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叔母「今日からココに住んで」男「ラブホテルで?」
Part5


71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/03(金) 15:15:59.52 ID:bWGqtqfcO
男「俺に煙草を買わせるつもりですか…?」
叔母「もう店員に顔が割れたし、平気だよ」
男「それ悪い方向で使う言葉ですけどね!」
「大丈夫よ。君が買いに来ても怒ったりしなから」
男「なんで妙なニュアンス含めた言い方を!? 俺は吸いませんってば!」
叔母「ね。この子すごいでしょ」
「新たな期待の星ね。突っ込みキレッキレじゃない」パァァァ
男(こん人たちはァー…ッ!)
〜〜〜
男「つ、疲れた…」
叔母「君、いたる店で突っ込みしてたもんね」
男「褒められてるんですか、それは褒められてるんですか」グテー
叔母「大人たち相手に怖じけることのない姿は凄いと思う」コクコク
男「したくてしてるワケじゃないっすよ!?」

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/03(金) 15:16:42.74 ID:bWGqtqfcO
叔母「その分、安く買い物出来たから良しとしようよ」
男「そ、それは確かに行幸でしたけどねっ!」プイッ
叔母(これがケルケル君が言ってたツンデレかな?)
男「って、いうか。叔母さんの用事は良いんですか? もう帰り道ですけど」
叔母「ん? もうとっくに終わってるよ、ありがとう」
男「……? もろもろ含めてどういう意味です?」
叔母「私は商店街の連中に気に入られてないからね、あんまり来れないんだココには」
叔母「ふと気になっても気軽に来れる気がしない」スッ
男(あ。そういや煙草屋のお婆さんと喋ってる時、すごく楽しそうだったな)
男(他の店でも警戒度マックスだったけど、会話してる姿はみんな最後は笑顔で───)
男「──良かったですね、今日はこれて」
叔母「うん。良かったよ」コク
男(普段は周りのこと全然気にしてない感じだけど、ちゃんと想ってるんだなあ)ニコニコ

73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/03(金) 15:18:59.69 ID:bWGqtqfcO
叔母「さて、それじゃあ」
叔母「見た限りの売上ぶりを兄貴に報告するかな」
男「ん?」
叔母「うん? だから君の父親で私の兄貴が、ココの商店街潰そうとしてるから…」
叔母「数ヶ月に一回見回りしに来てるの。その代表が私、面倒くさいんだよねコレ」
男「なにそれ恐ッ! そりゃみんなに嫌われるしみんなヘコヘコするわ!」
叔母「そうでもないよ。普段は面と向かって文句言ってくる強者揃いだよ」
男「ちょ、ちょっと待って下さいよ…!? じゃ、じゃあ俺の正体がバレたらどうするんですか…!?」
叔母「そりゃ巨悪の代官様の息子となれば、うん」フゥー
叔母「そういや、くらむちゃうだーって美味しいの?」
男「誤魔化しが下手くそ過ぎるッ! だァー!? 明日から買い物しずらァーいッ!」
叔母(しずらいだけで行くんだね、凄いなこの子)プカァ
男「あぁもうどうしよう…っ」
叔母「大丈夫。きっとバレても売り物ぼったくられるだけだから」ニコ
男「その時点でアウトなんですけどねェ!?」

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/03(金) 15:19:26.49 ID:bWGqtqfcO
〜〜〜
受付「あれ? じゃあ全ヘイトを彼に集める作戦じゃなかったんッスか?」
叔母「そこまで考えてないよ私でも…」
男「帰り際で末恐ろしいことサラッと言った人が何言ってるんですか」コトコト
受付「泣いて損したじゃん。じゃ今度からはハラドキの買い物展開なんだねガンバ!」
男「面白がってる所アレですけど、あそこで買い物できないなら食費あげますよ」
受付「今度からお姉さんの弟だって騙っちゃう?」
男「ちょっとは同情とかないんですかねェ…!?」
叔母「その点に関しては安心していいよ、男君」
男「え?」
叔母「君が兄貴の息子だとバレる前に、先手を打っておいたから。明日から普通に行けるよ」
男「いつの間に…叔母さん…」キラキラキラ
受付「じゃあなんスか? 商店街での彼の立場って?」
叔母「ああ。私の恋人になってた、なんかココのラブホに一緒入ってるの見られてね」
男「………」カランカラーン…
第三話 終

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/03(金) 15:20:13.99 ID:bWGqtqfcO
気まぐれに更新ノシ

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/03(金) 15:30:05.17 ID:emZgRDJtO
おつおつ

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/03(金) 16:06:47.97 ID:nzBD6vwAO
乙!

