Part21
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:48:35.61 ID:
DNFeLLI1O
受付「ま。わからんでもないよ、厳しいよね。年頃の男子じゃ、あの格好は」ケラケラ
男「そ、それでなんと言ってたんですか叔母さんは…?」
受付「んー? そういやなんて言ってたっけ…?」
男「…役立たず…」ボソリ
受付「サラッと暴言吐いたね、キミ」
男「と、というか、以前に俺言われましたから。叔母さんから直接、見すぎてるって」フィ
受付「なんと! そこでキミはどういう言い訳を?」
男「ラブホテルに住まわせてる人のセリフじゃない」カチャカチャ
受付「至極まっとうな切り返しだ…」
男「とにかく、俺の視線がどうであれ…あれから気にしてるんで…」
受付「そっかそっか。なら余計な心配だったね、ごめんごめん」ゴロロー
男「ええ、その通りです」ジュワワ…
受付「…いい匂い、卵焼き? オムライス?」
男「ビーフストロガノフ、オムライスです」チラ
受付「うへへ。凝った料理、お姉さん大好きだよ〜」ぺしっぺしっ
男「脛叩かない。床に転がらない。掃除してますけど、この周り油飛び散ってて汚いですよ」
受付「ウチの部屋より綺麗だよ〜」
男「……。それより、俺の方も前から言わせて貰いたいことあるんですが」
受付「あん?」
男「アンタの格好も相当露出度高いっすから」
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:49:10.25 ID:
DNFeLLI1O
受付「へ? そお?」(キャミ&ショートパンツ)
男「ええ、酷すぎますよね」
受付「どこらへんが? ここ? どこ?」キョロキョロ
男「全部だよ」
受付「ん〜〜〜? でも、別にお姉さん相手じゃ欲情しないデショ?」
男「なんで基準が俺の価値観!? もっと自主性を持って!」
受付「キミが気にしないなら、あたしゃラフな格好で居たいよ。もう裸でも構わないし」ぺしぺし
男「女性としてどうなのか、と問うているんですけど。あと、邪魔です」
受付「じゃあウチを女として目覚めさせろよ!!」
男「なんでキレるんですか、そこで…」ドンヨリ
受付「やだやだー! お姉さんもいっぱしなオナゴとして認められたい〜チヤホヤっとされたい〜」バタバタ
男「わかりました」ジュゥウウ
受付「ほんとにっ?」キラキラ
男「じゃあ、受付さんの分だけ肉多めにしますよ」
受付「小学生かッ! でもありがと!」
男「……受付さん。俺、もう明後日には居なくなるんですよ。大丈夫なんですか」
受付「大丈夫とは?」
男「全部」
受付「さっきから一括りだねキミ! でぇーじょうぶだよ、ウチはよぉ」
男「…そう、ですか」
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:50:26.91 ID:
DNFeLLI1O
受付「これでも大人よ。つらーいことも、たのしーことも、好き勝手生きてやるさ」
男「………」
受付「がんばってね、男くん」
男「…はい」
受付「辛くなったら、沢山のお金持ってお姉さんのトコロ逃げ込んでおいで?」ンー
男「全財産持って転がり込みますよ、はいはい、危ないから抱きつかない!」
叔母「ただいまー」ガチャ
男「あ。おかえりなさい、叔母さん」
受付「おかえりっすー」
叔母「ん」コク
ヌギヌギ パサリ
叔母「ここ、熱いな。どうして冷房つけないんだ」
受付「ブレーカー脆弱なんで、料理中だと落ちちゃうんスよ」
叔母「なるほどな」ヌギッ パサリ
受付「景気付けに一杯イッちゃいます?」
叔母「金払え。今度やったらクビな」
受付「やだもぉ〜ウフフ〜オーナーったら〜」
叔母「…………」
受付(あ。ヤバイ、マジの顔だコレ)
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:51:51.61 ID:
DNFeLLI1O
男「…あの」
叔母「男くん。あまりコイツ甘やかさないでいいよ」
受付「えぇ〜そういうオーナーこそ男君を甘やかさ過ぎじゃないッスかぁ〜」
カチャン!
