?」
と北島さんが手を上げる。当時はあんまり可愛いイメージはなく、普通だな、ただ妖怪一派ではない。と思っていた。
(同窓会で有ったらメッチャ可愛くなっててビックリした)
気の強そうな北島さんなので、副とかサブとかが嫌いなんだろう。
俺は正直、名ばかり組長で全然充分だったので、全権は北島さんに上げようと思っていた。
ただ担任は困った顔を浮かべ、
「女子はダメだ 副組長だな」
と言われ少し不満そうな北島さんは手を降ろした。

25 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:10:45.45 ID:tQ1bTdd10
収拾のついたクラスに満足した担任が俺にあるプリントを渡してくる。
それは組長になりますよっていう調印の紙だった。
俺はそこにサラサラっと名前を横に回して近くの男子と「よっ新組長!!」とか「明日から頼みまっせ」みたいな会話に
「俺は厳しく行くよ」とかふざけあっていた。
調印式が終わって担任がその紙を持って一度職員室に帰るといって戻っていった。
嬉恥ずかしい気持ちはずっと俺の心をドクドクと打っていた。こういう役割をやって事もなかった
自分としては、どんなんなんだろう、とか少しだけ浮かれていたのだ。
ちなみに北島さんは澤とも仲が良かったのでそういう意味でもテンションは高かった。
しばらくして担任が帰ってきて、俺が呼ばれる。
「これ一応、組長になりましたよって感じの紙 形式的なのだから捨てても良いよ」
と結構ラフな感じで俺に紙を渡してきた。
俺もそれを、あいよーって感じで受け取り黙読した瞬間に胸周りから冷たい息が出た。
 組長 山田太郎
副組長 赤木ゴリ子
「はっっちktpかssどpじゃpjsdぽあjぱ」
言葉にならない声が出て俺がプリントを落とすと、Aがその紙を拾い上げた瞬間に馬鹿にするでも無く
眉間にしわを寄せて、苦笑い。 
俺は全速力で北島さんの元へ向かった。
「なななんあ なんで!?なんで副組長じゃないの!?」
「え?あー組長なれないなら興味ないっていったら、ごっちゃんが勝手に名前書いちゃってw」
wじゃねぇよっっ!!!俺の怒りは頂点に達した。
まるでEカードで負けた利根川と殆ど同じような事を北島さんにぶつけた。
「北島さん!!考えられぬ!!!北島っ!どうして!!どうして!!どうしてお前はすり変えちゃったんだ!!」
「えーだってww」
「早く席座れー」
と担任に首ねっこを掴まれ、俺は強制的に席に座らせられる。
「組長!!最後の挨拶お願いします」とか前期組長が照れながら最後の帰りの会を仕切り始めた。
そんな中、ずっと厭らしい眼つきのゴリ子の気配を感じていた。
呪われてる。

27 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:14:07.12 ID:tQ1bTdd10
「明日から山田と赤木頼むな、卒業間近だからやる事多いと思うけど協力しあってな、さよーなら」
と担任が頼もしい笑みで笑って解散。
その後に新組長とのなにかを決める事をするらしいから集まれというのがあった。
Cに「呼ばれてるよ? 呪われたねwww」と呼びとめられたが俺はその集まりを無視して走って逃げた。
ゴリ子が「タロ…山ちゃーーーん」と言ったのは聞えたが逃げた。
呪いなんて嘘だ。そんなもん振り切ってやる、これは夢だ!!
俺は放課後なんて学校に残る気はない!!ましてやあんな妖怪と一緒になんてあり得ない!!
あんなブスと協力しあう? バカけている 人間様のテリトリーで調子に乗りやがってエテ公がっ!!
俺は駐輪所まで駆け抜けて、自転車に跨ったあとも全速力でさっていった
 