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 13:59:48.79 ID:xSrJBjoAO
ラブホと人妻、高校生
素晴らしい響きだ

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 15:24:19.48 ID:C39hPBShO
今のところ叔母は人妻じゃないからな?

80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 16:19:35.63 ID:TVtl8ZHS0
人妻?

81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 17:44:32.91 ID:wEU51yFP0
受付は元男?

82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 20:42:28.98 ID:meuVKZpEo
『ラブホと男子高校生と巨乳叔母 〜時々お姉さん〜』だろ。

83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 19:14:13.33 ID:zHRBdrx80
まだ?

84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 21:55:50.70 ID:U/6nxyQRO
男「よっと、これで準備よし」
男(明日はやっとこさ入学式だ。制服もカッターシャツもピンっとノリが張ってある)
男(なんの不都合なく迎えることが出来るぞ…!)
男「…そうであっても、まあ他で不安は有り余って凄いことになってるけど」
受付「いまさらじゃんか」ズルズル
男「例の如くまた俺の部屋に来ましたね、受付さん」
受付「おばんわー、この時間帯って妙にお腹が空いちゃうのよね。てへっ」
男「まあ暇してたんで構わないですけど…」チラリ
受付「ん? ああ、下は大丈夫よ? ケルケル君が受け持ってくれてるからー」
男「ああ、そういや帰ってきてたんでしたっけ? 確か清掃係の人ですよね」
受付「えーっと、多分だけどキミと歳近いはずだから気軽に話しかけてみなよ」
男「えっと、まあ、はい…機会があれば…」
受付「どったの微妙そうな顔して」
男「い、いえっ! その、だって、その人ぱっと見た限り───外国人じゃないですか」

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 21:57:17.78 ID:U/6nxyQRO
受付「日本語上手よ? むしろお姉さんより礼儀わきまえてるし」
男「最上級の謙譲語ですね、それ。日本語では負けないでくださいよ」
受付「いやいや、若くして他国に渡る根性に勝てやしないよぉ」
受付「特にケルケル君は趣味だけで日本に来た強者だから、やばいよ彼は」
男「趣味、ですか」
コンコン
受付「おんや? 噂をすればケルケル君じゃない?」
男「えっ!? な、何故に俺の部屋に…っ」オソルオソル
ガチャ
男「ど、どなたですか…?」キィ
清掃「………」きょとん
男(わわ! やっぱりケ、ケルケル…君…が居る! ど、どどどうすればっ!?)
男「あ、あのっ! えーと、えくすぷれっそ、じゃなくて! そのっ!」
清掃「………」
清掃「!」ポンッ
清掃「ワオ! きみがownerのオイッコーのオトッコー!?」パァァアアア

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 21:58:23.64 ID:U/6nxyQRO
男「ひゃいっ!? そうですッ! よっ!?」
清掃「ハジメマシテ! ボクはケルケルです! よろぴこ!」ビッ
男「よ、よろぴこ…お願いします…?」
清掃「え? ヨロピコオネガイシマス!? なにそれ復活の呪文とか!?」パァァアアア
男「ん!?」
清掃「えーと、んーと、じゃあじゃあドラクエの復活呪文噛まずに言える勝負ね!」
男「ドラク、えっ? なに? 何の話を…?」
受付「やほーケルケル君、どったのー?」
清掃「あ! フォクシーはやく戻ってこい! owner怒ってたよ!」
受付「げにッ!?」
清掃「ゲニゲニ! 戻らんと、えーとえと、ドハデなPlayした部屋を掃除させるって…」
受付「カレーうどん食ってる場合じゃねぇ! さらば二人共!」ババッ
清掃「バァーイ!」ブンブン
男「あ、はい、がんばってくださいね…」フリフリ
パタン