男「あの!」
叔母&受付「?」
男「どーしてあなた達はすぐ俺の部屋でラフな格好になるんですか!?」
叔母「え?」
受付「まだ言ってるの? オーナーは何時だってタンクトップだし、ってぇええ!? アンタ…!?」
叔母「どうした?」
受付「びっくりした! パンツ一丁じゃないっすか! いつの間に!?」
叔母「ここ熱いから…」
受付「なんの説明にもなってない!!」
男「…こういうことですよ、受付さん」ドンヨリ
受付「えぇっ? な、なにがどうしたの…?」
男「最近、叔母さんは俺の部屋でタンクトップ&パンツ一丁で過ごすんですよ…」
受付「ウチ以上にヤバくない!?」
男「アンタ、自分もヤバイって分かってて止めなかったの?」
受付「ウチはまだいいじゃん! でも、オーナー! それじゃあ性的見られても文句言えないっしょ!」
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:52:31.72 ID:
DNFeLLI1O
叔母「待ち給え」
叔母「この格好について、私はきちんと了承を得たはずだよ、おとこ君」
受付「あるのッ!?」バッ
男「無いよッ! 当然のように言われてびっくりしてる!」
叔母「え、だって私のことは家族だって言ってくれたし…」オロオロ
男「あ、それか。いやでも、幾らなんでも限度ってものがありますよ…」ソワソワ
叔母「私は裸でもかまわないのに…」
男「善処してくれてたんですね! それでも!」
受付「じゃあ面倒だから、全員もう全裸っとく?」
男「おかしい! 急速に何かがおかしくなっていく!」
叔母「キミはきっと私が裸になっても気にしないだろう…?」キラキラ
男「え、いやっ! 想像しなくても状況的にヤバイと思うんですけど…!?」
受付「あっ! それならキミも裸になればいいじゃん!」
男「以毒制毒すぎるよ!?」
受付「ダメさ、こうなったオーナーは頑固。誰の注意も届かない」
受付「──なら、限りなく全裸に近く面積を抑えた格好をしてみよう!」
【水着に着替えました】
男「……どうぞ」コトリ
叔母「いただきます」
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:54:27.79 ID:
DNFeLLI1O
受付「いただきまーす」パシッ
男「お代わり自由ですからね。どうぞ、頂いて下さい」
受付「もぐもぐ。うめーなぁ、うんうん」
叔母「美味い」
男(平然と食べてる…ビキニスタイルで、二人共さも当然と…)
受付「なんか、海辺で食べるカレーの気分ッスね、コレ」
叔母「ここ数年行ってないな、海」
受付「ああ、まあ、うん、年取ると行き辛くなにますよね、海…」
叔母「だな…」
受付「近くの小さいプールとか…ほら、まだハードル低い場所ありますし…」
叔母「うん…でも物が食べれないしな…」
受付「…ッスね…」モグモグ
叔母「…ん…」モグモグ
男(重い…! 見た目は開放的なのに空気が閉じていく…!)
男「あ、あの! 二人とも全然見た目、若いですよっ? 普通に海なんて行けるかと…!」
受付「じゃあナンパされると思う?」
男「も、勿論です! おっ、俺だったら見逃さないなぁ〜っ……!」チ、チラ
受付「ですってオーナー、良かったッスね!」ニコニコ
叔母「……やはり性的な目で私を……?」ササッ
男(余計なこと言っちゃった!!)
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:55:24.84 ID:
DNFeLLI1O
受付「違いますよ。彼は男性代表としての意見を言ってくれただけッス」セイセイ
男(う、受付さん…!)キラキラ
受付「──だからこの際、思い切って男目線で評価をゲロってもらいましょう」スッ…
男(!!?)
叔母「彼にか?」モグ
受付「ええ、男っ気ないウチらですし、良い機会だと思って」ヘヘッ
男「なん、なにをっ、突然言い出して…!? 一体俺に何を求めると…!?」
受付「どーもなにも、ウチらの水着姿見て良いかどうか答えるだけじゃんか」
男「さっき答えたじゃないですか!?」
受付「じゃ、それ続けて?」ニコ
男「なんっ…!」
叔母「先に失礼して」スクッ
男「──……ッ!!? 叔母さん、から…!?」
叔母「……どお?」テレ
男「どおって、言われましてもっ! それはっ、すごく、良い水着だと…!」
受付「水着はいいですって〜! み・ず・ぎ、は!」
叔母「そっか……」
男「余計なこと付け加えないで! だぁっもぉう! 似合ってます、凄く扇情的で素晴らしいです…!」
叔母「…ん…」コク
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:56:29.54 ID:
DNFeLLI1O
男(なんてこと言わせるんだ全く…)カァァ
受付「なーんだ、やっぱりエロい目で見てたんだネ! 親族のこと!」
叔母「エッ…!」ササッ
男「おかしいですよね!? これ男性目線の話ですよね!?」
受付「うんうん。わかってるわかってる、じゃ次はウチだよ〜」スクッ
受付「──どお? ウフッ!」キャピ☆
男「え? ああ、似合ってますよ。うん」
受付「感想薄っすッ!?」
男「いや普通に似合ってるから…とくに感想も無いっていうか…」ポリポリ
受付「ヤダー! もっと頂戴よエロい目線の感想! 欲情するぐらいいってよー!」