呪い!?そんな目に見えない物信じない!!!
組長になった翌日の朝
車に自転車ごと轢かれて救急車で運ばれました。

32 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:24:39.27 ID:tQ1bTdd10
眼が覚めたのは事故現場だった。
地べたに顔を擦り、痛いなっていう感覚で置き上がった。
本当に寝起きみたいな感じで辺りがボヤボヤって滲んでいて
目の前に初老のジイさんが、
「おいっ!!大丈夫か!!!大丈夫か!!」
そういって俺の肩を何度も揺らしていた。
俺はなにが起こったのか全く理解できていなかった。
辺りを見回すと初心者マークのボクシーが止まっていて、その横には大学生くらいの女がしゃがみ込んで泣き喚いていた。
それでも状況が把握できず、何度か寝起きの溜息みたいなのを吐きだして
転がっているMDのイヤホンを拾い上げた時に
4曲目を聞いていたはずなのに16曲目が流れているので気が付いた。
あっ事故ったんだ
ちなみに俺はこの事故で車に轢かれるのは七回目
ベテランだったし、ベテラン故の「おかんに怒られる」という心理から
「大丈夫っす 大丈夫っす 平気 平気」
「じっとしとらんかーーー!!!」
という爺さんの頭を掴んで起き上がろうとした。今でも爺さんの頭を掴んだ瞬間に えっ?っていわれたのを覚えている。
「っす大丈夫っす」
と起き上がろうとすると、全く立てない…
足に力が入らない 俺は爺さんの頭を掴んだまま崩れ落ちてしまった。
「だから言ったろ バカモンッッ!!」
ミストの様に飛び散る爺さんの唾を避ける事も出来ず顔で全部受けながら謝った。
そして意識が戻ってから十分ほどして救急車が来た時になぜだか事の重大さを身にしみてしった。
「あーそういえば来月 大学の推薦入試なのに。。。」
そんな事を思っていたら、涙が少しだけ流れる。
「顔ビチャビチャだね!大丈夫!?なんかかかった?」
割りかし自分も意識があったので気軽に救急隊員の人は言ってきた。
まさか爺さんのツバだとも言えずに大丈夫っすといって
そのまま病院へと運ばれた。

33 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:30:55.97 ID:tQ1bTdd10
ちょっと友達に呼ばれました。
明日までには完結させますんで もしよろしければ明日も読んでやってください。
すみません

34 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 01:32:15.17 ID:kuLVGZhQO
面白すぎるから是非下記ためて投下してくれwww

36 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 06:01:41.10 ID:lRxWVWRe0
意外に面白くてわろたww
期待してるぞー

38 :名も無き被検体774号+:2013/05/25(土) 11:18:08.86 ID:tQ1bTdd10
足の親指が複雑骨折していたせいで、そのまま緊急手術になる。
そして手術が終わって車いすをゲット、しばらくそれで病院内を走りまくって
遊んでいた。
最初は車いすサイコーとか思っていたんだけど、トイレの時にとんでもなく大変でビックリしたのを覚えている。
病院のトイレであれだけ大変なんだから日常で車いすがいる人はもっと大変なんでしょうね。
車いすの人には優しくしてあげてください。
病院側の段取りやらが夜の七時くらいまでかかり、リハビリ室へと呼ばれる。
そこで松葉づえの練習をし終えてリハビリ室を出た。
リハビリ室を出ると廊下は真っ暗でホラー映画に出てくる病棟みたいな感じで
唯一の明かりといえば非常口の緑がブアーってついているくらい
俺はカツン カツンとその廊下を通っていくと
ガラス張りの真っ暗なホールみたいな所で車いすにのった両足の無いカワイイ女の子が
外をジッとみていた
その光景がなんか映画のワンシーンみたいで良く覚えている。
思わず松葉づえを止めて、見とれているとうざそうな顔をしてすれ違い 病室へと戻っていった。
俺は家に帰って案の定、母親にガミガミと怒られて部屋へと帰る。
ここで初めて携帯電話を開くととんでもない量のメールが入っていた。
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリAゴリゴリゴリゴリCゴリゴリゴリBゴリ
ゴリゴリCゴリゴリゴリゴリゴリBゴリゴリゴリゴリAゴリゴリゴリゴリ
ジョジョもビックリなくらいにゴリメールが投下されていた。