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 21:59:19.84 ID:U/6nxyQRO
男(いつの間にか来て嵐のように去る人だな相変わらず)
清掃「………」にこにこ
男(──そして何故っ…彼はここに残ってしまっているのだろう…!?)ダラダラ
清掃「えとえと、んー、オトッコーでいいんだよね?」
男「え? えっと、それ俺のこと言ってるの…?」
清掃「名前知りたい! ボクが名前知るの好き…知らないと満足できないから!」ニッコニコ
男「そう、なんだ。えっと俺の名前はあってるけど、イントネーションが違うかな…」
清掃「ワオ! マジデ? どんなのどんなの?」
男「お・と・こ、男って感じ」
清掃「お…と…こ…ゆっくりね! ゆっくりオトコ! こうっ? こんな感じ? オトコ!」
男「う、うん、そうそう。あってるよ」
清掃「ありがとうオトコ! いいオトコオトコね!」グッ
男(なんだかハイテンションな人だなあ。もう十二時回りそうなのに、超元気だ)ポリポリ
清掃「……………」
男「…………」
男(…!? ヤバイ! 静かになられても困る! 会話的な意味でッ!)ドキドキドキ

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:00:35.23 ID:U/6nxyQRO
男「あ、あの! け、ケルケル…君で良いんだよ、ね? 皆そう呼んでるから…」
清掃「うんっ! ボクはケルケル、FullNameは超長すぎダルいから!」
男「そ、そうなの? そういやケルケル君って何処の人なの?」
清掃「タイだよ! ボクはタイ人! タイ人みーんな長い名前大好き!」ニコニコ
男「へぇ〜ちなみにケルケル君の名前って?」
清掃「んーっと、日本語っぽくいうとー」
清掃「けるじがけるどっとけるだびんどけるでぃーくけるどっく!」
男「長い! どんだけケル入ってるの!?」
清掃「タイは長い名前つけるのカッコイイ、だからボクも自分でつけた!」
男「すげぇ!! 名前自分でツケられるんだ!?」
清掃「うんうん! …かっこいい? オトコもカッコイイ思う?」モジモジ
男「う、うん…魔法の呪文みたいでカッコイイと思う…?」ハッ
男(し、しまった!? 変な感想を述べ──)
清掃「へへっ!」テレッ
男(──超嬉しそうだからいっか!)

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:01:31.08 ID:U/6nxyQRO
男(しかし立ち話もなんだし、上がってもらおう)イソイソ
清掃「オトコ? なにそれ?」キョトン
男「ん? これは座布団って言って、ああ、他の部屋には無いもんな」
男「あんまり椅子で生活する習慣がなくって落ち着かないんだ、だからドンキで買ってきた」
清掃「床、掃除してる?」
男「もちろん。あと安物のカーペット買ってもうちょっと居心地良くするつもり」
清掃「ほぇーオトコすごい。でもなんでラブホで充実しようとしてるの?」
男「ええ…確かにそのとおりですよね、ええ…」ズーン
清掃「?」
男「ま、まあ取り敢えずお茶でも飲む?」
清掃「好き!」
男「おおっ? それはよかった、じゃあ用意するから待っててね」ガチャガチャ コポ…
清掃「うんっ! すわってまってる!」ストン
男「はい。どうぞ、安物のお茶パックでごめんね」
清掃「ソチャですが! ってやつ? ボクそれ好き、日本のお茶美味しいから」