男「あ。水着にソースかかってますよ、染みつく前に拭いてくださいね」ニコ
受付「親かキミはッ!!」
男「え、親…それよか兄貴って気分ですね、この感じ…」
受付「はなからウチはオーナーより親族扱い……!!」
叔母「飯中に騒ぐなよ」モグモグ
受付「だってぇ…だって納得行かないんだもん! お姉さんこれじゃあ納得行かないんだもん!」
男「ちゃんと褒めたじゃないですか…」
受付「義務的過ぎる! もっともっと感情込めて褒めて…!」
男「えぇ〜…嫌だなぁ…」
受付「嫌だなあ!?」ガーン
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:59:07.26 ID:
DNFeLLI1O
男「やっ、違っ!? 無理して褒めるのは違う気がして、その、だから…」
受付「んもーいいよもお! 外国でパツキンチャンネーに骨抜きになってこいや!」プイッ
男「うぐっ……じゃ、じゃあ正直に言いますけど、いいですか?」
受付「えっ?」
男「あんまり言いたくないんですよ、言う方も恥ずかしいですし…」
受付(やだ照れてる…な、なにさ…そう前置きされるとお姉さんも恥ずかしく…)テレ
男「じゃあ、覚悟して聞いてくださいね」テレテレ
受付「う、うん…」ドキ
男「毛、見えてますよ、そこ」カァァ
受付「…………………」スッ
男「あぁもぉう! やだやだ! こういうの男性目線として正しい指摘ですよね!?」
叔母「私は傷つくかな」モグモグ
男「えっっっ!?!??」
受付「……」ドンヨリ
男「あれっ!!?」
受付「…チョット…イッテキマス…」トボトボ
男「いやだって!? 勝手に水着に着替えたほうが悪くありませんこーいうの!?」
叔母「フッ」
男「いっ、いやーーーー! そんな意味深な笑みを浮かべないで叔母さん!!」
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 22:59:41.62 ID:
DNFeLLI1O
〜〜〜
受付「じゃ、気を取り直して」
叔母「うむ」
男「な、なんですか、まだなにか続けるんですか」
受付「なにいってんの。キミの水着姿を褒めてないじゃん」
叔母「さあ、立って立って」チョイチョイ
男「えぇっ!? い、いや俺は良いですよ! 二人みたいに見せびらかせられる身体じゃないし…」
叔母「気にしないで良いよ。個人的に見たいだけだから」
受付「キミ、さっき何故そう褒めなかったの? そこまでアレが気になってたの?」ジトー
男「ぐっ…な、なんだっていうんだ…高校生の身体見ても楽しくないだろうに…」スク
叔母「…おー」パチパチ
受付「…うーむ…」コクコク
男「な、なぜに感嘆の評価を…」
受付「以前、酔って身体触ったときも思ったけど、フツーに鍛えてるよね」
叔母「立派だよ。叔母さんは感動してる」ウムウム
受付「お坊ちゃんってジムに通うように教育されてるの?」
男「べ、別に何もしてないですけど…ううっ…ものすごい羞恥心…!」
叔母「これなら外国の女子たちにも馬鹿にされないな」
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23:00:56.98 ID:
DNFeLLI1O
受付「奴らひょろっこいのダメなんですかね?」
叔母「弱そうより、強そうなのが良いだろう?」
受付「生存本能的な奴ッスかね? すごそうだもんなーあっちの人のせいよくぅー」
叔母「たまに客で来るが、まるでスポーツのようだったな」
受付「…覗いたの?」
叔母「扉が半開きだったから…」
男(ひ、人の体を眺めつつ、外国の人の性…事情を語り合う…)
男「もう、良いですかね!? 座っちゃっても…!」
叔母「いいよ。最後に触らせてくれたら、ね」スッ
男「もしや脅されてます今!?」
受付「良いじゃん触るぐらい。オナゴと比べ、見て楽しむトコロ少ないもんね男子ぃ」ススス
男「あっ、ちょ、こっち近付かないで下さいよ…!?」
叔母「捕まえた」がしっ
もにゅもっ!
男「ひぁああああ!?」
叔母「…なにも悲鳴あげなくても…」
男「違います違います! 面積、状態、色々と考えて下さい! 背中に、思いっきり…!」
叔母「胸ぐらい気にしないよ?」
男「気に触って!!」
叔母「クスクス、家族なんだから別に平気」フフフ
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23:01:59.89 ID:
DNFeLLI1O
男「家族でもアウトだよこの絵面!」
受付「では失敬して…」サワリ
男「あふぃっ!?」ビクン
受付「へ、変な声上げるでないぞ! やらしい気分みたいじゃろうに!」
男「さっきからアウトだっつってんでしょ?!」ガーッ
叔母「どうだ?」
受付「んーむー、非常に素晴らしい4つ割れッスかね。お見事」
叔母「じゃあ交代で」スッ
受付「どうぞどうぞ」スッ がしっ
男「さも当然のごとく…!!」カァァ
受付「あれ? ウチには抵抗ないの?」ウフ
男「え? まあ別に…」
受付「言うと思った! オラオラぁー!!」グリグリィ!
男「ちょほおおおおお!?」
受付「んっふふー! 押し付ければ関係ないもんネー! どうだ男子高校生、嫌でも意識されちゃうだろ!」ニカッ
男「………」
叔母「受付…」スッ
受付「あ、あれ? 男くん? オーナー? どったんスか?」
叔母「少し、時間を置こう」
受付「え? なぜゆえに?」キョトン