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勇者「魔物とセッ○スした」
Part4


163 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 22:31:52.71 ID:nsG+ShFx0
『生体ゴーレムについて』
作成難度:特級(現代技術では困難である)
属性:水属性、土属性、闇属性、聖属性。
道具:スレイプニルの心臓、妖精の血液、緋炎結晶。(その他諸々必要ながら詳細不明)
概要:
古代アトレイズ文明の魔術技術の粋を集めたゴーレム。現在の物と異なり、4属性から魔術師気を構成するようだが反発する属性の融合の謎は未だ解明されていない。
使用される道具も現在では収集難度が極めて高く、加えて判明している道具の身では成立しようがない。
また構造の面では、生きた人を基にした違法実験においてすら、その精度には到らなかった。
研究所と思われる古代施設が王都近郊に発見されて久しいが、それ以外の研究施設は未だ見つかっていない。
文献の中では限られた数が作成されたという。しかし実際に確認されたのは一体のみである。

164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/01(水) 22:32:33.94 ID:TUJMcc9To
ホムンクルスじゃなくて

165 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 22:32:42.64 ID:nsG+ShFx0
その一体は現在、王都グレイスティアの記念公園にて確認することができる。
王都では知らぬ者はいないが、毎日同じベンチでビーストミートサンドと炭酸水を買い求める姿は人の子供とほとんど変わらない。
美味そうに頬張るその姿から生体ゴーレムは食事も可能と分かる。なお排泄する姿は確認されず、体内で完全に消化しているものと思われる。
人体ゴーレムは主を決定すると、主の移譲が行われない限り、例え何があろうと主を変えることはない。また主の決定の方法も判明していない。
そのゴーレムの主は確認されておらず、恐らく主の移譲を行なわないまま死亡したのだろう。
また主の命令に反する行いに対しては、一切の慈悲もなく制裁を加えるため、間違っても手を出すべきではない。

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/01(水) 22:35:37.11 ID:SOcPzPRy0
稼いで食いつなげ
ビーストミートサンドと炭酸水を買え
噛め、飲み込め
なんかウルっときた

167 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 22:37:12.11 ID:nsG+ShFx0
ゴーレム作成技術の発展という観点からは極めて口惜しいことではあるが、彼女を研究対象とすることは困難である。
観察分析のみにとどめ、我々は我々のゴーレムの発展に注力すべきだろう。
蛇足ではあるが、その生体ゴーレムは愛らしい少女の姿をしており、王都の民衆からは文字通り世代を超えて可愛がられるマスコットのようなものだ。
もし恋人と共に彼女のいる公園に訪れるのであれば、心ばかりのコインを二人で渡すといい。
陳腐な都市伝説ではあるが、コインを渡した際に祈りを受けた二人は生涯を強い絆で結ばれるという。
根拠も何も無い話とはいえ、王都の土産話にはもってこいだろう。
ーー魔法学校初等教書、ゴーレムの章ーー

168 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 22:38:06.59 ID:nsG+ShFx0
今日はここまでで。ありがとうございました。

169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/01(水) 22:42:19.79 ID:zgDcNkmyO

スレタイのイメージとは違いながらも、オリファンタジー世界の歴史も楽しめてこれは良作
続きもまた期待

170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/01(水) 22:42:25.23 ID:LcNxp9PJO
えええな

171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/01(水) 22:42:38.42 ID:/5BM/agDO
乙乙相変わらず面白い

187 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 13:26:54.79 ID:upVyVmH70
「お待たせ。これ? 炭酸水だけど」
「好きだからね。味が無いせいかかえって飽きも来ないのがいいんだよ」
「ふー……気持ちいいな……これくらいの天気が一番だ」
「……王都に着いてからは何か月かそうやって暮らしてたけど、そんな時にアレがあったんだ」
「北方領域からの魔獣大侵攻。魔王が率いてたって噂になってなかった?」
「知ってるだろうけど、王都は北方に近いからさ。冒険者から市井の戦える人間まで、最低限を残して駆り出された」
「俺もちょこちょこ仕事してたからね。まだ冒険者には登録してなかったけど、当然行かされたよ」
「ま、前線は騎士と冒険者だったけどさ」

188 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 13:43:04.88 ID:upVyVmH70
「一番近い基地までは各自で行って、そこで防衛軍に編成される手順だった」
「早く行けば早いほど手当も厚かったから、結構人は居たな」
「あの時の事は色々本にもなってるだろ? 第一線の冒険者や有名な騎士も勢揃いだったし」
「あの四人? 居たよ。剣士が騎士になってたのは驚いたけど、それ以上に驚いたのは」
「剣士と神官、戦士と魔法使いの組み合わせに戻ってたことかな。ホント仲良いよあの4人」
「まあ、神官と公然にくっつくなら騎士にならないとダメだしね」
「そういえば……聖女様扱いが始まったの、大侵攻の後だったっけ。懐かしいね」

