Part11
577 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:49:24.98 ID:InT9U11k0
「バカの方も話が終わったみたいで、貴玉種も一緒に連れていくことになった」
「それがどうもおかしかったんだよ。商人の話だと捕まえたらしかったんだけど……」
「どうも自分の意思でついてくる感じだし。商人も平伏してる」
「けど理由は教えて貰えなかった。まあついてくるならいいか、って程度だよ」
「しかし凄いね、貴玉種って」
「歩くだけで動物が伏せて、虫も進路を譲るみたいに移動する」
「夜なんて、魔獣が来て平伏ついでに何かの鉱石を置いていったよ」
「まさか、魔獣のあんな姿を見るなんて思ってもなかったね」
578 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:50:49.53 ID:InT9U11k0
「目的地はなんて言ったっけ……商都に近い泉なんだけど。魔泉ってとこ」
「おとぎ話? あー……そういえば、地上の魔族の最後の生き残りが潜伏してた場所」
「そう聞いたことがあるけど。確か聖騎士に討伐されたって」
「ああ、あそこなんだ」
「直線距離ならもう少し早く着いたんだけどね。娘さんが居るから」
「水を替えるために川に沿って移動しないといけないし、結構な時間がかかったよ」
「普通の魚じゃないからね。水を替えながら色々話したりもしたかな」
「昔恋人がいたとか、呪いを解こうとしてくれた人がいたとか」
「でも結局ダメだったらしい」
579 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:51:42.44 ID:InT9U11k0
「たまに川の中に入って泳いだりするのがまた。気持ちよさそうでさ」
「撫でてみるとヌルヌルしつつ、肌に吸い付くような感じがなかなか」
「俺も一緒に川に入って泳いだりね。しがみついて泳いでもらうと、凄く気持ちいいんだ」
「お礼代わりじゃないけど、俺の方もしっかり撫でたりしたよ」
「幸いキメラで蛇肌は撫で慣れたし」
580 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:52:38.33 ID:InT9U11k0
「何日かそうしてるとさ、距離も狭まるというか」
「元々人懐っこい子だったみたいで。頭を俺の膝に乗せてきたりして可愛いんだよ」
「キメラみたいなベタベタしてこないのも、なかなかいいね」
「ところでさ」
「ウミヘビって体の中で卵を育てるらしいよ。まあ彼女にはあんまり関係ないけど」
「ある程度乾くと、その部分が人間に戻るんだけど」
「頭を拭いて、少しだけ人間に戻ってる間にキスしてみたり」
「そういうんじゃなくて。徐々に人間に戻る感じ」
「だから戻る途中は凄いのっぺりした顔になったりするんだよ」
「別に怯えるようなものでもない。けど、彼女的にはそれが新鮮だったみたいで」
「泣きながら水の中に潜るもんだからさ」
「尾の方から手を滑らせて、追いかけるんだけどね」
581 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:53:16.61 ID:InT9U11k0
「元が人間だからか、穴も少し人間の膣に近い感じだった」
「質感は蛇肌っぽいけどね。人間の膣中より固いのが案外新鮮な感触」
「水中だからかな。動きにくいけど、微妙な圧迫感が心地よさに繋がってる」
「どっちかって言うと、彼女に身を任せてさ」
「受け身なのもわりと新鮮だし、どうしていいか、ってたどたどしく舌先でつついてくるのもいい」
「時々呼吸のために顔を上げて」
「こっちで穴とチンコの位置を調整して、挿入は彼女が身体を巻きつけてスる」
「これがまたいいんだよ」
582 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:53:56.12 ID:InT9U11k0
「人間の身体ならそのままギュッと締め付ける感じだけどさ」
「ウミヘビの身体で縦横無尽だから、文字通り体ごとくねらせて回転する締め付け」
「思いっきり息を吸って合図してさ」
「川に引きずり込まれて、全身舐めまわされる」
「気持ちいいけど、絶頂するほどじゃないのが難点だね」
「気質的に攻められるのはそこまで快感じゃない。悪くないんだけどさ」
583 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:54:41.67 ID:InT9U11k0
