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叔母「今日からココに住んで」男「ラブホテルで?」
Part7


109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:23:22.45 ID:U/6nxyQRO
ズサァッ…!
清掃「オトコ!ぞたういびほぜもむのねひぎなひ、だよ。途中で間違ったよね!」
「あ、あの…ちょっと…」
男「…ぞたう…」
男「ぞたういびほぜもむのねひぎなひにこおてぐじりばほさりぐつじもォオオオオオ!!」カッ!!
「ひぃいいいいいい!!!?」
清掃「ナイス! さあ学校はもう目の前だ、行っておいでオトコ!!」
男「ああ行ってくるッ! 有難う、我が友よ!」ダダッ
清掃「うんっ! ファイトヨー!」ちゅっちゅっ
「…………」ぽかーん
清掃「さて、帰ろっと」ガチャン
ドルゥン ドルゥン ぶびっ ブィイイン
「……なん、なななん、なな…」
『あのー? きこえてますかー?』
第四話 終

110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:24:02.06 ID:U/6nxyQRO
気まぐれに更新ノシ
次は二話連続です、宜しくお願いします

111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:51:25.39 ID:93bFIBAA0
ケルケルくん好きだわ

112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/10(金) 20:15:56.57 ID:tyyRxUKLo
でも台詞が大変そう

113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/16(木) 08:41:55.89 ID:42HwMNTe0
まだかー

114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/25(土) 18:47:53.07 ID:yheg8Zf30
はよ

115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/07/08(金) 08:15:47.27 ID:VX+RCdKB0
一ヶ月たつぞ早くしてくれ

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/07/28(木) 01:38:50.17 ID:7vetUMhU0
面白いのに出会えた!と喜ぶ
でも放置される作品が多いの
勿体無いな

117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/08/13(土) 07:07:46.28 ID:6YIIaBcX0
まだかあ

124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:37:34.50 ID:t4eqgCHaO
ぽちょん ぽちょん
男「ぐぬぬ、うぬぬ、うーぐ」もぞり
ポチョン
男「………」モゾ
── ケタケタ キヒヒ アハハ ──
男「……!?」バサァッ
男(き、気のせいだよな、絶対に絶対で気のせいだよな!?)キョロキョロ
ぽちょん!
男「ひぃっ!?」ビクゥウウ
男(ああ、くそっまた水漏れしてるじゃないか。まったく何度締め直せば気が済むんだっ)ストン
男「これでよしっと」ギュッギュッ
男(早く寝ないと…明日も学校だし、委員長としての仕事もあるし…)スッ
男「バカなこと考えてないで、ちゃんと頑張らないと──」チラ
──ピチョン
男「…え!? あああああああああああああああああッッ!!!???」
翌日 スタッフルーム
受付「ゆぅ〜れぇ〜いい〜?」バリボリボリ…
男「もうもう何度何度締めても締めても水漏れ水漏れでぇ!?」
受付「あーうん、必死なのはわかる。けど状況が水漏れしか分からないよーう」セイセイ

125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:38:35.01 ID:t4eqgCHaO
男「アレは絶対に幽霊の仕業なのでは!? 何とかして下さい受付さんッ!」
受付「なんとか言われてもお姉さん困っちゃうんだけどなぁ、あ、ケルケル君?」
清掃「ん? ハーイ! どしたのフォクシィ?」スタスタ
受付「ちょっと聞いてよ、男くんってばまた幽霊みたんですって」
清掃「ワオ! オトコってば運イイネ! ボクまだ一度も見れてない! テラクヤシイ!」ニコニコ
男「ちっとも思ってない顔で言わないでくれっ」
受付「でも凄いよね。お姉さんも未だ音だけ、オーナーだって見たことないのに
清掃「ownerは信じてないだけっぽいケド」キョトン
受付「ありゃ信じる感情がそもそもないのさ。客だって騒いで問題になったのに」
男「問題なってる!?」
受付「苦情たんまりよ、黙殺して証拠隠滅してるけど。だからキミが何時だって使えるわけじゃんか、住まわせてもらってるんだから文句いわなーい」
清掃「掃除しなくて大変ラクチンね」ウンウン
男「だからケル君はそこでなんの掃除をしてたのか教えてくれ…ッ!」
受付「でも水漏れ程度ならケルケル君が直せそうじゃない?」
男「程度ってなんですか? 今までそれ以上なことがあったんですかッ?」
清掃「うん! まかせてオトコ、ボクならきっと安眠を保証できるよ! イッツオーライ!」