189 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 14:05:01.37 ID:upVyVmH70
「4人は速攻前線に行かされたけど、俺みたいなのは防衛軍でもほとんど後詰めだ」
「最終防衛線だよ。いや、名前はいいけどそこまで魔獣が来たらもうほぼ終わりだから」
「実際には基地内の安全を守るための、警備隊みたいな扱いさ」
「なにせ冒険者もピンキリだし。志願兵も普通のゴロツキみたいなのが結構居るんだよ」
「俺は色々仕事して知ってくれてる人もいてさ。そこそこ信頼できそう、ってトコで基地内警備に回された」
「隊長? まさか、上司になるのは当然正規の軍人だ」
「俺は下っ端。気が楽だから俺としてもありがたかった」

190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 14:10:53.11 ID:a9y50+iU0
防衛戦の最中にチンコ露出する勇者の鑑

191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 14:15:20.03 ID:BLbeiGWX0
ある意味、勇者ですね

192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 14:18:17.52 ID:BChxzyN+o
一戦終えた後は賢者になるんですね、分かります

193 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 14:27:36.84 ID:upVyVmH70
「正直甘く見てたね。問題がやたらと多いんだ」
「ゴロツキはもちろん全体的にピリピリしてるから揉める揉める」
「ああいう場所じゃ、暴力での上下関係が許される。非常時だしね」
「強いのは大概前線行きだから、基地内じゃ俺でもトップクラス。楽しいよホント」
「そこまで無茶苦茶じゃなければ上司も黙認。それどころか弱い奴からは感謝される始末だ」
「キリカ猿山のボス猿気分。ハーレムが無いのが残念だったけど」
「そんな中で問題が起きた」
「基地に3匹魔獣が入ってきた」

194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 14:29:22.78 ID:G3oLDb/Fo
いよいよ見せ場か

196 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 14:47:44.66 ID:upVyVmH70
「最前線を抜かれたわけじゃないよ。それは公式説明通り。ホントにいきなり現れてね」
「だからこそ、魔王が送り込んだとかの噂が流れたりしたんだけどさ」
「魔獣自体は角付き狼だから、普通の獣に毛が生えた程度だけど」
「なにせ後詰めはだいたい俺程度がトップレベルのザコばっかり。あっという間に蹂躙だ」
「ありがたかったのは震えて固まってる補助要員じゃなく、逃げ回る雑魚に狙いを定めてくれたことかな」
「ゴロツキどもが食い殺され終わる前に、ある程度の退避ができたからね」
「後は掃除。上司がねじ伏せてる間に俺が急所を狙っておしまいだ」

197 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 15:09:56.88 ID:upVyVmH70
「え、俺1人で魔獣退治?」
「無理無理。そんときは3体1になったらさすがに負けそうだし」
「見物人も居なかったから後付けでそういう話になったんじゃない?」
「手柄が欲しい連中は前線に行ってるし、ビビリの上司殿は退避連中と一緒に逃げたから手柄の横取りもできなかったから」
「ただ、戦局が進んでくるとその時に役に立ったってことで戦場行きになったのは面倒だった」
「そりゃ使える駒は使いたいだろうけど」
「紙巻煙草吸っていい? ありがと」

198 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 15:30:17.76 ID:upVyVmH70
「ふー……防衛戦中盤だったかな。前線が一番激しい頃だった」
「前線から少し下がった大本営の外周、その更に外の警備。たまにはぐれた魔獣が来る程度でね」
「人もそこそこ居るから危険ってわけでもないよ。それにその頃に会った奴もいたし」
「一番の親友? あー、まあ……そういうことにしておこうか」
「いやいや。それをバラしたらつまらないし、今はそういうことで。一応間違ってないからね」
「正直言って強かったよ。大剣を無造作に振り回しながら味方には絶対当てないんだから」
「でも気持ちのいい奴でね。少し粗暴だけど人を褒めたり仲良くなるのが上手だった」
「いつの間にか警備隊の中心みたいになってたな」

199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 15:52:56.12 ID:2M64/64uO
ゴーレムの主人になる条件は複数ありそう
話しかける 命令する DNA認証 で主人認証とか