「ある程度遊んだら俺の番」
「浅い所で寝そべって、彼女を横付けにする感じで」
「そしたら彼女、上半身あたりを水から出すんだよ」
「抱き合いたいんだって。痛みがあるだろうに、そんな要求を突っぱねるのは、さすがにね」
「顔から身体にかけて拭いて向かい合って」
「呪いを掛けられてから、人間の姿は年を取ってないらしい」
「まだ若い、ふくらみはあるけど、少しだけ固さも残ってる」
「未成熟な色気っていうのかな。絶妙な年頃だよ」
「長い濃茶色の髪がヘビの皮みたいに艶やかで、周りの男は放っておかないだろうに」
「キスもまだまだぎこちない」
584 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:55:19.93 ID:InT9U11k0
「少し夢中になっちゃったのが、一応災難だったのかも」
「いきなり頬が溶けだしてね。こう、ドロッと」
「見ると他の人間になってた所も溶けだしてる」
「痛かったみたいで、悲鳴を上げて身体を水に沈めるんだけど、なかなかこっちを向かない」
「不思議に思うだろ? 突然そっぽ向かれても、こっちも困る」
「聞くとさ、溶ける所を見られたのがどうも」
「前に恋人に見られたとき、怯えられて逃げられたのがショックだったんだって」
「『お願いです……嫌わないで』って涙声」
「いやいや」
「それくらいで嫌うはずがない」
585 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:56:08.32 ID:InT9U11k0
「とはいえ、もう一回人体に戻れっていうのもね。痛い思いはさせられないだろ?」
「じゃあ何ができるか」
「今してることを続ける事で、気にしてないって伝えよう」
「水中のウミヘビの身体を抱きしめながら、俺の方から腰を振ることにした」
「快感って声じゃない。それでも、嬉しそうな泣きそうな、そんな声を上げるんだ」
「そこで攻めて攻めていこうと思ったんだけど、感極まった声が聞こえた途端に巻き付いてくる体」
「体中ぐるぐる巻き。締め付けてないけど上手いこと動けない」
「それだけならさっきと同じなんだけどさ」
「問題は、こっちもそろそろラストスパートだったこと」
586 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:57:13.00 ID:InT9U11k0
「手足も拘束されて、普段とは違う方向から締め付けられて」
「舌で背中とか、ぞぞぞっと舐めまくってくるからさ」
「射精させられた、っていうのかな」
「悔しいようなそうでもないような」
「さすがに負けを認めざるを得ない」
「満足げな彼女を見るとね。こう、こっちも負けるもんかってなって」
「暗くなるまで絡み合ってた」
「戻った後の、商人の無茶苦茶微妙な表情がなんとも言えなかったよ」
587 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 17:57:41.22 ID:InT9U11k0
一旦ここまでで
588 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 18:04:20.44 ID:0nk3Na9DO
人魚…とは違うのかな?
なんか人魚ぽいのを想像した
589 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 18:21:03.02 ID:iZqFohmoo
姿形に囚われない心の触れ合いは胸に来るね
素晴らしかった
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 19:06:30.96 ID:kEDv1dYQo
姿形に囚われないというか単に無関心なだけなのでは……心の触れ合いと真逆だこれ!?
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 19:08:21.33 ID:nGgTboztO
腐ってる中に突っ込んだ経験有るんだもんなあ
そりゃちょっと溶けるぐらいどうってこと無いよな
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 19:13:41.98 ID:0nk3Na9DO
人魚ぽいのを想像してたがヘビ肌とか言ってたしラミアなのかな?