126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:39:15.48 ID:t4eqgCHaO
夜 44号室
清掃「──バルブが緩んでたので治しましたケド、どうだろー?」ゴソゴソ
男「これで水漏れしない…?」
清掃「平気と思うよ? パッキン傷んでたらバイしてくるし、ミズモレ程度なら安心楽ちんよ」にぱー
男「そっか〜…」ホッ
男(……。冷静になってみると、何を水漏れ程度で幽霊幽霊と騒いでたのだろう。凄くケル君に申し訳ないなあ)
男「その、ありがとねケル君。俺の我が儘につき合わせちゃって」
清掃「ノンノン、気にしないのがトモダチだから!」
男「ケル君…!」
清掃「でもやっぱ、シャワールームの水漏れはチョット意味わかんない。アレ謎すぎだよ」ニコニコ
男「唐突に新情報出さないでッ!? シャワールームも!?」
清掃「あ、あれ? 知らなかったの? むしろそっちの赤い液体ドロップを怖がってるとばかり…っ」アセアセ
男「ひょおおおああああああ!!」メキュメキュメキュ…
清掃「ひぁー! オトコが見たことない顔になってくよー!」
【怖すぎたので泊まってもらうことにしました。】

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:41:30.30 ID:t4eqgCHaO
男「け、消したの方がいいの? 前に電気は消さない方が良いって…」
清掃「ヘイキ! ユーレイなんてボク信じないから! どーまんせーまんだよ、オトコ!」
男「う、うん、台詞はアレだけど度胸は頼もしいね…」
──パチン
清掃「えへへ」ニコニコ
男「? どうしたの、うれしそうだね」
清掃「とってもなつかしーフンイキなのです。ボク、故郷で兄弟たくさんで小さな部屋で寝てた!」
清掃「今それをちょっと言いたかったの、オトコにね!」ニコ
男「ふーん、そうなんだ。ちなみにどれくらいの大きさだったの?」
清掃「ここの三分の一ぐらい?」
男(やべぇ…軽く想像を超えてきたので、気安く感想を言いにくい…)
清掃「ジャパンは高く細く家を造るからすごい」フンスー
男「そ、そうだね日本ってやるときゃやるよね…」
清掃「あ。そういえばオトコはどうだったの?」もぞり
男「ん? なにが?」
清掃「前の家ね。ココ来る前はどんな感じの部屋だった?」
男「──……」
男「いや、別にフツーの部屋だったよ、特に何も無い、かな」

128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:42:00.75 ID:t4eqgCHaO
清掃「そうなの?」
男「兄妹も居なかったし、両親も毎日仕事で家にも居なかったから、あれだね、中学生の頃は友達よび放題」
清掃「……」
男「休日前になんて、男の友達と真夜中にお酒を飲んだりしてさ。べろんべろんに酔っぱらって大変だったよ」
清掃「……」
男「え、えと、そんな感じだったんだけど…?」チ、チラリ
清掃「すっごい楽しそう! ケルケルも一緒にいたかったそこ!」ぱぁああ
男「あ、うん! お酒は懲り懲りだけど、今度はココで一緒にやろうよ」
清掃「うん! やろうよ、ね!」ニコニコ
ぽちょん
男「今の音って、」ババッ
清掃「──オトコ、静かに」シッ
ぽちょん
男「シャワールームから、だよなコレ…うわっ…どうしようどうしよう本当に…!」
清掃「大丈夫、安心して。ボクが居るからヘイキ」スサササッ
清掃「ボクが見るよ、怖くないしヘイキだし、オトコはそこで待っててね」コソーッ
男(ケルケル君…っ!)
清掃「どまーんせまんッ! わるいごはいねがァーッッ!」がぱぁ
男(色々間違ってるけど威勢は格好いいよ!)
清掃「……」
男「…? け、ケル君? どうしたの固まって──」
清掃「…ファック…」スッ ばたこぉーん!