200 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 16:03:30.46 ID:upVyVmH70
「背格好も年齢も近い感じだったから、飯一緒に食べたりしてね」
「あれは長い休憩を貰った時か。ソイツが面白いもん見つけた、ってニヤニヤ笑っててさ」
「一緒に見に行ったら何が居たって」
「死ぬほど驚いたね。魔族の女だよ」
「魔族なんて見た事無かったから、またアホみたいな顔してたと思う」
「で、更に何が驚いたかって」
「その魔族が傷だらけのアザだらけ。手足は三本潰されてさ。喉もやられてたのかな、唸り声も掠れてた」

201 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 16:23:51.06 ID:upVyVmH70
「それでソイツ……分かりにくいな。友達というか、バカでいいか」
「バカがニヤつきながら魔族の頭を踏むと、悲鳴を上げて命乞いなんてしてる」
「見た目は伝え話とそう変わんなくて、青色の肌に銀の髪。目は底の無い真っ黒な瞳」
「顔のつくりは良かったな。体は人間と同じ作りに見えたよ。中身は分からないけどさ」
「あ、血は黒かった。血の赤黒さじゃなくて、汚泥みたいな黒」
「命乞いの時の涙は普通だったかな。魔族も泣くんだなあ、ってしみじみ思ったね」

202 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 16:44:53.97 ID:upVyVmH70
「なんでも魔獣の後方で控えてたらしい。300メートル後ろに」
「嘘くさいよなあ。俺も嘘だろって思ったけど、魔族を倒して捕まえたのは確かだし」
「まあいいか、ってなもんだ」
「で、命乞いに対してバカは笑いながら『俺らに自慰を見せてみろ。おら』って顔面を踏みにじってる」
「嘘じゃないんだよね……そういう奴なんだよ、ホント。外面はいいんだあのバカ」
「可哀想に。魔族は『ごべんなざいぃ!』って泣きながら潰れてない手でアソコ弄り出して」
「でもそれでそう簡単に濡れるかって話でさ」
「バカの罵倒と蹴り、魔族の悲鳴と懇願の繰り返しだよ」

203 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 17:06:08.93 ID:upVyVmH70
「魔族って言えば高いプライドってイメージ。俺もあったし、実際プライドあったんだろうね」
「それもバカに言われるがままに『汚い魔族マンコに人間様の大事な精子をお恵み下さい』」
「眼球に石を当てられて、震えながら言わされて。もうプライドズタズタだっただろうに」
「バカは大笑いして魔族の誇りは無いのかって罵倒するし」
「笑えって言われれば、魔族は引き攣り笑顔で指を2本立ててる。泣きながらだけど」
「勃起? するよ」
「助ける? なんでさ」

204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 17:09:56.32 ID:ZOIzddwDo
盛り上がって参りました

205 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 17:14:58.78 ID:upVyVmH70
「足掴むと悲鳴が上がって困ったけど、そこはまたバカが魔族の口に足突っ込んでね」
「くぐもった苦しそうな悲鳴。足を開いてもあんまり濡れてないのは当然か」
「そこでバカが『さっさと濡らせ』って強く言ったら、また驚きだ」
「いきなり愛液が溢れ出してもうヌレヌレ。前戯なんて要らない」
「バカも目で促してくるし、そのままぶち込んでみた」
「最初は抵抗あったよ。締めて入れさせまいとするから少し滑ったけど」
「手で位置を調整すれば大丈夫。バカがいるから、魔族は最終的に拒否できないからね」
「もう一回ゆっくり挿入したらしっかり入ったよ」

206 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 17:19:54.43 ID:upVyVmH70
「感触は人間と変わんない。体温もあるから慣れた感覚だ」
「ただ、娼婦とかと違ったのが処女だったことだね」
「ぎゅう、っと締め付けて、甲高い悲鳴がして。顔の方を見たらアザだらけの顔に涙がぼろぼろと」
「やめてくれって言いたかったんだろうけど、バカはニヤニヤしながらそれを見てる」
「足に力を入れ始めたから魔族の顎が外れそうになってね」
「『処女が無くなるのと、顎が無くなるの。どっちがいい?』」
「しばらく泣きべそかいた後、締め付ける力が弱くなった」

207 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 17:32:13.39 ID:upVyVmH70
「そうなったら後は捻じ込むだけだろ?」
「ぶぢっ、って色々貫きながら腰を進めて、一気に奥を突いたよ」
「バカの足が口からどかされても、俺を振り払う気力も無かったんだろうね」
「無事な腕で目元を覆いながら、悲鳴をかみ殺してる」
「顔を見せろ、ってバカに言われて腕をどかせば死んだような目でさ」
「虚ろに俺を見てブツブツ呟いてるんだ」
「後で聞いたら処女を捧げるって魔族には結構大事らしい」
「それを人間に捧げるなんて言語道断、魔族の面汚し。迫害決定の愚かしい行為だって」
「悲しいよな」

