Part3
194 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:13:49 ID:
YVKbVFNRe
ふう……
ちょっとだけ続き書く
196 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:17:11 ID:
YVKbVFNRe
俺は言われた通り男の子を主人公に描く事にした
だが前回の女の子のキャラも捨てがたかった
何より愛着も出来ていた
寝る前はこの子をいい子いい子しながら寝る妄想をしていた程だ
195 :
名無しさん :2014/04/20(日)02:15:20 ID:Dy0jU4ABP
寝てないとはwww
197 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:18:55 ID:
YVKbVFNRe
>>195
ネーム一区切りついたんだw
本当ちょっと書いたらメシ食って寝る
週明けたらほとんど書けなくなるし
198 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:22:47 ID:
YVKbVFNRe
そこで俺は考えた
主人公を2人にすればいいじゃないか
こうして俺は前回の設定に男の子を足したマンガを作り上げた
話の流れは2人が辿り着いた町で困ってる親子を助ける話にした
199 :
名無しさん :2014/04/20(日)02:24:05 ID:HIw3aMBdR
見てるよ
応援中
200 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:25:41 ID:
YVKbVFNRe
そして俺は例の雑誌に電話をかけた
3度目ともなれば慣れたものだ
そして持ち込み当日
例のブースで例の男と向かい合う
奴が時間を守ったかは覚えていない
202 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:29:39 ID:
YVKbVFNRe
例によってすぐに原稿を読み始める編集
お前の注文通りに直した原稿だ
さっさとこれを連載にする為動き出せ!
203 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:31:38 ID:
YVKbVFNRe
だが原稿を読み終えた編集が口にした言葉は俺の期待をはるかに下回った
「うーん詰め込みすぎ」
204 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:35:09 ID:
YVKbVFNRe
「前回の話を踏まえて男の子だしてくれたんだろうけどさあ」
「薄まっちゃってんだよねキャラが」
「コマ割も詰め込みすぎ割りすぎて前回より酷くなってるし」
「これはちょっとダメだな」
205 :
名無しさん :2014/04/20(日)02:37:01 ID:SYH77q77j
きついな
206 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:38:04 ID:
YVKbVFNRe
設定や描き込みなど褒められた部分もあるが今回ので結果が出るだろうと思っていた俺はやはりショックだった
207 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:43:04 ID:
YVKbVFNRe
そしてこの時俺はいくつか提案をされた
・別の設定のもみたい
これは魅力的だけどアイデアはたくさん出した方がいい
これは連載までとっておこう
・ペンの強弱をもっとつけて
絵がまだ弱い
・背景の描き込みはいい
アシやる気があるならカット送って
編集がまだ俺に期待してる感があるのは救いだった
208 :
名無しさん :2014/04/20(日)02:45:05 ID:HIw3aMBdR
まだ真剣にアドバイスくれてるんだからいいじゃん
見捨てられて見限られるより100倍いい
209 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)02:45:29 ID:
YVKbVFNRe
さあ本当に風呂入ってメシ食って寝るぞ
210 :
名無しさん :2014/04/20(日)02:46:27 ID:Dy0jU4ABP
>>209
おっつおっつー
211 :
名無しさん :2014/04/20(日)02:48:27 ID:c94pmpZua
明日も来るよ
期待してる
212 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)09:29:59 ID:
pB0CKOXjy
おはよう
布団から出るまでまたちょっと進める
213 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)09:33:13 ID:
pB0CKOXjy
とりあえず俺は数点の背景カットを送ったがやはりまだアシとして使うレベルではないとその話はなくなった
俺はまたネームに取りかかる事にした
214 :
名無しさん :2014/04/20(日)09:38:54 ID:2jS6biVIy
おはよう
215 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)09:39:54 ID:
pB0CKOXjy
今度の話も前回とは違う理由で詳しくは書けないが要約すると少し捻った魔法モノだった
俺はとりあえずこれで読み切りデビューして例の「いいですね」のネタで連載をとる事にした
217 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)09:44:39 ID:
pB0CKOXjy
だが前回編集からされた提案で一つピンとこないモノがあった
・線の強弱をつけて
である
まだプロの原稿を生で見た事のなかった俺は
この「線の強弱」の正解が分からなかったのだ
218 :
名無しさん :2014/04/20(日)09:47:48 ID:2jS6biVIy
Gペンっつうやつか
222 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)09:56:16 ID:
pB0CKOXjy
>>218
そうだね
大抵「マンガ歴何年」ってのは「ペンを持ってから何年」って意味で話される事が多いね
219 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)09:48:07 ID:
pB0CKOXjy
まあ強弱というんだから太くしたり細くしたり摺ればいいんだろう
そしてこの時俺は最初に買ったマンガの描き方的な本のプロのインタビューからこんな言葉を見つけた
「線の強弱をつけるためにスケッチブックを敷いて書いてます」
220 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)09:50:44 ID:
pB0CKOXjy
なるほど確かに下にスケブを敷くとちょっと力を入れるだけで線が太くなる
俺はこの技法を使って仕上げた1本を例の編集に持ち込んだ
221 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)09:53:07 ID:
pB0CKOXjy
原稿を読み終わる編集
やはり最初の意見は前回と大きく変わった線についてだった
「線きったねーなあ」
223 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)10:05:35 ID:
pB0CKOXjy
「前回もっとキレイだったよね?どうしたの?」
「スケブ?ダメダメそんな事しちゃ」
「確かに強弱つけてとは言ったけどさーこれはなー」
「……はい」
「でもなー」
「……はい」
「うーんどうすっかなあ」
「……はい」
「話はよく出来てんだよなあコレ」
224 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)10:13:24 ID:
pB0CKOXjy
「キャラもいいしさ細かいツッコミどこはあるけどラスト感動的でいいんだよなあ」
「でもなー線がなー」
「うーん……」
「……賞出してみる?」
225 :
名無しさん :2014/04/20(日)10:22:39 ID:
pB0CKOXjy
第一声から今回もダメなのかと思っていた俺は少し驚いた
が嬉しさよりも困惑の方が大きかった
……今あれだけ線を酷評されたマンガを評価されるのか?