593 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 19:15:34.94 ID:6wK/Gjg9O
入れられる穴さえあれば見てくれや事情に囚われない。究極の俗人であるのにやってる事は聖人に近いという不思議なことに
599 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 22:22:09.15 ID:InT9U11k0
「そこから魔泉ってとこまで、ときどき水辺で色々しながらね」
「基本的には全身ウミヘビだけど、拭いて水気を取れば少しの間は人間の身体に戻れるし」
「さすがに下半身は難しいけどね。セックスは時間がかかり過ぎて、先に身体が溶けちゃうから」
「寒くなる前に着いてよかった」
「こっちは聖泉と違って普通に行けたけど、どうも変な感じでさ」
「あれが瘴気って奴かな。確かにキツかったよ。普通の状態だと俺もダメだったと思う」
「バカが寄越した指輪が無かったら死んでたかも」
「貴玉種とは全然交流無かったけど、言葉も分からなかったから仕方ない」
「そっちはバカ任せだったな」
600 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 22:29:51.20 ID:InT9U11k0
「泉の近くはもう、黒っぽい霧で覆われてた」
「商人も真っ青だったけど、指輪と、あとは娘を想う親心かな」
「気丈に泉に向かって声を掛けるんだよ。約束の貴玉種はお連れした、ってね」
「そしたら泉がボコボコ湧いて。ゆっくり現れる下半身がヘビの女」
「ん? うーん……美人といえば美人だけど、嫌な感じの目だし、あんまりセックスって気分にはならない」
「我ながらちょっと珍しい」
「ラミアだってさ。どういうわけか物陰に隠れてるバカが言ってた」
「例の如く魔族だって」
「魔族のオンパレードだよ。伝説上の存在だったのに不思議なもんだ」
601 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 22:33:29.09 ID:InT9U11k0
「低い声でウザい笑い声。癇に障るってのはああいうのだね」
「……そうしたかったけどさ。明らかに相手の方が強いからなんとも」
「多分、切りかかった瞬間に吹き飛ばされたと思う。全然動けなかった」
「佇む貴玉種をジロッとねめつけて、ニヤニヤ笑いながら」
「『よか、よか。治す、治す』」
「そう言って水槽の中の娘に向かって手を振ったんだ」
「ああ……動けなかったよ」
「彼女が悲鳴を上げながらドロドロに溶けるのを、見てることしかできなかった」
「商人? 叫びながら水槽に縋り付いて、その後はラミアに向かって切りかかって、殺された」
603 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 22:46:40.74 ID:InT9U11k0
「前、奴隷の子が赤熊に殺された話はしたと思うけどさ」
「正直あの時は何が何やらだった。けど、今回は分かってたからね」
「動けない自分が情けなかった」
「……はは、ありがとう。ホント元魔族とは思えないくらい優しいね、君は」
「でもね。次の瞬間に思ったんだ」
「まずはここで生き残らないと、ってね」
「怒りはあったけど後回し。むしろ、自分の安全のためなら諦めて捨てるつもりだった」
「薄情なもんだよ」
605 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 22:56:04.23 ID:InT9U11k0
「バカ? まさか。アイツがあの状況で助けてくれるわけがない。君なら知ってるだろ?」
「案の定、バカはニヤついて俺を見てる」
「ま……そのおかげでようやく腹を括ったんだけどさ」
「ああ、ここは危なくても突っ込まないと死ぬ。死ぬ気で生きるしかないって」
「思い出したよ。赤熊を殺した時のこと」
「人間、死が迫るとそこそこの力が出せるもんだ」
「洗礼剣を引っ掴んで、貴玉種に手を伸ばすラミアに向かって」
「我ながら凄い声出してたと思う」
606 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 23:00:15.22 ID:gI33azUbo
なんか勇者っぽいぞ
607 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 23:00:38.29 ID:InT9U11k0
「飛び掛かったとこで気付かれて、ラミアに睨まれた」
「参ったよ。勘が働いてくれたことに死ぬほど感謝したね」
「あれ、目が合うと腐るらしいんだ。目から中心に身体がさ」
「目に走る痛みについて考えるより早く、指で目玉を抉り出してたよ」
「邪魔だから捨てて、全力で振りかぶって」
「位置は大体わかってたから。後は一気に、振り下ろすだけだった」
609 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 23:03:11.63 ID:wNuOpf+mO
まじか
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 23:04:01.42 ID:/PmAmhdWo
男だなコイツも
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/14(火) 23:06:48.53 ID:AzbvTBNsO