208 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 17:44:09.95 ID:upVyVmH70
「膣中に射精する頃には涙と鼻水で顔はぐしゃぐしゃ」
「何で中でって? バカが魔族に中で出すようおねだりさせたからだよ」
「俺も目で促されたし。気が知れてるとはいえ、自分より強い奴に逆らって殴られても嫌だろ?」
「膣中出し自体は俺自身嫌なことでもないからね」
「ひとしきり終わると、バカも満足そうに『ご苦労さん、んじゃ行くぞ』って魔族の足を引っ張ってく」
「あのバカは性根腐ってるよ。俺が言えた義理でもないけどさ」

209 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 18:02:10.50 ID:upVyVmH70
「何が何だか分からない、って混乱してる魔族をそのまま司令部まで連れてってね」
「初めての魔族を見て騒然とするお偉方の前でバカが喋る喋る」
「魔獣を操っているのは魔族、これを捕えたのはここにいる男です。だとさ」
「恭しく一礼したついでに魔族に耳打ちしたのを俺は聞き漏らさなかった」
「ここで死ぬのと、永遠に迫害されるの、どっちがいい?」
「悪魔だよな」

210 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 18:14:46.49 ID:upVyVmH70
「魔族も顔は真っ青でぶるぶる震えて。それでも最後には覚悟を決めた様にうな垂れてた」
「バカも魔族の危険性を真剣に、かつ大げさに言うもんだから、尋問はせず即刻打ち首すべし」
「そんな空気が流れてね」
「俺も逆らう必要ないし、その場で首を刎ねてやったよ」
「そしたら体も首も塵になって消えた。明らかに人間じゃない証拠だ」
「その日は一晩中緊急会議。この辺りで俺が持ち上げられるようになった気がする」
「言い換えれば面倒くさくなった頃だよ。ホント」

211 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 18:18:15.62 ID:upVyVmH70
一旦ここまでで。

212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 18:26:28.74 ID:sIayArSoo


213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 18:26:48.24 ID:cvjHHtrAO
乙!
いや〜面白い!

220 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 20:00:05.15 ID:upVyVmH70
「会議の結果、他に魔族がいて後ろから操ってる可能性が出てきてね」
「次の日には嫌な予想通り。魔族を捕えるほどの腕前ってことで最前線送り」
「バカは阿呆みたいに笑ってたから、無理矢理引っ張って連れてったよ」
「というか盾代わりかな。殺しても死なない感じだし、魔獣の餌にも丁度いいかと」
「バカもバカで魔獣を千切っては投げ千切っては投げ。ストレス発散らしい」
「俺かい? 何もした記憶が無いかな……」
「剣なんて一回も振るってない」
「それがどういうわけか、魔獣の血を刀身に残さないほど凄まじい剣筋だと」
「そんな馬鹿馬鹿しい話が広まるのを止められなかった」

221 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 20:14:16.55 ID:upVyVmH70
「そんな日が何週間か続いたんだ。魔獣もそろそろ打ち止めかって頃に掃討作戦が始まった」
「知ってるって? じゃああの作戦、単に各個が好きに攻めろ、って通達だったのは知ってるかい?」
「ははは。そうなんだよ」
「俺もバカを連れてね。植物型魔獣の所まで突っ込んでったんだ」
「穴倉というか、洞窟の中に木の根っこがうじゃうじゃと」
「襲ってきた木の根は全部バカが斬り飛ばしてたけど、俺1人だったら間違いなく死んでたな」

222 : ◆.s5ziYqd8k :2015/07/03(金) 20:24:54.94 ID:upVyVmH70
「どんどん奥まで行って、2時間くらいかな」
「一番奥に着くと親玉登場だ。アルラウネ? まさか、ウッディリアだよ」
「あんまり知られてないからね。姿はまんま女性型なんだけど、アルラウネと違って完全に木でね」
「木偶人形って言った方がいいな。人のカタチをした木だよ」
「それでも知性はあるらしくて顔の部分をグルンって俺らに向けて威嚇してくる」
「いや、鳴き声というか……ぎちぎち、って感じの音かな……」
「強さとしては魔物の中でもそこそこ高位でね。一級の騎士でも討伐は犠牲が出たりするんだけど」
「10秒かからなかったな」

223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 20:30:15.93 ID:cvjHHtrAO
バカ強すぎだろ

224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 20:30:43.08 ID:cvjHHtrAO
バカが強すぎだろ

225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/03(金) 20:33:43.54 ID:efqCpbxbo
バカ強すぎワロタァ