226 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)10:28:23 ID:
pB0CKOXjy
これから伝説のマンガ家になる人間のデビュー作がそんな不完全なモノでいいのか?
とりあえず俺は原稿を描き直す旨を伝えたが編集は
「あ、いいよこれはこれで。次の奴はキレイな線で持ってきて」
と軽い答えを返し4度目の持ち込みは終わった
227 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)10:31:44 ID:
pB0CKOXjy
とりあえずここでつづく
俺は布団から出て人間として生きる
228 :
名無しさん :2014/04/20(日)10:46:22 ID:2jS6biVIy
待ってるぜ
232 :
名無しさん :2014/04/20(日)12:20:59 ID:NeQxSxqqP
そういえば俺もちょうど10年前くらいにジャンプに応募したなぁ。
苦労して仕上げた作品が全然引っかからなくって落ち込んで漫画家諦めたけど、>>1はえらいなぁ。
233 :
名無しさん :2014/04/20(日)14:04:27 ID:GMkgiGFJj
こういう話って自分が漫画家目指してるわけじゃないのにドキドキするわ
続きが楽しみ
234 :
名無しさん :2014/04/20(日)14:10:53 ID:57le7PjOx
いいねー
244 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:27:38 ID:
KC81L7L0f
そば茹で上がるまでちょっと書く
245 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:29:22 ID:
KC81L7L0f
とりあえず賞に出す事にはなったが発表までは2ヶ月ある
俺は待ってる間にもう1本描く事にした
246 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:32:39 ID:
KC81L7L0f
ちょうど次の原稿が上がるのが3月頃になるだろう
3月には月例ではない半年に1回の大きなマンガ賞があるのだ
247 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:34:11 ID:
KC81L7L0f
偉大なマンガ家が大きな賞で大賞をとるマンガは大きなマンガでなければならない
俺はロボットマンガを描く事にした
248 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:36:26 ID:
KC81L7L0f
それもただのロボットマンガではない
なんと地球が変形するのだ
過去にこんな大きなロボットマンガがあっただろうか
250 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:40:33 ID:
KC81L7L0f
だがここでまた一つ壁にブチ当たる
今までのストーリーマンガは全て45Pで描いていたがその大きな賞は31Pでなければいけないのだ
252 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:46:00 ID:
KC81L7L0f
この少ないページにまとめるという作業は想像以上に難しかった
例えるなら10両編成の満員電車に乗ってきた乗客が一斉に8両編成の電車に乗り換える様なものだった
255 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:52:29 ID:
KC81L7L0f
だが乗れないものはしょうがない
俺は不要な乗客は見捨てて発進する事にした
出発進行
こうして俺は巨大なマンガをコンパクトにまとめて完成させた
256 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:55:23 ID:
KC81L7L0f
このロボットマンガが完成する頃に前回の賞に出した魔法マンガの結果が出る号が発売された
257 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)16:58:45 ID:
KC81L7L0f
結果は落選
しかもまたも最終候補にももうちょっとにすら名前はなかった
正直あの不完全なマンガでのデビューには抵抗があったがカスリもしなかったのはやはり悔しかった
260 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)17:00:19 ID:
KC81L7L0f
だが俺にはこの巨大なマンガがあるじゃないか
これで盛大にデビューすればいいじゃないか
さあ5度目の持ち込みだ
251 :
名無しさん :2014/04/20(日)16:43:26 ID:HgZ9VTBZs
原稿一枚何時間くらい?
262 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)17:02:32 ID:
KC81L7L0f
そば茹で上がったからつづく
>>251
10時間ぐらいかな
これは「いいですね」の頃から現在の俺まで変わってないと思う
264 :
名無しさん :2014/04/20(日)17:08:01 ID:5dnLEJLmD
再開来たか
折れずに行動する>>1はえらい
例の俺のダチは今月の初めに編集部に持ってったんだ
昨日も話したけど現在そのダチは次に持ち込む作品の構想を練っている
269 :
名無しさん :2014/04/20(日)19:12:38 ID:DD6Xi7A1y
漫画家目指そうかなあ
270 :
名無しさん :2014/04/20(日)19:35:56 ID:2jS6biVIy
>>269危険
275 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)20:42:53 ID:
zIjrHNZeR
寝ちゃったwww
276 :
1◆XwQtvySJwI :2014/04/20(日)20:45:40 ID:
zIjrHNZeR
5度目の持ち込み
大きな賞に合わせで描いたロボットマンガを読んだ編集が口を開く
「よくわかんない」
281 :
名無しさん :2014/04/20(日)20:51:48 ID:5dnLEJLmD
編集者名言集第一版
・いいですね
・よくわかんない