え、やだ、かっこいい…
612 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 23:07:04.34 ID:InT9U11k0
「いや……そこで殺せれば格好もついたのに」
「モノは良くてもタダの洗礼剣だからさ。切った感触はあったし、手傷は負わせたらしいんだけど」
「ん。らしいってのは、まあ、後でバカに教えて貰ったというか」
「結局、俺を殺そうとするラミアをバカが殺したらしい」
「あー……それが……着地に失敗して、あと痛みとかもあって気絶してたんだよ」
「気付いた時には色々終わってたというか、始まってたというか」
「なぜか貴玉種に添い寝されてた」
613 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 23:10:30.51 ID:InT9U11k0
「近くで見ると、ゾッとするよ。美しいのが罪ってのはああいうものだ」
「照れるとかより息が止まるかと思った」
「俺が目を覚ましたのに気付いくと、更に顔が近づいてくる」
「そのまま近づいてきて、何だと思ったら」
「キスだよ。気持ちよくはない。固くてごつごつしてる」
「まあ全身宝石だから当然なんだけど」
「え? 目? ああ、確かに抉り取ったよ」
「俺もキスが終わってようやく気付いてね。おそるおそる触ると、妙に固いんだ」
「で、次に貴玉種を見ると、目の所がポッカリ空洞になってた」
614 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 23:15:06.57 ID:InT9U11k0
「『安心しろよ。3日もすりゃ馴染んで普通の目玉みたいに変わるって』」
「そう言うバカが、あくび交じりに貴玉種を掴んで引きずっていく」
「もう混乱しきっててさ。何を言えばいいのかも分からないし」
「あっという間に貴玉種は泉の中に放り投げられた」
「もちろん。ボコボコ湧いてる泉の中にだよ」
「次の瞬間、泉が黒く光ったかと思ったら、一気に瘴気が広がってさ」
「辺り一面がどんどん腐っていくんだ。木から何からね」
「俺はなぜか無事だった。状況的に……貴玉種のおかげ、かな」
「指輪は瘴気が濃くなった瞬間に割れてたし」
615 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 23:18:56.35 ID:InT9U11k0
「なぜかバカは高笑い」
「『繋がったぞ! く、く、く!』だって」
「え。ああ、君にも分かったのか。やっぱり元魔族だから?」
「魔族の世界、地元の空気には敏感ってことなのかな」
「俺は何が何やら分からなかったから、見てるだけ」
「そしたらバカが俺に向き直ってさ」
「『来るぜ。よく見とけよ?』」
「言ってる間にも、どんどん瘴気が溢れてくる」
「その奥からまあ、出るわ出るわ。見た事も無い魔獣と魔族の群れ」
「絶望っていうより呆けたように見てたと思う」
616 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 23:20:52.26 ID:InT9U11k0
「俺はもう道端の石みたいなもんでさ」
「真っ黒な竜が腕を振るうんだけど、どうやっても避けられないし受けるのも無理」
「動けないからね。ラミアの時みたいな火事場の馬鹿力も出やしない」
「ああ、死ぬな。って感じかな」
「目を瞑って、腕が振り下ろされるのを感じてた」
「でも、腕が来ない。不思議に思って目を開くと、目の前には長い金の髪」
「そこらの大木より太い竜の腕を、キメラが片手で止めてたよ」
「『ただいま〜』って可愛く言うから、おかえりって言ったら笑ってた」
「竜を殴り殺しながらね」
617 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 23:24:19.77 ID:InT9U11k0
「麦の害虫にオウイナゴって虫がいるんだけど、これは……さすがに知らないか」
「収穫期に空を覆い隠すくらい大量発生するんだけど、その時の魔物もそんな感じだった」
「もう魔獣と魔族以外見えなかった」
「それを腕の一振りで消し飛ばすんだから、キメラの強さも桁違いなんだけど」
「ただ、段々キメラの攻撃を少し耐えたり、効かないけど反撃するやつも出て来てね」
「どんどん魔族も強くなって来てるみたいだった」
「これはマズイんじゃないか?」
「そう思ったのも、まあ杞憂というかなんというか」
「ドンッ、って激しい地震が来たと思ったら、見渡す限りの魔族と魔獣が全滅」
「ニヤつくバカが死体の山の上にいたし、バカがやったんだろうね」
618 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/14(火) 23:25:52.95 ID:InT9U11k0
「魔族が湧いて出てくるのも止まったらしい。というかバカが止めたんだってさ」
「死体の山をゴソゴソ手探ってる。引っ張り出したと思ったら、血まみれの魔族だよ」
「まだ生きてるらしい。虫の息だけど」
「竜人っていうのかな。顔はそこそこ人間みたいで、身体は人間型だけど鱗とかで覆われてる」
「髪の毛はあったよ。長い赤髪だった」
「知り合い?」
「あー……なんというか。手足も2度と使えなさそうで、辛うじて息だけしてる」
「地面に叩きつけられてたけど、受け身さえとれてなかったな」
「こっちに転がって来たけど、キメラが蹴り転がして遊んでた」