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:02:35.07 ID:U/6nxyQRO
男「そうなの?」
清掃「うん! 公園のお水ガブのみ出来るのやべえ思うんだ、これ」
男(とりあえず日本が凄いんだと捉えよう…)
清掃「っ……っ……っ……」キョロキョロ
男「づづ、ん? どうしたの?」
清掃「あっ! え、えとね、その、ね…」モジモジ
男「うん?」
清掃「……………」じぃー
男(うっ、なんだろ。この妙に熱の篭った視線は)
清掃「その…オトコはぁ〜…げ、げーむとか、したり…する?」チラチラ
男「え、ゲームって、こうやってコントローラー持ってするやつ?」
清掃「………」コ、コクコク
男「ああ、ごめん。俺はそういうのあまり、興味がなくて」
清掃「あ…」
清掃「…ソウナンデスネ…」しょんぼり
男(あぁっ!! すごいしょんぼりしてる! そ、そうかそこを期待されてたから、部屋に残ってたのかっ)

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:03:48.89 ID:U/6nxyQRO
男「ご、ごめんね? 俺も引っ越してきたばっかりだから」
清掃「!! じゃ、じゃあ荷物きたら入ってたりする!?」
男「えっと、トランプとか?」
清掃「……………………」ズーン
男「そういうのじゃないよね! ごめん!」
清掃「ううん、オトコ悪くないよ。ボクが勝手に期待しすぎた、ごめんなさい」ペコペコ
男「あ、うん、でもケルケル君はゲームが好きなんだね」
清掃「好き! だって日本のゲーム超たのしい!」
男(へぇ、俺の周りじゃ皆ゲームなんて興味ない人ばっかりだったからなぁ。凄い新鮮だ)
清掃「だからボクは日本きた!」
男(うん、このレベルは他と比べたら失礼だ。凄すぎる趣味力)
清掃「でももっともーっと楽しいことあるよ。日本やばすぎ、なんでリアルに人描ける?」
清掃「アニメやらコミック、みんな人っぽくて良いの。ド変態ばっかだよね日本!」けらけらーっ
男「そ、そうかな? そこら辺もあんまり詳しくないからどうにも…」
清掃「え…? じゃあどうやっていつも休み過ごしてるの…?」
男「もっと他に選択肢あるよね!? 絶対にあるからそんな顔しないで!」

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:04:49.75 ID:U/6nxyQRO
清掃「でもオトコの部屋ってなんにもないね、とにかく」
男「さっきも言ったけど引っ越してきたばっかりだから。これから増える予定だよ」
清掃「じゃあじゃあゲーム買おうよ! ゲーム! おすすめあるよ?」
男「う、うん、ちゃんとそういったことも視野にいれてる。学校で話題作ろうと思ってるから」
清掃「そうそう! ボクも日本でトモダチつくったとき、ゲームで仲良くなった!」
男「良いよね、楽しく皆でゲームって。でもね…」
男「ここ、テレビの主導権が全部フロントにあるんだよね…見れてもエロいのばっかり…」フフフ
清掃「わぁお…」
男「hdmi端子も三色ケーブルも、妙な機械に阻まれてるし。ははっ、大丈夫かな高校生活…」ホロリ
清掃「大丈夫! トモダチ出来なくてもケルケルが居るよ!」
男「け、ケルケル君…!」ぱぁああ
清掃「でもまずはゲーム買ってからね!」ニコ
男(悪気は全くないんだろうけど、なんかなぁ、なんかなあっ)
清掃「むふふ」ニコニコ

93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 22:05:24.96 ID:U/6nxyQRO
男(友達作るのって、自分から趣味を合わせないといけないのかな…)
清掃「ん!? よく考えればそう! あれでいいよ!」ガタッ
男「どうしたの急にっ?」
清掃「待っててオトコ! すぐ戻ってくる!」ダダダッ ガチャ バタン
ダダダダ
清掃「ただいま!」ガチャア
男「うん、えっと、その手に持ってるのは?」
清掃「小型ゲーム機だよ! これ、テレビもいらないし皆で出来る!」
男「なん…だと…? 世の中そんなものまで出てるのか…!?」
清掃「オトコ本当に日本人? 知らないなら教えるよ、ほれほれ」ぱかり
男「ほ、ほぉー…凄い、普通にテレビ画面がついてる…しかも二つ…」
清掃「………。このスイッチ入れるです!」カチリ
男「ぐぁあああ!? な、なんだ目が急におかしくなった!? これがゲーム脳ってやつじゃ…!?」
清掃「落ち着いて、落ち着いてオトコ」