129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:44:06.46 ID:t4eqgCHaO
次の日
受付「ありゃ重傷だ。想像してみ、あの温厚なケルケル君がさ、流暢な英語で罵詈雑言の場面をね」
男「ハイ…マジ気安く頼んでスンマセンでした…っ」ドンヨリ
受付「君がダメージ受ける必要ないのに、どったの?」
男「いえ、無視してください…儚い俺の夢が砕け散っただけの話です…」
受付「うむぅ、にしても見逃せない状況になっちゃったなぁ。従業員が認めちゃえば対策を講じないとね、流石にさ」
男「…何か案でもあるんですか?」
受付「御札貼ろっか。あと部屋の隅に塩盛って、部屋の空気の出入り口にちょっとお高いお香を焚いてみよう」スッ
受付「そういや昨日の晩酌のお酒、残ってたっけ。神棚上げてないけど、まっいっか」
男「え、えっ? あれ、意外としっかり考えてたんですねっ?」
受付「おいおい、失礼なやっちゃなチミ。言っとくケドお姉さん、これでも現職の巫女さんよ?」
男「はぁっ!? 嘘でしょそんなん!?」
受付「ハイ傷ついた〜〜お姉さんのやる気全てその反応でブチ折られたので、もう帰りまーす」
男「ま、待ってください! ごめんなさい! 謝りますから、どうか戻ってきてください! 何でもしますから!」
受付「…いったなぁ〜?」キラリン
夜 44号室
男(確かになんでも、とは言ったけども…)
受付「ほれっ、もっとツマミもってこォーい! ゲラゲラゲラゲラ!」

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:44:41.51 ID:t4eqgCHaO
男(一晩、晩酌につき合えって。後で使うっぽいお酒飲んじゃってるし、しかし無碍にしても解決しない…)
受付「げぇえぇぷ」プヒー
男「……。敢えて突っ込みますけど、豪快ですね本当に」
受付「にゃははー、おねえひゃんらんはぁ〜すろいのれす!」
男「呂律ヤバいヤバい。…だ、大丈夫なんすか?」
受付「んぐっんぐっんぐっ──ううん、大丈夫じゃない、明日地獄みると思うよん?」
男「なら何故そんな無茶を…」
受付「知らないのー? 騒ぎは一種の厄払い、だから世の中にお祭りって概念があるんだから」
受付「人が居て、皆騒いで、血の通った空間は、吹き溜まった厄を洗い流すの」コトリ
男「へぇ〜そりゃ凄いっすね、なんだか格好いいです、受付さん」
受付「ほめろー! もっとお姉さんをうやまえー!」
男「へへぇ…どうかご贔屓にお願いしやす…へへっ…」トクトク…
受付「ん…」
男「でも、これぐらいにしておいて下さい。あんま飲み過ぎて辛い目にあってる姿も見てて辛いですし」
受付「ん? んん、うん…」くいっ
男「って、聞いてねーなこの人。ま、まあ除霊的なことしてもらってる立場ですし多くは言いませんけども…」
受付「……。なんか、きみ、イイね」ジッ
男「へっ?」びくっ

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:45:10.92 ID:t4eqgCHaO
受付「慣れてるじゃん、めんどーな大人の相手シカタさ。前から思ってたけど、本当に高校生なりたて?」ジィー
男「そう、ですけど、いやっ一週間前ぐらいにみたでしょ? 俺の制服姿を…」
受付「くす、そうだったね。確かに、そうだった」ニコ
受付「でも好きだよ。君のそういった気苦労多そうな部分、魅力的だと思う」クス
男「──ゴクッ」
男(はぁうっ!? な、なんだこの空気!? 視線逸らしたいのに逸らせない!)
受付「……」じぃー
男(どうして無言で見つめてくるんだ!? やばい、何がやばいか知らんがとにかくヤバい!)
受付「どしたのよ、見るからに緊張しちゃってさ。いつも余裕ある君らしくないじゃん」ススス
男「なっなーに言ってるんですかーっ? 意味不明ッス、理解不能ッス、全くもって!」ススス
受付「──意識、しちゃった? お姉さんと一緒の部屋に、二人っきりだもんね」ズズズイッ
男「あっははまっさかー! んな冗談はたち悪いッスよほんっとにぃ〜〜〜……っ!」ズサァッ
トン!
男(おぅあ!? 壁まで追いつめられたァ!?)
受付「……」
男「…な、なんですか…?」ダラダラダラダラ
受付「──騒ごっか?」ニヘラ
男「え”っ?」
受付「ふたりでいっしょ、おんなじことシて、わいわいきゃっきゃって──お姉さんと、君で」スッ ぐいっ
男「や、厄払いって意味でっ? うぉおっ?」ドサッ
受付「んふふ。そうそう、二人で一緒に厄払いだよ〜〜」すとん

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:47:03.77 ID:t4eqgCHaO
男「……何故、俺の腹の上に座るんスか……」バクバクバク…
受付「君に、近づかなきゃ騒げないからじゃん、ね? 後のことはお姉さん任せで良いから…」スススッ…
男「うッ、受付さんッ!? それ以上は流石に変な感じにッ、つか服を捲るのは一体どんな理由があって…っ!?」
受付「ほほぉー…」コショコショ
男「わぁひぃ!!??!」
受付「やるやないの、君。ちょっと驚いた、坊ちゃん育ちかと思ってりゃ中々どうして」サスサス
男「だぁーーーーッッ!!」びびくん
受付「くふふ、おなか触れて「だぁー!」とか叫ぶ人はじめて見たし。ね、ね、じゃあこっちはどぉーかなぁ〜?」
男(くひっ、おひぇっ!? っっっ……た、耐えるんだ俺最後までッ! ここで機嫌損なわせる訳にいかないのだ!)
男(知ってる、分かってる、この状況がモロに危ない一歩手前だということはッ! しかし…ッ)
男(しかし、だ…ッ!!)チラ
ぽたり ぽたり ぽたぽた…
男(──シャワールームのドア隙間から水がこぼれ落ちてるんですけど! なんか真っ赤な奴が!)ゾゾゾォ
受付「こことかどぉ?」
ビシャッ! バシャバシャ…
男「わあああああああああああああああッッ!!??」
受付「絶叫は凄すぎ、敏感すぎでしょー」ケラケラケラ
男(しくされこの…っ…のんきに笑っとる場合かアンタ!)
男(だが、後ろの状況を知られ逃げられたらかなわない…ッ! 耐えろ、迎える転機までこの状況下を…っ)

133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/22(土) 17:47:51.39 ID:t4eqgCHaO
──ぴちょん
男(…? なんだ、音が収まった?)
受付「ふむふぅー、たいへん満足した。やっぱ若いこ良いなぁ、ふれてるだけでお姉さん元気になっちゃうなー」
受付「──それじゃ、いただきます」ぱん
男「って、ちょ、ちょっとぉー!? 今、はっきりと不可解な言葉を発しましたよねアンタぁー!?」
受付「大丈夫。ヒドいことはしないしなーい」ズリズリ
男「きゃああああああああああ!!!!」
受付「うへへ…生娘でもあるめーし、なまっちょろい悲鳴あげてるんじゃねーよ…かまととぶりやがってぇ…」ウェヘヘ
受付「ここは正直に身を任せなさ───」
男「っ…っ…っ…」ぶるぶるぶる
受付「──妙に怖がってると思ってたけど、きてたか幽霊っ!」
ばばっ!
受付「今日こそ年貢の納め時! 現職巫女さん厄払い、世に残った残留思念ぱやっと祓ってみんぜようッ!」
叔母「……」
受付「そして続きをぱぱっとはじめ、ちゃ、…う」
叔母「…で?」シュボッ
受付「……………………」ダラダラダラ
叔母「何か、ほかに【お前が】言い残す言葉は?」フゥー
受付「え、ダーイ…な、感じ…ですか…?」
叔母「ダァ〜〜〜イ、だなぁ」ぷかぁ
受付「──ほんっとすみませんでしッぷげらぁッッ!!??」ゴッッ!!
叔母「お、いいの入った」ヒュ〜
男(高速土下座に膝の超反応カウンター…えぐい…)